Xperia に電波法違反？ドコモ向けXperia 7モデルについて、総務省から厳重注意。すでに是正済みで、対象モデルについては使用しても全く問題なし。

ソニーは2024年12月13日（金）に、ソニー株式会社が製造したスマートフォン7モデルについて、認証を受けた工事設計に含まれないアンテナを使用して電波を発射することが可能な状態であったことを発表。

対象となるモデルは、ドコモが販売しているXperia 1シリーズ、5シリーズの計7モデル。

この問題については、既に2024年10月31日に総務省に報告、技術基準に適合していることが確認されたうえで2024年11月1日時点で正しい工事設計に基づく再認証を受けている。

そのため、工事設計合致義務違反の是正対応は完了しているし、対象機種はそのまま使用してもまったく問題ない。

・ソニー株式会社 | 弊社製スマートフォン7モデルに関するお知らせとお詫び
・ソニー株式会社が製造・販売する特定無線設備に関する行政指導等

・Xperia(TM) スマートフォン（SIMフリー） | ソニー

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●ドコモ向けXperia 7モデルに何があったのか？

Xperiaの一部モデルについて、認証を受けた工事設計に含まれないアンテナを使用して電波を発射することが可能な状態であったことが判明。

総務省に厳重注意を受ける事態となっているけれど、ユーザー側は特になにか対応する必要はない。

当該機種（株式会社NTTドコモ向け）
・Xperia 1 Ⅲ SO-51B
・Xperia 5 Ⅲ SO-53B
・Xperia 1 Ⅳ SO-51C
・Xperia 5 Ⅳ SO-54C
・Xperia 1 Ⅴ SO-51D
・Xperia 5 Ⅴ SO-53D
・Xperia 1 Ⅵ SO-51E

モデルを確認すると、ドコモのXperia 1 III～Xperia 1 VIまでのハイエンド向けのモデルが対象。

対象モデルも技術基準に適合していることが確認され正しい工事設計に基づく再認証を受けているので、ハードウェア上の問題はなく単に認証時にアンテナの記載がドコモモデルのみ書類に掲載されていなかったというレベルの話に捉えられる。

おそらくXperia 1 IIIの頃に作成したドコモ向け文書をそのまま使っていたため（再利用自体は悪くない）、4年間 間違いに気づいていなかったのではないかと推測。

対象モデルの別モデルとなる、au、ソフトバンク、楽天モバイル、SIMフリーモデルで同様の問題は発生していない。

端末の回収もないためハードにも何ら問題はなく、ソフトウェアアップデートによる対応も行なっていないことから、書類上のミスという線が可能性としては高い。

そう考えると、同時期にドコモから発売している開発・設計が別ラインのXperia 10、Aceシリーズが対象となっていない点も納得がいく。

ちなみに技適の確認してみると、対象モデルがお知らせ通りに11月1日に再認証されていることが確認できた。

SO-51B（Xperia 1 III）
003-210082：令和3年3月19日、令和6年11月1日

SO-53B（Xperia 5 III）
003-210175：令和3年7月16日、令和6年11月1日

SO-51C（Xperia 1 IV）
003-220028：令和4年3月3日、令和6年11月1日
003-220244：令和4年10月21日、令和6年11月1日 

SO-54C（Xperia 5 IV）
003-220178：令和4年7月29日、令和6年11月1日
003-220217：令和4年9月5日、令和6年11月1日

SO-51D（Xperia 1 V）
003-230011：令和5年2月28日、令和6年11月1日

SO-53D（Xperia 5 V）
003-230179：令和5年7月7日、令和6年11月1日

SO-51E（Xperia 1 VI）
003-230365：令和6年2月22日、令和6年11月1日
003-240109：令和6年5月15日、令和6年11月1日 

最後に時系列をまとめてみる。

〇〇年◯月◯日？：ソニー内で問題が発覚、対応開始？
2024年10月31日：総務省に報告
2024年11月1日：再認証
2024年12月13日：お知らせ
　　　　　　　　総務省から厳重注意
2025年1月14日までに原因究明分析・再発防止を報告

一瞬、ドキっとする告知だったけれど、対象機種についてそのまま使用してもまったく問題ないので安心して今後も利用できる。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●ソニーストア Xperia 1 VI SIMフリーモデル

Xperia 1 VI（XQ-EC44）
ソニーストア販売価格：
12GB/256GBモデル：189,200円（税込）⇒179,300円（税込）（-9,900円）
12GB/512GBモデル：204,600円（税込）⇒ 189,200円（税込）（-15,400円）
16GB/512GBモデル：218,900円（税込） 
カラー：ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン、スカーレット

スペック：Snapdragon 8 Gen 3、メモリ12GB～16GB、ストレージ256GB～512GB、デュアルSIM対応

16GBモデルはブラック、カーキグリーンのみ

・Xperia 1 VI 製品ページ

ソニーストアで購入

ソニーストア （web）でご購入のさいに、以下バナーを経由してお買い上げいただくことで、当店の実績となります。

関連記事

SIMフリーモデル「Xperia 1 VI（XQ-EC44）」が最大約1.5万円の初値下げ！ソニーストア販売価格 179,300円(税込)～。12GB / 256GB・512GBモデルが対象。 Xperia×櫻坂46オリジナル ポストカード・クリアファイルがもらえる「Xperia 1 VI」体験イベント、ソニーストアで2024年12月17日(火)より開催！ 【Xperia 1 VI限定キャンペーン】旅行券3万円分などが10名にプレゼント”Shot From Here” by Xperia 1 VI 写真投稿キャンペーン。Xperia 1 VIで撮った”同じ場所・同じ被写体の写真”2枚1セットを投稿。 SIMフリーモデル「Xperia 1 VI / Xperia 10 VI」のキャッシュバックキャンペーン購入期限は9月9日(月)まで。