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インイヤーモニター「IER-M500」レビュー。ステージモニターが7年ぶりに復活。Xperiaユーザー待望のソニー製有線イヤホン。

ソニーから、ステージパフォーマンスのための新しいインイヤーモニター「IER-M500」が登場。

発売日は2026年8月28日(金)、ソニーストア販売価格は19,800円(税込)。

テージモニターとしては「IER-M7」「IER-M9」以来、実に7年以上ぶり。

しかも2万円を切る価格の新モデルだけに非常に気になる存在。

発売前に試すことができたので装着感や音質をふまえてレビューしてみる。

・IER-M500 | ヘッドホン | ソニー
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●7年以上ぶりに登場した新インイヤーモニター「IER-M500」

インイヤーモニター「IER-M500」は、新開発の5mm径ダイナミックドライバーを搭載する、ステージ用の有線モニターイヤホン。

これまでの「IER」を冠するステージモニターは、IER-M9/M7やIER-Z1Rにもなると高価ゆえになかなか手が届きにくい。

手に入れたとしても出張などに出張などに持って行くには、紛失や破損が怖くて躊躇してしまう。

それに比べて2万円を切る19,800円(税込)という価格であれば、遠慮なく日常的にガシガシ外へ持ち出せる。

パッケージの中身は、本体のほかにキャリングポーチ、クリップ、約1.6mの着脱式ヘッドホンケーブル、そしてサイズ違いのイヤーピースとフィッティングサポーター。

イヤーピースは、XS/S/M/Lの4サイズが付属。

軸の内側がサイズごとに色分けされているので、外した後にどれがどのサイズか迷わなくて済む。

付属している「ノイズアイソレーションイヤーピース」は、ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM6」等に採用されているものと全く同じもの。

このイヤーピースは単体でも結構な価格がするため、標準で付属しているというだけでも価値がある。

イヤーピースの穴部分にはメッシュが入っていて、耳垢などのゴミがドライバー内に入り込まない構造。

手入れもしやすく、耳への当たりも良くて、抜群の遮音性を発揮してくれる。

それから「フィッティングサポーター」

耳のくぼみに引っかけるシリコン製のリングで、こちらはXS/S/M/L/XLの5サイズある。

イヤーピースとの組み合わせで、自分の耳に合わせたフィッティングを細かく追い込める。

ポーチは手のひらサイズのコンパクトなセミハードタイプ。

ケーブルごと丸めてそのまま放り込んで持ち運びしやすい。

内側の両サイドにメッシュポケットがあって、ここにケーブルを巻きつけてかんたんに収納できる。

反対側のポケットに、予備のイヤーピースやサポーターを入れる事もできる。

今までにないスケルトンデザインと、左右を一瞬で判別できるカラー

筐体デザインも新しくなっていて、カラーバリエーションはブラック、レッド&ブルー、クリアの3色。

業務用のモニターイヤホンといえばベーシックな黒一択になりがちなところに、「IER-M500」はアグレッシブなカラーが目を引く。

色それぞれにキャラクターが立っているぶん選びがいがある。

クリアは、内部の5mmドライバーや基板まで透けて見えるスケルトン仕様。

しかも付属ケーブルまで透明で、銅線が透けて見えるこだわりぶり。中のメカがそのまま見えるというのが最高にツボ。

一方で、透明なクリアパーツは使い込むうちの細かい傷がどうしても気になりそうなのと、樹脂の透け感という意味では高級路線とはちょっと異なるけれど、そこはステージで酷使される道具として割り切れるところでもある。

一見真っ黒に見えるブラックモデルも、光に透かすと実は中身がうっすらと透けて見えるシースルー仕様。

完全なマットブラックではなく、少し中が見えるのが格好良い。

この光沢のあるハウジングにレッド(右)・ブルー(左)のリングで左右を識別する最もオーソドックスな佇まい。

仕事の現場に馴染むのは間違いなくこの色になる。

そして今回最もセンセーショナルなカラーリングとなるのが、右がレッド・左がブルーという左右非対称のレッド&ブルー。

耳に引っ掛けるフィッティングサポーターとリケーブル端子のリング部分が、右が「レッド」、左が「ブルー」と明確に色分けされている。

暗がりで分かりづらいステージ袖や現場でも、一瞬で左右を識別して装着できるようにと考えられた実用性を、そのまま形に落とし込んだデザイン。

他とは違うぞと思わせるその見た目からして突き抜けている。

内部が透けて見えつつも深い色味なのでチープさはなく、業務用としてもプライベートでも個性を主張できる。

耳から落ちる不安がゼロになるフィット感と保持力

「IER-M500」は、イヤホン本体、フィッティングサポーター、アイソレーションイヤーピースの3つのパーツで構成されている。

イヤーピースを選べるだけでなく、耳の穴の周りのくぼみに保持させる「フィッティングサポーター」が、最初から本体に装着されている標準サイズを含めて、全部で5サイズも同梱されている。

しかもサイズに応じて単に大きさが変わるだけでなく、耳の穴の径が小さい人にもしっかり合う。

フィッティングサポーターを装着するさいには、本体側とサポーターのどちらにも位置合わせのための小さな突起がある。

このポッチを合わせることで、誰でも迷わず確実に正しい向きでサポーターを装着できる。

特に左右非対称になっていることもあって、逆向きには絶対にハマらない設計になっている。

実際に耳へ装着してみて感動したのが、驚くほどのフィット感とホールド力。

自分の耳のサイズに合わせて選んだフィッティングサポーターが耳のくぼみに完璧にフィット、それに加えて耳の裏に回すハンガー構造も合わさってまさにド安定。

落ちるのかも?という不安は完全にゼロ。

片側約6.9gという軽さもあって軽快。

ケーブルを耳の上に回すスタイルとフィッティングサポーターが耳のくぼみにがっちりハマって、頭を振ろうが何をしようが耳から絶対にとれないという安心感がある。

そりゃこれならステージで飛び跳ねても外れない。

遮音性も良くて、完全密閉構造と大型アコースティックチャンバーの組み合わせに加えて、定評のある低反発のノイズアイソレーションイヤーピースもあって、装着するとある程度のノイズは防げてしまう。

ノイズキャンセリング機能もないのにこれくらいまで抑えられれば十分音楽に没入できる。

 

ただし厳密に言えば、かなり長い時間つけていると、さすがに耳の疲れは出てくる。

それと、ノイズキャンセリング機の外音取り込みに慣れきっていると、人に話しかけられていざ外そうとしたときにサッと外れてくれない。

耳からとれない安心感とは裏腹に、いざというときにサッと取り外せなくて困るという現代の悩みを抱えてしまった。

まぁそこはモニターイヤホンの正当なスタイルとして理解したほうが良い。

また、服などにケーブルを固定するためのクリップも標準で付いている。

リケーブル対応。MMCX準拠のソニー独自コネクタ

ケーブルの接続部は、MMCX準拠のソニー独自コネクタ。

本体からパコッと簡単にケーブルは取り外せる着脱式で、万が一断線した場合でも、ケーブルだけを交換して長く使える。

ケーブル側は左右がレッド・ブルーで色分けされていて、付け間違いの心配がない。

着脱式ということは、断線時の交換はもちろん、社外ケーブルへのリケーブルで音の変化を楽しむ余地もある。

この価格帯でリケーブル対応というのは、長く使う道具としてもイヤホン沼の入口にもなる。

 

 

 

 

 

フラグシップ「IER-Z1R」や、ゲーミング用インイヤーモニターのINZONE E9と並べてみると、IER-M500のハウジングの小ささが際立つ。

金属筐体のZ1Rとは思想からして別物で、軽さと装着性に全振りしたスタイルというのがわかりやすい。

味付けのない「極めて素直な超解像サウンド」。有線ならではの遅延ゼロ

「IER-M500」は、ステージ上のアーティストやミュージシャンが自分の演奏や歌をモニタリングするためのインイヤーモニター、IERシリーズの”M”がつくモデルとしては「IER-M9」「IER-M7」以来、実に7年ぶり。

「IER-M9」「IER-M7」はバランスド・アーマチュアドライバーを複数搭載するハイエンドモデルで、「IER-M500」は5mm径ダイナミックドライバーを1基という構成。

そのため解像感や情報量では差があるのは当然として、この価格で常用できるソニーの有線モニターイヤホンが手に入ることの価値のほうが大きい。

そのコンパクトなドライバーながらもハイレゾクオリティの広帯域再生(再生周波数帯域10Hz-40,000Hz)に対応していて、ソニーが長年イヤホン開発で培った音響設計によって本体ハウジング容積を最適化して、モニターに必要な低域再生能力を確保している。

音質のチューニングとしては、ロサンゼルスを拠点に活動するモニターエンジニアのNoel Edwards氏が共創というかたちで参加。

ステージの現場を知るプロの耳を通して作り込まれた業務用途モデルという位置づけになっている。

主な仕様としては、密閉ダイナミック型、感度103dB/mW、インピーダンス16Ω(1kHz)、質量は約6.9g(ケーブル含まず)。

付属ケーブルのまま、ヘッドホン端子を備えたXperia・ウォークマンに直挿しして聴いてみる。

音質は、いわゆる「モニターイヤホン」そのもの。

高域や低域など特定の音域を強調するようなドンシャリなどの派手な味付けが一切なく、音源に入っている音がそのまま素直に流れてくる。

ボーカルや楽器の解像感も高くて、原音に忠実なモニターサウンドといった感じ。

正直なところ、最近は「WF-1000XM6」のようにアンプとDSPを通して積極的に音を作り込む完全ワイヤレスに耳が慣れすぎていて、切り替えた直後は物足りなさを感じてしまった。

けれどそれは音の作り方がそもそも違うのだから当然といえば当然。

聴く側の気持ちを切り替えると、味付けされた音から素の音になったことで録音そのものの楽曲を楽しめる。

そして完全ワイヤレスイヤホンと違って、物理的な有線接続であるため音声の遅延が100%ゼロ。

遅延がないということは、純粋な音楽リスニングはもちろん動画視聴しても口元と音が一切ズレることもなく、超シビアな音ゲーもストレスなくプレイできる。

INZONEシリーズのゲーミング用インイヤーモニターのINZONE E9もあるけれど、ゲーム用としても「IER-M500」をチョイスするというのは十分にアリだと思える。

パーツを入れ替えてみた。

オマケとして、本体とフィッティングサポーターのカラーを組み替えて遊んでみた。

ブラックモデルの本体に赤・青モデル用のカラーサポーターを装着してみると、リングの細い部分とサポーターだけが赤・青に引き締まって、これがかなり格好良かった。

逆に赤・青モデルのサポーターを黒に変えてみるとド派手さが少し落ち着いた雰囲気になってこれもなかなかいい感じ。

ソニーの保守パーツとしてフィッティングサポーターを別途発売してくれれば、自分の好みのオリジナルのカラーカスタムもできそうだ。

●ウォークマンはもちろん、ヘッドホン端子のあるXperiaと合わせられる納得の有線イヤホン

ワイヤレス全盛のいま、あえて登場した有線インイヤーモニター。

というよりもやっとソニーが出してくれたという安堵感のほうが大きい。

味付けのないプレーンな音、絶対にとれない装着感、リケーブルできる拡張性。これなら普段使いしたくなる。

なかなか高価なイヤホンには手が出しにくいけれど、この価格なら純粋に音楽というものを楽しむイヤホンとして欲しくなる。

ソニーは最新型となってもなおヘッドホン端子を備えたXperiaシリーズを出し続けてくれている。

今となっては変換アダプターなしでそのまま挿せて、ハイレゾ音源をロスなく楽しめるスマートフォンは希少種。

だとすれば、Xperiaと「IER-M500」の組み合わせは来るべくして来たのではないかと思える。

ヘッドホン端子に挿すだけで鳴らせる扱いやすいスペックで普段のリスニングに気軽に持ち出せるインイヤーモニター「IER-M500」

ブラックとクリア、そしてレッド&ブルーというどれを選ぶかが一番の悩みどころかもしれない。

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●ソニーモニターヘッドホンラインナップ

インイヤーモニター「IER-M500」


インイヤーモニター「IER-M500」

ソニーストア販売価格:19,800円(税込)
カラーバリエーション:ブラック、レッド&ブルー、クリア
●長期保証3年ベーシック付属
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

発売日:2026年8月28日(金)

・インイヤーモニター「IER-M500」ソニーストア購入ページ

スタジオモニターヘッドホン「MDR-EX800ST」


スタジオモニターヘッドホン「MDR-EX800ST」

ソニーストア販売価格:26,400円(税込)
●業務用機材のためメーカー保証なし(有償)
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
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