ソニー、デジタル一眼カメラα7V「ILCE-7M5」を2025年12月19日発売。市場推定価格 420,000円前後(税込)、部分積層型Exmor RSセンサー・BIONZXR2搭載、30コマ/秒高速連写、プリ撮影、ノンクロップ4K60p対応。

デジタル一眼カメラαシリーズEマウントモデルα7 V「ILCE-7M5」を発表。
α7 IVから4年の時を経て、後継モデルとなるα7 Vは、部分積層型 3,300万画素 35mm フルサイズ Exmor RSセンサーとαとしては初のAIプロセッシングユニットを統合した画像処理エンジンBIONZ XR2を搭載。
ブラックアウトフリーの最大30コマ/秒高速静止画撮影と、7Kオーパーサンプリング4K60p動画記録に対応する。
発売日は12月19日(金)、市場推定価格は420,000円前後(税込)。
ソニーストアでの予約開始は、12月9日(火)10時より開始。
またキットレンズには、標準ズームレンズSEL2870をリニューアルした最新の連写速度・協調制御・ブリージング補正などに対応するFE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II「SEL28702」も来年発売を予定している。
・ベーシックモデルの基準を刷新する、フルサイズミラーレス一眼カメラ『α7 V』発売 | ニュースリリース | ソニー
・α7 V | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
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目次
●塗り替えろ。 Redefine basic α7V「ILCE-7M5」

デジタル一眼カメラ α7 V「ILCE-7M5」
2025年12月9日(火)10時予約開始
2025年12月19日(金)発売
市場推定価格:420,000円前後(税込)
ソニーストア販売価格:未定
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

デジタル一眼カメラ α7 V「ILCE-7M5」
2026年春以降発売予定
市場推定価格:440,000円前後(税込)
ソニーストア販売価格:未定
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
※FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II「SEL28702」新キットレンズ付属
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●ベーシックモデルを再定義(塗り替えろ。) 新世代フルサイズセンサー搭載デジタル一眼カメラα7V

α7 V「ILCE-7M5」には、新開発の受光面の上下に高速回路を配置した部分積層型 有効約3,300万画素35mmフルサイズCMOSセンサー Exmor RSを搭載。
部分積層型となったことで、前モデルα7IV比 約4.5倍の高速な読み出し速度を実現。
最大1/16,000秒の電子シャッター速度に対応する。
静止画においては最高約30コマ/秒の高速連写、動画においては7Kオーバーサンプリングによる4K60p撮影とクロップありの最大4K12op撮影が可能となっている。

これまで、画像処理エンジン「BIONZ XR」とAIプロセッシングユニットを搭載していた最新のαからさらに進化し、AIプロセッシングユニットを統合した新開発 画像処理エンジン「BIONZ XR2」を初めて搭載。
1チップとなったことで電力効率が改善し、これまで消費電力アップの一途をたどっていたデジタル一眼カメラαにおいて、バッテリーの持ちが大幅に改善。
画質や音質、通信機能、操作性など、あらゆる面で処理性能を向上している。

前モデルα7IVと画素数と解像度は変更されていないものの、センサーは大幅に向上。
Exmor Rイメージセンサーから部分積層型のExmor RSイメージセンサーとなって、低感度時に16ストップの広いダイナミックレンジで、深い影からハイライトまで、広いダイナミックレンジを実現する。

AIプロセッシングユニットを内蔵して、AIディープラーニングによる「オートホワイトバランス」でホワイトバランスの精度をさらに向上させている。
標準ISOは100-51200、静止画拡張時 ISO 50-204800(動画拡張時 100-102400)。

クリエイティブルックは、前モデルα7IVと比べると新たに[FL2][FL3]を追加した全12種類のモードに。
撮影する写真や動画を思い通りの雰囲気に仕上げることができる。

撮像エリアのほぼ全域横約94%をカバーする759点の像面位相差検出AFセンサーを搭載。

被写体認識は、前モデルα7IVで対応していたリアルタイム瞳AF(人と動物、鳥に対応)リアルタイムトラッキングから大幅に改善。
「リアルタイム認識AF」を搭載し、認識対象としてオート、人物、動物/鳥、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機を選択可能。
α7IVからα7Vの進化
人物:瞳の認識性能が約30%向上(姿勢推定技術で瞳・顔・頭部・胴体を認識)
動物:全体の認識性能が約30%向上(瞳・頭部・胴体を認識)
鳥:認識性能が約50%向上(瞳・頭部・胴体を認識)
その他:昆虫、車/列車、飛行機を認識
最新のデジタル一眼カメラαと同じように幅広い被写体に対して、認識する。

メカニカルシャッターでは、最高約10コマ/秒のAF/AE追従高速連写が可能。(シャッター速度上限1/8000秒)
α7 V 「ILCE-7M5」の注目ポイントは、部分積層型イメージセンサーを搭載した事による電子シャッター。
電子シャッターでは、フラグシップモデルのα1 IIと同じ最高約30コマ/秒のAF/AE追従高速連写が可能。(シャッター速度上限1/16000秒)
α9 IIの最高約20コマ/秒よりも高速で画素数も多い撮影ができる。

最大60回/秒のAF/AE演算で複雑な動きを追随しながらブラックアウトフリーで高速連写を実現。
連写時でも、14bit RAWでの記録が可能。
「BIONZ XR2」の高い処理性能とバッファメモリーの高容量により、約10コマ/秒時では圧縮RAW+JPEGの撮影時で1000枚以上の連続撮影となる。
最高約30コマ/秒時 連続撮影可能枚数
JPEG Lサイズ ファイン: 185枚
RAW: 95枚
RAW+JPEG: 85枚
RAW (圧縮 (画質優先)): 35枚
RAW (圧縮 (画質優先))+JPEG: 35枚
RAW (ロスレス圧縮): 35枚
RAW (ロスレス圧縮)+JPEG: 35枚
さすがに30コマ/秒の高速連写ではバッファが数秒しかもたないため、状況に応じて20コマ/秒、15コマ/秒に設定すると良い。
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シャッターボタンを半押ししながら被写体を捉えた後に全押しすると、半押ししていたシャッターを押す前の瞬間を最大1秒前まで遡って記録できる「プリ撮影機能」に新たに対応、撮影までのラグで今まで逃してしまっていた瞬間をさかのぼることができる。
プリ撮影機能の対応時間は、0.03秒〜1秒まで設定可能。

α7 V「ILCE-7M5」では、これまで搭載されてきた非圧縮RAW撮影をロスレス圧縮に統合。
撮影可能なRAW形式は、ロスレス圧縮、圧縮(画質優先)、圧縮RAWとなるため、最高画質の設定はロスレス圧縮となる。
ロスレス(可逆圧縮)のため、画質劣化はしない。
また、どのRAW撮影時においても、最高約30コマ/秒のAF/AE追従高速連写が可能。

一時的に連続撮影速度を変えて撮影できる機能「連写速度ブースト」も使用できる。
α1 II、α9 IIIのような前面のカスタムボタン(C5)は搭載されていないので、どこかのボタンに設定する必要がある。
α7 V「ILCE-7M5」は、フラグシップ・超ハイエンドモデルのα1 II、α9 IIIにしか搭載されていない「プリ撮影機能」、「連写速度ブースト」を搭載したボディとなったため、まさにベーシックを塗り替えてしまったと言っていい。

最新モデルらしく、ソニーのカメラとしては高い手ぶれ補正となる中央7.5段・周辺6.5段の光学式5軸ボディ内手ブレ補正に対応。
対応するレンズと組み合わせて、より効果的にボティと協調して撮影可能な「手ブレ補正のボディ・レンズ協調制御」にも対応している。
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●7Kオーバーサンプリング4K 60fpsの動画記録、最高4K120p対応、安定した動画撮影が可能。

新開発の部分積層型 有効約3,300万画素35mmフルサイズCMOSセンサー Exmor RSと画像処理エンジン「BIONZ XR2」により、画素加算のない全画素読み出し7Kオーバーサンプリング4K 60p記録に対応。

4K60p動画を録画する場合、フルサイズ7Kオーバーサンプリングによる高解像度で非常に詳細な4K動画記録が可能。
APS-C/Super 35mmでは、最大4K120p・フルHD240pのハイフレームレート動画撮影ができる。
それぞれ高解像度設定(ノンクロップ)と高感度設定(若干クロップ)の設定変更ができ、用途に合わせて切り替えることができる。
| 動画性能比較 |
| α7V動画性能 フルサイズ:7Kオーバーサンプリング4K60p APS-C/Super 35mm:4K120p/フルHD240p |
α7IV動画性能 フルサイズ:7Kオーバーサンプリング4K30p APS-C/Super 35mm:4K60p/フルHD120p |
動画性能についてα7 Vとα7IVを比較すると、フルサイズ時においては4K30p⇒4K60p、APS-C/Super 35mm時においては4K60p/フルHD120p⇒4K120p/フルHD240pに進化している。

動画撮影時における手ブレ補正も進化しており、従来のアクティブモードよりも手ブレ補正の効果が30%向上する「ダイナミックアクティブモード」に対応。
4K120p撮影時でも手ブレ補正「アクティブモード」を利用することができる。
また、AIによる被写体認識性能を活かして、動画撮影や動画配信時に本機が認識した被写体を追尾し、クロップ(画面の切り出し)することでカメラが自動的に構図を変更する「オートフレーミング」機能を備えている。

さらにカメラ全体で、熱の発生を高精度に解析し放熱経路を最適化。
熱伝導性に優れたグラファイト素材を、独自のソニーΣ(シグマ)形状に加工し、手ブレ補正ユニットに組み込んでいる。
α7IVはソニー独自のΣ(シグマ)形状のグラファイト素材を2つだったものから、α7 Vでは4つに増加してより高い放熱効果を得られる。

α7 Vは、デジタルオーディオインターフェースに対応するマルチインターフェースシューを搭載。
さらにデジタル一眼カメラαシリーズにおいて初めて搭載される「音声ノイズ低減機能」が追加。
風切り音やパワーズームレンズなどのメカニカルノイズを大幅に抑制し、それぞれ[風音低減]と[ノイズカット]で設定可能。
内蔵マイクだけでなく、外部マイクでも、パワーズームレンズのノイズや、風によるノイズを大幅に低減できる。

α7 Vは、UVC/ UAC規格に対応して、USB経由で接続して、最大4Kの解像度でライブ配信が可能。
USBストリーミング
映像データフォーマット:MJPEG、YUV420
映像解像度:3840 x 2160 (15p / 30p)、1920 x 1080 (30p / 60p)、1280 x 720 (30p)
音声データフォーマット:LPCM 2ch (16bit 48 kHz)

目や口を強調しながら、肌を明るく美しく見せ、しわ、シミ、くすみを和らげる「美肌モード」を搭載。
この機能は、静止画、動画、ライブストリーミングすべてで利用できる。
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●4軸マルチアングル液晶モニター、USB Type-C端子2口、Wi-Fi 6E対応、低消費電力化を実現。
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α7 V「ILCE-7M5」の質量はバッテリーなどを含めて約695g(本体のみ約610g)、前モデルのα7IVの質量約658g(本体のみ約573g)よりも37g重くなっている。
重量が重くなった要因として、4軸マルチアングル液晶モニターとマグネシウム合金ボディの影響が大きい。

モニターには、3.2型 約210万ドットのソニー独自機構の4軸マルチアングル液晶モニターを採用し、チルト、バリアングルどちらの操作が可能。
ベーシックモデルとしては、今回初めて4軸マルチアングル液晶モニターが搭載されたことになる。
また一定時間操作がない場合には、モニターの明るさを自動的に抑えてバッテリー消費を軽減する機能(モニター低輝度モード)を搭載する。
パワーセーブやモニターオフと比べて、カメラの駆動がオフになるわけではないため、すぐに撮影に復帰することができる。
0.78倍のファインダー倍率、撮影画像の対角視野角約37.3度、23mmのハイアイポイントを備えている。

メモリーカードスロットは、CFexpress Type Aメモリーカード(スロット1のみ)とSDXCメモリーカードに対応したデュアルスロット。
SDカードは、UHS-IIに対応。
CFexpress Type Aカードは、高速連続静止画撮影と高ビットレートでの4K動画記録の両方に適した高速書き込み/読み取り速度を備えた次世代のコンパクトストレージ。
大量の静止画像や動画データが生成されている場合でも、カメラのバッファをすばやく解消できる。
ファインダーおよびメモリーカードスロットについては、α7IVから変更はない。

バッテリーは高容量の「NP-FZ100」を採用。
USB PD(Power Delivery)に対応して、内蔵バッテリーを消耗することなく、長時間の連続撮影が可能。
PD互換のUSB充電器とモバイルバッテリーをカメラのUSB Type Cポートに接続して、電力を供給したり、内部バッテリーを高速充電できる。

電力効率のよい新開発 画像処理エンジン「BIONZ XR2」の効果により大幅にバッテリーの持ちが向上。
全体的に撮影可能枚数、動画撮影時間が増加し、消費電力も大幅に削減されている。
| バッテリーの持ち・消費電力比較 |
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α7V静止画撮影可能枚数 α7V連続動画撮影時 α7V消費電力 |
α7IV静止画撮影可能枚数 α7IV連続動画撮影時 α7IV消費電力 |
| α7Vマグネシウム合金ボディ | α7IVマグネシウム合金ボディ |
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より堅牢なボディを実現するために、トップカバー、フロントカバー、内部フレーム、リヤカバーに至るまで、軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金ボディを採用。
α7IVからα7 Vになり、背面部分についてもマグネシウム合金を採用していることがわかる。
マウント固定用のねじを6本使用しマウント部の剛性を高めている。
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また、外装の合わせ目全周や電池蓋にシーリング構造を採用。
ボタン周りのシリコンゴムパッキン、レンズロックボタン、マウント周りのクッション、ゴミや水滴の浸入経路となりえる箇所の構造の工夫により、屋外の厳しい撮影環境での使用にも耐えられるように、防塵・防滴に配慮した設計となっている。

ワイヤレスLAN接続はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax 6GHz / 5GHz / 2.4GHz、2×2 MIMOに対応している。
フラグシップモデルのα1 IIでも搭載しない6GHz(Wi-Fi 6E)に対応し、ワイヤレスLAN接続性能は非常に高い。

SuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)をサポートするカメラのUSB TypeCポートに接続されたUSB-to-Ethernetアダプターケーブルを利用して、1000BASE-Tイーサネットネットワークへの有線接続を利用できる。
リモート撮影は、SonyのImaging Edge Desktopアプリケーションを搭載したPCから、またはImaging Edge Mobileを搭載したモバイルデバイスからコントロールできる。
搭載端子としては、α7IVからα7 Vになったことでマルチ/マイクロUSB端子がUSB Type-C端子に変更。
カメラに2つのUSB Type-C端子が搭載されることになり、どちらもUSB PDに対応しているため、データ転送と給電を同時にできる。
ポート1が10Gbpsのデータ転送に対応、ポート2が480Mbpsのデータ転送に対応する。
HDMI出力端子も引き続き搭載。
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●圧倒的な性能向上、静止画用・動画用どちらでもオススメなNEW ベーシックモデルα7 V「ILCE-7M5」

デジタル一眼カメラαベーシックモデル4年ぶりの新型となるα7 V「ILCE-7M5」。
部分積層型 3,300万画素 35mm フルサイズ Exmor RSセンサーとαとしては初のAIプロセッシングユニットを統合した画像処理エンジンBIONZ XR2を搭載。
静止画・動画ともに大幅に性能向上を果たしたうえに、あらゆる性能がハイエンド相当に進化している。
市場想定価格は40万円を超えるものの、実売価格では38万円を切る価格であり劇的な性能を考えるとこれほど魅力的なカメラはそうそうない。
前モデルのα7IVは先行予約開始直後すぐに枯渇して、納期が数ヶ月先まで延びてしまった。
今回のα7 Vは誰もが認める進化を遂げている事もあり争奪戦となるのは間違いない。
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●α7 V「ILCE-7M5」先行展示情報

デジタル一眼カメラα7 V「ILCE-7M5」の先行展示は、2025年12月5日(金)より開始。

ソニーストア全店で銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神、先行体験予約を行なう必要があり体験時間は一人1回15分まで。
今回購入層が非常に多いモデルとなるため、前もって先行体験予約をしていないと触ることすら出来ない可能性がある。
・デジタル一眼カメラα7 V「ILCE-7M5」先行展示情報
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