持ち運べるコンパクトさとシンプルな使い勝手が楽ちんなモバイルプロジェクター「MP-CD1」を実際に使ってみたレビュー。
最近、ポータブル超短焦点プロジェクター 「LSPX-P1」だとか「Xperia Touch」のように、バッテリーを内蔵して持ち運べるモバイルジャンルなプロジェクターがおもしろいのだけど、残るハードルはサイズと価格。
そこを突破して、手軽に持ち運びできるモバイルプロジェクター「MP-CD1」がソニーからもついに登場。
このおもしろグッズをさっそくいじって遊んでみよう。
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●手軽に持ち運べるモバイルプロジェクター「MP-CD1」のサイズ感。
モバイルプロジェクター「MP-CD1」
ソニーストア販売価格:45,880円+税
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
[2018年4月25日発売]
パッケージの中に入っているのは、「MP-CD1」本体の他に、HDMIケーブル(1m)、USB-C-USB-Cケーブル(1m)、USB-Cアダプターケーブル(3cm)、キャリングケース、取扱説明書。
付属のケーブルは約10,000回以上の挿抜試験をクリアした高い耐久性を確保しているもの。、
「MP-CD1」の本体サイズは、”モバイル”という名がつくだけあって幅83.0×厚さ16.0×高さ150.0(mm)というプロジェクターとはおもえないコンパクトなサイズ。
しかも約280gという軽さ。
いや、実際に持つと見た目のサイズ感からするとずっしりという感覚だけど、この中にバッテリーを内蔵しながらと考えると納得。
「MP-CD1」を「Xperia XZ Premium」と並べてみると、厚みは盛大に違うけれど、タテヨコのサイズはだいたい近いサイズ感。
イメージとしては、「Xperia XZ Premium」を2つ重ねたくらいの大きさ。
MP-CD1 : 幅83.0×厚さ16.0×高さ150.0 (mm)
Xperia XZ Premium : 幅77mm×厚さ7.9×高さ156 (mm)
左側面に、電源ボタン、充電用のUSB type-C端子、給電用のUSB type-A端子、HDMI/MHL IN端子、ステレオミニプラグといったインターフェース。
映像入力のHDMI端子は、MHLにも対応して、対応端末をミラーリングして映像を投写できる。
これだけ小型でも効率的な放熱構造になっていて、きちんと本体内部温度の上昇を抑える作りになっているのはなかなか凄い。
携帯のしやすさと手軽に画像を投写できる機動性が武器とは言いながらも長く使える安全設計にも配慮。
熱発生を抑え、かつ熱を伝導しにくくし、デバイスの温度上昇を防ぐ「発熱抑制システム」、充放電中に危険な状態にならないよう安全にストップさせる「充電スマート制御ICチップ」、発火しにくく、より膨れにくい電池の構造技術を採用し約1,000回くり返し使える高信頼性のある 「ゲルポリマーバッテリー」 を採用。
ちなみに、付属のキャリングケースが、非常にデキがよくて高級感もある。
側面が完全に開口していて、「MP-CD1」本体をズボっと収めると、ちょうどいい抵抗感がありつつピッタリおさまる。
不意にスポっと抜けることもないし、ジャストサイズなところがまた良い。
あくまでも保護するケースで付属ケーブルを入れる場所はなく、必要に応じて持ち運ぶという感じ。
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●モバイルプロジェクター「MP-CD1」を実際に投写して使ってみる。
「MP-CD1」は本体内に、5,000mAhのバッテリーを内蔵しているので、基本HDMIケーブル1本あれば機器とつないで約2時間の連続投写ができる。
充電するときは、充電用端子にある最大3.0A対応のUSB Type-C端子からACアダプターにつないで、約2.5時間でフル充電。
バッテリー内蔵といいながらも、投写しながらでも本体の充電はできるので電源を確保した状態でも普通に使える。
仮に、もしも現地でmicroUSB端子でしか電源を供給できない場合でも、USB-C⇔microUSBアダプターケーブル(3cm)が付属していて、コレを使えば変換して電源供給させることができる。
基本、「MP-CD1」の仕様として、ズーム機能はないので、投写する距離で画面の大きさを調整する。
投写画面サイズは、40から120型が利用推奨範囲。
それから、本体位置から上方向に向かって映像を投写するので、テーブルに直置きしても問題なく壁面に映し出せるはず。
どうしてもテーブルがない場合には、三脚穴を利用して、小型三脚を利用すると良いかも。
ちなみにくっつけてみたのは、三脚機能付きシューティンググリップ「GP-VPT1」。
コンパクトなサイズゆえにミニ三脚でも安定して角度をつけられる。
PCからHDMIで出力した映像を「MP-CD1」から簡易的に投写。
プロジェクターの横にある電源をポチっと押して、本当に約5秒程度で映像でてきてびっくり早い!
ただし、ポータブル超短焦点プロジェクター 「LSPX-P1」や「Xperia Touch」に慣れていたせいで至近距離で投影してしまったけど、これでは大きく映し出せないことを再認識。
約1.15m離してようやく40インチくらいになるので、20cm程度ではどうにも小さい画面にしかならない。
せっかくなので、最近てにいれたManfrottoの「befreeアドバンスL三脚キット ソニーαカメラ専用」(MKBFRLA-BH)にくっつけてみた。
たまたま偶然か、付属のプレートがうまい具合に合致して、完璧な投写スタイルに。
カメラの映像を「MP-CD1」に入力してみる。
・シナバーカラーが眩しいα9 / α7III /α7IIシリーズ専用のManfrotto 「befreeアドバンスL三脚キット ソニーαカメラ専用」を買ってみた。
すると、ババーン!LED光源とDLPモジュールが速やかに駆動する効率的な設計なおかげで、すぐに大画面で画像投写ができるのは実にイイ。
輝度は、ソニー独自の輝度最適化設計で105ANSIルーメン。
プロジェクターモジュールにはTexas Instruments社(TI)のDLPを採用。
IntelliBright技術でリアルタイムに画像コンテンツを解析して、画像の輝度/コントラストを向上させることで、電力消費も最小限に抑えることができるとあるけれど、正直な感想としては、やっぱり暗め。
真っ昼間のように周囲が明るいと見えにくいので、それなりに投写する部屋は遮光するなどして一定の暗さを保つ必要がある。
画質モードとしては、「標準画質」と「ダイナミックピクチャー」の2タイプを、投写中に電源ボタンの短押しで切り替えることもできる。
ピント調整は、本体右側面にある、「フォーカススライドキー」でフォーカスを調整。
無断階スライドで頃合いの良いところでピタっと止めれば良いけど若干シビア。
本体が傾いてしまって投写された場合でも、自動的に傾きを検知して画面を見やすい四角形に自動的に台形歪みを補正(約±40度垂直方向のみ)してくれるのは良い感じ。
本体内には出力1.0Wのモノラルスピーカーを搭載しているので、大画面を投写しながらも一応音声が出せるので、音質や音響にこだわらなければこれでも十分。
ないよりもあってくれたほうが数倍マシ。
物足りなければ、オーディオ出力端子から外部スピーカーも接続してしまえば良い。
モバイルプロジェクターでPlayStation4で遊ぶなら、電源のいらないワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XB40」 が迫力も音圧もあってかつ遅延もなくて非常に良好。
・光と音を操ってDJ気分に浸れるワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XB40」が衝撃的におもしろい。
光源にLEDを採用したとこと、筐体の放熱構造により約50,000時間の長寿命。
単純に、USB端子からスマートフォンなどへUSB機器につないで給電といった使い方もできる。出力は1.5A。
がしかし、どう考えてもモバイルプロジェクターで給電するというイメージはわかなくて、それよりもChromecastやFire TV Stcikをモバイルプロジェクターにつないで、給電しながら、プロジェクターの映像を投写するといった使い方が一番しっくりくる。
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電源を必要とするある程度の大きさのあるプロジェクターならそれなりの輝度もあって明るく映し出せるよねというアドバンテージがあるけれど、そもそもの最大の難点は使いたいタイミングに使いたい場所で利用するにはそれなりのハードルがあるということ。
あの会議室じゃなきゃプロジェクターが使えない。もしくは、プロジェクターの置いてある倉庫からこっちの会議室まで持ってこなきゃいけない。
出先になると、そもそもプロジェクターがあるのか、入力端子は使えるのか、といったことにまで思いを巡らして、精神的に磨り減る労力のいかに大きいことか。
使いたいときに使えないと意味がない。明るい暗い以前の問題。
そう考えると、必要な場所にモバイルプロジェクター「MP-CD1」を持って行きさえすれば、もうほぼどこでもプレゼンテーションできるということ。
プライベートでも、白い壁面やさえあれば、そこにスクリーンを投写して映画を見たりゲームしたりいつもと違った雰囲気を楽しめる。
寝室の天井に向けて移したっていい。
気をつけるべきは、周囲の明るさを極力落とすことと、投射距離を稼ぐことで、それさえ確保できれば、いつでもどこでも大画面の迫力を味わえるおもしろいアイテムになる。
モバイルプロジェクター「MP-CD1」
ソニーストア販売価格:45,880円+税
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[2018年4月25日発売]
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