Project Morpheus改め「PlayStation®VR」に。PS NowのBetaサービスを開始。
PlayStation4をさらに活かすバーチャルリアリティシステムとして、ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)が2014年3月に開発を発表した「Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)」。この新型試作機の名称を「PlayStation®VR」と正式に決定。
9月17日から始まる「東京ゲームショウ2015」では、「サマーレッスン」をはじめ、「ファイナルファンタジーXIV: VRタイタン討伐戦」や「サイバーダンガンロンパVR 学級裁判」、「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project VR Tech DEMO」、「体感合体『アクエリオン・EVOL』」、「真・三國無双7 VR DEMO」といった全10タイトルを体感する事ができる模様。
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●Project Morpheus改め、「PlayStation®VR」
「PlayStation®VR」という名称は、ゲームの仮想世界の中に入り込んだのような没入感を超えた新しい体験をストレートに表現。
PS VR本体のVRヘッドセットを頭部に被ると、迫力のある3D空間がプレイヤーを取り囲み、頭の動きや位置にあわせて映像が360度全方向にリアルタイムに変化しつつ、3Dオーディオ技術で仮想空間内の音響もあわせて変化。
さらに、ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK®4)やPlayStation®Moveモーションコントローラーを使って、仮想空間内を探検する、仮想キャラクターと交流を図るといった、自分のアクションがゲームの世界の中での自分自身の姿のような感覚を楽しめる。
「PlayStation®VR」のVRヘッドセットに、5.7インチ(1920×RGB×1080)の有機ELディスプレイ(OLED)を採用して、視野角の向上と、映像の残像感やブレを大幅に低減して、緻密に描かれたゲームの仮想世界により没入できる。
有機ELになったことで、120fpsに対応し、1秒間に120回の画像表示が可能に。
VRヘッドセットにLEDを9つ搭載して、VRヘッドセットの位置をPlayStationCameraがさらに正確に検知して、頭部の動きを映像に反映するまでの遅延時間が大幅に減り、頭部の動きに追従。
顔への圧迫感や疲労の少ないバイザースタイルで、一本のバンドだけで頭部に固定する構造により、簡単にVRヘッド セットを着脱することができる。
残念ながら、発売時期や価格については、この時点では発表はなし。
<Project Morpheus」新型試作機の主な仕様>
構成 : プロセッサーユニット、ヘッドマウントユニット
ディスプレイ方式 : OLED
ディスプレイサイズ : 5.7インチ
ディスプレイ解像度 : 1920×RGB×1080
(左右の目それぞれに960×RGB×1080の映像を表示) リフレッシュレート : 120Hz、90Hz
水平視野角 : 100度
搭載センサー : 加速度センサー、ジャイロセンサー
接続I/F : HDMI + USB
機能 : 3Dオーディオ、ソーシャルスクリーン
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●PS NowのBetaサービスを開始。
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、国内で、9月16日(水)正午頃より、PlayStation®のストリーミングゲームサービス「PlayStation™Now」(PS Now)のBetaサービスの提供を開始。
「PlayStation™Now」というのは、クラウド技術を活用した「プレイステーション」のストリーミングゲームサービスで、PlayStationのゲームをクラウドを経由して遊べるというもの。
「レンタルサービス」または「定額制サービス」を選べる。
遊びたいときに 気軽にゲームを楽しみたい場合には、約150本のタイトルラインアップの中から、各タイトルを4時間 、7日間、30日間の期間の中からそれぞれ200円(税別)から、90日間では400円(税別)からレンタルすることが可能。
また、幅広いジャンルのゲーム を存分に楽しみたい場合は、100本以上のタイトルを1ヶ月間 2,315円(税別)、3ヶ月間 5,463円(税別)という定額料金で、その期間中に何度でも楽 しめる。
最大の利点は、ゲームのデータをローカル(PS4やPS Vitaのストレージ)にダウンロードする手間がなくゲームをプレイできること。
まずは、PS3のゲームタイトルを、PS4やPS Vitaでプレイできる他、いずれはソニーのテレビ”BRAVIA”に対応したり、将来的には、プレイステーションプラットフォームやソニー製品に限らず、いろいろなネットワーク対応機器にサービスの提供を拡大を予定している。
「PS Now」に対応した機器を持っていればいつでも時間や場所を問わずゲームをプレイする事ができるのが最大の特徴で、オンラインマルチプレイ、トロフィー、テキストメッセージの送受信といった今まで利用していたPSNの機能もそのまま利用できる。
9月16日(水)のBetaサービス開始時点で、『バイオハザード6』、『ウルトラストリートファイターIV』、『真・三國無双7』、『ファイナルファンタジーXIII』、『塊魂TRIBUTE』、『みんなのGOLF 6』や、PS3のタイトルなど約150本。今後も提供タイトルが追加されていく予定。
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●大阪、札幌、福岡の3会場で「PlayStation®LIVE Circuit 2015」を開催。
9月17日(木)から9月20日(日)にかけて、千葉・幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2015」の後、大阪、札幌、福岡の3会場で「PlayStation®LIVE Circuit 2015」を開催。
・「PlayStation®LIVE Circuit 2015」最新情報! 出展タイトルと入場方法「チェックイン」のお知らせ|PlayStation®.Blog
日程/場所
大阪会場 2015年9月27日(日)/堂島リバーフォーラム
札幌会場 2015年10月4日(日)/サッポロファクトリーホール
福岡会場 2015年10月24日(土)/スカラエスパシオ
入場資格としては、Sony Entertainment Network アカウント(SENアカウント)をお持つ本人とその同伴者2名様まで。
「東京ゲームショウ2015」で試遊展示されたタイトルをプレイできる他、PlayStation®VRのデモコンテンツも体感できるので、近くで開催される際にはぜひ行ってみよう。