重量わずか！？11.2kgのワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XV500」実機レビュー。マイクを接続してカラオケ機能が楽しい、イベント用途に便利なスピーカー。

2024.01.23

重量わずか！？11.2kgのワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XV500」実機レビュー。マイクを接続してカラオケ機能が楽しい、イベント用途に便利なスピーカー。

昨年、「XVシリーズ」の超巨大な新モデル「SRS-XV800」が発売したけれど、2024年早々にソニーは新たにワンサイズコンパクトとなった「SRS-XV500」を発表。

既に出荷完了となった「SRS-XP500」から置き換わるモデルでどんな場所でも活躍できるパワーをもったワイヤレスポータブルスピーカー。

機能面では「SRS-XV800」とほとんど変わらないものの、持ち運びしやすいサイズで、より使いやすくなっている。

・SRS-XV500 | アクティブスピーカー／ネックスピーカー | ソニー
 ・アクティブスピーカー／ネックスピーカー | ソニー

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●ポータブルワイヤレススピーカー「SRS-XV500」
●ほぼ全部載せ大型ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XV500」
●思いの外クオリティの高い、カラオケ機能。手持ちの楽曲でお手軽ボーカルキャンセルや点数表示など。
●巨大なボディに相応しいから出る音は圧巻！ライブの臨場感や映画も本気で楽しめる。
●ワイヤレススピーカーラインナップ

●ポータブルワイヤレススピーカー「SRS-XV500」

ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XV500」
ソニーストア販売価格：59,400円（税込）
発売日：2024年2月2日発売予定
●長期保証サービス（3年ベーシック）付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●ほぼ全部載せ大型ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XV500」

「SRS-XV500」は、ワイヤレスポータブルスピーカー「XVシリーズ」の最新モデル。

よく似たサイズのモデルとしては「SRS-XP500」があり、昨年発売された「SRS-XV800」からワンサイズ小さくなっているものの、広いスペースで大迫力サウンドを鳴らすポテンシャルは十分持っている。

「SRS-XV500」のサイズ感は実際見るとさすがに存在感のある大きさ。

本体サイズは、以下のとおり。

「SRS-XV500」
最大外形寸法：約269mm×564mm×294mm
質量：約11.2kg

「SRS-XV800」
最大外形寸法：約317mm×720mm×375mm
質量：約18.5kg

「SRS-XP500」
最大外形寸法：約275mm×572mm×295mm
質量：約11.2kg

数値からみても「SRS-XP500」とほぼ同じ大きさ、質量についても約11.2kgと同等。

ただし「SRS-XV800」と比べると、サイズも重さも小型・軽量になっているので一人での持ち運びもできる。

写真は「SRS-XV500」

写真は「SRS-XV800」

小型軽量になったことで「SRS-XV500」には、「SRS-XV800」に搭載されていた本体後方下部のキャリーホイールはなくなっている。

写真は「SRS-XV500」

写真は「SRS-XV800」

「SRS-XV500」はサイズ的にもキャリーホイールを使うには少し背が低く、持って運ぶのが困難な重さでもないのでホイールがなくてもまず問題はない。

仮にキャリーホイールを付けたとしても、伸縮するキャリーバーでもついていないと中腰で転がすことになるので扱いにくくなる。

「SRS-XV500」スピーカー本体の構造。

「SRS-XV500」は、本体前面にX-Balanced Speaker Unitを搭載した直径約140mm×約140mmの大口径矩形ウーファーを2つ搭載。

この大きなウーファーのおかげで、広い場所でもより遠くまで十分な音量を出せる。

前面には、中央に2つの直径約60mmのトゥイーターを搭載。

サイズは「SRS-XV800」と同等で、「SRS-XP500」の直径約50mmよりも大きくなっている。

歪みの少ない高域を再生できる。

「SRS-XV500」の本体上部にある操作パネルは、物理的なボタンではなくてタッチ操作。

上部は硬い樹脂素材ででいていて、軽いタッチでレスポンスよく反応してくれる。

電源ボタンだけは、押し込み式の物理的なボタンになっている。

操作する度にインジケータや、LEDが点灯してその状況がわかりやすい。

背面のカバーを開くと、接続用の端子のほか、コントロールや設定用のボタンがある。

「SRS-XV500」は、Bluetooth接続以外にも沢山の接続方法がある。

USB端子でスマートフォンを接続した場合には、ストレージの中の音楽再生しながら充電もできる。

オーディオ入力端子は48kHz/24bitのADコンバーターで処理を行ない入力信号をロスなくデジタル信号化し高品位な再生が可能。

またマイク、マイク・ギター端子を合計2基搭載して、音楽再生、マイク、ギターを同時に楽しむことができる。

マイクやギターの音量は、それぞれに音量調整用つまみで調節もできる。

マイクエコーボタンや、キーコントロールボタンを搭載。

後述する専用アプリを使用した楽曲のボーカルキャンセルにより、マイクを接続して手軽に本格的なカラオケを楽しむこともできる。

電源端子は、メガネ型コネクタ電源ケーブル用になっていて、汎用という意味では取り回しもしやすいし充電時の電力も十分に確保できる。

バッテリー持続時間は、大容量リチウムイオン充電池を内蔵し、最大25時間。

また10分の充電で、最大2.5時間（150分）の音楽再生が可能な急速充電にも対応している。

本体を横にして設置することも可能。

地面に接地する面には、ゴム足があるのでわかりやすい。

「SRS-XV500」は、縦置き・横置きどちらもIPX4の防滴性能に対応。（「SRS-XV800」は横置き時IPX2）

もしも突然の雨が降ったり、水しぶきがかかったとしてもスピーカーは守られてると思うと、屋外でも快適に使うことができる。

わざわざ濡らすようなことはしないとしても、防滴になっているかなっていないかで扱いがまるで変わってくる。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●スマホとの接続も簡単。アプリから細かな設定もできる。

スマートフォン（AndroidやiPhone）と連携して使うには、まず最初にBluetoothのペアリング。

NFCは内蔵しておらず、そのかわりAndroidでは便利な「Google Fast Pair」に対応。

スピーカーをペアリングモードにして、接続機器に近づけると出るポップアップをタップするだけで簡単にペアリングが可能。

ペアリングモードは本体上部のBluetoothボタンを2秒間タッチすると有効にできる。

ちなみに、Windows 11/10 では、ペアリング中のイヤホンをPCに近づけると、ポップアップで接続ガイダンスがでるのでこれまた便利。（Swift Pair for Windows ）

「SRS-XV500」のBluetooth対応コーデックは、汎用性の高いSBC、AAC、そして高音質コーデックのLDACにも対応。

「Music Center」アプリをスマホにインストールしておくことで、ワイヤレススピーカーのステータス確認できる。

ワイヤレススピーカーの接続状態、Bluetoothのコーデックを視認するほか、スピーカーの調整や入力ソースの切り替え、サウンド機能の調整といった操作ができる。

サウンド設定には、「ClearAudio＋」、「Sound Effect」、「Custom EQ」といった項目から自分好みに細かく設定できる。

また、再生機器も2台登録して、再生機器の切り替えもできる。

痒いところに手が届く便利な機能として、2台接続中に再生したい機器以外に不意に切り替わらないように、アプリで再生機器を固定しておく事もできる。

また、「SRS-XV500」を2台用意すれば、ステレオスピーカーとして利用するモードも搭載。

これを2台揃えるというのは相当なハードルが高そうではあるけれど、もしも2つで再生したら学校の体育館程度であればオーバースペックとも言えるほどの爆音を鳴らせるはず。

このシリーズのキモとなるのが「Fiestable」アプリ。

「Fiestable」アプリは音楽を聞きながら自分がまるでDJのようにリアルタイムにプレイできること。

スクラッチやドラムの音、歓声などの効果音を再生中の音楽に入れられる「DJ Control」や、ライティングの色やパターンを音楽にあわせて変幻自在に変えられる「Illumination」、手軽にカラオケを楽しめる「Karaoke」、アクションすることで効果をいれられる「Motion Control」などがある。