身につけていても違和感が少ない、まわりの音が聞こえつつ音楽を楽しめるオープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」レビュー。
耳に装着する負荷が少なくて、耳をふさがずに外の音も聴こえる「Xperia Ear Duo」が最高に快適すぎる!
これほどまでに長い時間身につけていても苦痛が少ないイヤホンはないんじゃないかというくらいにドハマリしている「Xperia Ear Duo」だけれど、その快適なところだけをピックアップしてものすごいリーズナブルにしたのがオープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」。
「Xperia Ear Duo」は、左右独立でワイヤレスだったりアシスタント機能がついているぶん、価格もソニーストア販売価格で19,000円(税別)となかなかの価格。
一方で、オープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」は、純粋に有線のヘッドホンとしたおかげで、1/4以下の6,880円(税別)。
このプライスで新しいリスニング体験「デュアルリスニング」が楽しめるということで早速使ってみる。
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●一つは持っておきたくなる、オープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」
「STH40D」は、基本3.5mmステレオミニプラグのケーブル接続に対応した、小型軽量のステレオヘッドセット。
おそらくこのカタチをみてヘッドセットとはわかりにくく、そもそもどうやって付けるのかもわかりにくいシロモノ。
けれども、これこそが耳をふさがずに、周りの音が聞こえながら音声も耳に届くためのデザインでもある。
どこから音がでているかというと、本体部分からのびるパイプ(音導管)が耳の穴の直前にまで迫って鼓膜に向かって音声を耳に伝えるという仕組み。
実は、似たようなコンセプトのイヤホンがあって、耳をふさがない「ambie sound earcuffs(アンビー サウンドイヤカフ)」がそれ。
他にも、外の音が聴こえるヘッドセットとして「骨伝導」式もあるけれど、これだと音質が犠牲になってしまうのが難。
それと比べると「STH40D」は音質も担保しつつ音漏れも少ないというのが特徴。
耳に装着するためのオプションパーツとして、サイズ違いのリングサポーターがS/M/Lが左右にそれぞれ3種類。
一般的なイヤホンのイヤーピースのように耳の穴の奥にズボっと入れるのではなくて、耳の穴の浅い部分にひっかけて安定させるためのリングサポーター。
もしもゆるければリングサポーターのサイズLを、耳の穴が痛いとか大きすぎて保持できない場合はSと変えると良い。
耳への装着のしかたは、耳たぶをはさむようにひっかける感覚で、大きめの本体が耳の後ろにくるように、パイプ部分が耳たぶをグルっと前にきてリングサポーターが耳の穴にハマる感じ。
これがまたフィッティングがよくて、かつ耳が痛くならないスタイル。
本体の半分が耳の後ろに定着していることもあって目立たないし、メガネをかけても干渉しないというメリットもある。
実際につけてみると、「STH40D」の”下掛けスタイル”は耳への負荷の少なさは圧倒的。
重さは両耳あわせても約18gしかなく、耳たぶに挟み込むように装着して触れているなという感覚があるのは、耳の穴の浅い部分周辺あたりだけ。
イヤホンタイプのような耳の穴の奥まで塞ぐインナーイヤーの圧迫感もなければ、同じオープンスタイルの「ambie sound earcuffs(アンビー サウンドイヤカフ)」みたいに耳たぶをがっちり挟むことでも局部的な負担もない。
さすがにまる1日着けておくとなると疲れてしまうかもしれないけれど、他と比べての快適さは突出している。
しかも、安定性もよくて、首をふっても、歩いても走っても、ブレたり落ちたりしにくい。
このスタイルなら、大人も子供も男女とも耳のカタチや大きさにほとんど左右されずに着けられる。
オープンイヤーだと音はどうなの?と心配になるけれど、予想を裏切って音質というものを味わいながら心地良く聴ける。
大げさに言えばスピーカーから音を聴いている感覚に近い。
周りの環境音はいつもどおり聞こえていて、好みの音楽が流れている感じで、リラックスして聴けるのが良い。
当然ながら音楽に没頭したいなら密閉型が絶対オススメだけれど、その場を感じながら聴きたいとか、BGM的に聴くスタイルを好む人にはこっちのほうが向いている。
弱点があるとすれば、当然周囲の音が耳に当たり前に入ってくるので、その音がうるさいと本来の音が聞こえにくくなる、もしくはちっとも聞こえないという場合も発生する。
周囲の音をコントロールしたい場合には、ノイズキャンセリングヘッドセットのほうが向いている。
音楽をどういったふうに聴きたいかを考えると自分の最適なものが見つかるはず。
ちなみに、ケーブル途中のリモコンにマイク、ボリューム、マルチファンクションキーを搭載。
スマートフォンのハンズフリー通話もできるし、ボリューム調整、曲送り/戻しといった操作を手元でできる。
また、マルチファンクションキーを長押しすることで、GoogleやSiriを起動して音声検索を利用することもできる。
有線だと使わない時の配線が邪魔だよねーというのもあるけれど、それはそれ。
左右のユニットにのびるコードの中間にあるストッパーを引き寄せるとバラバラにならずに一本化できてスッキリくるくるっとまとめられる。
両端からちょっと力をいれると開いて、離すと閉じる開口になっていて、コレにポイっといれておけば持ち運びのときにケーブルがどこかにひっかかったりしないので、使っても良いかもしれない。
もうこうなると逆転現象でしかないけれど、最近のXperia XZ2シリーズにはステレオミニプラグないけど、オープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」を使いたくなる。
イヤホン端子がなくてもデュアルリスニングが使いたい、という場合には別途USB Type-C™ 2-in-1 ケーブル「EC270」を利用すれば使えなくはない。
そこまでするならいっそのこと「Xperia Ear Duo」を買ってしまったほうが良さそうではあるけれど、この2組を合わせても「Xperia Ear Duo」の価格の1/3なので選択肢としては全然アリなのである。
「STH40D」のカラーバリエーションは、ブラック、グレー、グリーン、ピンクの4色展開。
ウォークマンをはじめとして、一つ前のXperia XZ1シリーズや、今年モデルのXperia XZ2シリーズのカラーリングとあわせやすいラインナップだったりして、手持ちアイテムとカラーコーディネートして選んでみるのも良いかもしれない。
今までのイヤホンとは明らかに立ち位置が違うシロモノで、使うと新鮮な感覚に浸れることもあって、オープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」は手元においておきたいアイテムになるはず。
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●オープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」
オープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」
ソニーストア販売価格:6,880円(税別)
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
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