耳につけておくと、癒し系ボイスでサポートしてくれるスマートプロダクト「Xperia Ear」
「Xperiaスマートプロダクト」の一つとして登場した「Xperia Ear」。
本来は、小型化したヘッドセットを耳に装着して、スマートフォンとワイヤレスに接続してハンズフリーでいろいろなコミュニケーションができるアイテム。
テクノロジーはテクノロジーとして面白いのだけど、コミュニケーションをしてくれるボイスアシスタントに声優の寿美菜子さんを起用しているあたりから、”声に癒される”という萌ポイントがあるところが実は凄いと思ってたりする。
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●耳に装着してコミュニケーションをサポートするスマートプロダクト「Xperia Ear」
・声に癒されるヘッドセット「Xperia Ear」:Xperia周辺機器 ASCII.jp
・待望の「Xperia Ear」が発売。寿美菜子さんが耳元で囁いてくれるだけで幸せいっぱいになったレビュー – Engadget Japanese
各媒体では掲載いただいたものの、「Xperia Ear」のレビューを改めて。
中身は、「Xperia Ear」本体と、専用ケース、イヤーピース4種、アークサポーター4種、そして取説。
「Xperia Ear」自身のサイズは、約15.2×29.3×24.3mmと小さくて約6.6gと軽量な片耳タイプのBluetoothのインナーイヤーヘッドセット。
片耳タイプのヘッドセットといえば、耳に引っ掛けるフック型や耳の穴にズボっ入れるタイプとかいろいろあるけれど「Xperia Ear」はちょっと特殊。
耳に装着するためのオプションパーツとして、サイズ違いのイヤーピースが4種類と、アークサポーターがサイズ違いで4種類用意してある。
イヤーピースは一般に耳の穴とのフィッティング、アークサポーターは耳のくぼみに引っ掛けて支えるところのフィッティング。
例えば、耳の穴はギュっと収まったほうが良い場合はイヤーピースをジャストサイズにしてアークサポーターは緩め、もしくは”なしタイプ”でもOKだし、耳の中を圧迫されたくない場合は、イヤーピースを小さくしてアークサポーターで耳のくぼみで支えるといった具合に、好みで装着感を変えることができる。
「Xperia Ear」のもうひとつの重要なオプションが専用の充電ケース。
ケースのサイズは、約29×41×60mm、質量は約39gで、本体と合わせて約45.6g。
「Xperia Ear」自身のバッテリーがだいたい連続通話時間で4時間くらいで、追加充電したいぞという時にバッテリーを内蔵した専用ケースに入れて充電ができる。
専用ケースのバッテリーは12時間分あるので、「Xperia Ear」を約3回分フル充電できるくらい使える。
ペアリングはお約束で、NFCをピコリンとした簡単に接続。ああ楽ちん。
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さて、スマホ側に入れておくAndroidの専用アプリは名前もそのまま「Xperia Ear」アプリ。
「Xperia Ear」がそもそも声で使うガジェットなので、基本セットアップの時くらいしか見ないアプリ。
耳に装着すると、「こんにちは!3月17日金曜日午後○時○分です。東京の品川の天気は晴れ、最高気温18度、最低気温15度です。今日のニュースは…」と近々の情報をお知らせしてくれる。
これが、最初に装着したときのあいさつみたいなもの。
アシスタントの声の主は、声優の寿美菜子さんで、主要なアニメのキャラクターを担当している知る人ぞ知る有名声優さん。
知らない人はもしかしてすごいアニメ声なの?と勘違いしそうになるけれど、まったく違和感のない聞きやすいボイスなので誰でも聞きやすいはず。
もちろん特定のキャラを思い浮かぶほどのファンであればそういった脳内変換して想像するという楽しみもある。
良く出来てるなーと思ったのは、一定の録音された”文章(フレーズ)”だけではなくて、長い文章を読み上げるときの合成音も自然につながった言葉のように聞けること。
これは素直にイイネ!と思った。
アプリの設定から、装着したときのメッセージは、、「初めてのあいさつ」、「日付/時間」、「電池残量低下のお知らせ」、「不在着信のお知らせ」、「未読メッセージのお知らせ」、「予定」、「天気」、「ニュース」、「終わりのあいさつ」の中から、読み上げて欲しいものだけを選べるので、聞きたい情報だけ絞ったりは自由。
アプリ通知があった時の、メッセージやメール、カレンダーの内容も声でお知らせしてくれる。
「ピロリン♪ ○○さんからメッセージ、内容は~」といった感じで。
自分から話しかけて操作したいときは、「Xperia Ear」の背面ボタンをポチっと押して、「お話下さい」と言われたあとに、「今何時?」とか「予定教えて」、「地図をみせて」、「ほにゃらら(アーティスト名)の曲かけて」、「ルート探索」など、話すとそれ答えてくれたりアプリを開いてくれる。
ただし、この部分に関しては、ある特定の機能に対して答えてくれるのであって、何でもしゃべってOKというわけではない点には注意。
使う側(自分自身)である程度どういった事ができるかを覚えておくと楽になるというか、このへんは慣れると随分と扱いやすくなる。
それから、「声で起動するアプリ」として、よく使うアプリを指定して、起動する”キーワード”を登録しておけば、いつでも声で好きなアプリを起動することもできるようになる。
ちなみに、音声の操作以外にも、「Xperia Ear」には加速度センサーやジャイロセンサーが内蔵されていて、「ハイ」とか「イイエ」と言葉を出さなくても、首をタテにふれば「ハイ」、横にふれば「イイエ」と認識してくれるヘッドジェスチャーでもコントロールできる。
「Xperia Ear」のアシスタント機能は、「アシスタント for Xperia Ear」にもとづいてこれだけの事ができるけれど、もともとAndroid端末に備わっている「Googleアプリの音声検索」も使える。
「Googleアプリの音声検索」は、Google機能をまるまる使えるので、これはこれで便利。ただ、ちょっとロボットじみたしゃべりなところは、「アシスタント for Xperia Ear」の魅力に負けてるかなと。
「Xperia Ear」にあるボタンを「短押し」と「長押し」それぞれに2つのアシスタント機能を振り分けておけば、使いたい時に使いたいほうのアシスタントを呼び出せるから、どっちも使い分ければいい感じ。
ちなみに、Xperiaは2台と「Xperia Ear」を接続した場合どうなるかというと。
通話や音楽再生といった機能は、どっちのXperiaからでも利用できる。
だたし、アシスタント機能はあくまでも一つに限られるので、2つのXperiaから同時に二つの情報が流れてくるなんてことはない。
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まぁ普通にはスマホを見たらできるというか手っ取り早いことも多いけれど、手に荷物がいっぱいだとか作業をしながらだとそうもいかないなんて事も多い。
そんなときに行動を制限されずに声でどうにかできるところが便利なところ。
普段ヘッドセットで電話をよく使うひとならわかるけれど、ハンズフリーで会話ができるのは楽ちんだし、その延長線上で情報をお知らせしてくれるってのはなかなか快適で、お知らせされたのをきっかけにスマホでチェックなんてのもアリ。
いつものガジェットみたいに頻繁にガツガツ使うぞなんて思わなくても、普段どおり生活しつつ「Xperia Ear」を耳につけてるだけで、寿菜々子さんの優しい声であいさつしてくれたり、天気や毎日のニュースを教えてくれるとか、メッセージやメール、スケジュールがきたら声でお知らせしてくれるこの癒される感覚がかなりツボにハマるのは間違いない。
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