ソニー本来のプロダクツとして販売されるXperia SIMフリーモデルの魅力を徹底解明!RAM/ROM増加だけじゃない、国内で安定して使える通信、安心のケアプラン、限定カラーモデル。
昨年、「Xperia 1 Professional Edition」という「Xperia 1 」の亜種ともいうべきカスタムモデルというかたちで自社販売にこぎつけ。
そして、今回はついに、Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル「Xperia 1 II」、「Xperia 1 」、「Xperia 5 」の3機種をソニーストアで販売することになった。
言っても3機種ともにすでに国内キャリア(NTTドコモ、au、Softbank)から販売されているにもかかわらず、ソニーが自ら販売する国内SIMフリー機がどうしてこうもテンション爆上げなのか?
もしかすると、ごく一部の層にしかウケないかもしれないけれど、どこが魅力なのかを解説しよう。
・5G対応のフラッグシップスマートフォン『Xperia 1 II』など、3機種のSIMフリーモデルを日本国内向けに発売
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目次
- ●Xperiaシリーズ、国内SIMフリーモデルとして販売。
- ●キャリアモデルと比較して、ストレージ(ROM)やメモリー(RAM)がマシマシ!
- ●デュアルSIMの便利さ。音声通話やデータ通信を使い分け。
- ●国内の各通信キャリアのバンドにしっかり対応する安心感。
- ●FeliCa(おサイフケータイ)やNFCにも対応。(Xperia 1 除く)
- ●Xperia 1 II SIMフリーモデルにのみ用意された特別カラー「フロストブラック」
- ●キャリアモデルに悩まされたロゴとプリインストールアプリがない。
- ●いざという時の保証がつけられる安心感。
- ●ソニーが本来売りたかった理想のカタチでプロダクツを買える幸せ。
- ●ソニーストア Xperia SIMフリーモデルラインナップ
●Xperiaシリーズ、国内SIMフリーモデルとして販売。
もともと日本では、モバイル通信端末は随分と長いあいだ国内の電波を保有するNTTドコモ、au、Softbankの主要キャリアによって独占的に販売されていた。
これには良いところも悪いところもあって、端末代金を通信費とセットすることで、本体価格が安価に手に入れられると同時に、理解が追いつかなくなるほどのオプションプランや施策が増え、複雑化を極めていた。
そして、端末と通信プランの組み合わせでの割引に規制がかかり、MVNOとして登場した格安SIMの登場などによる訪れた転機。
一方で、グローバルで大きな市場のあったXperiaもここ数年は縮小の一途をたどり、起死回生となるべく登場した5G対応「Xperia 1 II」も、まさかの新型コロナウイルス蔓延によるスマートフォン市場の不振。
おそらく自分たち素人が思いもよらないであろう様々な壁とハードルを乗り越えて、ついにXperiaを国内SIMフリー端末として販売することになった。
昨年(2019年10月)に発売した「Xperia 1 Professional Edition」は、カスタム化することで3キャリアから距離をおいていたモデルだったけれど今回は違う。
「Xperia 1 II」、「Xperia 1 」、「Xperia 5 」の3機種を、デザインも内部アプリも純然たるソニーの出したかったそのままで販売し、それを僕たちは手に入れることができるのである。
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●キャリアモデルと比較して、ストレージ(ROM)やメモリー(RAM)がマシマシ!
さて、単純に「Xperia 1 II」、「Xperia 1 」、「Xperia 5 」の3機種をSIMフリー機として扱いますというだけではなくて、キャリアモデルにはないアドバンテージがいくつもある。
そのなかでも大いに購入テンションが上がる部分が、スペック的な向上。
Xperia 1 II のストレージ容量 | Xperia 1 のストレージ容量 |
なんといっても嬉しいところはズバリ、ストレージ(ROM)容量。
Xperia 1 II (XQ-AT42)は、ストレージ(ROM)が256GB。
Xperia 1 (J9110)とXperia 5 (J9260)は、ストレージ(ROM)が128GB。
国内キャリアモデルの2倍の容量!
いくらMicroSDカードで容量を補填できるとはいえ、内部アクセスとそのまま保存できる利便性を考えれば大きいにこしたことはない。
海外モデルのスペックではストレージ容量の大きさに喜んだかと思ったら、国内キャリアモデルは容量半分でしたというオチを何度となく見てきただけに、素直にうれしい。
そして、Xperia 1 II (XQ-AT42)の強烈なまでの魅力なポイントが、メモリー(RAM)が12GBとなっているところ。
なぜなら、国内キャリアモデルも海外モデルも、Xperia 1 II のメモリー(RAM)は8GBである。
Xperiaシリーズとして初の12GB。
もちろん8GBでも随分と大きくなったと言えるのだけれど、他社に目を向けるとすでに12GBを搭載しているフラッグシップモデルもあるだけに比較してしまいがち。
誰もが必要とするものではないにしても、バックグラウンドで動作しているアプリが自動的に終了することが減る、ゲーム内でのローディングや処理待ちにかかる時間が短縮される場合もあるなど、ヘビーに使いこなすなら大容量もウェルカムである。
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●デュアルSIMの便利さ。音声通話やデータ通信を使い分け。
ここも国内キャリアモデルでは絶対にありえないところ。
デュアルSIMで利用した場合、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)もサポート。
2枚のSIMカードを挿入すれば、どちらのSIMの電話番号に着信があっても電話を受けたり、片方のSIMで通信しつつもう一方のSIMで電話の着信を受けるといったことができる。
仕様として理解しておく必要があるのが、2番めのSIMは、MicroSDカードとの排他仕様となっていること。
2枚のSIMとMicroSDカード、同時に3枚は収納できない。
SIM+SIMもしくは、SIM+MicroSDカードのいずれかの使い方に限られる。
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●国内の各通信キャリアのバンドにしっかり対応する安心感。
国内SIMフリーをうたう最大のメリットは、国内で利用する回線を利用して通信できること。
当たり前のように思うかもしれないけれど、仮に、海外端末を国内で利用するとしても、バンドが対応していなければ通信できない。
その点、国内SIMフリーとして発売するXperiaは思う存分通信エリアで利用できる。
以下、仕様から対応する国内キャリアのバンドと照らし合わせてみた。
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<Xperia 1 II (XQ-AT42)の対応バンド>
対応バンド | 5G | n77,n78,n79 |
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LTE | Band 1, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 21, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42 | |
3G | Band 1, 5, 6, 8, 19 | |
GSM | 850MHz/900MHz/1.8GHz/1.9GHz |
<各キャリアとの対応表>
Xperia 1 II (XQ-AT42)は、次世代高速通信5G対応スマホ。
5G Sub6に対応しており、5G バンドのうちn77/n78/n79での通信が可能。(n59は後日アップデート。)
ただし、mmWave(ミリ波)には非対応のためn257は利用できない。(対応できる機種はXperia Proなど。)
今なお主力のLTEについては、各キャリアともに対応バンドをカバーしているために、安心して国内各社のSIMカードを利用できる。
・SIMフリー「Xperia 1 II (XQ-AT42)」デュアルSIM モデル、NTTドコモ / au / Softbank の5Gに対応。(楽天モバイルのみ通信方式の違いにより5G非対応。)
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<Xperia 1 (J9110)とXperia 5 (J9260)の対応バンド>
5G | – |
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LTE | Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 46, 66 |
3G | Band 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19 |
GSM | 850MHz/900MHz/1.8GHz/1.9GHz |
<各キャリアとの対応表>
Xperia 1 (J9110)とXperia 5 (J9260)の対応バンドは共通。
NTTドコモ、au、Softbankの回線ともに問題なく接続できる。
また、楽天モバイルについて、楽天モバイルの基地局が少なくつながらない地域では、auのローミングというカタチをとっている。
そのため、auのBand 18が必須となる。
対応表をみると対応していないように見えるけれど、実際Band 26がBand 18を内包しているため、問題なくauローミングは可能である。
(実際にテストして接続確認済み。)
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国内向けのモデルなので、当然ながら3機種ともに技適の認証を通過している。
このあたりも非常に安心して国内で使用できる。
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●FeliCa(おサイフケータイ)やNFCにも対応。(Xperia 1 除く)
Xperia 1 II (XQ-AT42)とXperia 5 (J9260)は、FeliCa(おサイフケータイ)にもNFCにも対応。
SIMフリーで、おサイフケータイが使えるという夢のような仕様。
Xperia 1 (J9110)のみFeliCa(おサイフケータイ)は非対応ではあるものの、NFCには対応している。
キャリアモデルにあってないものとしては、フルセグ・ワンセグが非搭載。
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●Xperia 1 II SIMフリーモデルにのみ用意された特別カラー「フロストブラック」
Xperia 1 II (XQ-AT42)には、特別カラーとしてフロストブラックが用意されている。
web画像で見るよりも、マットな質感でかつてのXperia Z5のフロストガラスを思わせる。
フロストブラック触っちゃった♡ 19時〜、あと30分もうしばらくお待ちくださいね(くんこくさんは服着て待つように) https://t.co/yFpPtrV3Uz pic.twitter.com/EGR8hGUXsx
— ACCN / Engadget JP (@ACCN) August 18, 2020
温かい目で見守ってくださいました皆さま、ありがとうございました。フロストブラックは、待つ価値はありますよー、超〜カッコいい!(比較は通常のブラック) pic.twitter.com/w3voD7eP9R
— ACCN / Engadget JP (@ACCN) August 18, 2020
掘り込みというより、ロゴの部分だけマット加工がされてない感じですね。高級感あります!(あ、保護フィルムは浮くと思います @visavis_miyavix ) https://t.co/Vk1nXLB4Rk pic.twitter.com/PAyZtP5iCr
— ACCN / Engadget JP (@ACCN) August 18, 2020
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●キャリアモデルに悩まされたロゴとプリインストールアプリがない。
もはやキャリアモデルの弊害のひとつとも言える外観デザインの介入。
本体の背面などには、キャリアロゴがいっさい入らない。
ソニーが最初からデザインしたとおりの、SONYロゴとXPERIAロゴのみがはいる。
背面カバーを付ければ見えなくなるしあまり気にしないといえばそれまでだけれど、気になるひとにとっては重要な部分でもある。
そして、内部アプリについても、各キャリア都合による余計なアプリがプリインストールされない。
プレーンなままかつ必要最低限のアプリのみ。
プリインストールされるだけならまだしも、アンインストールすらできなくて不要な人にとっては厄介極まりない状態だったので、気持ちよく好みのアプリのみをインストールできる。
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●いざという時の保証がつけられる安心感。
ソニーストアで独自に用意された「Xperia ケアプラン」。
故障・水濡れ・全損など、いざというとき交換機を用意してもらえる。かつ負担金上限5,000円で、何度でも修理に出せるというもの。
Xperia購入時に加入する必要があり、月払い500円+税か、年払い5,000円+税の維持費がかかる。
修理費用は、上限5,000円+税で何度でも利用可能。
万が一、修理できない場合でも同等機種に有償で交換してもらえる。(1年間に2回まで)
Xperia 1 II ・・・10,000円+税
Xperia 1 、Xperia 5・・・7,000円+税
海外端末の場合、修理したくてもできないといったケースもある事を考えると、有償サービスでも非常に安心感はものすごく大きい。
SIMフリー機を買うにあたって、ここまでアドバンテージが揃うのは珍しい。
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●ソニーが本来売りたかった理想のカタチでプロダクツを買える幸せ。
もしかすると、回線抱合せで安くなるという手法に長らく慣れすぎてしまうと、本来の端末の価格をみると割高感を感じてしまうかもしれない。
でもそれはあくまでも通信費を支払った上で安く見せかけていただけにすぎない。
最近は端末と通信プランの組み合わせでの割引に規制がかかった事もあってその魔力はすっかり失われていて、今こそ欲しい端末は欲しい端末で買うタイミングなのかもしれない。
現状、「Xperia 1 II」、「Xperia 1 」、「Xperia 5 」ともにすでに発売されてしまったモデルだけに、なぜもっと早くに出してくれなかったのか!?と思うかもしれないけれど、ここからがスタート。
今後、XperiaシリーズがSIMフリーモデルとして発売されることに非常に期待がもてる。
という建前は置いておいても、Xperia 1 II (XQ-AT42)の魅力が突出しすぎていて、これはすでに持っていたとしても買い替えたくなるレベル。
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●ソニーストア Xperia SIMフリーモデルラインナップ
Xperia 1 II (XQ-AT42)
ソニーストア販売価格:124,000円+税
カラー:特別色フロストブラック/ホワイト/パープル
Xperiaケアプラン(月払い500円/年払い5,000円)
発売日:2020年10月30日
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 5,600円(税込)
1回目のみ7,600円(税込)
・Xperia 1 II(XQ-AT42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<Xperia 1 IIレビュー記事>
・「Xperia 1 II」に備わる「Photography Pro」の項目とメニューをすべてチェックしてみた。撮るそのときに自分の想いを反映する楽しさがあるカメラアプリ。
・「Xperia 1 II」を手に入れたら、真っ先にオモテウラに保護フィルムを貼ろう。今回は、スミまで貼れる上級者向け?曲面対応のTPUフィルムにチャレンジ。
Xperia 5 (J9260)
ソニーストア販売価格:69,000円+税⇒59,000円+税
※2021年2月1日価格改定
カラー:ブラック/グレー/ブルー/レッド
Xperiaケアプラン(月払い500円/年払い5,000円)
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 2,700円(税込)
1回目のみ 2,800円(税込)
・Xperia 5(J9260) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<参考>
・有機EL 21:9シネマディスプレイ・トリプルカメラを備えるフラッグシップモデル「Xperia 5 SO-01M」、NTTドコモより11月1日に発売。
・有機EL 21:9シネマディスプレイ・トリプルカメラを備えるフラッグシップモデル「Xperia 5 SOV41」、手軽なミッドレンジスマートフォン「Xperia 8 SOV42」、auから10月下旬以降に発売。
Xperia 1 (J9110)
ソニーストア販売価格:79,000円+税⇒64,000円+税
※2021年2月1日価格改定
カラー:ブラック/パープル
Xperiaケアプラン(月払い500円/年払い5,000円)
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 2,900円(税込)
1回目のみ 3,700円(税込)
・Xperia 1(J9110) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<Xperia 1 執筆記事>
・ここ数年のXperiaとは全く異なる。Xperia 1実機ファーストインプレ – Engadget Japanese
・実際どう? Xperia 1『超縦長』ディスプレイの使い心地(実機レビュー)- Engadget Japanese
・Xperia 1の『トリプルカメラ』をじっくり試した(実機レビュー)- Engadget Japanese
・海外版Xperia 1を速攻入手して開梱レビュー。ストレージ128GBが魅力- Engadget Japanese
・[ ASCII.jp x デジタル 掲載 ] Xperiaシリーズを新たに生まれ変わらせた「Xperia 1」
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●Xperiaキャンペーン
・「スマホあんしん買取サービス」&「Xperia乗り換えキャンペーン」
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営業時間:11:00~19:00
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