ハイビジョンクオリティのHDDハンディカムとDVDハンディカム!
加速するハイビジョン化。
AVCHDに対応したビデオカメラとして
HDDタイプと8cmDVDタイプを発表。
久々に聞いたソニーの世界初。
2004年10月にテープ方式を採用したハイビジョンハンディカムが出てからも
一般のヒト達には、テープよりもDVDのほうが綺麗なんじゃ?
という混乱もありつつ。
ココでようやくディスクメディアでもハイビジョン録画出来る機種が出てきた事で
ハッキリと、スタンダード画質とハイビジョン画質という分け方が明確化した感じ。
<でも、AVCHDって何さ?>
AVCというのは「Advanced Video Coding」という
最新の動画圧縮技術の事。
PSPの動画フォーマットでも使われてるMPEG-4 AVC/H.264方式と同じモノ。
で、今回の「AVCHD」ってのは、
ハイビジョン映像を記録するビデオカメラ用の記録フォーマット。
今までテープメディアでなきゃハイビジョン画質を記録できなかったのは、
ハイビジョン画質のデータがバカデカ過ぎたから。
そのまんまじゃ、どーにも入らなかったものを
さらに高い圧縮技術(AVCHD)を用いる事で、
8cmDVDのディスクとか、HDDにも長く記録できるようにした。
動画の記録方式は同じAVCHDで、
使う用途によって、8cmDVDとHDDタイプの2機種から選べる。
逆に言うとメディア以外の差はないみたい。
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<【8cmDVD】ハイビジョンハンディカム>
AVCHD DVD“ハンディカム「HDR-UX1」
9月10日発売予定
ソニースタイル販売価格:168.000円(税込)
8cmDVDにハイビジョン映像を記録する。
解像度は1,440×1,080ドットの1080i。
今までの8cmDVD-R/-RW/+RW(1.4GB)にも記録できるし、
新たにDVD+R DL[2層記録](2.6GB)にも対応。
DVDハンディカムでの最高クオリティは、
HQ+モード(12Mbps)で、
DVD+R DL[2層記録](2.6GB)を使うと27分記録出来る。
【ハイビジョン画質(MPEG4 AVC/H.264)の録画時間目安】
録画モード 2層記録:2.6GB 両面:2.8GB/片面:1.4GB
HQ+モード(15Mbps) 約27分 約30分/約15分
HQモード(9Mbps) 約35分 約40分/約20分
SPモード(7Mbps) 約45分 約50分/約25分
LPモード(5Mbps) 約60分 約64分/約32分
ディスクの空き部分を自動的に探して録画してくれるので、
テープみたく重ね撮りしちゃう事はないし、
見たいトコをすぐに見られるメリットはデカイ。
ただ、片面1.4GBだと最高画質でたったの15分しか撮れないし、
両面2.8GBだと裏返さないといけないってのはメンドくさい。
せっかくハイビジョン画質で記録に残したいから、
やっぱりHQ+モード(12Mbps)で撮りたいのが心情というモノ。
という事で必然的に、
DVD+R DL[2層記録](2.6GB)で記録したくなる。
27分撮影できるのであれば、ディスク差し替えでどーにかなるでしょ。
ハイビジョンで記録(AVCHD)されたディスクは、
PCだと、ソフトウェア「Picture Motion Browser」さえあれば再生可能。
11月に発売されるPS3はそのまま再生可。
PCとUSBケーブルでつなげば、動画を吸い出して
HDDに保存もできるし、AVCHD規格の12cmDVDを作る事も出来る。
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<【HDD】ハイビジョンハンディカム>
AVCHD HDD“ハンディカム「HDR-SR1」
10月10日発売予定
ソニースタイル販売価格:178.000円(税込)
HDDは、1.8インチの30GB。
HDDに直接ハイビジョン動画を記録する。
解像度は1,440×1,080ドットの1080i。
HDDには、「HDDスマートプロテクション」が備わっていて
落下を検知するとヘッドが自動退避してHDDに傷をつけないようになっていたり
HDD自体には対衝撃ダンパーで保護されてる。
さらに、ヘッドが退避しちゃった場合でも記録がとぎれないように
バッファメモリーが記録し続けてくれる。
30GBのHDDに、
8cmDVDよりもさらに高画質に記録できる
XPモード(15Mbps)で残せるのが最大の魅力。
それでも4時間撮影が出来るので、
途中でメディアを交換しなくてもイイってのもラクでイイ。
【ハイビジョン画質(MPEG4 AVC/H.264)の録画時間目安】
録画モード 動画記録時間
XPモード(15Mbps) 約4時間00分
HQモード(9Mbps) 約7時間00分
SPモード(7Mbps) 約8時間30分
LPモード(5Mbps) 約11時間00分
HDDの利点を生かして、
HDDの空いてるところに自動的に録画してくれるし、
大量に貯まった動画もすぐに見られるし、
いらない動画もすぐに削除できる。
とは言っても容量には限りがあるので、
HDDハンディカムを使うという事は、
イコールPCに転送を頻繁にするのが前提となる。
HDDレコーダーを持ってるヒトは良くわかると思うけど、
HDDってのは便利だからってそのまま放置してると、
いつの間にかあっという間にイッパイになってしまって
いざ撮影しようと思ったらドレか消さなきゃいけいハメになるので
撮影したらすぐにPCにバックアップというクセだけはつけとかなきゃいけない。
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<その他の共通機能>
「クリアビッドCMOSセンサー」
と「エンハンスド・イメージング・プロセッサー」を搭載
高感度、低ノイズ、スミアレスで最大400万画素の高解像度を持つ。
レンズは、「カールツァイス〈バリオ・ゾナーT*〉レンズ」。
内蔵マイクのままでドルビーデジタル5.1chサラウンドを記録出来る。
「HDR-UX1」も「HDR-SR1」も
本体が大型化してる事から、
液晶画面が3.5型と大型化。
「クリアフォト液晶プラス」を採用しているので
色再現範囲やコントラストが高く、
サムネイル一覧を出した時も大きくてハッキリ見える。
さらにヘルプ機能がついて
このデカイ画面に使い方を教えてくれる親切設計になったあたりは
一般ユーザーへの配慮だと思われ。
それと、本体バッテリーがHDR-HC1と同じM型バッテリーになったおかげで、
大容量バッテリーを付ければ最長6時間というスタミナ駆動が出来る。
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<HDDとDVDとテープとドレがイイんだ?>
新型2機種で考えると
撮影したものをライブラリーとして残せるほうが
便利だと思うなら8cmDVDだし、
最高クオリティで撮影して
PCに転送する使い方が自分に合ってればHDD
という感覚かな?
テープメディアのHDR-HC3はどーなの?というと、
本体が新型2機種よりも明らかに小型だし、
テープが安価なので
たくさんのハイビジョンライブラリーをガンガン残せるというメリットはあるし、
従来のDVテープも再生できるメリットもあるので、充分魅力はある。
9月10月まで待てるヒトはいいけど、
今まさに子供がうまれます!とか夏の思い出をハイビジョンで残したいなら
速攻、HDR-HC3かHDR-FX1を買って、
今すぐにでも記録に残してやるべきだと思うけど。
これから買い替えをと考えてる場合ならば、
今から3機種のウチドレがいいかをじっくり悩んで見るのもイイかも?
ただ、一つハッキリと断言出来るのは、
大切な思い出を残したいなら、どのタイプでもいいから
出来る限り早くハイビジョンハンディカムに切り替える事を強く勧める。。
だって、思い出はお金じゃ買えないからね。
ちなみに、
デジタルハイビジョンハンディカムの「HDR-SR1」だけは、
ソニースタイルでエントリーが必要なので、
検討材料としてエントリーだけでもしておくのをオススメ。
2件のコメント
お久しぶりです。影ながらいつも楽しみに拝見しています。カメラの件は昨日の新聞を見て知りました!技術革新はすごいですね!うちの娘も2ヶ月が過ぎ、最近は「アー、ウー」とおしゃべりします。すっかり親ばかで何かあるごとにカメラを向けています。カメラはまさにお父さんのマストアイテム!改めてクンコクさんのアドバイスには本当に感謝です!
>NATSUさん
おひさしぶりです^^
とうとうHDDと8cmDVDでもハイビジョンカメラが出てきましたね!
こんなに早く投入とは私もビックリだったのですが、結構冷静だったりします。。
タイミングがピッタリなヒトにはイイかもしれませんが、やっぱり我が子を生まれたときからハイビジョンクオリティで残せてるかどうかの差は数年後に確実にわかりますからねw
今、自分のコドモを撮影したテープを編集してブルーレイにしようと思って整理してたんですが、やっぱり2004年10月までは全部スタンダードでしか記録が残ってないんです。
これは当たり前の事なんですけど悔しかったりします。。
まさか、コドモが出来てこんなに狂ったように子煩悩になるとは想像もしてませんでした!!
ですよね?(笑)