ソニーが基本的に好き!

スタイルだけじゃなくて操作性が抜群に良くなった「BRAVIA F1シリーズ」


BRAVIAの新モデル[F1シリーズ]

[X5000シリーズ][W5000シリーズ]の下位に位置しながら
性能的には随分近づいた感があって、
それに加えて美しいデザインが目を引くモデル。

「KDL-46F1」(46V型)
ソニースタイル販売価格:398,000円(税込)
「KDL-40F1」(40V型)
ソニースタイル販売価格:288,000円(税込)
「KDL-32F1」(32V型)
ソニースタイル販売価格:198,000円(税込)


高画質回路が「ブラビアエンジン」から
シーンごとの動きや明るさに対応してノイズを大幅に減らす
「ブラビアエンジン2」に進化してたり、
「モーションフロー」が搭載された事で
残像感のより少ない映像を見る事が出来るという点で
上位機種との差がかなり縮まっている。

地上・BS・110度CSデジタルは、シングルチューナー。

サイズは、32型、40型、46型の3ラインナップで
このモデルには52型のモデルは用意されてない。

それと
しつこいようだけど、
フルHD(1920x1080)なのは40型と46型だけで
32型はあくまでもWXGA(1366×768)。

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<外観インプレ>

液晶テレビだから、ディスプレイ部分はある程度薄いけれど、
それでも12cmくらいはあった。
それが[F1シリーズ]では
46型で7.4cm、40型で7.2cm、32型で7.1cmと
約40%薄型化して
横から見ると今までよりも明らかに薄くなった事を実感できる。

結局スタンドがあるから
実際には必要な場所は大きくは変わってないけれど
目に入る分には薄いほうが心地良い。


それと、画面の周りを取り囲むフレームの部分は
横幅が約2.7cmにまで狭められて
とてもスリムになって、
液晶のサイズほどの大きさを感じない錯覚に陥る。

カラバリは、
ガラスの粉を混ぜた光沢感のあるサファイアブラック
アルミ素材を使ったシルバー2色で、
今回レビューしてるのはシルバーのモデル。


フレームの下側は、
その奥が透けてみえるシースルーデザインになっていて
ディスプレイ本体を支えるスタンドからのびる細いアームが
スタイリッシュな雰囲気を演出。

スイーベル機構もあって
左右に20度傾ける事もできる。

アームの背面部分には、
配線類をまとめて流せるようになっていて
正面から見た時に、配線をうまく隠すように配慮されている。


端子類は上位機種と同様に充実。

背面に、
HDMI端子が2つ、コンポーネント(D端子)が2つ、
PC入力(音声はステレオミニプラグ)。
ビデオ入力が2つに、ビデオ出力が1つ。

音声の出力は、光デジタルとアナログ出力がそれぞれ1つ。
LAN(10/100)端子とAVマウスがある。

側面に、
HDMI端子が1つと、ビデオ入力が1つ、
それにUSB端子がある。


直接触れる操作系のボタンは本体の右側。
電源、チャンネル(上下)、音量(左右)、入力切替(決定)、ホームの
各ボタンが配置されていて
最悪リモコンがなくてもここでもメニューは操作できる。

ちなみにここの電源を切ると
当然主電源なのでリモコンで操作しても無反応になる。

リモコンは、
シンプルな赤外線リモコンと、
無線信号を利用した「おき楽リモコン」の2つ付き。

「おき楽リモコン」は、微妙に以前と異なっていて
ボタンが総じてやわらかいゴム状になって押しやすくなってたり
ボタン配置も変わっていていたり、
新たに「リンクメニュー」ボタンが加わってたりと
使い勝手を良くしようとする努力の跡がわかる。

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<細かいところに改善点>
触ってると
かゆいところにも手が届くように
中身も変化してる事に気づく。


まずはなんと言っても番組表。

去年の年末のBRAVIAシリーズは、
確かに番組表が高精細化されて
同時に7番組を見渡せるようになっていたけれど
[F1シリーズ]ではなんと
9番組を同時表示。

ドットバイドットで表示されていて
一つ一つの文字がくっきりはっきりと見えるし
特にBSデジタルの番組表は圧巻。


それと
チャンネルを切り替えて、番組が映る前に
ブラックアウトしたタイミングで
チャンネル番号と放送局、番組タイトルを
ほんの数秒表示してくれるようになったので
どのチャンネルにして今から何を見るのかが
把握できる。

ザッピングしてチャンネルボタンを押すクセのある自分の場合
番組が映る前に何をやってるかがわかるので
見たい番組なのか見たくない番組なのかが
速攻わかってかなり便利。


ホームメニューを押して
クロスメディアバーに番組が並んでる時には、
タイトルの横に何時から何時までやってるという情報の他に
今の時点で、
その番組がおおよそどれくらい進んでるかを示すバーも表示。

ささいな事だけど
ビジュアル的に進行状況がわかると結構助かる。


前々からうざいと思っていた入力切替。

最近のBRAVIAだと
一応、設定から利用しない入力をスキップも出来たけど、
もしかしたら、何かつなぐかも?と思って残してたり
逆にこの設定を知らずにそのまま
ドッサリと入力切替が表示されてたり。

今時、HDMIでつなぐものが多かったりするのに
HDMIはかなり後ろのほうで
何回もボタンを押さなきゃいけないのは非常にナンセンスだった。

それが今回からは、
入力信号が入った機器にはマークが付いて
電源の入ってない機器はスルーしてくれるという
もう恐ろしいまでにありがたい機能に変わっていて
劇的に入力切替の煩雑さが減ってる。


もう一つ、
BDレコーダーにもあるような
高速起動が、この[F1シリーズ]にも搭載。

最近のテレビって、
リモコンで電源を押しても
中でいろいろやってるらしくて、
「ただいま起動中です。」と出てから
なかなかすぐに言うことをきいてくれない。

だけど、
高速起動をオンにしておけば、
リモコン押して即使える。

ただし、当然ながら
すぐに動いてくれるという事は待機電力が増えてしまう事にもなってしまうので
高速起動の設定項目で、
早朝、朝、昼、夜、深夜から
自分が頻繁にテレビを見る時間帯だけをオンにしたほうが良い。

欲を言えば
高速起動の時間帯を、ユーザー側で決められたほうが
もっとエコになると思うんだけど。

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画質がどうのこうのよりも
BRAVIAを操作していて今まで感じていたちょっとしたストレスが
[F1シリーズ]では、中身が改善されてる事に
とても感心してしまった。

それと
普通はあんまり持ち上げる機会もないのかもしれないけど
40型でも重さは21.5kg程度で
全体的なサイズも縮まってる事もあって、
一人で移動しようと思うとアッサリとできてしまったのにも驚いた。
(その重量の大半がスタンドの重さだったり。)

[F1シリーズ]の実物を見ると
スタンドからのびるアームとか、
囲まれた細いベゼルといった全体的な質感も高くて
これがスタンダードモデルとは思えないほど
デザインも良くまとまっていて
今回出てきたBRAVIAの新シリーズの中では
ダントツにコレが良いモデルだと思える。

基本的なテレビ機能とは別に
ネットワーク系もさらに進化してるみたいなので
次は、その辺も触ってみようかな。

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