実用度の高い“非接触充電式”のBluetoothマウス「VGP-BMS77」
VAIO typeZやVAIO typeTみたいなモバイル系のVAIOノートは、
USB端子がすぐに枯渇してしまうし、
使う時に配線がウヨウヨ這ってるとうざい以外の何物でもないので
Bluetoothマウスは必須。
そのBluetoothマウスも、
最近は単なるカラバリがっかりでマンネリ気味だなと思ってた矢先に
ひさびさに良さげなBluetoothレーザーマウス「VGP-BMS77」が現れた。
Bluetoothレーザーマウス「VGP-BMS77」
ソニースタイル販売価格:9,980円(税込)
値段的に考えると安くはないけど、
これが元が取れる働きをしてくれるかが重要。
パッケージもマウスとは思えないゴツさで
ブリスターパッケージではなく、
厚手の紙製で出来たVAIO周辺機器と同様のもの。
中身は、Bluetoothマウスのほかに
クレードル、ACアダプター、ACコード、取扱説明書、保証書。
Bluetoothマウスの形状は、
VAIO専用のマウスとしてはスタンダード。
円柱を斜めにカットしたようなフォルムをしていて
手をのせた時の、指の位置や手のひらのフィット感は悪くない。
操作系は、
左右のクリックボタンにホイールボタン。
そして今までのVAIO用Bluetoohマウスにはなかった
[進む]と[戻る]ボタンが付いてるのが特徴。
レンズ部から出るレーザーは不可視レーザーなので
まかり間違っても、何にも出てないと思って
電源が入った状態で覗き込むのは危険なので注意。
底面の触れる上下には「PTFE(フッ素樹脂)ソール」を使う事で、
マウスを操作した時にも、引っかかり感がなく
するすると滑って負担なく操作できる。
マウス表面は、
VAIO typeAのエストラマー素材を使った革のような凹凸のある触感。
マウスの裏面のカバーを開けると
通常、電池が入ってる部分に、リチウムイオンバッテリーが格納されている。
交換も可能なようでバッテリーは取り外しが可能。
型番は、「SP60BITA9C」というもので
3.7V、710mAh/2.7Whとある。
おそらくこれがヘタってしまったら
サービスパーツかなにかで入手して交換ができるのだろう。
充電をする際には、Bluetoothマウスを
専用のクレードルの上に載せるだけ。
底面の後ろ部分と、
中央あたりにあるスリットにクレードルの突起をひっかけてやる事で
収まりよくドッキングできる。
基本的に“非接触充電式”なので、
クレードルとマウスの触れる面を見ても金属の接点のようなものもなくて
ただ載せてるだけで充電ができる。
そしてクレードルの形状と、マウスのカッティング形状が合わさって
1つの円柱のようなオブジェに見える工夫もされている。
充電するには、当然電源コードをハメなきゃいけないわけで、
クレードルの[DC IN 5.2Vコネクタ]に、ACアダプターをつなぐ。
マウス1個のためにわざわざ電源を1つ使わないといけなかったり
ACアダプタが意外と邪魔だったりするけど、
オブジェとして置いておく事に違和感がなければ、
そのままクレードルごとに置いておくのもひとつだし、
一回フル充電しておけば3~4週間は持つみたいなので、
充電以外の時はしまっておいてもいいかもしれない。
充電中は、ステータスランプがオレンジ色に点灯、
フル充電になると自動的に消灯する。
PC側のBluetoothのユーティリティを起動、
Bluetoothマウスのコネクトボタンを押し続けて、
ステータスランプが点滅している間に、
スキャンして「VGP-BMS77」を登録。
登録は一回やっとけは、もういつでもPCに電源が入れば
スムーズに使えるようになる。
そういや、
解像度の切り替えが800/1200/1600dpiの3段階で出来るって書いてあったけど
どうやってやるのかな?と思ったら、
ものすごくリアルな変更方法だった。
まず、Bluetoothマウスの電源スイッチを切っておく。
そして、
左右のクリックボタンと、裏面のコネクトボタンの3つのボタンを
同時に押しながら、電源スイッチを入れる。
すると、
ステータスランプが、グリーンとオレンジに交互に点滅をはじめるので
その最中に、
左ボタンを押すと、800dpi
戻るボタンを押すと、1200dpi
右ボタンを押すと、1600dpi
という具合に切り替わる。
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<実際の使い勝手考察>
実際に使ってみての個人的な感想。
一番最初に気になったのが、
全く同じ形をしてると思っていたのに、実は
「VGP-BMS77」と従来の「VGP-BMS33」と微妙に形状が異なる事。
「VGP-BMS33」は、タテに長細いデザインからすると、
「VGP-BMS77」は、横幅が2.4mm、高さが2.1mmほど広がって、
縦幅が3mmほど縮んだ。
円柱をカットしたようなデザインも
その切り口が変わって、
シルバーラインの幅が太くなって手のハラが自然と当たるように変化。
VAIOロゴの位置も
クレードルを載せた時に見える角度を考慮した場所へと移動されている。
そして一番の違いは重量で、
「VGP-BMS33」が電池を含む重さが110gなのに対して、
「VGP-BMS77」は、バッテリーを含めても約80gと、
30gも軽くなっている。
実際に手中にマウスがある感覚としては、
「VGP-BMS33」は、
五本の指がマウスの先端に向かってまっすぐ伸ばしたような持ち方で
その重さも適度で、これはこれで軽いホールド感で操作しやすい。
「VGP-BMS77」は、
全体的に指を曲げてグリップして、
左右クリックは上から押すような感覚。
それよりも何よりも、マウスを動作させるのに、
まるで電池を入れ忘れたみたいに軽くて、
高級なイメージが薄れ気味ではあるけど
底面がスルスルすべる感覚と合わせて、
長時間使い込むにはこのほうが楽な気もする。
以下が、VAIO typeZと、VAIO typeTに、
Bluetoothレーザーマウス「VGP-BMS77」を組み合わせてみた状態。
VAIO typeZ+Bluetoothレーザーマウス「VGP-BMS77」
VAIO typeT+Bluetoothレーザーマウス「VGP-BMS77」
ブラックやシルキーブラック、
プレミアムカーボンといったいわゆる黒系のカラーリングであれば、
もちろん同系色なので非常に親和性は高い。
外出時に一緒にマウスを持っていくとすると
大きさ的にはお世辞にも小さいとは言えないものの
十分に充電出来ていれば電池切れの心配もないし、
今までよりも随分軽くなってるし大きな不満となる要素がない。
マウスの操作感としては、
思い通りにサラサラっと動いてくれるし、
見た目よりも左右のクリックは軽い。
VAIO typeZとかの解像度が高いからといって、
マウスの解像度を1600dpiとかにすると
思った以上に反応してしまう事もあるのでほどほどに1200dpiくらいのほうが自分的には使いやすかった。
それと、せっかく付いてくれたブラウザの
[進む]と[戻る]ボタンは、ついてくれた事はありがたかったのだけど、
ボタンの位置がスクロールの手前あたりというのもあって
いちいち指の持ち替えが発生して微妙に押し辛い。
マウスの左右の側面あたりに付けてくれたほうが使いやすかったんじゃないかな?という気がしないでもない。
それでもないよりはよっぽどマシ。
最初は、マウスごときで電源とクレードルまで用意しなきゃいけないのか?
とか思っていたけど、
何せ載せる事に対してはサクと置けて
それがいつの間にか充電できてて
電池切れの心配をせずに使えるのは気分的に楽。
バッテリーをいたわる工夫もされてるそうだし、
よくよく考えたら、マウスの行き場っていうのが
いつも決まってるわけではないし、
付かない時くらいは、クレードルに載っかっててくれててもいいかなと。
絶賛!超オススメ!というほどではないけど、
VAIOのBluetoothマウスの中から選ぶのだったら
今だったらこれが一番かな。
ひとまず個人的には気に入ったので、
自分のVAIO typeZには、このマウスを使おう。
【VAIO typeZ特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
2件のコメント
これ良さそうですねぇ~
VGP-WKB1/JとVGP-WMS1って
骨董品に近いワイヤレス製品を未だに使ってます(汗
電池が切れるのめっちゃ早いです!
キーボードもBluetoothで出してくれないかなぁ。。。
>Kz(コズ)さん
このマウスは、純正マウスの中ではなかなかGOODですw
あ、そうですよね!Bluetoothに対応した純正のキーボードはぜひ出して欲しいですw