安全に持ち運べるポータブルHDD「VGP-UHDM25」
PC間でデータを移したい時は
大容量化してきたUSBメモリーがかなり便利なものの、
時間が経つとだんだん消さないまま残しておくデータが増えてきて、
そんな時に大きいデータを移そうと思ったら
やっぱりどれかデータを消さないといけなかったりして、
たまーに不便な時がある。
そういった場合には、
ポータブル系のHDDが1コあると結構便利。
という事で
VAIO周辺機器のポータブルタイプの外付けHDDの新モデルを使ってみる。
USBポータブルハードディスクドライブ「VGP-UHDM25」
ソニースタイル販売価格:29,800円(税込)
コンセントから電源をとらなくても良いという
ポータブル性に優れた外付けHDDで
容量は、約250GB、
2.5インチHDD(5400回転/分)を採用。
基本的にUSBから電源供給をするため、
電源コードが不要という事にはなるけど、
USBバスパワーを手助けするための補助として、
単3電池を2個、本体内に収める構造になっている。
消費電力としては約2.3W。
電池がどれくらい持つかというと
公称値では
1日5回、約20MBのファイルを100個読み書きをした場合で約2ヶ月、
約100MBのファイルを10回読み書きして、
それを20回行った場合で、約1ヶ月となるらしい。
(と言われてもさっぱり検討がつかないけど。)
全体的な大きさは、
幅約80.3mm×高さ約22.6mm×奥行約158mmとなっていて
おそらく電池部がなければ
もっと小さくなっていただろうけど、
ACアダプターを持ち運ぶ事を考えれば
こっちのほうがよりコンパクトという事にもなる。
デザインは、
1枚のアルミ材をスクウェア状に折り曲げて加工された
カドにみるその滑らかなラインと、
ヘアライン加工処理されたボディ表面からしても
見た目に高級感を演出。
ダイヤカット処理をしたVAIOロゴも入っているあたりからも
チャチさは感じられず所有欲は適度に満たされる。
実際の重さとしては、電池を含めて約280gと、
見た目の重厚な印象とは違って比較的軽い。
それと、
なぜか本体を収めるケースにえらく気合が入っていて、
本革製のレザーポーチが付いている。
このケースは、
まさに本体にフィットするピッタリの大きさに作られていて、
持ち運びの際のハードディスク本体を保護する役割も果たしつつ
出し入れも容易で、
入れた際にすべり落ちないようにベルトで留める仕組みになっている。
持ち運んで運用する場合には、
USB端子にアクセスできるようになってるので、
ケースにいれたままでも使えるのがミソ。
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利用は当たり前に簡単で、
ただ、USBケーブルをPCとHDDドライブに接続するだけ。
(HDDドライブ側はUSBミニB端子)
注意事項としては、
途中にUSBハブとかははさまないほうがいいらしい。
PCに差し込んだら
自動認識されて、普通にローカルディスクとして使用できるようになる。
約250GBとされる容量のうち
Windowsの中で実用量として使えるのは232GB。
容量の関係からフォーマット形式はNTFSなので、
残念ながら、PS3とかにブスっと挿して
中の動画を見るといった使い方は出来ない。
取扱い説明書の仕様には、
データ転送レートに
読み出し最大:91.6MB、
書き込み最大:91.6MB
と書いてあったので
ものすごく期待してしまって、実際に測定してみた。
CrystalDiskMark2.2で
100MBのデータをリード&ライトで測定したもので、
左が、typeZに接続、
右が、typeR masterに接続した結果。
あれ・・・
書いてある数値の3分の1程度しかでてない。
というか、
よく考えたら5400回転/分のHDDってそんな速度出たっけ??
この理論値は一体何を基準に書かれてたものなのかが不明で
まるで信憑性がない。。
シリアルATA接続の5400回転/分のHDDでも
そんな数値をたたき出した事一度もない事を思い出して、
この実測値が事実だという事で。
ぬか喜び。
いたって普通速度。
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<安全簡単なセキュリティロック>
普通に外付けHDDとして使うのなら無理にこれを選ばなくても、
他のメーカーにも山盛り選択肢はあるわけだけど、
このHDDドライブには、
ちょっぴり変わったセキュリティシステムが搭載されている。
セキュリティのロック方法はというと
パスワードとか指紋認証というものもあるけど、
このロック解除には、
ワイヤレスのキーを使って解除するというタイプ。
このワイヤレスキーも本革製の丸いキーホルダーのような形になっていて
VAIOロゴを型押しするといった懲りようで。
HDDドライブとPCをUSBケーブルで接続した状態で、
横にある[REGIST]ボタンを押す。
すると、ワイヤレスの青いランプがピコピコと点滅を始めるので
まずは1コめのワイヤレスキーをかざす。
1秒くらいランプが消えて登録した事を示した後に
また点滅を再開するので、
2コ目のワイヤレスキーを同じように登録。
青いランプが消えたら2つとも登録成功。
逆に、セキュリティ機能を解除したい場合には、
一旦HDDドライブとPCがつながって
セキュリティが解除された状態で、
HDDドライブの電池ブタを開けたところにある[CANCEL]ボタンを押す。
そうするとセキュリティ機能が停止して普通のHDDドライブになる。
ちなみに、
2つあるうちの1つでもワイヤレスキーがなくなったりした場合は
VAIOカスタマーから購入する事ができる。
万が一2コともなくしてしまうと
HDDの内部のデータの取り出しができなくなっちゃうので、
どっちもなくさないように管理する事も大切。
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セキュリティロックをかけたHDDドライブは、
HDDをPCにつないだ時は、
ロックがかかっていて、アクセスができない状態にある。
もしくはPCを再起動した時や
休止状態やスリープから復帰した時も同様。
それを解除して使えるようにするには、
ワイヤレスキーをHDDドライブにかざす。
そうすると、
オレンジ色に光っていた[LOCK]ランプが消えて、
[UNLOCK]がグリーンに光りだして、
アクセスが出来るようになった事がわかる。
ロックがかかってると
どうにもHDDの中身が見る事はできなくなっていて、
それが、
ワイヤレスキーをかざすという簡単なワンアクションで解除できる。
セキュリティの大切さはわかっていても
解除方法がめんどくさいと、
結局日々の運用で使わなくなってしまう可能性もあるから、
このシンプルさはなかなか便利。
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以前の同モデルのHDDは100GB程度だったものから
今回250GBと容量がアップして、
ポータブルでありながらも大量のデータが持ち歩けるようになった事で
ちょっとした使う環境も変わってくる。
今までは必要なデータだけを転送していた状況から、
たまにしか使わない格納してるデータも
ある程度このHDDドライブに入れておく事ができるようになって、
頻繁に母艦のデスクトップPCとかにとりに行く回数が減らせたり、
いつもは持ち出さない巨大な動画データを
何個も持ち運んで、自宅のノートPCで見るなんて事も容易になる。
“持ち運び”と“容量の余力”は
ポータブルHDDの利点。
それに、入れられるデータ量が増えるという事は
それだけ自分にとって
大切なデータが入ってる可能性が高くなるという事でもあるので
ガッチリかつシンプルに守ってくれるセキュリティも大切。
そう考えると、
これ1コあるとかなり重宝するのは間違いない。
それに自分の場合、
持ってるtypeZもtypeTも、
内蔵ストレージがSSDという事もあって、
容量が少ないのもそうだけど、
頻繁なデータの書き消し動作を少しでも減らしてやりたい心情が働いてしまって、
そうすると、データは外付けHDDにまかせてしまったほうが
ちょっぴりでも精神的に楽になれるかな?という打算もあったりする。
ついでに複数台のノートPC間のデータ共通化にもなるし
一石二鳥以上にはなるっぽい。
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】