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VAIO typeZにSLCタイプのIntel製「X25-E」を載せてみる。(その3)

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・VAIO typeZにSLCタイプのIntel製「X25-E」を載せてみる。(その1)
・VAIO typeZにSLCタイプのIntel製「X25-E」を載せてみる。(その2)
の続き。

VAIO typeZiconに、Intel製SSD「X25-E」を載せてると、
レスポンスは良好で、ひっかかりを感じる事もなくて
使ってるととても気持ちがいいのだけど
ひとつだけ気がかりがある。

というのも、
どうしても気になるのが32GBという容量の少なさで、
アプリケーションを極力入れないようにしたにもかかわらず
既に残りの空き容量がかなり少なくて、
もしかすると
使い始めてしばらくすると
ディスクの空き領域の断片化の進行が早くて
パフォーマンスが低下するんじゃないか?という心配があって、
それを少しでも回避してみようという
自分向けのチューンをしてみる。

とは言っても
今までいろいろ検証してきた事を踏襲するだけなので
やってる事は過去記事とほぼ同じ。

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<もう一度、32GBという少ないSSDにリカバリする。>

もう一回リカバリからやり直し。

前回、
VAIO typeZiconにIntel製SSD「X25-E」を装着して
使えるようにリカバリしたけれど、
ベンチマークアプリをインストールして、
テストを何回も繰り返してる事もあるし
それと一つやり直したい事があって、
もう一度、最初からリカバリする事にした。


リカバリ方法は同じで、
「リカバリディスク1」をDVDドライブにセットして、
リカバリーセンターのウィザード画面に進む。

そして、
約6.71GBも必要とするリカバリ領域は
どうにも置いておけないので、
「VAIOリカバリデータ」は、削除を選択する。


リカバリーを開始して、
「リカバリディスク1」と「リカバリディスク2」を
交互に入れ替えるように促されるので、
一度目は素直にそれにしたがって作業を進めて、
再度、「リカバリディスク1」を入れるように出たダイアログには、
[OK]と[キャンセル]が選べるようになっているので、
そこで強制的にキャンセルを選択してリカバリを中断する。

エラー画面が出るけど無視して
再起動すると、
Windows Vistaの初期セットアップ画面が現れるので、
セットアップを進める。


セットアップ画面でする事といえば、
Winsowsのアップデートの自動更新を
あえて自動更新しないを選ぶ。
インターネットにつながったとたんに
ダウンロードを始めてしまうのを防ぐため。

初期セットアップが終わると、
VAIO系のアプリの入っていないVAIO typeZiconが立ち上がる。

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<SSD以外の退避先を作る。>

立ち上がったら、
いきなりデータの行き先をSSD以外の場所へ向ける作業に入る。


まず第1に、
SSDへの書き込みを減らす作業をする。

●使っていないWindowsサービスを止める。
 (“SuperFetch”は超高速なSSDには不要。)
●SSDのディスクの書き込みキャッシュを無効にする
 (一時的にデータを蓄えるキャッシュはSSDには不要)
●インデックスの作成を無効にする
 (高速化のための索引の作成はSSDには不要。)
●復元ポイントをなくす
 (無用な書き込みの停止、容量の確保のため。)
●デフラグを停止する
 (Windows標準のデフラグにはSSDへの効果がない。)
etc…

・VAIO typeZにSSDを載せたら、いたわりメンテナンスをしてみる。
・VAIO typePのVistaの設定をいじくって快適化計画。


第2に、
仮想メモリを作る。

VAIO typeZiconには、メインメモリとして4GBを載せていて、
32bit版のWindows Vistaの場合であれば、
「32bit版OS」のメインメモリーの認識の限界もあるので、
あえて無駄になっている部分を活用。
仮想ディスクとして【Gavotte Ramdisk】を利用する。

RAMディスクとして
わかりやすくドライブレターは「Z:」、
OSから見えない部分の1GBを仮想ディスクとして割り当てる。

このRAMディスクには、
以下を割り当ててみる。

●WebブラウザのキャッシュをRAMディスクに割り当てる。
●仮想メモリーの設定で、
 「C:」ドライブを「ページングファイルなし」にする。
 (もしくは「Z:」ドライブを適度な容量に設定する。)
●作業ファイルの置き場所をRAMディスクに割り当てる。

注意点として、
大きいデータを扱うと、エラーが発生する場合があるので、
状況に応じて元にもどしたほうがいい事もある。

・Windows Vistaにメモリー4GBを載せて体感速度をさらにアップ!
・32bitOSの管理外メモリーも使ってVAIOノートを快適化する。


第3に、
保存先を外的なメモリースティックに変更する。

必要なデータは、
VAIO typeZiconのSSD内にある必要はなく、
他のPCとの移行作業の簡略化という意味でも
Windows Vistaに規定された
[アドレス帳]、[デスクトップ]、[ドキュメント]・・・etc
という11項目は、
全てメモリースティックへと変更。


それに最適なのが、
VAIO typeZiconの本体の中に埋め込めて邪魔にならず、
かつ高速な、
ExpressCardスロットにアダプター「MSAC-EX1」iconと、
“メモリースティック PRO-HG デュオ” HXiconの16GB。

高速転送が可能で、
かつ容量的に16GBもあれば、
相当数のデータ量をストックできて、
Intel製SSD「X25-E」の容量の少なさを大きくカバーする事にもなる。

上記の設定をしておけば、
何気なくドキュメントやピクチャにデータを入れても
ダウンロードしても
全てメモリースティックへデータが入っていくので好都合。

当然、
メモリースティックへのデータ出し入れする時の速度なので
SSDへの読み書きよりは遅くなるけど
通常使用には我慢できないレベルではない。

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<通常使用となるように設定>

そして、
データの退避先の確保という下準備が出来たら
ようやくここからリカバリー後の残りの設定をしていく。


VAIO typeZiconの場合、
リカバリを途中でキャンセルしていても
ほぼ主要のドライバと必須アプリは入っている。

ただし、
ワイヤレスLANが機能していないようなので、
「リカバリーディスク1」と「リカバリディスク2」を使って
VAIOリカバリセンターを起動、
その中の「ソフトウェアの再インストール」から
必要なアプリケーションをインストールする。

今回、自分の入れたアプリは以下の1つのみ。
・Wirelwss LAN Driver(Intel)

次にインターネット経由で、
自分が必要だと思われるものをダウンロードする。

【VAIO系アプリ】
・「VAIO Update Ver.4.0.0.08240」アップグレードプログラム
・「VAIO Smart Network Ver.2.0.1.11050」アップデートプログラム

【Webブラウザ】
Internet Explorer8
・Internet Explorer8の正式版がリリース。
Google Chrome 2.0
・VAIO typePに、Google Chrome 2.0を入れてイージーブラウズ。

この時、
それぞれダウンロードする際には、
あえて「実行」を選ばず、一旦「保存」を選択。

保存先は、先ほど
メモリースティックに変更した「ダウンロード」へとすれば、
SSDへはダウンロードファイルは蓄積されず、
メモリースティック側に入る。

インストールしてして不要であれば、
削除してしまえばいいし、
また他のPCで使いたい時は、ダウンロードの手間も省けて
即インストールができて一石二鳥。

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そして、
本来であれば真っ先にするであろう
Windowsのアップデートを今はあえてしない事にする。

というのも、
実は、リカバリー直後の状態であれば、
Cドライブとしては28.4GBあるうちの
システムとアプリケーションで使用されている容量は約14GBくらいで、
この時点であれば、まだ空き容量が約14GB程度もある。


左)リカバリ直後        右)Windowsアップデートを施した後

なのにここで、蓄積したアップデートを施すと
ダウンロードしたデータとか、
復元ポイントをつくるためのデータを含めて、
あっという間に6GBくらい消費してしまう。

容量の少ないIntel製SSD「X25-E」に適用するには
かなりもったいない気分。

今の時点でもService Pack1までは適用されていて
ある程度は安定してるし、
おそらくもう少しすれば、
Sarvice Pack2の正規インストール版が公開されるはずなので、
それを待ってから入れる事にする。
(一般的にアップデートは随時入れるのが常識。)

・Windows Vista SP2のRC版が一般公開されたのでVAIOに入れてみる。

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ディスク構成としては
こんな感じ。

最終的に、
自分の必要とするアプリケーションを入れて
Cドライブの空き容量は、13GB強となったので、
これでしばらくVAIO typeZiconを使ってみようかと。

もしも・・・
もしも万が一パフォーマンスの低下とか
変化があれば追記予定。

【VAIO typeP特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】

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