Intel、サーバー向け最新CPU「Xeon 5500」シリーズを発表。
Inetlから、
サーバー向けとされるCPUに
新しく「Xeon 5500」シリーズを発表。
・サーバー・ソリューションインテル Xeon プロセッサー 5500番台
開発コードは「Nehalem-EP」とされ、
Nehalemアーキテクチャを採用するCore i7と同系列。
CPUは4コアで、
ハイパースレッディング・テクノロジーを利用する事で
8コア相当のパフォーマンスを実現、
メモリコントローラを内蔵する。
ターボ・ブースト・テクノロジーで
コアの動作クロックを一時的に上げるだとか、
インテリジェント・パワー・テクノロジーで
動作内容に合わせて消費電力を抑える技術が採用されたおかげで、
いわゆる
いつもパワーが一定ではなくて、
がんばる時にはがんばる、休む時には極力電力を使わない
という緩急の使い分けで
消費電力を限りなく落とせるようになっているのも大きな特徴。
メモリクロックは、1333MHz、1066MHz、800MHzの3つで、
グレードとしてはW5500、X5500、E5500、L5500の4種類存在する。
対応するチップセットは、
「Intel 5500 chipset IOH」+「ICH10R」。
Core i7のTDPは、130Wとかなり高めで
排熱が結構大変というのを聞いた事があったけれど、
「Xeon 5500」シリーズは、
ミドルクラスのX5500で95W、E5500で80W、
低電圧版のL5500では60Wとかなり低めで
熱とか電力あたりでのメリットはありそうなのかなと。
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<さらに関係ない独り言>
現状のデスクトップVAIOというくくりで考えると、
セパレートタイプのVAIO typeR masterの最終モデルにしても、
現行モデルのボードPCとなったVAIO typeRにしても、
チップセットはP35で、
載せられるCPUは、Core 2 Quadが限界。
これから先を期待したいVAIO typeRでも、
もしも仮に新しいチップセットを載せたとしても
ボードPCというスリムなデザインから見てもわかるように、
どう考えても排熱に無理があって、
現状のCore i7を載せるのは無理っぽい・・・
おそらく
2009年第3四半期頃に出てくるであろう新チップセットP55に、
TDPが95WになったCore i7(Lynnfield)という組み合わせになって、
ようやく載せられるようになるのかな?
というのが個人的な予想だけど、
せっかくなら
それを待たずに、Xeon 5500の低電圧版を採用した
VAIO typeRがあってもいいのになと勝手に思ってみたりもする。
普通の事をするならオーバースペックだろうけど、
デジタル一眼レフのRAWデータ編集とか、ハイビジョン動画編集には、
今よりももっとパワーがあってもいいと思うし、
そして何よりも
デスクトップVAIOのフラッグシップ機として
いつも最新技術が入ってるVAIOという存在を
見てみたいというのが本音かな。