見た目も中身もグレードアップした「VAIO typeZ」
VAIO typeZは、
2009年夏モデルにモデルチェンジして、
スペックを大幅に強化。
・VAIO typeZ
「VGN-Z92YS・Z92DS・Z92JS」
ソニースタイル販売価格:169,800円(税込)~
(モバイルノート発売記念キャンペーン)
・VAIO typeZ
「VGN-Z92PS」
(Windows Vista Business 32bit &
Windows XP Professional ダウングレード代行インストールサービス)
ソニースタイル販売価格:179,800円(税込)~
(モバイルノート発売記念キャンペーン)
---------------
【新CPUや大容量SSD、MIMO技術のワイヤレスLAN】
まず、IntelのCPUが刷新されて
3つのモバイルプロセッサーが登場。
(エントリーにあるP8700は継続)
CPU名(動作周波数) キャッシュ TDP
Core2Duo T9900(3.06 GHz) 6MB 35W
Core2Duo P9700(2.80 GHz) 6MB 25W
Core2Duo P8800(2.66 GHz) 3MB 25W
Core2Duo P8700(2.53 GHz) 3MB 25W
FSBは全て1066 MHz
最上位で最速となるCPUは、
Core2Duo T9900で
ついに3GHzを超える周波数で、
キャッシュも6MBと超パフォーマンス重視。
TDPが35Wと高めなので、
typeZサイズで、より高い処理能力を求める場合に選びやすい。
それから、
Core2Duo P9700は、
2.8GHzという高い動作周波数と6MBのキャッシュを持ちながら、
TDPが25Wに抑えられて
パフォーマンスとバッテリー駆動を両立させたい
という使い方に向いたCPU。
P8800以下になると周波数が徐々にさがりつつ
2次キャッシュが3MBと減るものの
元母体が非常に速いので、
こちらでも一般用途には十分な能力を発揮してくれる。
-・-・-・-・-・-
メモリーに関しても、
Windows Vistaが64bit化したために、
32bitOS限界とされる3GBの認識枠を超えられるようになったために
大きなメモリーを搭載する意味があるようになった。
そこで、
今回のモデルからは、
モバイルVAIOでも、8GB(4GBx2)や6GB(4GB+2GB)
という大容量メモリーの選択が可能に。
メモリーの仕様は、DDR3で、
稼動電圧は1.5Vと
消費電力をDDR2(667MHz)程度に抑えながら、
1066MHzという高い帯域になって動作させる事ができて
さらにデュアルチャンネル動作するので
大量のデータをやりとりする場合でも
スムーズに流す事ができて、そのままパフォーマンスにも寄与する。
-・-・-・-・-・-
ストレージ系は、
高速レスポンスでバッテリーライフにも貢献する
1.8インチのSSD2枚の、RAID 0のストライピング構成で、
それぞれ容量が3種類から選択可能になった。
特に今回は、
なんと約256GBx2で、512GBにも及ぶ最大容量を実現、
SSDは容量が足りないといっていたのは過去の事になりつつある。
もちろん、256GB(128GBx2)や128GB(64GBx2)も用意されていて
128GB(64GBx2)にいたっては、
+25,000のコストアップで選択できるなど、
価格的にも随分と安く導入できるようになったのも非常にありがたい。
2.5インチHDDの選択肢も残されていて、
低コストで大容量にするのであれば、500GB(5400回転/分)
という選択肢もある。
以前にあった
ブルーレイディスクドライブを搭載する際の
ストレージの制限というものも一切ないので
カスタマイズ時のストレスはない。
-・-・-・-・-・-
そして地味にうれしい進化をしているのが、
ワイヤレスLAN。
2.4GHz/5GHz(IEEE 802.11a/b/g/n)に対応した
ワイヤレスLANという規格は同じで、
従来のMIMO(送信1x受信2)構成から
MIMO(送信3x受信3)という
内部のアンテナ数を増加することで、
ワイヤレスLANの速度を向上させる事が可能になった。
カスタマイスする際には、
MIMO(送信3x受信3)を選択しても+3000円。
単純に、受信時で約1.5倍、送信時で約3倍、
理論値となるものの最大450Mbpsという高速性を実現できる、
もしくは、いろいろな障害物が多くても
複数アンテナで安定したワイヤレス環境を維持できる
というメリットがある。
---------------
【モバイルできる動画編集マシンへ】
パフォーマンスやストレージ容量が大幅にパワーアップした事で
Adobe Premiere Elements7や、
Adobe Photoshop 7、
DigiOnSound 5 L.E. for VAIO(HDV対応版)
といった
本格的な編集ソフトが選択できるようにもなったのも
今回が初めて。
単体で購入すると
ものすごく高価なソフト群だけに、
それがかなりリーズナブルにカスタマイズとして
プリインストールできるようになるので、
まさに
メインマシンとして扱えるモバイルVAIOノートへと進化したとも言える。
---------------
【精悍なスタイルとなるパームレストブラック】
液晶天板のカラーバリエーションには、
新色として「ボルドー」が1色、
「Urban Geometric Style」というコンセプトをもとに
2種類のデザインとなる
「ドットマトリックス」と「カレイドスコープ」が追加。
ベーシックからが2色、
プレミアムカラーが1色、
プレミアムデザインが5種類という
全7種類から選択が可能になった。
そして、
パームレストが、素材感を生かした「シルバー」だけでなく、
マットな「ブラック」を追加。
この展開は、
まさにVAIO typeS(SZシリーズ)が、
当初シルバーのパームレストだけだったものから
ブラックへと変わった時と同じ。
でも当時と違うのは、選択肢があるという事で、
どちらか強制ではなく、
自分の好みで液晶天板と、パームレストのカラー&デザインを
コーディネートできる楽しみが増えた。
---------------
「NVIDIA GeForce 9300M GS」と
チップセット内蔵の「GMA 4500MHD」の2種類の
グラフィックをいつでも切り替えられる
ダイナミック・ハイブリッドグラフィックスは健在。
ただ、惜しいのは、
せっかくの切り替えができて、
バッテリー駆動時には、「GMA 4500MHD」側が使えるのだから、
専用グラフィックは、
NVIDIAのさらに上のGPUにステップアップしても良かったのに
とは思ってしまったりもするけれど、
おそらく、
この軽量でコンパクトなボディに収めるとなると
発熱との戦いにもなるので、
おいそれと高グラフィックを載せるわけにはいかなかったのだろうなと。
今回は、
ただ単にOSが64bit化しただけじゃなくて、
CPUは消費電力を保ちながらも高性能化しているし、
メモリーもどっさり載せられるし、
SSDもかなり自由度をもって選択できるようになったり
ワイヤレスLANも強化されたりと
ハード的には、納得のスペックアップを果たしている。
それに
パームレストがブラックに出来るようになって、
液晶天板をブラックにして、オールブラックなモデルも作れたりと
去年にかなりのインパクトを持って出てきた「VAIO typeZ」も
またさらに進化したものだなと。
本来なら、
どうやら素モデルの価格は、
ソニースタイル販売価格で179,800円(税込)からの
カスタマイズとなるものの、
発表当初からいきなり
「モバイルノート発売記念キャンペーン」というのを開始したため、
それよりも1万円安い
169,800円(税込)からカスタマイズできるようになっている。
(2009年6月26日(金)の15時まで。)
「WANキャッシュバックキャンぺーン」も同時に始まり
これを利用すれば3万円のキャッシュバックという恩恵も受けられるので、
キャンペーンを駆使すると
かなり安く手に入れる事もできる。
メインとして使うVAIOノートというと、
typeAやtypeFといった大きいサイズのものが主流だったけれど、
もうtypeZは間違いなく
そのポジションとしても活躍できるマシンになったなと。
【VAIO typeP特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】
4件のコメント
初めまして、Z購入を考えていろいろネットを見ていたところココを見付けて、それ以来楽しく拝見さしてもらってます。
やっと夏モデル出ましたね♪みなさんも言ってますが黒いパームレストは格好いいですね、あとお買い得感が出たような…春モデルをアウトレットで買うかと思ってましたが頑張って夏モデルを手に入れたいです。
ついに夏モデル出ましたねー!!
CPUとHDDは最下位の物を選んで自分で付け替えようとか色々妄想が膨らみますwww
GPUは惜しかったと私も思いますがはやり排熱がネックですよねー!!
いつも新しいモデルが出ると飛びつきたくなります、今回のも飛びつきたいですが!
モバイル版のCorei7やWindows7
さらにはUSB3の規格も出ると思いますし、Blu-rayもそれまでには安くなるかなとか考えつつ
来年のモデルまで我慢しようと思います(涙
>じんたんさん
はじめましてm(__)m
ご覧いただけてうれしいですw
ブラックも、元々のシルバーもどっちも個性があって良いですねー。
これはかなり好みの分かれるところなので、どっちも選べるというのはありがたいです。
というか、このタイミングだとやはりオールブラックモデルをカスタマイズしたくなります(笑)
今回は最初からキャンペーンをうって安くしてるので、なかなかお買い得感はありますねww
>ほりさん
実質、チップセットは変ってないですから、
CPUとメモリーとHDDは、初代Z90でもどうにかなるんじゃないかなと思いますが、
これから購入する人にとってはすごく魅力的な内容になってますねw
確かにこれから先にも楽しみな規格のパーツやWindows7も控えてるので、買うタイミングは難しいですが、こうやって考えて悩むのも楽しいなと思いますww