TransferJetやSDカードに対応した新サイバーショット「DSC-HX5V」「DSC-TX7」
CES2010でも発表されたように、
ソニーが改めてSDカード市場への参入を発表。
・SONY EXPANDS FAMILY OF CONSUMER MEDIA WITH NEW SD MEMORY CARDS
基本スタンスとしてはメモリースティックを推し進めつつも
世界的にスタンダードになっているSDカードへの参入を発表して、
SD(SDHC)カード、microSD(SDHC)カードをそれぞれ発売。
VAIOでは既にSDカードスロットは設けられていたものの
今回からは新しく発表された新サイバーショットにも
メモリースティックスロットだけでなくSD(SDHC)カードも搭載する。
と、それを踏まえて
サイバーショットに多数のラインナップが発表された。
・SONY UNVEILS FIRST COMPACT DIGITAL STILL CAMERAS WITH HIGH DEFINITION 1080i AVCHD VIDEO CAPABILITY
まずは、新機能をたっぷりと搭載した
「DSC-HX5V」と「DSC-TX7」。
「DSC-HX5」の最大の特徴は、
GPSと電子コンパスを搭載していて
撮影した画像に位置情報と方向を一緒に記録して
取り込んだPCの地図アプリなどからその位置や方向までもが把握できる。
また、動画撮影に関してもAVCHDに準拠し
フルHDとなる1920×1080/59.54iでの撮影が可能になって、
かつ手ブレ補正機能「アクティブモード」も働くため
動画撮影が強烈に進化した。
音声もステレオマイクによりステレオで収録される。
メモリースロットは、
メモリースティックデュオとSDHCメモリーカードの2種類に対応。
さらにTransferJetに対応したメモリースティックを利用して
同じくTransferJetを搭載したPC(新VAIO Fシリーズなど)へ
近づけるだけで高速に転送する事ができるようになる。
基本のカメラ性能としては
有効1020万画素の1/2.4型CMOSセンサー“Exmor R”を採用して
「裏面照射型構造」により従来の2倍の感度になり
ノイズの少ない写真が撮影できる。
広角25mmから望遠250mmまでの光学10倍ズーム(F値はF3.5~5.5)で
レンズにはGレンズを採用。
CMOSセンサー“Exmor R”と「BIONZ」、メカニカルシャッターとの連携で
最大画像の10メガサイズでも秒間10枚の高速連写が可能。
背面の液晶ディスプレイは3型23万ドットのクリアフォト液晶。
本体サイズは幅約102.9mm×奥行約24.6mm×高さ57.7mm
重量はバッテリー装着時で200gとなる。
撮影可能枚数は390枚。
カラーはブラックの1色のみ。
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「DSC-TX7」は、
「DSC-TX1」の後継機種と思われるモデルで
有効1020万画素の1/2.4型CMOSセンサー“Exmor R”を搭載、
レンズはカールツァイス「バリオテッサー」を採用、
広角25から望遠100mmの光学4倍ズーム(F3.5-6.3)をカバーする。
メモリースロットは、
メモリースティックデュオとSDHCメモリーカードの2種類に対応、
転送に関しても
TransferJet対応のメモリースティックを利用して
ワイヤレスながらも高速転送が可能となる。
動画撮影は
AVCHD準拠のフルHD(1920×1080/59.54i)での撮影が可能になって、
音声もステレオマイクによりステレオで収録される。
背面のディスプレイは
3.5型92万ドットとなるエクストラファイン液晶で
前々モデルの「DSC-T900」の大きくかつ高精細なディスプレイが戻ってきたというか、「DSC-TX1」になかった性能の一つが増えた点でもある。
本体サイズは幅約97.8mm×奥行約17.5mm×高さ59.5mm
重量はバッテリー装着時で149g。
撮影可能枚数は230枚。
カラバリはブルー、レッド、シルバーの3色。
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さらに一般向けモデルとして
WシリーズとSシリーズも多数。
・SONY INTRODUCES FIRST CCD CYBER-SHOT DIGITAL STILL CAMERAS WITH SWEEP PANORAMA TECHNOLOGY
「DSC-W370」は、
有効1410万画素の1/2.3型Super HAD CCDセンサーに
広角34mmから望遠238mm(F3.6~5.6)の光学7倍ズームレンズを搭載。
光学式手ブレ補正、ISO3200まで対応、
背面ディスプレイは3型23万ドットのクリアフォト液晶。
動画撮影は1280×720/29.97fpsのHD画質で録画可能、
メモリースロットは、
メモリースティックデュオとSDHCメモリーカードの2種類に対応。
本体サイズは幅約99.6mm×奥行約25.5mm×高さ56.9mm
重量はバッテリー装着時で159g。
撮影可能枚数は230枚。
カラバリはグリーン、レッド、シルバーの3色。
「DSC-W350」は、
有効1410万画素の1/2.3型Super HAD CCDセンサーに
広角26mmから望遠105mm(F2.7~5.7)の光学4倍ズームの
カールツァイス「バリオテッサー」レンズを搭載。
光学式手ブレ補正、
背面ディスプレイは2.7型23万ドットのクリアフォト液晶。
動画撮影は1280×720/29.97fpsのHD画質で録画可能、
メモリースロットは、
メモリースティックデュオとSDHCメモリーカードの2種類に対応。
本体サイズは幅約90.7×奥行約16.7mm×高さ51.5mm
重量はバッテリー装着時で117g。
撮影可能枚数は240枚。
カラバリはシルバー、ブラック、レッド、ブルーの4色。
「DSC-W330」は、
基本「DSC-W350」と同じで
3型23万ドットのクリアフォト液晶。
「パノラマモード」は搭載せず
動画撮影はHDに非対応となる。
本体サイズは幅約95.9mm×奥行約17.3mm×高さ56.8mm
重量はバッテリー装着時で128g。
撮影可能枚数は230枚。
カラーはレッド、シルバー、ブルーの3色。
「DSC-W310」は、
有効1210万画素の1/2.3型Super HAD CCDセンサー、
広角28mm~望遠112mm(F3~5.8)の光学4倍ズームを搭載。
手ブレ補正は電子式、
背面ディスプレイは2.7型23万ドットのクリアフォト液晶。
本体サイズは幅約95.3mm×奥行約18.7mm×高さ55mm
重量はバッテリー装着時で137g。
撮影可能枚数は220枚。
カラーはブラック、シルバー、ピンクの3色。
「DSC-S2100」は、
有効1210万画素の1/2.3型Super HAD CCDセンサー、
広角35mm~望遠105mm(F3.1~5.6)の光学3倍ズームを搭載。
電源はバッテリーではなく単3電池で
メモリーはSDカードのみの対応となる。
背面ディスプレイは3型23万ドットのクリアフォト液晶。
本体サイズは幅約97.6mm×奥行約27.2mm×高さ61mm
重量は電池装着時で184g。
撮影可能枚数は170枚。
カラーはオレンジ、シルバー、ブラックの3色。
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「DSC-HX5V」や「DSC-TX7」は
早速TransferJetを搭載。
(使うか使わないかは置いといて。)
個人的には動画撮影が
やっとAVCHD対応になってフルHDにまで対応してくれたのは
素直にうれしい。
「裏面照射型構造」の“Exmor R”のおかげで
ノイズの少ない写真が撮影できるし
「DSC-HX5V」は10倍というズーム域を持ちつつも
サイズ的にはかさばらないし
「DSC-TX7」は背面のディスプレイが高精細になって
撮影後にも大きい画面でディティールの細かな写真を閲覧できる
といった利点をそれぞれに持つので
国内でもぜひ早く発表して欲しい。
3件のコメント
HX5は外見が、
今自分が使ってるカメラ、リコーR10に激似(笑)
あのくらいの厚みが割とハンドルしやすいんだよねー(^^)ノ
MSとSDのダブルスロットだったらいいなー。
あ、そういえば、MSとSDのダブルスロットなデジカメがありましたね。
・・・コニカで(笑)
当時はデュオじゃないMSでしたが
>けいじゅさん
やはりカメラ的なスタイルとしては似てきちゃうんでしょねー。
確かこのHX5はMDとSDのデュアルスロットですよねw