ソニーが基本的に好き!

新VAIO Zシリーズを日本の開発者たちが熱く語る!

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・CES前にいきなり海外で新VAIOの情報漏れまくり。
・さらにモバイルパフォーマンスを追求した新VAIO Zシリーズが北米で発表!
・新VAIO Zシリーズのプロモーション動画「The new VAIO Z Series」
・新VAIO ZシリーズはフルHD解像度にAdobe RGBカバー率96%!?
・NVIDIAの新しいGPU切り替え技術「Optimus」に、VAIO SZやZシリーズの潮流を見る。
と、
日々、新VAIO Zシリーズiconの妄想を繰り広げているものの
YouTubeに、思いっきり日本の開発人が(知ってる人も含む)
日本語で新Zシリーズについて熱く語りまくっていて、
もうこれ見たらグラフィック機構とかQUAD SSDのこととかもまるわかりじゃん!
と突っ込みたくなりつつも、
せっかくなので4つのインタビュー記事を取り上げ、
その言葉一字一句を聞き取りながら文章化してみた。

<2010年2月16日(火)追記>
VAIO Zシリーズiconがついに国内発表!
2月22日まで[先行予約エントリー]を受付中!

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Reinventing the Z: Project Overview

●Concept
パソコンというのは、
人間が何かの目的を果たすための道具であるという事を考えて、
その道具として究極のものを作りたいと思ったのがきっかけ。

まずその究極のものを作ると考えた際に
前回のZシリーズiconの中でより強いところを
極限まで伸ばして、
技術を凝縮させて究極の道具を作り上げる。

開発者としては、
小さなボディに高密度に詰め込むというのは
作り手としてやりがいのある仕事で
一方で使い手としては徹底的に
パフォーマンスにこだわったマシンを作りたい。

前Zシリーズも完成度が高く、それを超えるのは大変だけれど
性能という面では新Zシリーズは、前回Zシリーズを超えている
『Zを超えるのはZだと』

Zシリーズのポイントは、
パフォーマンスとモビリティの高次元の融合。


例えば、パフォーマンスというところでは、新しいアーキテクチャの採用、
RAIDテクノロジーをとりいれたSSDの採用、
グラフィックスも大幅にパフォーマンスアップさせている。

パフォーマンスを伸ばす事とモビリティを追求すると言うことは
相反する事ではあるのだけれど
そのパフォーマンスを向上させつつ、モビリティも向上させていて
パフォーマンスが伸びているのにより軽くなっている。

Zシリーズのメインターゲットとしてはビジネスエグゼクティブを考えていて
どんな場所でも最高のパフォーマンスを求める人へ。

一秒も無駄に出来ない人にとってZシリーズが、
仕事にとっての重要な相棒、参謀になるというイメージを持っていて
どんな場所でも使ってもらいたい、どんな場所でも使えるように作った。

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Reinventing the Z: Concept & Design

VAIO Z Series Functional Beauty
●Design Concept
デザインコンセプトとしてはZシリーズの持つ2つの大きな要素
モビリティとパフォーマンスという部分をどう表現するか。

今までのVAIOデザインを継承しながら
“ブレンドシリンダーフォルム”、“コンバージェンスライン”、
“インタラクションテーブル”、
そしてZシリーズの独自のコンセプトとして
“ダブルプレート”というものがある。

液晶側と本体側の余分なところを限界まで削ぎ落した結果
本体と液晶の間に空間が生まれ、
その結果、2枚の板状のものが浮かび上がる印象的なサイドビューとなった。

パフォーマンスを表現する鋭さ、
モビリティを感じさせる薄さ軽さを、造形に落とし込む事ができた。

“ブレンドシリンダーフォルム”というのは、
従来の円筒形が独立した形ではなく、
円筒形を本体に滑らかに溶け込ませる形状にする事によって
一枚の板が円筒形を包み込むような形をしている。

これにより、シンプルな外観と剛性感を表現している。

先代Zシリーズでも
フロントパネルにはアルミを使いプレミアム感を表現していたが
今回のZシリーズではそれをより進化させたいと考え
金属の持つ質感と“ブレンドシリンダーフォルム”、
その二つを両立するために
アルミの押出材を切削するという手法にたどり着いた。

●Usability

コンセプトを練りだしてデザインを開始する際に考えたのは
機能美、ユーザビリティの向上という事を徹底的に考えた。

その一つとして、やはりコネクターにフタがあるというのは
ユーザビリティ的によくないという事で
フタをなくした上で
美しいデザインを極限まで考えて融合というものを実現化。

普通に見た場合でもインターフェースが目立たないように
アルミの面よりも一段落とす事で
そこに形状がないように見えるというデザイン。

●Dynamic Hybrid Graphics Swich

独創的な三角形をしたスライドキーもデザイン上の大きなポイントになっていて
3ポジションのキーを三角形にする事で
どのポジションに入っていても、残りの2ポジションの自分の希望するほうに
ワンアクションでスライドする事ができる。

ワンアクションでできなければユーザビリティは落ちる
どういう形状が一番いいのかという事を相談しながら薦めていったものが
この三角形の形状。

今までなかったデバイスを
このメカ設計で工夫する事で実現する事ができた。

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Reinventing the Z: Quad SSD & Dynamic Hybrid Graphics


VAIO Z Series Absolute Perfomance

●High Performance Graphics

前回のグラフィックスに採用していたメインストリームクラスから
ユーザーからのリクエストにより
今回はワンランク上のパフォーマンスクラスのグラフィックチップを採用。

3Dの描画、地図の表示といったグラフィックに重点をおいたアプリケーションでも
画面の描画、変更などもスムーズに表示が行える。

高性能に伴って消費電力が高まるという事は発熱量が多くなる、
熱の処理と言う点では難易度が高いのだけれど
最新の空冷技術を投入する事でボディの中に凝縮する事に成功。

●Dynamic Hybrid Graphics System

前回のZシリーズでも、再起動しないでグラフィック切り替えができる機能を搭載したが
そこに一段使い勝手を向上させて、「Auto」モードを追加、
ユーザーが意識する事なく最適なグラフィックを選ぶことができる。

ACアダプターで動作しているのか?バッテリーで動作しているのか?
を判断して切り替え
あるいは外部ディスプレイとの接続状況によっても
自動的に切り替えが可能になり
HDMIやDVI端子を接続した場合には最高のグラフィック性能を出せるように
パフォーマンスの高い外付けのグラフィックを選択する事ができる。

●Quad SSD 

“Quad SSD”とは、SSDデバイスを4つ使用してRAID 0の構成にしたもの。
新しく開発したSSDデバイスでは、
1枚で通常のSSDの2枚分の性能を持っている。

SSDを並列で4台動かすと
単体のHDDと比較して約6倍のアクセススピードを実現。
例えば、20数秒かかっていたファイルコピーが約4秒程度で終わるという
極めて速い性能を得られる。

通常、
RAID0を4台で構成すると4台の1.8インチHDDを必要とするところが
2つのSSDモジュールを搭載する事で大きさで、
比較すると約30%にサイズダウンできる。

HDDはモーターを搭載するために振動や衝撃に弱いけれど
SSDは半導体デバイスのみで構成されるため
落下や衝撃に非常に強くなる。

小型、軽量、低消費電力、
モバイルPCという全ての面おいては最適だと。

●Full HD Display

フルHD(1920×1080)の解像度は、
前Zシリーズの1600×900の約1.5倍の作業領域になる。
仕事をする場合は頻繁に膨大なエクセル資料を見たり、
複数のウィンドウを開く際には、広大な作業領域は絶大な効果を発揮する。

フルHDのパネルは、
映像を綺麗に再生するという点において
最適だと思われるAdobe RGBに対応。

フルHDの場合、その解像度の高さから
トランジスタの素子数が非常に多くなるために
発光効率が非常に悪くなるので画面が全体的に暗くなってしまう。

そこで、最新世代のLEDを搭載する事で、
前Zシリーズに比べても30%輝度の高いバックライトを作る事に成功した。

●Backlit Keyboard

バックライトキーボードは暗い部屋や
飛行機の消灯時間などに作業するのにニーズの高い機能。

照度センサーと連携させる事で周りが暗くなるとバックライトがONになり
周りが明るくなるとOFFになる。

また、単純にON、OFFするだけでなく消える時にもゆっくりと消える事で
目への負担を軽くする。

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einventing the Z: Engineering an Aluminum Core & New Motherboard

Robust Mobility
●Weight Reduction in Materials
重さというのは非常に重要な面で、出来る限り軽るいほうが
ユーザーにストレスなくいつでも持ち運んでもらえる。
それを考えて、1gでも2gでも軽いセットを目指している。

液晶天板にはカーボンファイバーを採用、
ボトムでは炭素繊維強化樹脂を全体のバランスを考慮して採用している。


今回のセットでの特筆すべき点は
アルミを切削という工法を使って軽量化と剛性という面で貢献。

まずアルミの塊をトコロ天のように押し出して「押出材」を作成、
そして押出材を切削工程で必要のない部分を削っていく。

強度を上げたい側面の場合には厚みを上げて
不要な部分は厚みを薄くしたり穴を開けるという事をしている。

●Weight Reducation in Circuitry Borad

基板の枚数というのも非常に減っていて
前回のZシリーズではマザーボードの裏に
ポートリプリケーターのコネクタが載っていて別基盤としていたものを
今回では1枚とする事で設計効率を上げて軽量化を図っている。

●Reducation in Thickness

一番最初にメカで着手したのが空冷ファンの厚みの見直し。
空冷ファンの薄型化によって、全体の薄型化が可能に。

●Durability
Zシリーズを究極のモバイルノートを目指していて
どこへでもユーザーに持っていってもらえるという事を想定。
どんな状況でもユーザーが使ってもらえる堅牢性を追求した新Zシリーズを目指した。

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ひとつひとつの動画を何度も再生しながら、
読み解いていくと、
どれだけこの新VAIO Zシリーズに心血を注いで開発されたかが
手に取るようにわかってくるし、
ただ高いパフォーマンスというだけではなくて
モバイルノートにもかかわらず
どこででもデスクトップ並みの使い勝手を可能にしようという
執念にも似たこだわりがにじみ出ているのがわかる。

チーフマネージャーの鈴木氏は、
極限のモバイルとしてTZシリーズを生み出した人の一人で
新Zシリーズのコンセプト
「一秒たりとも無駄にしたくない、どこにいても妥協したくない人へ」
を体現したモデルになっているし、
『Zを超えるのはZだと』言わしめる。

今まさに前のZシリーズで記事を書いているのだけれど、
この新Zシリーズを手にしたくてたまらない衝動に駆られている。

国内の開発者がこれだけ総出演しているのだから、
間違いなく近いうちに新VAIO Zシリーズiconが国内で出てくるだろう時を
今か今かと待つしかない。

<2010年2月16日(火)追記>

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ついに新VAIO Zシリーズiconが国内発表!

今回の新VAIO Zシリーズiconは、
実際のエントリー受注が行われる際の混雑を避けるために
[先行予約エントリー]を採用。

購入するかどうかは決める必要はなく
まず真っ先にエントリーを済ませておく事をオススメ。

⇒[最速Entry]

【VAIO typeZ特集ページ】

Twitterで何かをつぶやき中。ID:kunkoku

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4件のコメント

  1. Itton より:

    本当に待ち遠しいです。それしかないです(笑)
    以前疑問だったQuad SSDとはそういうものだったんですねぇ。
    やはり載せ換えとかはなかなか難しいのかもしれないですけど、
    この動画を見ていると載せ換えだとかはあまり考えなくても良さそうですね!
    いつかはやりたくなるでしょうけど(笑)
    実物を触ったわけではないですけど、全体的にも本当によく考えて作られているなぁと感じます。
    あとは価格が気になるところですね。
    とにもかくにも、早く手にして使い倒したいです♪

  2. kunkoku より:

    >Ittonさん
    そうですねー、Quad SSDの概念からすると後からの換装は難しそうですが、ここまでくるとそれも必要なくなっちゃうのかもしれませんねw
    ぶっちゃけ、何はともあれ分解はしたくなるんですけどね(笑)
    個人的には現行Zくらいの価格推移だと読んでいるのですが、もうそんな事よりも早く手にして使いたいですねw

  3. D.T.BLACK より:

    >>比較すると約30%にサイズダウンできる。
    すげー
    Zの情報が漏れてきたときは、ただグラフィック制御にAUTOが追加されただけだと思っていたのに
    もうなんか、、、なんだかなぁとしか言えなくなってきている。
    本当にZを”待ってて良かった”と言える代物になってほしい
    間違いなく今年初めての1番「買い」なノートPCだとおもう。

  4. kunkoku より:

    >D.T.BLACKさん
    同じく最初のリーク情報だけでは、そんなに変わった印象もなかったのですが、ここまで詳細がわかってくると、新Zは半端じゃないなというのがヒシヒシと伝わってきますし、全開に欲しくなっちゃいますよねw