SONYのデジタル一眼カメラNew “α”「NEX-5」「NEX-3」がついに登場!
「PMA2010」や「CP+」で発表されていた
SONYが開発中とされているミラーレスのAPS-C搭載αシリーズ。
SONYのサイトにも
「いつでもどこでも、一眼クオリティーの高画質を」
というキャッチフレーズとともに
新開発のExmor APS HD CMOSセンサーや
フルHD動画(AVCHD)を搭載するカメラの存在を
ティザーで表現していたけれど、そのカメラがついにベールを脱いだ!
・大型イメージセンサー(APS-Cサイズ)で一眼レフの画質を楽しめる
世界最小・最軽量のボディを実現したレンズ交換式デジタルカメラなど2機種発売
デジタル一眼カメラ『NEX-5』
ソニースタイル販売価格:79,800円(税込)~
・長期保証<3年ワイド>付
・ソニーポイント:3%(2,394ポイント~)
発売日:6月3日
デジタル一眼カメラ『NEX-3』
ソニースタイル販売価格:64,800円(税込)~
・長期保証<3年ワイド>付
・ソニーポイント:3%(1,944ポイント~)
発売日:6月10日
ソニースタイルではVAIO以外としては、
アイスブラックのウォークマン以来の【エントリー制】を導入!
【エントリー制】というのは、
ソニースタイルの受注開始時のアクセス集中を回避して
快適にオーダーできるようにと配慮された場合のみに行われる販売方式。
まず、なにはともあれ【エントリー登録】をしておけば、
先行予約販売の日に、専用URLからオーダーできる仕組み。
もちろん登録をしても購入しなければいけないというルールはないので
興味が少しでもあれば、ひとまず登録しておく事をオススメする。
エントリー受付の締め切りは5月21日(金)18時まで。
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<コンパクトボディにデジタル一眼のクオリティ>
まさにこのミラーレスデジタル一眼を手にとって見て来たのだけれど
ボディの小ささにまず驚愕!
この小型のボディも非常に質感が高く、さらにこの中に
デジタル一眼レフカメラに相当するスペックが積み込まれていながら
シンプルで気持ち良い操作感のあるUIは爽快!
このスタイルはデジタルカメラに対する見方を
大きく変えるんじゃないか?と思えるほどに衝撃を受けつつ。
まず基本スペックとして
有効約1420万画素の“Exmor”APS HD CMOSセンサーを搭載。
一般的にサイバーショットなどに採用される撮像素子は
ボディをよりコンパクトにするためにより小さいものを採用し、
それでも画素数は大きくなり続け
小さい撮像素子の面積に一つの画素としてはさらに小さくならざるを得ず
そうなると光が十分に取り込めないために
ザラザラとしたノイズ感のある写真になってしまいがちになる。
APS-Cという大きなサイズの撮像素子を搭載すれば、
よりノイズ感のない、諧調表現の細かい、
そしてレンズのボケ味を生かした表現力のある写真が撮れるようになる。
画像処理エンジン「BIONZ」も搭載していて
膨大な画像データを高速処理、
ISO感度をISO12800の高感度まで設定できて
部屋の中でもフラッシュなしで手持ち撮影ができたり
秒間最大7コマという高速連写も可能になる。
レンズ交換時にホコリの侵入が考えられるのでアンチダスト機能も搭載、
表面に帯電防止コーティングを施してゴミを付きにくくして
電源が切れるタイミングで自動的にフィルターが振動する事で
ゴミやホコリをふるい落とすようにもなっている。
「Eマウント」の装着あわせの目安とするマークは、
いつものオレンジではなく、ホワイト。
今回、
唯一デジタル一眼レフカメラ“α”シリーズと決定的に違うのは、
手ブレ補正が本体内に内蔵ではなく
レンズ側に依存しているという点だけには注意。
専用の「Eマウントレンズ」としては、
今後もいろいろな種類のレンズが登場すると思われるけれど、
レンズによっては光学式手ぶれ補正が
付いているものと付いていないものが存在する。
また、
従来のα用レンズ「Aマウントレンズ」は
マウントアダプター「LA-EA1」を装着すれば利用は可能となるけれど
上記と同じ理由で手ブレ補正が効かなくなる点には注意が必要。
そんな
デジタル一眼レフカメラと同等のAPS-Cサイズのセンサーを搭載しながら
従来一眼レフカメラにある
ミラー、焦点板、ペンタプリズムなどを取り除いてミラーレス構造とし、
レンズ経もひとまわり小型化した「Eマウント」とする事で
本体のサイズを極限までコンパクト化。
「NEX-5」と「NEX-3」は
グリップ部分の形状の違いと微妙なボディサイズの違い、
質量は前者が約287gで、後者が約297gとなる。
(バッテリー、メモステ含む。)
見るとマウントリングは、
ボディからハミ出る勢いでいかに極限まで
ボディを小さくしたかがよくわかる。
もちろん、小さくすると強度の問題も出てくるので
外装の前部分にはマグネシウム合金を採用、
剛性を保ちつつそれでいて本体重量も軽く
そして手にとって見ても美しいボディが出来上がっている。
背面の液晶は、
3.0型ワイド(921,000ドット)のエクストラファイン液晶。
「TruBlackディスプレイ」とLEDバックライトを採用、
ARコートも施してあって
外でもその映像がよりリアルに再現できるように配慮してある。
そして液晶ディスプレイはチルト可動式になっていて、
上方向に80度、下方向に45度まで向きを変えられるので
ハイアングルからローアングルまで撮影が非常にしやすい。
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<心地よい操作感と説明書なしで使えるアシスト機能>
操作ボタンの配置は
どちらかというとサイバーショットのイメージに近く、
ステップアップしてこのデジタル一眼カメラを使ったとしても
違和感なく馴染める。
使い方も真ん中にあるコントロールホイールをクルクルと回して
(もしくは上下左右を押し込んでもOK)
メニューを切り替えて
その上と下にある丸ボタン(ソフトボタン)を押すだけという
ケータイに近い操作感覚で直感的に使えてしまう。
それも
ドットの荒いアイコンやモッサリ動作で萎えされられる事もなく
グラフィカルなアイコン上を
カリカリカリッという音声とともにとても軽快に動く。
カメラの専門用語が理解できなくても
どういった効果が得られるかが画面上に解説として出てくるし
「撮影アドバイス」機能というのもあって
自分が徐々にステップアップしていけるという親切設計。
今時点での自分のスキルに合わせて
カメラ側がやさしくフォローしてくれるので、
わからなくて挫折してしまう事もないし
もっと上手に撮れるようにがんばってみようという気持ちになれる。
サイバーショットに搭載されている最新機能も
ふんだんに取り込まれていて
基本、「iAUTO(おまかせオート撮影)」にしておけば
もうほぼ全てをカメラにまかせにして綺麗に撮影してくれるし
コントロールホイールをまわして最大10倍までのデジタルズームも使える。
25点フォーカスエリアで画面の大部分をカバー、
インテリジェントAFにより自動でピントを合わせてくれる。
逆行で被写体が暗くなりがちな写真も
「Dレンジオプティマザー」で補正してくれたり、
一度に3枚の写真を撮って自動合成する事で
明るい部分と暗い部分の階調をしっかりと残した写真がつくれる
「オートHDR(ハイダイナミックレンジ)」機能や、
高速連写を生かした
「人物ブレ軽減」モードや「手持ち夜景」モードも搭載している。
カメラを振ってパノラマ写真が撮影できる「スイングパノラマ」は
後日ファームウェアのアップデートで
「3Dスイングパノラマ」と進化する予定。
フラッシュはポップアップ式ではなく外付けになっていて
使いたい時には本体上面のカバーをはずして装着、
発光部を上下する事で電源のON/OFFに連動している。
発光量はガイドナンバー7。
HDMI出力端子も装備しているので
ケーブル1本でBRAVIAとつないで
高画素な静止画や、ハイビジョン撮影した動画を音声付きで
すぐに楽しむ事もできる。
対応メモリーとしては、
メモリースティックPROデュオ/PRO-HGデュオ
とSD/SDHCカードの2種類に対応。
バッテリーは、
専用の「NP-FW50」を使い
最大で約330枚の撮影が可能。
「NEX-5」と「NEX-3」は、グリップ形状の違いから
バッテリーやメモリーの挿入する向きが90度違う。
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<一眼性能を利用しながらフルHD動画撮影>
もう一つ大きな特徴となるのが
デジタル一眼カメラとしては初めて、
フルHD(AVCHD、1920×1080)の動画を撮影できる。
(NEX-5のみ。NEX-3はMP4(1280×720)まで。)
APS-Cという大きなセンサーからレンズを利用したボケ味や
広角レンズやズームレンズの画角の多様性を利用したりと
サイバーショットやハンディカムにはない
撮り方を楽しむ事ができる。
それも、本体にあるMOVIEボタンを
押すだけで動画撮影できるので、
いつでも撮りたい時にすぐフルHD動画を記録する事ができる。
通常は、本体上部にあるステレオマイクから音声を拾っていて
さらに音質にこだわろうと思えば
フラッシュを取り付ける部分に
専用ステレオマイクも装着する事もできる。
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ソニースタイルでは、
「NEX-3」に限定カラーとなるシルバーを用意、
「NEX-5」よりも柔らかいライトなシルバーカラーで
男女問わずにチョイスがしやすいカラーとなっている。
また、
吉田カバン直営店となる「KURACHIKA YOSHIDA」10周年を記念して
「収納性」と「取り出しやすさ」を追求した
デジタル一眼カメラ専用の2WAYバッグも製作。
本体に付随するアクセサリー類も充実していて
自分のお気に入りカメラが出来上がりそうでもある。
サイバーショットのようにコンパクトさを追求するデジカメは、
持ち運びは便利だけど
どうしても撮像素子の小ささからくる
カメラとしての物足りなさがつきまとう。
逆にデジタル一眼レフカメラは
より良い写真が撮れるのだけど
いざ持って行こうとすると
ヨシっ!持っていくぞ!的な気合が必要だったりする。
もちろんシチュエーションによって
この2つの特性のあるカメラを使い分けるのも
一つの楽しみではあるのだけど、
どっちかを使ってると、それぞれのメリット・デメリットを
心の中でついつい比較してしまう。
けれど、
このデジタル一眼カメラなら、
一般的なデジタル一眼レフカメラに比べれば随分小さいし
ちょっとした日常のイベントにも持って行きたい衝動が働きまくる。
どんなに良いデジタル一眼レフカメラでも
現場に持ち出さないと意味がないし、
どんなに小さいカメラでも
その時の一瞬がブレたりして使い物にならない写真だったら
余計に悔しい思いをする。
そういったジレンマを解消してくれる近道が
このデジタル一眼カメラじゃないかなと思えるわけで。
デジタル一眼レフカメラを持っている人は、
サブカメラで使っているコンパクトデジカメを
NEXにステップアップしても良いし、
コンパクトデジカメしか使った事がなくて
デジタル一眼レフカメラの大きさとか仰々しさに閉口していた人は
まずデジタル一眼の世界に踏み出す一歩としてNEXを選んでみてもいい。
何しろUIが使いやすい上に
質感も高くてデザインもオシャレで所有欲も非常に満たされる。
これは、ぜひ買ってみてとは言わないまでも
一度現物を触ってみてもいいんじゃないかなと強く思う。
【New“α”エントリー登録受付中!】
エントリー受付の締め切りは5月21日(金)18時まで。
レンズ交換式小型カメラのコンセプトイメージ動画
NEX-5 and NEX-3 ultra compact digital cameras by Sony
First Look: at the new Sony Alpha NEX Series
6件のコメント
これいいですね!一目惚れしちゃいましたよ。
久しぶりにHX5を買って満足してたんですけど、このデザインにはやられたぁ~。
秋にはAPS-Cサイズビデオカメラも出すって書いてあったんでメチャ興奮してます!
(昨日のPは期待が大きかったんで、正直残念・・・)
NEX-5 に Vario-Sonnar T*ズームレンズ(24-70mm F2.8 ZA SSM) を付けたらいいオモチャになりそう!とか思ったら、手ぶれ補正だけじゃなくてAFも使えなくなるんだね・・・。
もうちょっとがんばってほしかったなぁ・・・。
NEXって型名を聞くと成田エクスプレスを思い出してしまう・・・
>たゆみパパさん
このNEXはテンション上がりますね!!
ひさびさにカメラ系で物欲フル回転ですw
そうそうこの機構をつかったハンディカムも出るみたいですし
楽しみですねーw
>romulasさん
アダプタ付けてαレンズを付けられるという点は評価できるのですが、
それでなくても本体側がちっさいので、手ブレとAFのどっちにも気を使わなきゃいけないという意味では撮影にいつも以上に気を使う必要はありそうですねー。
そう言いながら、Eレンズが増えそうで怖いです(^^ゞ
>ププさん
はいw一番最初にそっちを思い浮かべましたw