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HDMI入力、バッテリー駆動できる液晶モニター「CLM-V55」で遊んでみる。

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本質は、デジタル一眼カメラ用のポータブルモニター
なのに、HDMI入力とかバッテリー駆動とかのついた液晶モニターと考えると
何だかいろいろおもしろい事できてしまうんじゃないかと思えるアイテム。

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クリップオンLCDモニター「CLM-V55」
ソニーストア販売価格:37,800円(税込)

実際に使う用途としては、
デジタル一眼カメラのHDMI出力からこの5インチのモニターに大きく映しだして、
細かなピント合わせをしながら撮影が出来るよという代物。

内容物としては、5インチ液晶モニターと
シューアダプターが2種類、液晶フード、HDMIケーブル
バッテリープロテクター、収納ポーチ。

いきなり重要な事を言うと、バッテリーとか電源コードは含まれてないので
使おうと思ったら別に用意しなきゃいけないのは注意。

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バッテリーとして対応しているのは、
中堅クラスのデジタル一眼カメラや少し前のハンディカムなどで利用していた
「NP-FM500H」「NP-QM71D」「NP-QM91D」というMシリーズバッテリーと呼ばれるタイプ。

バッテリーは本体の背面にスライドしてロックする。
おおよその持ちは連続使用で
「NP-FM500H」が約3時間、「NP-QM71D」が約5時間、「NP-QM91D」が約8時間
というのが目安で、バッテリー残量が減ると、
電源ランプが赤く点滅するのでそれを目安に交換という流れ。

大容量だとかなり持ってくれるものの、さすがに後ろの飛び出しと
重量が一気に増すので、三脚で支えないとかなり厳しくなってくる。

AC電源にも対応していて、「AC-PW10AM」などを使えば
コンセントから電源を供給する事もできる。

バッテリー充電には対応していないけれど、
バッテリーがくっついている時は、ACアダプターの電源を優先するようになっている。

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液晶ディスプレイは、5.0型で解像度はWVGA(800x480ピクセル)、
視野角は上下左右90度、
本体だけのサイズや重量を見ると、129mmx88.5mmx20mm、250gと
結構コンパクトで軽いのがわかる。

本体左側面のカバーをはずすとヘッドホン出力端子とHDMI入力端子、
背面に0.5wのモノラルスピーカー、
底面に三脚ネジ穴と電源端子がある。

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カメラに取り付けるシューアダプターは、
オートロックアクセサリーシュー用とアクセサリーシュー用の2つが付属。

例えば、α55NEX-VG10であれば
オートロックアクセサリーに対応している。

シューアダプターは、ISO518形状に準拠しているので
一般的なレンズ交換式のデジタル一眼カメラであればそのまま使える。

ちなみに、NEX-5にあるスマートアクセサリーターミナルは小さくて装着できないので注意。

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屋外での撮影を考慮して液晶フードも付属。

液晶フード自体がなかなかに大きいくて装着すると一挙にモノモノしくなってしまうのだけど
液晶モニターをしっかりと覆ってくれるので
かなり外光が入り込むのを防いでくれる。

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実際に、α55に装着してみるとこんな感じ。

本体に装着したままでも、
液晶モニターは、前後に90度まで倒し込めるし
左右にも180度回るので、全方位どの向きに倒しこんで
見易いアングルで利用できる。

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NEX-VG10に装着するとこんな感じ。
HDMIで接続している時は、カメラ側のモニターは消灯している。

ちなみに、無理にカメラの本体にくっつけなくても
別途三脚があれば液晶モニターだけを三脚で固定して使うという方法もあって
そうすると、もう完全にカメラの向きやアングルを気にしないで
モニターを確認する事ができる。

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液晶モニターの本体右横にある操作ダイヤルを押しこむと
画面の右にメニューが開いて、
一般的な液晶ディスプレイの画面の明るさやコントラスト、色相、バックライト、色温度
それから音量を調整する事ができる。

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独自のメニューとしては、
「ピーキング」を選ぶと、映像全体がモノクロで表示され
その中でピントが合っている部分だけを色付きで表示したり、
「ピクセル等倍拡大」では、映像の中央部分の800x480ピクセルを
そのまま拡大してピクセルバイピクセルで表示する事ができる。

ただし、この「ピクセル等倍拡大」は
カメラ側から出力される映像の解像度が大きいほど拡大される範囲が狭くなるので
出力解像度が低いと、あまり拡大効果はない。

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それから、カメラ用のモニターらしく
「TV表示範囲」の目安となるグリッドを表示。

16:9に対して90%と80%、4:3に対して90%と80%の
合計4パターンでマーカーを表示させる事もできる。

α55やNEX-VG10にしても、液晶ディスプレイは装備しているし
わざわざ付けるほどの効果があるのか?と思いはしたものの
実際に装着して、カメラから出力された画像を確認してみると一目瞭然、
それはそれは5インチという大きさでゆったり見られるし
色の再現性もよくて、それに明らかに細かなディティールまでがしっかりと確認が出来る。

これだと、動画撮影をしている時でも
マクロ撮影をする時でも、より緻密なピント合わせが出来るのでかなり有効。

まぁ、バッテリーも付けなきゃいけないし、大型のフードまで付けるので
カサバリ具合も重量アップで三脚必須になるけれど
モニターしながら撮影にはなかなかに役立ってくれそう。

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で、せっかくのHDMI入力の付いた液晶モニターなので、
カメラだけに使うのはもったいないからVAIOと組み合わせて使ってみた。

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例えば、VAIO ZシリーズiconのHDMI出力から液晶モニター「CLM-V55」につないでみる。

すると、当たり前のようにサブディスプレイとして認識されて
メインディスプレイと同じ画面を表示させたり、拡張画面としても利用する事ができる。

解像度の設定は
「CLM-V55」の解像度(800x480)に下げて使う事も出来るし
仮に1920x1080で出力しても、ドットは足りなくて若干荒れるものの
その1920x1080の画面を表示させる事もできる。

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まぁさすがに、5.0型(800x480)で1920x1080の画像を見るには、
全体をイメージとして捉える分にはよくても
テキストなどを積極的に読もうとするとちょっと厳しいかもしれない。
(でも読めないわけでもない。)

そんな時は、「ピクセル等倍拡大」をうまく使うと
中央部分だけではあるけれどピクセルバイピクセルで表示してくれるので
中央付近で表示させる事ができるTwitter(web版)などであれば
上下キーでスクロールしてチェック的な使い方も出来る。

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他には、ガジェットメインで使うとか、
YouTubeをサブディスプレイ側で全画面にして
再生しながらなんて使い方も結構おもしろい。

ひとまず、「CLM-V55」は、HDMIで入力さえできれば
どんな解像度のものでもフレキシブルに表示してくれるし
何しろAC電源がなくてもバッテリー駆動できるので、
急なPS3とかBlu-ray Discレコーダーとかのセッティングとか
スカパーHDのアンテナ調整とかでも、簡単なモニターとして使う事もできるし、
これが一個あるとかなーり便利な気がしてきた。

そうだ!
せっかくXperia arcにもHDMI出力が付いたからつなげて遊べるかも!?
と思ったけどarcって4.2インチ(854×480)なので
あんまりというかほとんどつないで出力する意味はないか…。

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1件のコメント

  1. くださん より:

    > 急なPS3とかBlu-ray Discレコーダーとかのセッティングとか
    > スカパーHDのアンテナ調整とかでも、簡単なモニターとして使う事もできるし、
    本当ですか?
    CLM-V55はHDCP対応で
    著作権保護コンテンツも見れるという理解でおk??