高いクオリティに、さらなる操作性と拡張性が加わったサイバーショット「DSC-RX100M2」
昨年、コンパクトデジタルカメラながらも
1.0型有効2020万画素という大きい撮像素子と、
F1.8という明るいレンズを搭載した「DSC-RX100」。
それをさらに、
裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”を搭載して暗所にさらに強く、
そして、可動式チルト液晶モニターやマルチインタフェースシューや
Wi-Fi、NFCといった機能を装備して、大幅にブラッシュアップした
サイバーショット「DSC-RX100M2」を
いろいろいじってみよう。
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●満足できる質感とクオリティをもったRX100M2
ブラックを基調にしたかなりしっかりしたパッケージに収まっている「DSC-RX100M2」、
その中身は、本体の他に
リチャージャブルバッテリーパック 「NP-BX1」、
MicroUSBケーブル、ACアダプター「AC-UB11」、
リストストラップ、ショルダーストラップアダプター、取扱説明書
といった付属品が入っている。
サイズは、横幅約101.6mm x 高さ約58.1mm x 奥行き約38.3mm。
質量は254g。
バッテリーとメモリーを入れると約281g。
現行モデルのサイバーショットに搭載される1/2.3型センサーよりも
4倍にもなる面積の1.0型(13.2×8.8mm)裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”を搭載しつつも
このコンパクトなサイズにおさめているRX100シリーズ。
撮像素子の大きさからくる、光をたくさん取り込めるという利点から
より暗がりなところでもノイズを大きく抑えられるし
その大きさからなるボケのある映像も得られる。
RX100M2は、
裏面照射型CMOSイメージセンサーを採用したことで、
さらに大きく受光面積を増やすことで、さらに高感度化。
RX100M2の感度は、ISO160からISO12800まで対応するようになった。
(拡張機能でISO100からマルチショットNRでISO25600相当にも対応する。)
RX100は、ISO125からISO6400だったことからも、
さらに、約1段分絞れて、シャッタースピードを1段早くできるといった
暗がりでより強さを発揮できるようになったところが進化点のひとつなので
これはおいおい使って試してみよう。
レンズは、開放F値1.8のカールツァイス“バリオ・ゾナーT*”レンズで
非常に明るくて、加えて「T*コーティング」を採用して、
ゴーストやフレアといった余計な反射光を抑えてくれる。
7枚羽根の虹彩絞りの機構を採用して、
被写界深度が浅くなるセンサーの大きさとあいまって、
とても綺麗なボケ味を表現できる。
RX100シリーズの一つの機能となるコントロールリングは、
レンズの周囲に配置してあってデザインのなかにうまく溶け込んでいる。
レンズ焦点距離は、35mm換算で広角28mmから望遠100mm。
望遠側が得意なコンデジの高倍率モデルとは違った趣で作られていて、
そうは言いながらも、全画素超解像ズームを使う事で、200mm相当の望遠撮影もできる。
それから、マクロ撮影時には最短で5cmまで寄って
大きなボケ味のある撮影ができる。
(ただし、テレ端側ではf4.9、最短撮影距離55cmとなるので使い方によっては注意。)
ちなみに、RX100M2は、
可動式チルト液晶モニターやマルチインタフェースシューを搭載したこともあって
RX100と比べると、若干大型化して質量は増加している。
「DSC-RX100M2」 ・・・ 幅101.6 x 高さ58.1 x 奥行38.3mm
質量:約281g(バッテリー、メモステ含む)
「DSC-RX100」 ・・・ 幅101.6 x 高さ58.1 x 奥行35.9mm
質量:約240g(バッテリー、メモステ含む)
アルミボディで構成されるボディの質感はかなり高く
凹凸の少ないストレートでかつ、カッチリとしたデザインで
重厚感が感じらるところが通常のサイバーショットとは違う。
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●格段に上がった利便性と拡張性。
オペレーションはシンプルで、
上部に、モードタイヤル、電源ボタン、
ズームレバーの中にシャッターボタン。
それから、背面右に、MOVIE(動画)ボタン、
Fnボタン、MENUボタン、コントロールホイール、
再生ボタン、削除ボタンといった具合。
バッテリーとメモリースロットは底面にあって、
バッテリーは新規の「NP-BX1」に、
メモリースロットは、メモリースティックPRO Duo、SD(SDHC)カードを挿入する。
フラッシュはポップアップ式になっていて、
背面にあるフラッシュボタンを押すと、シャキンと飛び出す。
フラッシュモードは、「自動発光」以外に
「スローシンクロ」、「後幕シンクロ」、「強制発光」「発光禁止」と選択できる。
そして新たに、Wi-Fiを内蔵して
撮った静止画を、スマートフォンやタブレット、
PCやテレビに転送して視聴したり共有したりが出来る。
スマートフォン・タブレット用のアプリ “PlayMemories Mobile”“をインストールしておけば
簡単にカメラ内の画像を転送することができて、
転送した画像は、イメージギャラリーで閲覧したり、
メールに添付したり、TwitterやFacebookといったSNSにアップロードしたりが可能。
さらに、NFCに対応したことで、NFCを搭載したスマートフォンであれば
タッチするだけで面倒な設定もいらないというのが非常に楽。
「スマートリモコン」機能を使うと、
例えば、集合写真を撮影する時に画像を確認しながら、
自分のタイミングでシャッターが切れたり、
ズーム、セルフタイマー、フラッシュもリモート操作でコントロールできる。
それから、RX100M2には、NEX-6や2013年モデルのハンディカムに搭載される
「マルチインターフェースシュー」を搭載。
本体には、さすがに、ファインダーは付いていないけれど、
このマルチインターフェースシューがついたおかげで、
外付けの電子ビューファインダーもつけられるし、
フラッシュやステレオマイクからバッテリービデオライトといったものまで装着できる。
さらに、本体の右側面には、
MicroUSB端子を兼用する「マルチ端子」と、MicroHDMI出力。
MicroUSBケーブルをつないでPCに接続、
もしくはACアダプター「AC-UD11」を介して充電したり、
PCからのUSB給電も充電も可能。
そして、「マルチ端子」には、リモートコマンダー「RM-VPR1」とつないで
シャッターロック、動画撮影、ズーム、
リモコン三脚「VCT-VPR1」であれば、
電源のオンオフから、シャッターロック、動画撮影、ズーム(スロー固定ズーム切り替)、
グリッドラインの表示までが、三脚のリモコンで出来てしまう。
電動ズームと連動してズームはもちろん、弄りたい操作が
ここまで手元で動かせるようになるとかなり便利で、
「マルチ端子」を持つ他の機器と周辺機器を共有できるのも利点。
液晶モニターは、3.0型「エクストラファイン液晶」で、
122.9万ドットという高精細さに加えて
新しく開発されたWhiteMagicという技術で、
RGBの3原色にホワイトの画素を追加することで屋外でも視認性を高めていて
外の日差しの中で視認してみてもかなり明るく見える。
そしてチルト液晶モニターになったおかげで
上方向に約84度、下方向に約45度まで変えられるのもRX100M2の進化点。
アングルを調整できるおかげで、
いろいろなポジションやアングルでも撮影しやすくなっていて
やっぱりアングル調整があるとないとでは全然撮りやすさが違ってくる。
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●直感的な操作が快適なコントロールリング
そして、コントロールを直感的に使えるのもRX100シリーズのウリ。
カメラを構えた状態で
右親指で「Fn」ボタンを押すたびに、
絞り値、露出補正、ISO感度、ホワイトバランス、
クリエイティブスタイル、ピクチャーエフェクト、といった機能が順次表示され、
画面上にリングと同じ扇形のパラメーターが現れるので、
左手でコントロールリングをクルクルと回して設定値を変化させていく
というオペレーション。
コントロールリングは、シームレスにある一定の抵抗感を感じながら
しっかりと的確に回せる。
この「Fnボタン」を押すと出てくる項目は、最大で7つまで割り当てするか
集中して使いたいと思えばピンポイントに使う機能だけを登録しておいても良い。
さらに、コントロールホイールの
「中央ボタン」、「左ボタン」、「右ボタン」の3つのボタンにお好みの機能を入れておけば
より自分の直感に近い動作を作り上げる事ができる。
RX100M2には、新しく
光学ズーム時の倍率を5段階(28mm/35mm/50mm/70mm/100mm相当)に
固定できる「ステップズーム」という機能が加わっていて、
コントロールリングを回すだけで、もっていきたい焦点距離に
サクっとさくっと切り替わっていく。
ズームレバーでもズーム域を調整すると、
広角側からの倍率表示が一般的。
それを、この「ステップズーム」を使うと、
デジタル一眼カメラでよくつかう単焦点レンズの焦点距離で表示されていて、
それも、コントロールリングを動かすと
例えば一挙に、35mm⇔50mmと変更してくれるので、
馴染みのある画角をイメージして撮影できるのでなかなか便利。
それこそ
AマウントやEマウントと一緒に、RX100M2を一緒に持っていて
とりわけする時にも重宝する。
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『コンパクトデジタルカメラ』という
小さくてポケットに収めて持ち運べるサイズでも
綺麗に残したいという欲求を満たしてくれるRX100シリーズ。
そこに、
裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”を搭載して
室内や夜間といった撮影に強く、
液晶ディスプレイがチルトできるという使いやすさ、
電子ビューファインダーなどをつけられるマルチインタフェースシューや
よく指摘されたグリップ部もホールド性を上げられるアクセサリーを用意したりと、
「DSC-RX100」からさらにブラッシュアップ。
あると便利なWi-FiもNFCも搭載していて
撮るとき、撮った後からのスマホやPCとの連携もできて
かなりの進化点もモリモリなので、
実際に使い込みつつ、続きを書いてみよう。
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4件のコメント
ソニーが基本的に好き。:高いクオリティに、さらなる操作性と拡張性が加わったサイバーショット「DSC-RX100M2」
ソニーが基本的に好き。:高いクオリティに、さらなる操作性と拡張性が加わったサイバーショット「DSC-RX100M2」
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