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「α SPECIAL EVENT 2024」で α1 II を体験してきたレビュー(その2)深いアイピースカップ、4軸マルチアングル液晶モニター、大型化したグリップ、Aマウントへの回帰か?プロ機としての佇まいを手に入れたボディ。

「α SPECIAL EVENT 2024」で α1 II を体験してきたレビュー(その1)
欲しい一瞬に遡れる「プリ撮影」、被写体を逃さない「AIプロセッシングユニット」がフラッグシップモデルについに搭載。

の続き。

α SPECIAL EVENT 2024の会場で デジタル一眼カメラα1 II「ILCE-1M2」の丸ごと変わった外観の違いや新たに加わった機能を体験してみた。

・α1 II | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
・FDA-EP21 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
・デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

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●理想のボディを手に入れたデジタル一眼カメラα1 II「ILCE-1M2」

デジタル一眼カメラα1 IIは、従来型のα1 から大幅に改良されてα9 IIIと同じデザインに。

違いとして、グリップデザインの変化、カスタムボタンC5の追加、撮影モードダイヤル(静止画、動画、S&Q)の追加、赤外線リモコン受光部の非搭載など。

デジタル一眼カメラα1 II「ILCE-1M2」
外形寸法 (幅 x 高さ x 奥行): 約136.1 x 96.9 x 82.9 mm
             約136.1 x 96.9 x 72.8 mm (グリップからモニターまで)
質量 :約658 g(本体のみ)
    約743 g(バッテリーとメモリカードを含む)

デジタル一眼カメラα1 「ILCE-1」
外形寸法 (幅 x 高さ x 奥行): 約128.9 x 96.9 x 80.8mm
             約128.9 x 96.9 x 69.7mm (グリップからモニターまで)
質量 :約652 g(本体のみ)
    約737 g(バッテリーとメモリカードを含む)

プロ機としての佇まいを手に入れたボディ

ゴールド調の埋め込みされた前面のα1ロゴは、エンボス加工されたホワイトに。

αの象徴的なマウント部分のシナバーリングもかなり目立たなくなり、側面の”8K SteadyShot INSIDE”というマーキングもなくなった。

きらびやかさを捨てて、プロ機のカメラはあくまでも黒子に徹するという拘りから変更されたもの。


グリップはα9 IIIと同じく大型化され大幅にホールドしやすくなった。

実際にはボディの厚みはほとんど変わっていないもののグリップがより深くなったことで、大型レンズを装着してもがっちりと握れる。

それに伴ってシャッターボタンも自然に人差し指が添えられる位置に配置されて押しやすくなっている。

コンパクトをウリにしていたEマウントが一転して巨大化しているのは、いかに撮影がしやすいかの究極の行き先で、ある意味Aマウント機に原点回帰しているようでもある。

まぁそれでも他メーカーのフラッグシップモデルと比べると圧倒的に小さいし軽い。

 

 


ボディ全体は大型化したと言っても延びたのはほぼ横方向のみ。

正確には横に約7.2mm、グリップ部は1.1mm大きくなっている。

ただ、グリップ部のα1のストラップ感が横に飛び出しているのに対して、α1 IIはグリップの上部に取り付けられている事もあって、実質的な持ち運びの取り回しは変わっていないとも思える


有効約5010万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RS™
と画像処理エンジンBIONZ XR はα1から引き続き搭載。

電子シャッターによる最高約30コマ/秒のAF/AE追従 しながらブラックアウトフリーの連続撮影や、高画素ながら電子シャッターでも動体歪みを抑えた静止画撮影が可能な「アンチディストーションシャッター」にも対応する。

最高1/32000秒のシャッター速度により露出の自由度があるので、NDフィルターがなくても高輝度環境にも対応できる。

撮影現場での使い勝手を最優先に考えられたハードウェア

カスタムボタン(C5)がボディ前面に追加。

主な使い方は、一時的に連続撮影速度を変えて撮影できる機能連写速度ブーストだけど、設定から好みの機能を割り当てることもできる。

グリップしていると、ちょうど中指で押し込みつつ、人差し指でシャッターを押すという動作になる。


ボディの上から俯瞰すると、約4年も近く経過した成熟度が各所にみてとれる。


α1は露出補正ダイヤル(専用)だった部分は、α1 IIでは「後ダイヤルR」に。

カスタマイズで好みの機能を割り当てるできる。

モードダイヤルについても、静止画、動画、S&Q(スロー&クイック)の撮影モードを切り替える専用ダイヤルが追加されている。

これで素早く写真から動画、スロモーションへと切り替えできるようになった。

カスタムボタンC1・C2も、指の触るとわかりやすい形状に変化している。


左肩のドライブモードダイヤルには、物理的なドライブモードダイヤルを無効にする「ドライブモードダイヤル無効(*)」を追加。

「*」に合わせておくと、カメラ設定内でドライブモードを選択できる。

撮影時に左手が使えない場合でも右手のメニュー操作ですばやく変更といった柔軟な使い方ができる。

待望の4軸マルチアングル液晶モニター


背面は、ボタンやダイヤルの配置は変わっていものの、ボタンによって押し心地を変えるなどして、目線の移動なしで操作できるように改良されている。

そしてα1 IIについに3.2型 約210万ドットのソニー独自機構の4軸マルチアングル液晶モニターを搭載。

α1はチルト式で、スチル撮影には使い勝手は良かった。

ただ最近のトレンドとともにバリアングル式を採用するモデルが増えていて、動画撮影時には便利なもののモニターを開くと光軸上からズレる違和感がぬぐえなかった。

4軸マルチアングルは、チルトとバリアングルの両方の可動域を持っていて何しろ撮影の自由度が高い。

縦位置に構えてもローアングルポジション時の撮影も圧倒的に楽。

α7RVやα9IIIに採用されていて、ぜひ欲しいと思っていただけにこれはまさに待望と言える。

圧倒的に見やすくなった深いアイピースカップ


新要素は他にもある。

α1 IIには、標準のアイピースカップに加えて、深型のアイピースカップ(FDA-EP21)も付属する。

深型を利用すると、外の光を防いで視認性を高めてくれる効果がある。

柔らかい素材でクッション性があるためメガネをかけていてもファインダーをのぞきやすい。


勘違いしそうになるけれど、α1 IIは、深型のアイピースカップが専用ではなくて、従来どおり標準のアイピースカップのどちらも付属している。


ちなみに、この深型のアイピースカップは既存モデルとも互換性がある。

対応している機種は、α1 II、α1、α9 III、α7R V、α7 IV、α7S III。

サードパーティから深型のアイピースカップが発売されていたけれど、純正のわりに高くないのでこれは単体で買う価値はある。

改良されたインターフェース周り、メモリーカードはα1と同等


左側面のインターフェースにも大きく改良が加えられている。

α1、複数の端子をまとめる形でカバーの蓋が開閉していた。

α1 IIは、HDMIとUSB Type-Cについては一つのカバーになっているものの、それ以外の端子は個別にカバーを開閉できるようになっている。

ケーブルを接続したときに干渉しにくくなっているし、使わない端子をむき出しにしなくてもいい。

有線LAN端子は、2.5GBASE-T有線LAN接続に対応して最大2.5Gbpsでのデータ転送ができるようになった。

高画素で連写するだけに、データ転送の高速化は重要。


メモリカードについては、デュアルスロット、CFexpress Type Aカード、SDカード(UHS-II)に対応。

高画素かつ連続撮影するときボトルネックとなるのは、バッファに貯まったデータをメモリーカードへの書き込みする時なので、使うならSDカードじゃなくてCFexpress Type Aカード一択。


たまたま同タイミングで、サードパーティからCFexpress 4.0に対応したCFexpress Type Aメモリーカードが発売されたため、もしかしたら?と期待したけれど、α1 IIはCFepress 4.0対応ではなく従来と変わらない様子。

あえてCFepress 4.0対応のカードを用意する必要はないけれど、撮影データをPCに取り込む際の速度は上がるので買ってみても良いかもしれない。
※対応リーダー必須。

CFexpress 4.0対応カードを買ってしまったので、もしかしたら書き込み速度などに違いが出るかもしれないという淡い期待を持ちながらα1 IIが手に入ったら検証してみたい。

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●αシリーズの頂点、究極の撮影体験を手に入れたいなら買うしかない!


α1 II
は、「プリ撮影」や「AIプロセッシングユニット」といった新機能はもちろんのこと、本体の機能はこの4年間に進化したαシリーズ全ての最新機能を備えたフラッグシップモデルとして登場した事になる。

今回挙げた以外にも新しい機能はまだまだある。

しかもグリップの大型化や、モニターの改良が加えられたにもかかわらず、質量はたったの6gしか増えていない。

α9 III が出たタイミングで、グローバルシャッターを含め度肝を抜かれるカメラと認識はしていても、いや…ここはα1の後継モデルが同等の器になったときまで待とうと思った人も多いはず。

総じた機能も、α7RVやα9 IIIと同じ操作体系になったことで複数台運用も俄然楽になる。

α1が99万円(現在は価格改定により88万円)だとすると、この円安と部材高騰も相まってα1 IIはもしかしたら120万円くらいになるかもしれない!?という不安を吹き飛ばすまさかの価格据え置きという衝撃。

プロユースはもちろん、カメラこそが生きがいだと思う人こそ、かけがえのない唯一無二の被写体を捉えたいと思うひとこそ、α1 IIは手に入れる価値はある。

 

 

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●α1 II 発売記念キャンペーン


デジタル一眼カメラα1 II「ILCE-1M2」の発売を記念して、対象カメラと対象レンズを同時購入して応募すると、もれなく定められた金額をキャッシュバックする「α1 II 発売記念キャンペーン」が開催。

開催期間は、α1 II「ILCE-1M2」の予約開始日2024年11月26日(火)~2025年1月14日(火)

最大3万円のキャッシュバックを受け取ることができる。

普段はキャッシュバック対象とならないボディレンズを少しでもお得にゲットできるチャンス。

対象カメラボディとレンズは、以下の通り。

対象カメラ本体
・α1 II「ILCE-1m2」
・α1「ILCE-1」
・α9 III「ILCE-9M3」

対象レンズ
Gマスターレンズ
・FE 300mm F2.8 GM OSS「SEL300F28GM」
・FE 16-35mm F2.8 GM II「SEL1635GM2」
・FE 24-70mm F2.8 GM II「SEL2470GM2」
・FE 70-200mm F2.8 GM OSS II「SEL70200GM2」

・α1 II 発売記念キャンペーン | ソニー

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●今回発表されたデジタル一眼カメラα新製品関連製品


デジタル一眼カメラα1 II「ILCE-1M2」
ソニーストア販売価格:未定
市場推定価格:990,000円(税込)前後
発売日:2024年12月13日(金)
予約開始:2024年11月26日(火)10時〜

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

●提携カード決済で3%OFF


アイピースカップ「FDA-EP21」
ソニーストア販売価格:未定
メーカー希望小売価格:2,750円(税込)
発売日:2024年12月20日(金)
予約開始日:2024年11月26日(火)10時〜

●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


FE  28-70mm F2 GMSEL2870GM
ソニーストア販売価格:未定
市場推定価格:500,000円(税込)前後
発売日:2024年12月13日(金)
予約開始:2024年11月26日(火)10時〜

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

●提携カード決済で3%OFF

全域開放F値2 大口径標準ズームレンズGマスター FE  28-70mm F2 GM「SEL2870GM」を、「α SPECIAL EVENT 2024」で 体験してきたレビュー。

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