ソニー、透過式メガネ型端末「SmartEyeglass」を開発、SDKも提供を開始。
ソニーは、スマートフォンと連携することで、テキストやシンボル、画像といった情報を表示する、透過式メガネ型端末「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」を開発。
・透過式メガネ型端末『SmartEyeglass』を開発 -ソフトウェア開発キット(SDK)を提供開始 –
「SmartEyeglass」は、CMOSイメージセンサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、照度センサー、マイクを内蔵して、スマートフォンのGPSの位置情報と連動して、ユーザーの状況に応じた情報を提供するという端末。
ソニー独自のホログラム光学技術により、視野を遮るハーフミラーを使わずに85%という高い透過性を持った3.0mmの薄型レンズを実現。 また、単色表示なのでカラーよりもより低消費電力で、かつ輝度が高く(最大1,000cd/m2)、テキストが読みやすく視認性の高い表示が可能。
ワイヤレスで接続した「SmartEyeglass」とスマートフォンがお互いに情報をやりとりして、スマートフォンのアプリで多彩な使い方が期待される。
見ている対象物から目を反らすことなく情報を入手できるため、歩行中にナビゲーション表示を見たり、料理をしている時に手元から目を離すことなくレシピを確認したり、スタジアムでスポーツ観戦する時に選手を見ながら関連情報を閲覧するといった便利な使い方が考えられる。
その「SmartEyeglass」のアプリ開発促進のために、ソフトウェア開発キット(先行リリース版)の提供を9月19日より開始する。
・ソニー製品対応アプリケーション開発支援サイト“Sony Developer World”
今回、ソフトウェア開発キット(先行リリース版)を提供する事に加えて、2014年度内に「SmartEyeglass」を開発者向けに発売も予定していて、アプリの充実とコンスーマー向けに商品化するために開発を進めていくとしている。
ソニーは、すでに、Smart BandやSmart Watchといったウェアラブルなセンシング技術とスマートフォンとを組み合わせて日常の活動(ライフログ)を記録して活用することで、生活を楽しく便利にするスマートウェアを発売していて、今後もこうした新たなウェアラブルな商品やアプリケーション、サービスの展開に期待できる。
これは、ドラゴンボールのスカウターみたいなもので、メガネのディスプレイにサポートするように情報を出してくれるという近未来ちっくなウキウキアイテム。
ただ、さすがにこの試作機はバカでかすぎて、というかメガネとしての存在感がありすぎて抵抗ありまくりなので、商品化する時にはもっとスマートなメガネ型にして欲しい。
あ、というか、レンズの部分と極力小型化したユニットだけ開発して、フレームは現行のメガネ、サングラスを作るメーカーに任せてしまえるのがいいかも。