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新型ウォークマン「NW-WM1ZM3/NW-WM1AM3/NW-ZX900」の搭載メモリーは8GB!歴代ウォークマンのメモリー約4GBから倍増。

ウォークマン Signature Series「NW-WM1ZM3」のリアシャーシを外した内部
新型ウォークマン、「NW-WM1ZM3」、「NW-WM1AM3」、「NW-ZX900」の3機種の基板を確認すると、SoCが「QCS6690」だと判明。

さらに今回は、メモリー(DRAM)を基板から確かめてみた。

3機種の基板では、SoCのすぐ隣にSK hynix製のチップを確認。

刻印の型番は「H58G66CK8BX147」と読める。

この型番は半導体商社の製品データでLPDDR5X・64Gb(8GB)とされていて、新型3機種のメモリーはLPDDR5X 8GBとみられる。

SoCをはじめとした基本の仕様は3機種で共通なので、メモリーも3機種とも同じになるはず。

ソニーはメモリー(RAM)の容量を公表していないため、あくまで刻印から読み取った推定となる。

これまでのAndroidウォークマンは、2019年の「NW-ZX500シリーズ」から「NW-ZX707」まで、ずっと約4GBだった。

SoCと同じく、メモリーもようやく大きく進化することとなった。

・NW-WM1ZM3 | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー
・NW-WM1AM3 | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー
・NW-ZX900 | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー

新型ウォークマン「NW-WM1ZM3/NW-WM1AM3/NW-ZX900」搭載SoCは「QCS6690」?前モデル「NW-ZX707」「WM1M2シリーズ」と比較、4nmプロセスによる省電力・高速化で大幅進化か。

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●新型ウォークマン3機種の基板に、SK hynix製のメモリーチップ

ウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX900」/ウォークマン WM1シリーズ「NW-WM1ZM3」
左が「NW-ZX900」の基板(MOSS)、右がWM1シリーズの基板(IVY)で、どちらも金色の枠で囲まれたデジタル部の中に、メモリーとSoCが並んでいる。

ウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX900」
真上から見た「NW-ZX900」の基板。

右側の「Qualcomm QCS6690」の隣、左側の大きなチップ(U3101)がメモリー。

ウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX900」
真上から撮るとほとんど見えないけれど、斜めから光を当てると刻印が浮かび上がる。

読み取れた刻印は、以下のとおり。

1行目:SK hynix
2行目:H58G66CK8B
3行目:X147 0B6A

2行目と3行目をつなげた「H58G66CK8BX147」が型番で、半導体商社の製品データでは末尾にNの付いた「H58G66CK8BX147N」として掲載されている。

3行目の後半は、ロットや製造時期を表すコードとみられる。

写真で刻印をはっきり読み取れたのは「NW-ZX900」の基板(MOSS)だけれど、WM1シリーズの基板(IVY)にも、同じ位置に同じ大きさのメモリーチップが載っている。

SoCも同じ「QCS6690」なので、「NW-WM1ZM3」、「NW-WM1AM3」も同じLPDDR5Xの8GBとみられる。

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●型番から読む「LPDDR5X」の8GB、最大8533Mbps

ウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX900」/ウォークマン WM1シリーズ「NW-WM1ZM3」
「H58G66CK8BX147N」は、半導体商社の製品データで次のように掲載されている。

LPDDR5X 64Gb x16 1.05V 4266MHz -40°C~85°C FBGA-315

64Gb(ギガビット)は、8GB(ギガバイト)。

LPDDR5Xは、スマートフォンのハイエンドモデルにも使われている高速なモバイル向けメモリー。

4266MHzは、データ転送速度にすると8533Mbpsで、LPDDR5Xの中でも速い部類に入る。

ただし、実際にどの速度で動くかはSoC側で決まる。

「QCS6690」のメモリーの仕様は、LPDDR5が3200MHz(6400Mbps相当)、LPDDR4Xが2133MHz(4266Mbps相当)。

チップは8533Mbpsまで対応していても、ウォークマンではSoCの仕様の範囲内(最大6400Mbps相当)で動いているとみられる。

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●歴代Androidウォークマンのメモリーは、7年間ずっと約4GB

NW-ZX707のメモリー表示(3671MB) NW-A300シリーズのメモリー表示(3733MB)

SoCの記事で並べた歴代のAndroidウォークマンと、メモリーを比べてみた。

ウォークマン Signature Series「NW-WM1ZM3」/ウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX707」/ウォークマン Aシリーズ「NW-A306」/ウォークマン WM1シリーズ「NW-WM1ZM2」/ウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX507」

項目 新型3機種 NW-ZX707 NW-A300シリーズ WM1M2シリーズ NW-ZX500シリーズ
発売 2026年11月 2023年1月 2023年1月 2022年3月 2019年11月
SoC(推定) QCS6690 QCS4290 QCS2290 i.MX 8M Plus i.MX 8M Mini
メモリー(RAM) 8GB 約4GB
3671MB
約4GB
3733MB
約4GB 約4GB
3886MB
メモリーの規格 LPDDR5X LPDDR4X LPDDR4X LPDDR4 LPDDR4
確かめた方法※ チップの刻印 実機の表示 実機の表示 海外の仕様表 実機の表示

※新型3機種はNW-WM1ZM3/NW-WM1AM3/NW-ZX900。メモリーはNW-ZX900の基板のチップの刻印から読み取ったもので、3機種共通とみられる。

※「実機の表示」は、kunkoku.jp の実機レビューで、CPU-Zアプリや設定画面に表示された値。「海外の仕様表」はWM1M2シリーズの海外の販売店の仕様表。「チップの刻印」は型番を半導体商社の製品データで調べたもの。

※前モデルのメモリーの規格は、各SoCが対応しているメモリーの規格からの推定。SoCはソニーから公表されていないため推定。

上の画面は、左が「NW-ZX707」、右が「NW-A300シリーズ」で、どちらもメモリーの表示は約4GB(3671MB/3733MB)。

NW-ZX500シリーズのメモリー表示(3886MB)
2019年の「NW-ZX500シリーズ」も3886MBで、こちらも約4GB。

ウォークマン Signature Series「NW-WM1ZM3」
左から新型の「NW-WM1ZM3」、「WM1M2シリーズ」の「NW-WM1ZM2」、初代の「NW-WM1Z」。

「WM1M2シリーズ」も、海外の販売店の仕様表では4GBとされている。

2019年から2023年まで、上位モデルのWM1シリーズからコンパクトなAシリーズまで、表の5機種のメモリーはすべて約4GBで横並びだった。

メモリーの規格も、NXPのSoCを使っていた時代はLPDDR4、QualcommのSoCになってからはLPDDR4Xとみられ、LPDDR5Xから見ると2〜3世代前の規格になる。

上位のWM1シリーズからAシリーズまで、7年間ずっと約4GB。

新型3機種では、容量が約4GBから8GBへ倍増し、規格もLPDDR5Xへと一気に新しくなった。

ちなみに、2026年10月に発売されたスマートフォン「Xperia 10 VIII」のメモリーも8GB。

ウォークマンが、ようやくミドルレンジのXperiaに並んだ。

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●8GBになると何が変わる?アプリの切り替えと、高解像度の画面

ウォークマン Signature Series「NW-WM1ZM3」
メモリー(RAM)は、アプリを動かすための作業スペースのようなもの。

容量が大きいほど、たくさんのアプリを開いたままにでき、切り替えてもすぐ続きから使える。

ウォークマンでも、ストリーミングサービスのアプリを複数入れて、聴きたい曲に合わせて行き来する使い方は当たり前になっている。

ウォークマン Signature Series「NW-WM1ZM3」
新型はOSがAndroid 16になり、ディスプレイもフルHD(1920×1080)に高解像度化。

Android 16とフルHDの画面を動かすことを思えば、新型ウォークマンが8GBを載せたのは必然と言える。

これは、「NW-WM1ZM3」と「WM1M2シリーズ」で、電源オフからの起動時間を比べたもの。

起動の速さはSoCの性能によるところが大きいけれど、Android OSやアプリを読み込んでおくメモリーの容量と速さも関わってくる。

メモリーが約4GBの「WM1M2シリーズ」と並べてみると、起動にかかる時間の差は一目瞭然。

こちらは、「NW-ZX900」で起動から操作までを撮影したもの。

実際に触ってみると、これまでのモサモサした動きがなくなり、ミドルレンジのスマートフォン並みの反応になっている。

SoCの刷新とあわせて、メモリーが倍増したことも、操作の軽さにつながっているはず。

LPDDR5Xは省電力をうたうメモリーでもある。

ただし、SoCがLPDDR5相当で動かしているとすれば、電池の持ちに大きく関わっているのはSoCの4nm化のほう。

ソニーが説明している「高性能・省電力の新プラットフォーム」には、SoCだけでなく、このメモリーも含まれているのだろう。

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●SoCに続いてメモリーも刷新、ようやくスマホクラスのハードウェアに

ウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX900」で音楽を再生しているところ
高音質を最優先するウォークマンにとって、SoCやメモリーの性能は二の次になりがちだった。

実際、7年間にわたって約4GBのまま据え置かれてきた。

新型では、SoCが4nmの「QCS6690」(推定)になり、メモリーもLPDDR5Xの8GB(推定)に。

ストリーミング時代のウォークマンとして、ようやくハードウェアが追いついてきた印象。

デジタル部を無酸素銅の削り出しブロックで覆い、「アプリケーションプロセッサーやメモリーなどから発生するノイズの影響を低減」しているのも、性能を上げたぶんのノイズ対策と読める。

「NW-ZX900」は内蔵ストレージが64GB(ユーザー使用可能領域約33GB)のため、アプリをたくさん入れるならmicroSDとの使い分けは必須。

それでも、スマートフォン向けのアプリならおよそ大半のものは快適に動かすことができるはず。

ストリーミングアプリをいくつも行き来しながら聴く人ほど、この8GBの恩恵は大きいと思われる。

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●ウォークマンラインナップ

ウォークマン Signature Series「NW-WM1ZM3」
ウォークマンWM1シリーズ「NW-WM1ZM3」
【256GB】
カラー:ゴールド
発売日:2026年11月27日(金)
ソニーストア販売価格:654,500円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

・ウォークマンWM1シリーズ「NW-WM1ZM3」ソニーストア直接購入リンク

ウォークマン WM1シリーズ「NW-WM1AM3」
ウォークマンWM1シリーズ「NW-WM1AM3」
【128GB】
カラー:ブラック
発売日:2026年11月27日(金)
ソニーストア販売価格:346,500円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

・ウォークマンWM1シリーズ「NW-WM1AM3」ソニーストア直接購入リンク

ウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX900」
ウォークマンZXシリーズ「NW-ZX900」
【64GB】
カラー:ブラック
発売日:2026年11月27日(金)
ソニーストア販売価格:214,500円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

・ウォークマンZXシリーズ「NW-ZX900」ソニーストア直接購入リンク

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