ウェアラブルデバイスの「SmartBand 2 (SWR12)」と「SmartBand (SWR10)」の違いを比べてみよう。
ソニーモバイルからウェアラブルデバイスとして出てきた「SmartBand (SWR10)」から「SmartBand 2 (SWR12)」へと変えて使っているのだけれども、そういえばこの2つってどこが違うんだっけ?と冷静に比べた事がなかったので、切り分けとして比較してみる。
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●「SmartBand」と「SmartBand 2」のコア。
「SmartBand (SWR10)」と「SmartBand 2 (SWR12)」とも、メインの本体部分は、「コアユニット」と呼ばれるプラスチックで出来た小さなユニットでサイズもタテヨコはピッタリ同じでほぼ形状(体積)は同じ。
共通して”加速度センサー”を内蔵していて、違いは、「SmartBand 2 (SWR12)」には”心拍センサー”も内蔵していて、そのセンサーの部分だけちょぴり高さが増している。
ちなみに、どっちもIPX5/8相当の防水、IP5X相当の防塵性能アリ。
基本的には、「SmartBand (SWR10)」もしくは「SmartBand 2 (SWR12)」を腕にくっつけて、普段どおり生活するだけ。
そうすると、「コアユニット」の加速度センサーで歩数や移動距離といった記録と、スマホでの活動を蓄積して、スマホアプリ「Lifelog」で、歩く、走る、自転車や電車に乗る、眠る、スマホで写真を撮る、音楽を聴く、といった一日の活動を可視化できる。
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●ビジュアル的にも楽しい「Lifelog」アプリ
「Lifelog」アプリは、実際には、「SmartBand (SWR10)」、「SmartBand 2 (SWR12)」にかぎらず、「SmartBand Talk」や「SmartWatch 3」共通のスマホアプリ。
2016年2月にアップデートして、それ以前よりもビジュアライズして見た方的にも楽しい。
上半分の時系列でアクティビティを追っかけられるメイン画面の「ジャニービュー」には、自キャラ(アバター)も背景もカラフルで、ちゃんと歩くし走るし、乗り物にものったりとアニメーションも多彩。
アプリやアクティビティを示すアイコンも、活動時間でヨコの時系列に横長にのびていくので、ログのみやすさもだけど視覚的にかなり楽しい。
下半分の活動情報を表す「ダッシュボード」をそれぞれタップすると、消費カロリー、睡眠、ウォーキング、ランニング、SNS、カメラ、音楽、動画、ゲーム、読書、インターネットといったログを、1日、1週間、1ヶ月、1年といった単位で切り替えてチェックできる。
「ダッシュボード」は表示するアイコンの位置を、好みで配置できる。
メニューの「位置情報」を開くと、いわゆるマップ画面が現れて、実際に移動したルートも移動手段も色分けで表示されて、行動が客観視できると生々しい(;´∀`)
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●SmartBand 2だけにできる心拍数やストレスレベルの計測。
「SmartBand 2 (SWR12)」にだけ備えている心拍センサーから心拍数や、ストレスレベルを「Lifelog」アプリでチェックできるというのが最大のウリ。
というか、ソニーのウェアラブルデバイスの中で心拍センサーが付いているのはこのモデルだけ。
心拍数とストレスレベルを時間単位で視覚化できるのはもちろん、睡眠中やウォーキングの最中に心拍の変化を見られるから、日々生活の中で、何をしている時にイライラしてる(ストレスレベルが高い)かがイッパツでわかるのがおもしろい。
自分のログをみてみたら、普段はほとんど低ストレスなのに、たまの出張で缶詰会議してるときに顕著にストレスの値が跳ね上がってるのを見て笑ってしまったw
健康にまつわる機能もちょっぴりあって、長い時間、体を動かしていないときに、「SmartBand 2」がブルブルっと震えてLEDが点灯してお知らせしてくれるのが「体を動かそう」機能なんてものもある。
日中のボケーとして居眠りしそうなときの戒め機能としても使える。
他には、サードパーティ製フィットネスアプリで「SmartBand 2」を心拍モニターとして使うこともできる。
不満は、バックグラウンドで心拍を記録し続けるのが災いして、バッテリーの減りが異常に早いこと。
「常にON」にしておくと、1日半くらいでバッテリーがなくなる。スマートウォッチ並のバッテリーの持たなさ。
回避方法としては、「電池残量が少ない時」に心拍の記録を無効にするSTAMINAモードがあるので、それを有効にしておくこと。
そうすればバッテリーがなくなりかけたら、心拍のログは記録できないにしても、他の歩数やカロリーのログまでも記録できない自体は防げる。
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●SmartBandのちょっぴりのアドバンテージ。
上位の「SmartBand 2 (SWR12)」よりも、「SmartBand (SWR10)」が優位なところもちょっぴりある。
例えば、どこかに出かけてランチがおいしかったなーとか、お気に入りの音楽が流れたなーとか、そう思った時、ちょっとした記録(時間、場所、天気、テキスト)を残せる「Life Bookmark」。
この「Life Bookmark」を残したいと思った時、「SmartBand 2 (SWR12)」はスマホの「Lifelog」アプリのメニューからしか作成できないけれど、「SmartBand (SWR10)」は、横にある物理ボタンを2回、カチカチっと押すと、自動的に「Lifelog」にブックマークしてくれる。
あと、心拍センサーを搭載してないので、バッテリーがわりと持つ(だいたい5日間くらい)ということ。
もう余計な事をきにせずにログを残したいと思ったらこっちのほうがシンプルかもしれない。
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●共通に使える便利な機能。
以外と便利なのが「通知機能」で、Xperiaにメールや電話着信、SNSの通知がくるとブルブルっと震えてバイブでお知らせしてくれる。
朝眠りが浅くなった時間帯あたりに、ブルブルブルと震えて起こしてくれる「スマートウェイクアップ」も、目覚ましになって便利。
「SmartBand 2 (SWR12)」もしくは「SmartBand (SWR10)」と、スマホが離れてBluetoooth接続範囲外になると振動してお知らせしてくれるという機能もある。
スマホのメディアアプリのリモコン操作もできる。
「SmartBand 2 (SWR12)」もしくは「SmartBand (SWR10)」の、ボタンを押して1回タップすると再生/停止、2回タップで次の曲、3回タップで前の曲、というコントロールができる。
シンプルなバンドだけど、わりと利用できる機能が結構ある。
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●バンドは共通して使えるよ。
当たり前といえば当たり前だけど、コアの基本サイズは一緒なので、「SmartBand 2 (SWR12)」に「SmartBand (SWR10)」の別売アクセサリーのリストバンド(SWR110)を流用しようと思えばできる。
「SmartBand 2 (SWR12)」の標準バンドのロック部分が取りはずす時にわりと面倒で、頻繁に充電しないといけないのに煩わしいったらありゃしないので、脱着が楽ちんなリストバンド(SWR110)が結構お役立ちだったりする。
付属バンドのロックが外れにくいのは、正確な心拍センサーで計測するためだろうけれど、まぁそれをトレードオフとしても、扱いやすさ優先と気分次第でカラバリを楽しめるってことで。
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SmartBand をつけて、自分の生活ログが見えるようになると、なんとまぁ自分が運動不足だなとか、寝不足だなとか、不健康っぷりがよくわかる。
で、一挙に生活改善とはいかないまでも、少しは意識するようになって、以前よりもなるべく歩こうとか、早めに寝るようにしようとか意識するようになったのは良いことなのかなと前向きに考えることにしよう。
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●SmartBand 2 「SWR12」
SmartBand 2 「SWR12」
ソニーストア販売価格:14,880円(税別)
●ブラック/ホワイト
SmartBand 2 リストバンド(SmartBand 2「SWR12」用) 「SWR122」
ソニーストア販売価格:3,880円(税別)
●インディゴブルー
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●SmartBand 「SWR10」
「SmartBand SWR10」
ソニーストア販売価格:9,800円(税別)
SmartBand「SWR10」用リストバンド
Classic/Sサイズ「SWR110/CS」
ソニーストア販売価格:2,800円(税別)
・Sサイズ、バンドカラー:オレンジ、ブラック、ブルー
SmartBand「SWR10」用リストバンド
Classic/Lサイズ「SWR110/CL」
ソニーストア販売価格:2,800円(税別)
・Lサイズ、バンドカラー:オレンジ、ブラック、ブルー
SmartBand「SWR10」用リストバンド
Fashion/Sサイズ「SWR110/CS」
ソニーストア販売価格:2,800円(税別)
・Sサイズ、バンドカラー:ダークグリーン、ホワイト、ライトピンク
SmartBand「SWR10」用リストバンド
Fashion/Lサイズ「SWR110/CL」
ソニーストア販売価格:2,800円(税別)
・Lサイズ、バンドカラー:ダークグリーン、ホワイト、ライトピンク
SmartBand「SWR10」用リストバンド
Active/Sサイズ「SWR110/CS」
ソニーストア販売価格:2,800円(税別)
・Sサイズ、バンドカラー:ピンク、パープル、イエロー
SmartBand「SWR10」用リストバンド
Active/Lサイズ「SWR110/CL」
ソニーストア販売価格:2,800円(税別)
・Lサイズ、バンドカラー:ピンク、パープル、イエロー
<Smart Band Talk>
・SmartBand Talk「SWR30」がやってきたので、外観レビューとセットアップからしてみよう。
・SmartBand Talk「SWR30」で出来る事を全部やってみよう。ボイスコントロールとアプリ14コを使いこなしてみる。
・「SmartWatch 3」と「SmartBand Talk」、「SmartBand」のライフログデータを追っかけてみる。
・SmartBand Talk「SWR30」のファームウェアアップデートで「アクティビティ」に睡眠データを追加。
・SmartBand Talk リストストラップ「SWR310」に付け替えて気分を一新!
<SmartWatch 3>
・SmartWatch 3「SWR50」を使ってみた。まずは外観レビューとセットアップ。
・SmartWatch 3「SWR50」を使ってみた。使い方をマスターして、いろいろアプリを入れて遊んでみよう。
・SmartWatch 3「SWR50」単独で音楽を聴きたい!という執念で試してみた「Google Play Music」
・SmartBand とSmartWatch 3「SWR50」を二つ付けてるとライフログがえらい事になるので、イッコにしなさい。
・「Walkman」アプリがアップデートして、SmartWatch 3「SWR50」のコントロールも単独で音楽を聴くのもやっとラクチンに!
・SmartWatch 3「SWR50」、ver5.0.1にアップデートして、使い勝手がちょっぴり改良&ウォッチフェイスアプリに対応。
<Smartband SWR10グローバルモデルのレビュー>
・「Smartband SWR10」が来たからうれしげに腕に装着してみた。(更新)
・「Smartband SWR10」を身につけて自分のライフログを残していこう!
・「Smartband SWR10」のアップデート「自動夜間モード」で使い勝手がちょっぴり楽に!