SmartWatch 3「SWR50」を使ってみた。使い方をマスターして、いろいろアプリを入れて遊んでみよう。
・SmartWatch 3「SWR50」を使ってみた。まずは外観レビューとセットアップ。の続き。
さて早速使ってみよう。というか、SmartWatch 3「SWR50」を手に入れて最初使い出した時は、まぁなんと何もないところに放り込まれたような感覚でいったい何をすればいいんだ?状態だった。けれど、ようやく慣れてきて、ちょっとづつまともに使え始めた途中なので、いろいろと試してみる。
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●「SmartWatch 3」と連携する”Android Wear”アプリ
SmartWatch 3は、基本スマートフォンが必須で、Bluetoothで連携させて使うウェアラブル端末。単独でもできることもあるけど、ほとんどが連携して動作する。
そのスマートフォンに入るアプリは、「Android Wear」アプリで、ここからSmartWatch 3の設定から連携アプリ管理をする。
「Android Wear」アプリのメイン画面。[音声操作]できる項目がズラーっと並んでいて、最初は”Android Wear”標準のアプリが動くようになっているけれど、ここから後からインストールするアプリと連携させたり、使いたいアプリに入れ替えたりができる。
[おすすめのアプリを見る]からは、SmartWatch 3と連携できるアプリを紹介してくれるので、ここから面白そうなアプリを何個か探してインストールしておいた。
[設定]としては、SmartWatch 3に通知したくないアプリを停止したり、画面に常時表示するかしないか、スマートフォンからの通知を表示するか、アプリを追加した場合の更新、といった事ができる。
[デモカード]というのは練習みたいなもので、SmartWatch 3にどういうふうに表示されるかのデモンストレーションを確認できる。
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●「SmartWatch 3」の基本的な動作を確認。
電源の入ったSmartWatch 3は、時刻が表示されてるいたって普通の時計。なんともブサい…じゃなくてシンプルな時計表示。
画面を長押しすると、フェイスは何種類か用意されていて、好みのものに変更できるので、このあたりは従来どおりというかいつでも変えられる楽しみがあるかな。
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SmartWatch 3は、タッチ操作もできるけれど、使ってねと推奨されているのが、ボイスコマンド。
SmartBand Talkにもボイスコントロールというのがあるけれど、これはあらかじめ決まったキーワードを話す事で連携するというもので、SmartWatch 3のボイスコマンドはもっとバリエーションが広い。
まずは、SmartWatch 3にむかって「OK Google(オーケー グーグル)」と話すか、もしくは画面をタップすると、「お話ください」と出てきて音声で検索したり、会話するといろいろと応えてくれる。
例えば、「新宿の映画館に連れて行って」と言ってみると…、目的地に映画館の候補がズラーっと出てきて、そこから行きたい映画館をタップすると、ルートを検索をして、行き先を教えてくれる。
おおう便利じゃない。GPSがあるから、ちゃんと今いる自分の場所から目的地までをナビゲートしてくれる。
スマートフォンでメールの着信を受けてメッセージを確認をした後に”返信”をタップして、そのまま音声でしゃべると、それがテキストに変換してメール返信もできる。さすがに音声でしゃべったままだと誤変換の可能性もあるので、スマートフォンで一旦チェックして加筆修正して改めて送信という流れ。
Facebookメッセージアプリ「Messenger」で、メッセージが飛んで来た時も音声で返事を返せるようになっていて、こっちはもともとやりとりの単語が短い事もあって、話してすぐに返信できるのは便利で実用的。手が離せないけど”開封”されたままでヤバい!という時でも、ひとまず返事を返すには有効。
ボイスコマンドは、便利そう!と思う反面、最初は、「うーんと、何話せばいいんだ?」と盛大に戸惑ってしまうので、あらかじめ普段つかえるトレーニングも必要。
もちろん、ボイスコマンドのように特定の命令以外にも、そのまましゃべって検索できるボイスサーチとしても使える。これも以外と使える時があって、思い出せない時とか急に知りたいという反射的に思った時には声で探せるというのも1つの使い方。
音声操作以外の操作方法も用意してある。「お話ください」と表示されていたらそこから上にスワイプすると、”Android Wear”アプリで表示されていた一連の動作が並んでるので、画面をそのままタッチしてアプリを操作できる。
なので、時間や天気情報を見たり、カレンダーの予定を確認したり、通知をチェックしたり、メッセージやメールのお知らせ見たりなどは、音声でもタッチでもどっちでも操作できるので、ムリに音声でしゃべらなきゃいけないという事もない。
そして、[(・・・)開始]アイコンをタップすると、追加した”Android Wear”対応アプリが並んで、ここから起動させる事ができるようになっている。
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いちおうSmartWatch 3からいじれる[設定」も。
ディスプレイの明るさ調整、直接つながらうBluetooth設定、電源OFF、再起動、リセット、フェイスの変更といった事ができる。
端末情報をチェックすると、現時点(2014年11月26日)では、ソフトウェアバージョンは、4.4w.2。ここからシステムアップデートをする事ができる。
他、シリアル番号、ビルド番号、接続状態、電池残量、法的通知を確認できる。
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●スマートフォンと連携して「SmartWatch 3」に来る通知をチェック。
基本的には、スマートフォンの通知バーに通知されるアプリがそのままSmartWatch 3にも通知される。
仮にメールが着てるとすると、SmartWatch 3がブルブルっと震えて、画面の下側に通知されるのでそれをスワイプして全画面で確認できる。
位置画面におさまっているメールはタップすると展開して全文が読めるし、メールが複数枚あればそれぞれを読む事ができる。(小さくて読みづらいけど。)
そこから、右にスワイプして(端末で開く)をタップすると、スマートフォン側で連動したアプリが開くし、もうこの通知がいらないなーと思ったら左にスワイプしてやると通知を破棄できる。
通知に設定しているものと、それ以外にも、Google Nowで自分がチェックしたいお知らせ(スポーツ、株価情報、場所、天気、経路情報)も、同じように通知バーから確認できるし、さらに細かい情報があると、スワイプして確認もできる。
上記の例は「天気」をみている場合、スワイプすると「週間天気予報」もチェックできる。
ちなみに、時計表示している画面から、上から下にスワイプすると、月日とバッテリー残量の確認ができて、そのまま下までひっぱると通知された時にブルブルっと震えるバイブをONとOFFの切替ができる。
バッ テリーの減りはこの小さいボディだけにかなり早くて、フル充電から1日で100%から30%くらいにまで減ってしまって、なんだこれ2日持たねえええ、と 思ったらそこからバッテリーセーバーが働いてバッテリー消費を抑えて、粘りに粘ってまる2日経過して残り5%、そこから数時間して完全に0%になる雰囲 気。
使うアプリによっても変わってくると思われるけれど、バッテリーセーバー込みで2日という感じ。2日に1回の充電サイクルはちと早いなーというのと、MicroUSB端子にあるカバーを開けるのがめんどくさいのが難点。
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●「SmartWatch 3」を積極的に使ってみよう。
SmartWatch 3には、加速度センサーを搭載して、歩数を記録。これは、どっちかというと”Android Wear”共通の機能で、1周間の歩数まで確認できる。
これは単独でチェックできるデータとして、それとは別にSmartWatch 3には各種センサーから読み取れるデータを送って、「Lifelog」で今までどおり確認できる。(購入当初は、ちっとも連動しなくて一体何が何やらワケワカメ状態だったけど、アプリ更新で対応された。)
音楽再生のコントロールもできる。SmartWatch 3の音楽再生アイコンをタップすると、スマートフォン側の音楽アプリ(Google Play Music)が立ち上がって再生。スワイプして、送り戻しと音量の±のコントロールもできる。
今のところ、起動して連動するのは、Google Play Musicのみだけれど、あらかじめWalkmanアプリを起動していると、SmartWatch 3からもコントロールできた。
(ちなみに、SmartWatch 3に音楽を転送してオフラインで聴けるよというやり方があるのだけど、これは次の記事で。)
かなりお気に入りなのが、「musiXmatch」。これは、再生する歌の歌詞をその音楽にあわせて歌詞表示してくれるというアプリで、スマートフォンでも観られるし、SmartWatch 3のディスプレイで、歌詞を追っていく事ができる。
ウォークマンにも歌詞ピタという機能があるけれど、あらかじめ入れておかないといけないという手間があるのに対して、「musiXmatch」は、再生時にインターネットからひっぱってきてくれるので楽ちんでかなり楽しい。
「Trac ID」も対応していて、流れている音楽が聞こえるように SmartWatch 3を 近づけると、音の波形を解析してその楽曲がなにかを見つけてくれる。スマートフォンだといまいち使いきれてなかったけど、この曲何かな?と思ったら、SmartWatch 3をホイっと近づけて検索ってのはおもしろいかも。
SmartWatch 3にはGPSが内蔵されてるので、それを活かすアプリが「My Tracks」。
「My Tracks」を起動して記録ボタンをポチっとおしておけば、テクテク歩いたり、サイクリングするとその情報を記録して、後からスマートフォンで軌跡をチェックできる。
「Runtastic」との連携もできて、スマートフォンで画面をチェックしなくても、SmartWatch 3のディスプレイで、カロリーや距離、時間を確認しながらランニングできる。
最後に、「Wear Camera」。とてもわかりやすいというか簡単カメラリモートアプリ。スマートフォン側をいっさい触らずに、SmartWatch 3から 「Wear Camera」を起動するだけで、タップしたらそのままシャッターがきれて記録。
ズームもないし、細かい設定もいじれないけどシンプルに撮るという行為に絞られてるぶん使えるかもしれない。
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これでもまだほんの一部のアプリ。実際には全然使い物にならいアプリもあれば、どうやって使っていいかわからないアプリもあったりと試行錯誤の途中。
けれど、アプリさえおもしろいものが見つかれば、まだまだ楽しくなれるSmartWatch 3。
最初は本当にどうしたもんかと思ったけれど、SmartWatch 3に限らず、結局、この年末に発売されたスマートウォッチも、このウェラブル端末用の”Android Wear” というOSで動作しているので基本同じ。
ちょうど、Android端末が最初に出た頃と似てるというか、後はここからいかにここをベースにして、もっと楽しい連携アプリが出してくるかによって、さらに楽しいガジェットになるか、放置プレイになってしまうかにかかっている気がする。
まぁ、Google勢として秀逸なアプリが出てくる事にも期待だけれど、それだけじゃなくて、せっかくあるXperiaとかソニー製品との連携をするアプリを出して欲しい。というか出さなきゃだめでしょ。
と、まだ終わりじゃなくて、続く。
・ソニーストアで、Smart Watch3「SWR50」とSmartBand Talk「SWR30」の先行予約販売を開始。
<Smart Band Talk>
・腕に付けて記録、ハンズフリーも通知もチェックできる、がおもしろい「SmartBand Talk (SWR30)」
<Xperia Z3 Tablet Compact>
・「Xperia Z3 Tablet Compact」を実際に触ったら、ほらやっぱり欲しくなったじゃないか。
<Xperia Z3(D6653)グローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia Z3(D6653)」の外観ファーストインプレ!
・「Xperia Z3(D6653)」の初期セットアップと新しい機能をチェックする。
・カメラアプリ、4K動画、ノイキャン、ハイレゾ音源、PS4リモート、「Xperia Z3」の機能モリモリ。
<Smartband SWR10グローバルモデルのレビュー>
・「Smartband SWR10」が来たからうれしげに腕に装着してみた。(更新)
・「Smartband SWR10」を身につけて自分のライフログを残していこう!
・「Smartband SWR10」のアップデート「自動夜間モード」で使い勝手がちょっぴり楽に!
3件のコメント
買って来て2~3日したら裏のusb挿すところのカバーが壊れた
シャープ・アクオスフォンSH-01Fを使ってますが、smartwatch3に,対応するでしょうか?
どなたか教えてくださいませんか?
SmartWatch 3ってやっぱりsonyのXperiaしか動作しないのですか。
誰か教えて下さい。