「Xperia Z3 Tablet Compact」を実際に触ったら、ほらやっぱり欲しくなったじゃないか。
こと、XPERIAとVAIOの事になると異常なまでの執念を燃やしてしまうのだけど、今回もご多分に漏れず、「Xperia Z3、Z3 Compactグローバルモデル タッチ&トライ」アンバサダーミーティングにも行きたいし、ソニーストアでXperia Z3 Tablet Compactも見てみたいよう!という事で、強行突破で、東京銀座、渋谷、大阪梅田を一挙にまわってきた。
で、最初は、どうしても実機を手にしたかったXperia Z3 Tablet Compactから。
というかもううんちくはXperia Z3とXperia Z3 Compactと基本スペックは同じだから、8インチという絶妙なサイズにツボったレビューを。
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●Xperia Z3 Tablet Compact
やっと手に掴んだXperia Z3 Tablet Compact。
去年の夏に、Xperia Z Ultraがグローバルモデルで出てきてからというもの、6.4インチの片手でつかめるし画面が広々で超気に入ってしまってずっと愛用してきたんだけれども、ちっとも後継モデルが出てこない。
なんでかなーと思ってたら、なんと8インチというサイズのタブレットが出てきてしまった。
IFA2014で発表された時、いやいや、Xperia Z Ultraで持てるギリギリのサイズでしょうよと思っていたけど、ずーっと見てるとまぁいつもの流れで欲しくなる。
それから、実機掴んだ瞬間からそりゃもうツボ。
片手で掴めるかっていったら、大人の男性の手だったら結構イケる。女性の手だとちょっと厳しい。そんなサイズ感。
けれど、そこよりも何よりもめちゃめちゃ軽い。しかも薄い。何この負担のすくない紙ペラな感じ。ベゼルのとこをろつまんでもいいし、背面に親指おいてもホールドできるし、別にそもそも両手で持ってばいいだけだし。
何よりも、8インチの大きさからイメージする重さじゃないくらいに軽くて薄い。(薄さ6.4mm)
高剛性FRPパネルで底面からサイドまでを一つのボディとして一体成型してるから、めちゃくちゃ硬くて頑丈。
これだけ薄くてもヘニョヘニョしない。端っこを持ってプラプラしてもまるで平気な安心感ってのは使う時に結構重要だったりして。
本体のデザインは、Xperia Z3のスルっとしたデザインじゃなくて、Xperia Z2 Tabletに近い、真ん中にシルバーのメタルのラインが入るデザイン。
マグネットで充電もできるし、microUSB端子も、microSDカードスロットもある。
イヤホンジャックは、キャップレスでこのままで水に浸かっても大丈夫なIPX5/8相当の防水性能と、IP6X相当の防塵性能がある。
だからもうお風呂にチャプンと浸かりながらマンガが読める素敵アイテムになる。
フタを開けたところにあるmicroSDカードスロットの横は、リセットスイッチとダミーカードで埋まってる。
グローバルモデルにあるSIMフリーモデルだと、SIMスロットがここに相当するものだと予想。
ディスプレイサイズは、8インチ(解像度1920 x 1200)でフルHDよりもちょっぴり縦幅が広くて、パネルは視野角の広いIPSパネル、
「トリルミナスディスプレイ for mobile」やLive Color LEDを搭載してるから、画面はかなり鮮明。
超解像技術「X-Reality for mobile」(好みで2段階設定)で、8インチの大きさでもクッキリはっきりとした動画が見える。
横にしたときに、ちょうど両端にスピーカーが入っていて、バーチャルサラウンド技術S-Forceフロントサラウンドの効果もあって、かなりリッチな音が出てくる。
スマートフォンサイズと違って、8インチで動画を見ると、まるで臨場感が変わってきて、相当楽しい。
背面にあるカメラは、810万画素イメージセンサーExmor RS for mobile、さすがにカメラ性能はXperia Z3/Z3 Compactには及ばないけれど、暗所に強くて、新しいカメラアプリ(ARファンやマルチカメラ、サウンドフォト)もちゃんと入ってる。
もしくは、デジタル一眼カメラで撮った画像をこっちに移してビューワーとして使うにも便利。
期待してなかったのに、凄いのがハイレゾオーディオ音源の再生。
イヤホン端子にハイレゾ音源対応のヘッドホンを挿せば、ハイレゾ音源をそのまんま楽しめる。
ハイレゾ音源持ってませんけど、っていう場合でも、MP3とかAACといった圧縮音源の解像度をハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE HX技術ってのも搭載していて、いつもの音楽がいつもよりいい音で聴けるよという事にしてくれる。
そもそもいい音を聞く以前に周りがうるさくて…、という場合なら、専用のイヤホンを用意したら、周囲の騒音を約98.0%カットできるデジタルノイズキャンセリング機能も使える。とっても現実的だけどこれはかなり効果的。
それから、GoogleMapがまた広く見わたせる事!
Xperia Z2 Tabletクラスの大きさだともっと見やすいけど、車で使うにはデカすぎて安定させにくいわ、ダッシュボードに置いたら視界の邪魔になるわで座席の下からアームでも立ち上げないとムリ。
かといってXperia Z Ultraだと、距離が離れたところから画面を見るとちょっと小さくて。
Xperia Z3 Tablet Compactだったら、地図画面とか見やすいし、軽いから固定しやすいし車載にくっつけるとちょうどイイサイズなんじゃ?
おそらく本を読むのは最高のサイズなんじゃないだろうかと。
もちろんXperia Z2 TabletでもXperia Z Ultraでもそれぞれのサイズなりに見やすいんだけど、なんなんだろう、この画面のしっくり感。
大きすぎるとモノモノしくなるのに、8インチくらいだとそれが気にならない感覚。
小説もラノベも、文字の大きさは7段階で変えられるから、好みのサイズで読める。
年配の人でも、文字見えないよー!と言われたら、ここぞとばかりに文字はでっかくしてあげればいい。
マンガが至高。
小さく持ち運ぶ事もだけど、せっかく見るなら、作者さんが描いた一つ一つの絵のディティールを味わいたい。それが見えるサイズ。
ふと見てるときも、片手で掴んで親指でぴっとタップしたら、ペロンとページがめくれるから、片手読みもやろうと思えばできる。
これやべー。マンガ雑誌がXperia Z3 Tablet Compactでいいよと思えるくらい。
「リーダーストア」も「BOOK☆WALKER」も「Kindle」もぜーんぶマンガ落としまくりたくなる。
えーと、思惑がちょっと外れたのが、お絵かき。
Xperia Z Ultraに使えるXperia Z Ultra専用スタイラスペン「ES22」で描こうとしたら反応せず…。
指だとスラスラ描ける。やっぱり、先がモニョっとしたAndroid専用のスタイラスを用意しないといけないかな。
最後に、新しく搭載された、「PS4リモート」機能。
これ、ようやく実際にPS4と連携したのを試させてもらったけど、そのまんまPS4の画面がXperia Z3 Tablet Compactの画面に映ってて、PS4コントローラーで本当にそのまんまゲームができてる!これはスゲー!
ゲームによっては遅延が決定打になってしまうものもあるだろうけど、これくらいのレスポンスで動いてくれるならかなりいろんなゲームでイケるはず。
Xperia Z3 Tablet Compactの画面くらい大きいと、なんだか小さいテレビを買った気分で楽しめるし。
ちなみに、外から(例えば出張先のホテルのWi-Fi環境)でもやろうと思えば「PS4リモート」は可能。ただ、もうちょっと遅延が増すからアクションゲームは辛いかもしれないけど。
・Xperia Z3シリーズで「PS4リモートプレイ」が楽しすぎる!外出先からもPS4のゲームができちゃうよ。
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なんというか、この薄い軽い紙のノート的なモノを持って家の中でウロウロする感覚に近くて、おおげさじゃない感じ。
けれど、スマートフォンよりは確実に大きくて、見やすいこの画面の満足度。
しかも防水で本体が頑丈だから、使い方もかなりラフでいい。
電車の中でとか、カフェでとか、タブレットほどモノモノしくなくて、さらっと使えるギリギリのサイズというか、コレはいつも持ちあるきたい衝動にかられまくる超ツボなタブレットだなと。
Xperia Z Ultraは手放す事はないけど、Xperia Z3 Tablet Compactが利用頻度でめちゃくちゃ侵食してきそうで、はやく実機ください。
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Xperia Z3 Tablet Compact 「SGP612JP」 【32GBモデル】
●ブラック/ホワイト
ソニーストア販売価格:49,500円(税別)
ソニーポイント:495ポイント
Xperia Z3 Tablet Compact 「SGP611JP」 【16GBモデル】
●ブラック/ホワイト
ソニーストア販売価格:43,500円(税別)
ソニーポイント:435ポイント
<Xperia Z3 Tablet Compact>
・”薄くて軽い”と8インチの広々サイズが絶妙なバランスの、持ち歩きたくなる「Xperia Z3 Tablet Compact」
・Xperia Z3 Tablet Compact(Wi-Fiモデル)、ソニーストアで先行予約販売開始。発売は2014年11月7日。
<Xperia Z3 Compact(D5833、D5803)グローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia Z3 compact(D5803)」の外観ファーストインプレ。
・「Xperia Z3 Compact(D5803)と(D5833)」の中身と新しい機能をチェックしてみる。
・暗がりでも撮れる写真、ブレない動画がもはやコンデジレベルの「Xperia Z3/Z3 Compact」カメラ。
・ハイレゾ音源、ノイズキャンセリング機能、いい音で聴けるスマートフォンになった「Xperia Z3/Z3 Compact」
・PS4リモートプレイ、BDレコーダーやnasneへリモートアクセスが楽しい「Xperia Z3/Z3 Compact/Z3 Tablet Compact」
<Xperia Z3(D6653)グローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia Z3(D6653)」の外観ファーストインプレ!
・「Xperia Z3(D6653)」の初期セットアップと新しい機能をチェックする。
・カメラアプリ、4K動画、ノイキャン、ハイレゾ音源、PS4リモート、「Xperia Z3」の機能モリモリ。
2件のコメント
XPERIAで「PS4リモート」は外からできません。PS4と同一ネットワーク内でのみです。
外からはPSVITAでしか出来ません。
>通りすがりのSONY好きさん
ありがとうございます。
海外でXperia Z3 Tablet Compactが発表されたときに出来ると聞いていて、
その後、国内モデルが発表された際にもプレスリリースに、「外出先Wi-Fi 環境での使用は推奨しておりません。」という記述を確認したので、オススメはしてないのだなーという認識でいました。