新「VAIO typeSプレミアムバージョン」について考える。(その1)
VAIO typeS[SZシリーズ]改め、
「VAIO typeS プレミアムバージョン」VGN-SZ91PS・SZ91Sは、
現段階では処理スピードとモバイル性やデザインから考えて一番魅力的なVAIOノート。
せっかく新型番として、新ネームになって出てきたんだから、
「VAIO type S プレミアムバージョン」について、
いろいろ見てみよー。
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【軽量化と薄型化から生まれたデザイン】
VAIO typeSプレミアムバージョンを手に取ってわかるのは、
まずはその薄さと軽さ。
液晶背面は、
カーボン素材を採用してマグネシウム素材よりも軽量かつ強度をアップ、
液晶ディスプレイには、
白色LEDを採用した「クリアブラック液晶(スリムLED)」を搭載、
ドライブには、通常のドライブでなく
「軽量DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R2層記録対応)」を採用、
と一つ一つのパーツを極限まで軽くする事で、トータルの重量1.69kgを達成。
typeS(VGN-SZ81S)の1.85kgに比べて、約160g軽い。
13.3型液晶画面の今までのイメージで、
VAIO typeSプレミアムバージョンを手に取ると、
予想外に軽く、持ち上げすぎてしまう事もあるほど。
そのくらい以外性があるほど軽いと感じる。
さらに軽量化の努力はそのまま薄型化にもつながっている。
マグネシウム合金よりも30%軽くしても2倍の強度を持つカーボン素材と、
白色LEDを採用した事による内部基盤の小型化のおかげで、
液晶部の厚みだけなら、なんと5.1mm。
typeS(VGN-SZ81S)の液晶の厚さは8mmあるので、
約3分の2以下の薄さという事になる。
本体パームレスト部分には、アルミニウム素材を採用。
アルミの板の厚さは、0.7mmまでの薄くされていて、
もちろん強度と軽量化のバランスがとられてる。
さらには、ヘアライン加工を施して高級な印象を与えるとともに、
耐食性や耐摩耗性を高める処理がされてるので、
絶えず手のひらが当たってるパームレストの経年変化を極力抑えるように出来てる。
総じて、本体部分の最薄部は22.8mm、最厚部は33.7mmまでスリム化されていて、
typeS(VGN-SZ81S)の
最薄部は25.7mm、最厚部は37.1mmに比べると、
プレミアムバージョンでは、
最終的に最薄部で2.9mm、最厚部で3.4mmも薄型化された事になる。
以前、VAIO typeSプレミアムバージョンと、
旧VAIO typeSを比べた時にも思った事だけど、
もう完全にデザインも性能も全く別モノと言ってイイ。
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【グラフィックアクセラレーターを状況によって使い分けるという発想】
それと、VAIO typeSの特徴的な点といえば、
「ハイブリッド・グラフィックシステム」という
2種類のグラフィックアクセラレーターを搭載している事。
通常、多くのノートPCに見られるのはバッテリーライフを優先するために
チップセット内蔵のグラフィックアクセラレーターのみを採用してる。
ただ、グラフィックまわりの処理速度が思うように高速化しないので、
マルチタスクで使用したり、ゲームをするには厳しい部分がある。
逆に、大型ノートPCになると、
処理速度を優先させるために、グラフィックアクセラレーターを載せてるため
動作は非常に機敏になって、体感速度もグっと上がる。
ただし、電力を食ってしまうので、
持ち出してバッテリー駆動で使おうとすると、
消費が激しいためにすぐにバッテリー切れに見舞われる可能性もある。
現実の状況としては、
バッテリーを優先して外出先で使いたい事もあるし、
仕事効率を考えてガンガン使いたい事もあるわけだから、
できればその場その場でフレキシブルに対応してくれたほうがイイに越したことはない。
その二つ(チップセット内蔵と、専用グラフィックアクセラレーター)の特性両方を上手く生かした方法が、
この「ハイブリッド・グラフィックシステム」と言える。
消費電力をなるべく抑えてバッテリー駆動時間を優先したい時には、
パフォーマンス切り替えスイッチを「STAMINA」モードに切り替えて
「チップセット内蔵のグラフィックス・メディア・アクセラレータ 950」を使用する。
バッテリーのスタミナ性能としては、
約1.5時間も長持ちする計算になる。
STAMINAモード最長バッテリー駆動時間 :7時間
SPEEDモード最長バッテリー駆動時間 :5.5時間
(実際の使用状況ではココから2時間くらいは短かったけど・・・)
PCでグラフィックを駆使した3Dゲームをやろうと思えば、
パフォーマンス切り替えスイッチを「SPEED」モードに切り替えて
「NVIDIA GeForce Go 7400 with NVIDIATurboCache」を使用する。
FFXIとUCGOのベンチで実証済みだけど、
ハッキリと顕著に差がでるほど処理速度が変わってくる。
VAIO typeS[SZシリーズ]のFFXIベンチマークテスト。
VAIO typeS[SZシリーズ]のUCGOベンチマークテスト。
まさに相反するグラフィックアクセラレーターを、
使用状況によって切り替えられるシステムは、
買った後に使う機会がやってきたので重宝してる。
ただ、電源を切ってやらないと、モードは切り替わらないので、
再起動するのがメンドーだなとは思ったけど。。
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ココまでは従来のモデルと同じ部分ではあったので、
次は、VAIOオーナーメードでカスタマイズで
変更になった部分を含めてチェックしてみよ。。