新型VAIOにのっかるという噂の「Santa Rosa」って何だ?
インテルの新CPU「Santa Rosa」、
「Centrino Duoプロセッサー・テクノロジー」が発表された事で
各メーカーの新しいPCに続々と搭載する事が決定してる中、
昨日の北米やヨーロッパで発表があったとおり
VAIO FZにも搭載されていた。
で、まだ噂レベルだけど、
VAIOのARとSZにもSanta Rosaが搭載されたモデルがでるかもしれない。
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<「Santa Rosa」って何だ?>
最近、話題に良く出てくる「Santa Rosa」ってのは
いわゆる発売前の開発途中の
Centrinoモバイル・テクノロジーにつけられた名前(コードネーム)の事で、
「Carmel」、「Sonoma」、「Napa」に続いて
4番目が「Santa Rosa」。
5月9日に正式発表されたので
「Centrino Duoプロセッサー・テクノロジー」が正しい名前になるのかな?
ものすごく興味がわいてきたので
自分が知りたくで調べてみた。。
<CPU>
新CPUは全部で6つ。
・Core 2 Duo T7700(2.40GHz、4MB)
・Core 2 Duo T7500(2.20GHz、4MB)
・Core 2 Duo T7300(2GHz、4MB)
・Core 2 Duo T7100(1.80GHz、2MB)
・低電圧版Core 2 Duo L7500(1.60GHz、4MB)
・低電圧版Core 2 Duo L7300(1.40GHz、4MB)
FSB(フロントサイド・バス)が667MHzから800MHzに上昇。
新たに電力を抑える3つの新技術が追加。
1.「Dynamic FSB Switching」
(ダイナミック・フロントサイド・バス周波数スイッチング)
CPUの周波数を下げることによって、
フロントサイド・バスに必要な電力を落とす事で、
動作電圧を下げる。
2.「Enhanced Deeper Sleep」
(拡張版ディーパー・スリープ)
CPUが実行されてない時にキャッシュにあるデータを
メモリにフラッシュしていって
CPUにかかる動作電圧を下げることによって省電力化。
3.「Intel Dynamic Acceleration」
(ダイナミック・アクセラレーション)
シングル・スレッド・アプリケーションが動いていて
もう一方の使われてないコアを休止させて、
使ってるコアの動作クロックをあげて高いパフォーマンスを出す。
<チップセット>
CPUののっかるチップセットは、
グラフィックスコアを内蔵した「モバイルIntel GM965 Express」と
グラフィックスコアのない「モバイルIntel PM965 Express」に。
FSBが800MHzに対応。
「モバイルIntel GM965 Express」には
グラフィックス・メディア・アクセラレーター X3100が組み込まれていて
高画質なビデオ再生ができる
クリアー・ビデオ・テクノロジーが新しく導入されてる。
<ワイヤレス>
802.11a/gに比べてはるかに高速でより遠くでも電波がとどく
IEEE 802.11nのドラフトに準拠。
すでにBUFFALOから発売されてるAirStation「N FINITI」などと組み合わせると
ハイビジョン動画の転送でもコマ落ちする事なく再生できるようになる。
<その他>
その他にも、新しい技術「Intel Turbo Memory」というものがある。
簡単に言えば、HDDとチップセットの間にNAND型フラッシュメモリをくっつけて
HDDのキャッシュメモリにする事で
データの読み込みと書き出しが速くなって
処理速度が高速化されるだけでなく
HDDの回転を少なくして電力消費量も抑える事ができる。
これは、オプション的な機能のようで、
採用するかどうかはメーカー次第らしい。。
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「Santa Rosa」は、
もちろん高速化もされてるようだけど
どっちかというと、
電力を抑える機能がとっても充実したっぽい感じかな?
なんだか、こんなのを見てしまうと、
「Santa Rosa」がのっかったVAIO SZあたりが異常に気になる。。
SZは去年出てきて以来、CPU以外は
ずーっと変わってなかったから
もしもCPUとチップセットが変わったら
メモリのバス転送速度も533MHzから上がるだろうし
SPEEDモード時に使用されるグラボも変更されるだろうし
とかいろいろ気になったり。
(後はキーボードを改良して欲しいんだけど・・・)