ソニエリ「SO906i」を一通り使ってみた雑感。

・コンパクト＆レスポンスの改善、確実に良くなったFOMA「SO906i」
の続き。

数日、メインケータイとして使って
なんとなくSO906iの中身がつかめてきたので
使い勝手の雑感。

ともかく、
最近のケータイの必須アイテムMicroSD。
ソニエリと言えど、
すっかりメモステDuoやメモステマイクロの存在はなくなってしまった。

SO906iは、
高速転送(Class6)のMicroSDHCに8GBまで対応してるって事で
せっかくなので動画も音楽もそこそこ突っ込める4GBを買ってみた。

値段は以外と安くて4GBでアダプタ付きでも4～5000円前後で売ってる。
8GBはちと高い。

SO906iのメインメニュー。
この辺の起動やキーを押した時のレスポンスは、
SO905iCSだと、一呼吸ズレて動く感覚が妙なイラつきがあったけれど
SO906iはそこまでの遅れはない。

ついでに
ショートカットのナンバーも振られていて
その番号を押せば即開くという使い勝手の改良もされてる。
この辺のストレスが減っただけでもうれしかったりもする。

もともと使ってたMicroSDから
MicroSDHCに電話帳やメール、その他もろもろのデータを移行して
SO906iに装着。

内蔵の容量がどうとかよりも
ケータイの場合は特に外部メモリーに依存する部分が大きくて
MicroSDの容量が大きくなると
やっと気分的にデータとか写メ以外もストックしてみようかな
という気にさせられる。

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＜モーションセンサーを使う？＞

じゃ早速、
という前に重要なんだかそうじゃないんだかわからない
モーションセンサーというのを説明。

これは、SO906iに搭載された独自の機能で、
ケータイ本体を傾けたり回転させる事で
直感的に操作できるというもの。

正直、慣れが必要で、
メニューの中には“トレーニング”まで収録されている。
実際、トレーニングをやってみたけど
自分の場合、タップと傾けが苦手なのが発覚・・・

無理やり使う必要もなくて
うざかったらモーションセンサーを項目ごとに無効にする事もできる。

液晶背面パネルの周りにシルバーラインが入っていて
内部にはイルミネーションが施されている。

そこが事あるごとに光るのだけど、
これがモーションセンサーとも連動していて、
重力にひっぱられるように
地面に近いほうに光の雫が流れているようにも見える演出をしてくれる。

けど、
自分にはこんなギミックは要はないんだけど。

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＜メディアランチャーを使う？＞

液晶背面パネルをクルっと回転させて
画面を表にすると
『メディアランチャー』が起動。

縦軸に、フォト、ムービー、ワンセグ、ミュージック、フルブラウザ
が並んで横軸でそれぞれ最終的になにをするかを決める、
いわゆるPS3やPSPのクロスメディアバーのシンプル版。

基本動作は、
横にした際に上側になるボタンで左右、決定、戻る
液晶画面右側にあるボタンで上下操作になる。

いきなり、
ここで傾けたらモーションセンサーが働いて
メニューが動くかと思ったら
ここのメインメニューでは動かないみたいでちょっと拍子抜け。

まぁ別になくてもいいので
順にアプリケーションを使ってみる。

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フォト）

いわゆるカメラ（静止画）を起動したり
撮った写真を見たりが出来る。

液晶を反転した状態にできるから、
SO905iCSと近いスタイルで撮れる。

折りたたみだけだとケータイを開きっぱなしでしか撮れないから
回転2軸式はこういう時はありがたい。

ただ、
このスタイルだと
ズーム、ライト、マクロモード以外の項目がまるでいじれない。

SO905iCSは、光学ズームがあったり顔認識といった
サイバーショット的な機能があったし
いろんな設定もすぐに操作できてたのに
S0906iは、まるで普通のケータイカメラに成り下がってる。

それと細かい事を言えば
横スタイルだと、シャッターボタンが小さくて固くて
撮りたい時に撮れないという事が結構ある。

これならもう液晶画面を開いて撮ったほうがマシ。
唯一、操作レスポンスだけはSO905iCSよりも早くて
いろんな期待をしなけりゃ記録用くらいでは使える。

撮った写真を閲覧。
ケータイをタテにしてもヨコにしても
モーションセンサーが働いて
向きを修正してくれるのはイイ！

いちいちメニューから反転という作業がなくて
これはアリな機能。

で、
本体をタップすると傾きのモーションセンサーが起動。
左右に傾ける事で、
写真を次々と送ってくれる。

けど、
慣れてないのか自分が下手なのか
あれ？送らないなーと思って傾けてると
ドバドバーっと写真がめくれてって
見せたくない写真まで出てきたりしてハッキリいって迷惑。

えぇもう、
ボタンで操作させて下さい・・・。

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ムービー）　

カメラ（動画）を起動したり
MP4の動画を見られる。

MicroSDにPCからMP4動画を移しておけば
ここで動画が見られる。

PCから入れる際も
MP4のファイル名は日本語のまま入れてやっても
ケータイ側で管理情報を更新してやれば
自動的に認識ファイルナンバーに変換してくれて
メニューリストではそのままタイトルを表示してくれる。

ついでにサムネイル画像も出てくれるので
このあたりは満足。

静止画と同じく、
タテヨコを判別してくれて向きを変更してくれるのは便利。

動画を見るくらいなら
ボタン操作でまるで問題ない。

これもタップしてモーションセンサーを起動できる。
上下に傾けると、音量が調整できたり
左右に傾けると、早送り早戻しができる。

予想どおり、
音量も早送りもまるで自分の意思で
完全にコントロールする事ができず、
ボタン操作で十分だと思い知らされた。

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ワンセグ）　

ワンセグを視聴できたり
録画したワンセグを見たりできる。

自分には到底用事のない機能で、
リアルタイムに見たいものがなくて
ワンセグが活躍したためしがない。

仕事場でも
自分の座る場所だけ圏外というありえない環境で
語りたい事がない。

試しに使ってみて
映るチャンネルの全リストをサムネイル画像付きで
いっぺんに表示してくれる機能は少し新鮮だった。

原理は、1チャンネルづつを短く受信して
画像を出していくだけなので、
当然全チャンネルが同時に動画動いてるわけではないので
ものすごく便利な機能とまでは言いがたいけど。

モーションセンサーにも対応していて
上下に傾けると、チャンネル変更、
左右に傾けると、音量調整。

内蔵メモリーに録画も出来るのに
自分が持ってる場所で圏外なので録画しようという気にならない。

うーん、
ワンセグってまともに使ってないな・・・

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フルブラウザ）　

PC向けのホームページがそのまま閲覧できる。

当然、パケホーダイとかに入ってないと
とんでもない事になる。

ヨコ画面の状態だと
できる事が制約されてしまうけれど
ある程度はいじれるようになっていて、
本体下部にある[P”]ボタンを利用する事で
ページ送り戻し、BookMark、ホーム、
ズームインorアウト、ドラッグ、コピー程度までなら操作できる。

モーションセンサーを使えば
ページの上下左右のスクロールにも対応する。

でも
やっぱり文字入力が最終的に発生するから
正直、タテスタイルで使うほうが扱いやすい。

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ミュージック）　

着うたフル以外に
MP3やWMAファイルの音楽の再生が出来る。

今まで、ケータイで音楽を聞こうと思った事が一度もなかったけど、
今回はMicroSDの容量に余裕ができたから、
MP3のアルバムをドサっと入れておいた。

で、
ミュージックプレーヤーを起動したら
強制的にタテ画面になって、
メディアランチャーの意向はまるで無視。
モーションセンサーも対応してなくていい感じ。

ウォークマンと似たようなメニュー操作で
アルバムやアーティスト、ジャンルから検索したり、
プレイリストから再生もできる。

転送してきたMP3のサムネイル情報まで読み取ってくれて
ジャケット写真も表示してくれるので
視覚的にも楽しい。

それと
音楽を再生しながら別のリストを触っていると、
画面の一部がその音楽情報を簡易表示までしてくれて
音楽プレーヤーとしては十分。

イヤホンを付けなくても
スピーカーから音楽を聞けるし、
そこそこ楽しめる。

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＜トータル的な雑感＞

実は一番気になったのは
液晶を回転させてヨコスタイルで
『メディアランチャー』を使ってると、
決定ボタンやキャンセルボタンが固くて
ボタン操作の時に画面と本体がズレるのがあんあまり気分が良くない。

これは
回転2軸の機構のせいもあるんだろうけど
液晶パーツと本体部分の剛性が弱いのが気になった。

それと
全てをヨコスタイルでやろうとすると
細かい操作が出来なくて
結局画面を開いてタテスタイルで使うハメになったりと
何が何でもヨコスタイルでとは思わないほうがいいみたい。

ケータイとしての本質ではなくて
いわゆるオマケ部分の機能を本気で使おうとすると
ケータイだからこその限界があるのは当たり前だけど、
それでも動画や音楽は
メディアの容量が増えたからという理由もあって
随分と使い物になったような気がする。

そして
何よりも動作レスポンスがまともなので
当たり前に使える事が当たり前にうれしい。

ちなみに、
今回全然触れてなかったけど
メールがものすっごく使いやすくなっって最高に楽しい！

やっぱりケータイだから
いつも使う電話とメールがまともに出来る事が一番だと思うんだけど
そんな事書いたら
このレビューの意味がまるでなくなる・・・

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