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VAIO typeR masterをRAID 0設定にして高速化する(その2)


・VAIO typeR masterをRAID 0設定にして高速化する(その1)
の続き。

「WD3000GLFS」のHDDを2基装着したら、
今度は、RAIDの設定。
RAIDは設定してやらないと、単なる2コのHDDでしかない。

RAIDってのは
複数のHDDを利用して、分散処理をさせて処理速度を上げたり
同じデータを2台に書き込んで安全性を向上させたり
といった具合にPCとしての利便性を良くするもの。

VAIO typeR masterでは、
RAID0、RAID1、RAID10、RAID5の4種類のRAID構成が組める。

詳しく書くと長くなりそうなので、こっちを参考に。

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<自己責任でRAID設定>

一応、RAID設定もやる人間の自己責任。
これやってぶっ壊れてても誰のせいでもなくて自分のせい。


本体の電源を入れて
VAIOロゴが出てる間に「F2」キーを押す。

するとBIOS設定画面が出てくるので、
【Advanced】項目にある
【RAID Configuration】を[Hide]から[Show]に切り替える。

「F10」キーでいったんBIOS設定から抜け出したら
再び本体が再起動される。


今度はVAIOロゴ画面の直後に、
RAID構成画面がちらっとだけ映って
画面の下に
「Press to enter Configuration Utility…」
と表示されるので、表示されている間に
「Ctrl」キーと「I」キーを同時に押す。


すると、RAIDの設定画面が開く。

さっき取り付けたHDDが
Physical Disksの一覧に2基とも表示されてるのを確認、
【1. Create RAID Volume】を選択して
RAIDを構築する。


ここで、RAIDの設定をどれにするかを決める。

今回は、あくまでも速度重視なので、
RAID0(ストライピング)を選択。

ここで、HDDをたくさんつないでる場合は
どのHDDを利用するのかを選ぶ必要があるけど、
間違えたら悲惨な事になりかねないので、
「WD3000GLFS」を2基しか接続しないでおいた。

Create Volumeを押すと
データはなくなっちゃうけどいい?みたいな注意メッセージが出るので
「Y」キーを押す。


最初のRAID設定画面にもどって
今作った構成が確認できる。

「WD3000GLFS」それぞれの容量が279.5GBで
RAID0とした事で、
見かけ上558.9GBの一つのHDDとして運用される事になる。

これで下準備はOKなので
【4. EXIT】で抜ける。

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<リカバリディスクから出荷時リカバリ>


RAID0で構成されたHDDシステムに、
あらかじめ作っておいたリカバリディスク(DVDで3枚)を使って
リカバリ作業を行う。
(リカバリディスクは製品には一切付属してないので、
 基本的にVAIOを買ったらすぐに自力で作成しておくのが常套手段)

リカバリディスクの1枚目をディスクトレイに入れて
本体を起動、
VAIOのロゴマークが出てる最中に
「F10」キーを押すと、
リカバリ画面へ移行。


リカバリ設定画面で、
リカバリ領域が必要かどうか尋ねられる。

後々Cドライブのリカバリをしたい場合が発生したら
HDD内処理のほうが早いし、HDD容量も十分あるから
リカバリ領域は残すって事で。

それと、
Windows Vistaって、
1個のドライブをまるごとCドライブにするのが標準設定になってるけど、
リカバリした時だったら、
自分の好みでDドライブを作ることができる。

どう考えてもシステムだけで500GBオーバーもいらないし、
別にDドライブを作ってデータを分散させてやったほうが
効率も良さそうなので分けてみた。

リカバリ領域:約10GB
Cドライブ:約250GB
Dドライブ:約299GB
ハードディスク全体:約559GB


あとは、リカバリを淡々と進めていくだけ。
全体のリカバリ作業は約40分くらいかかる。

すべてのリカバリが終わったら
今度はそこからVAIOやWindowsのアップデート。

特にVistaのSP1を適用するのに時間がかかってかなりうざい。
最初からSP1になってる最新のVAIO typeR masterがうらやましい。。

それから自分の使うソフトウェアをインストール。
データは、もともと外部にあるのでその辺のメンテナンスは楽だけど、
やっぱり
元通り使える状態になるまではかなり手間。
メインマシンでのリカバリはあんまりやりたくない。


ちなみに、
自分の使ってるVAIO typeR masterは、
グラフィックボードを変更してたけど
これが原因で、
リカバリ途中で思いっきりエラーが発生したり
半ばゴリ押しでどうにかなったかと思ったら
今度はSP1を入れる時にもエラーが発生とトラブル続出。。

フォローしようと思っても無駄な時間ばっかり使うばかりで
どうにもムカついて
グラフィックボードを純正にもどして
結局もう1回リカバリし直すハメになった・・・

ハード的に増設や変更した場合は
出荷された状態にもどしてからリカバリしたほうがトラブルが少ない。

一応、
CPUとメモリーは変更されていても
何も文句を言われる事はなかった。

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<ついにパフォーマンスの評価がオール5.9>


すべてが元通りになった状態で、
Windows Vistaの「パフォーマンスの評価」を見てみると
プロセッサ:5.9
メモリ:5.9
グラフィックス:5.9
ゲーム用グラフィックス:5.9
プライマリハードディスク:5.9

CPU、メモリ、グラフィックボードをいじってきたけど
ついにオール5.9を達成。

というか、
現時点でのVistaのパフォーマンスの評価自体が
最高でも5.9までしか表示しないから
それ以上の評価が確認できるようにもして欲しい気も。

と、
こんな当てにならないベンチ結果を見ても仕方ないので、
実際のところ
「WD3000GLFS」をRAID0構成とした処理速度は
どんなものなのかをテストしてみる。

続く。

・45nmプロセスCPUを搭載したVAIO typeR masterのパフォーマンス比較!
・VAIO typeR masterのグラフィックボードを変えてみる(交換作業編)
・VAIO typeR masterのグラフィックボードを変えてみる(ベンチマークテスト編)
・VAIO typeR masterに9600GTのグラボを載せてみる。
・45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア比較(その1)
・45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア比較(その2)
・45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア比較(その3)

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