一体化して姿を変えてしまった「VAIO typeR」はどうなの?(その2)
・一体化して姿を変えてしまった「VAIO typeR」はどうなの?(その1)
の続き。
スリム化した事で削られた部分もありつつ、
それでも新VAIO typeRの一体化のメリットがないわけでもない。
-------------------
画面の大きさは今までで一番大きい25.5型。
アンチグレア表面処理を施した
1920x1200の解像度を持つ液晶ディスプレイ。
印刷の世界では標準とされているAdobe RGBを基準として
そのカバー率では96%達成。
VAIO typeAのカバー率100%には及ばないものの、
ここまでの画面の大きさで最大限100%に迫れるところまで持ってきて
NTSC比(u’v’)では、103%を実現。
液晶ディスプレイと本体が別々の場合、
お互いの色のズレがないように調整しようとすると
非常に大変な作業になるところが、
一体型になっている事で出荷の時点で
細かく調整された「カラーマネジメント」を施せる。
そして25.5型という画面の大きさは、
A3サイズを横に原寸大で表示した状態で
さらにツールボックスを表示したまま作業ができる
といった具合に、
純粋な、写真加工などの仕事のしやすさというメリットは大きい。
また、動画に対しても高画質化する
ソニー独自の高画質エンジン「Motion Reality HD」に対応。
ソニーの研究部門とNVIDIAとの共同開発で
グラフィックアクセラレーターに実装された機能で、
DVD再生をする場合のアップコンバートによる解像感の大幅なアップや
ハイビジョン放送やブルーレイディスクには
ノイズのない滑らかで明瞭感の高い画像で見られる。
さらに、x.v.Colorにも対応していて、
これは動画用の色域の規格で、
x.v.Color対応のハイビジョンハンディカムを再生すれば、
より実物に忠実な映像を表現させる事ができる。
上記のように、
静止画と動画を扱うだけでも色に対する指針が違ったりするので、
そういった利用するアプリやコンテンツに合わせて
画面の設定が自動的に切り替わる「色モード設定」も搭載。
例えば、
GigaPocketDigitalを起動してテレビを映すと
明るい鮮やかな画面になったり、
BDで映画を再生するためにメディアプレーヤーを起動すると
自然な色合いに、
写真を編集やプリントアウトする場合にアプリを立ち上げるだけで
「カラーマネジメント」から画像自体が持っている色を
忠実に表現する画質に切り替わったりと
非常に実用的に切り替わる。
ちなみに、メディアプレーヤーで、
画面を最大化にすると、ディスプレイのベゼルにある
SONYロゴが自動的に消灯するというギミックもある。
(設定上で最初から消す事も可能。)
オプションとして、
VAIO typeAと同じく用意されたのがディスプレイフード。
室内で蛍光灯の映り込みが入ると
外光の成分が混ざってしまって作業の邪魔になるので
それを防ぐためには有効な手段。
ないよりはあったほうが画面の色が正確に見える。
一応、気休め程度に折りたためるようになっているけれど
デスクトップなので基本的に付けっぱなしが普通。
また、VAIO typeRには
HDMIの出力と入力がそれぞれ備わっている。
HDMI出力は、
ここからさらに大きいテレビ画面に出すという使い方をするか?
というと疑問はあるけど、
もう1つPCモニターを用意して、
大画面のデュアルディスプレイといった利用が実用的。
せっかく優れた液晶ディスプレイなので
例えばPS3をHDMI入力につないで、ゲーム用のモニター化する事も可能。
PC自体はオフの状態で使う事ができてこれはとても有用。
切り替えは、
本体右側面にあるボタン一発でPCにもHDMIにも切り替えられる。
他にもモニターとしての能力は非常に高くて、
一般的なPCディスプレイが持つような
フレキシブルさも当然持っている。
左右には、中心からそれぞれ45度スイーベルする。
右側面や左側面にある端子類やドライブを使いたい時には
画面をすこし向きを変えてやる事で簡単にアクセスできる。
ちなみに、左側面には高速なCFカードスロットが付いていて
デジタル一眼レフで利用したコンパクトフラッシュを
直接差し込めるようになった。
300倍速のコンパクトフラッシュを使った場合、
読み込みで45MB/s、書き込みで28MB/sという速度を保持できる。
仮に8GBのデータであれば3~4分で転送が可能。
上下方向には、+15度から-5度の角度調整が可能。
チルトの締まり具合は適度で、
傾けて作業をしてても、
途中でダラーンと首をもたげてしまう事はなさそうだ。
高さも0mmから+60mmまでの調整までも出来るようになってる。
一応、
やろうと思えば壁掛けまでにも対応するそうだ。
-------------------
VAIO typeRのこだわりは、画だけでなく、音に対してのこだわりが
今までのPCではできなかった領域をやりたいという
音質への追求になる。
それはまず出口となる重要なパーツとなるスピーカーに、
リニアラインドライブのスピーカーと
ダイナミクスウーファーを採用する事から。
サイドのスピーカーは、
BRAVIAでも使われている新しいスピーカーと同様のタイプのもので
2cmという幅の長細い形をした“リニアラインドライブ”。
素材は発泡マイカを採用、磁石の配置を工夫し
単独で5.5Wの横方向へ強い音を再現できるとしている。
そして11Wにも及ぶダイナミクスウーファー。
こんな強力なウーファーを一体型のPCに内蔵してしまうと
それこそ振動でHDDが壊れちゃうんじゃないか?と思われるけれど、
独自の解析シミュレーションをした結果として
最も影響の少ない部分へ配置、
それから、さらに一番影響の少ない場所へHDDの場所を決める事で
レイアウトを決定。
HDDにはゴムダンパーで浮かせて固定する事で
その影響を取り払った。
そもそも画面を左右上下に動かしまくるたびに
HDD類も振り回されてるわけで
そういった影響から守らなきゃいけない事までを考慮にいれて作られている。
音に対するこだわりは出口以外にもあって、
サラウンド効果を持つ「Dolby Home Theater」と
VAIO専用に開発された高音質サウンドチップ「Sound Reality」、
さらには、
DSP回路とデジタルアンプ[S-master]までを搭載。
一体型の本体となった事で
スピーカーやウーファー、液晶のある場所と、
使う人の位置が特定できることもあって
DSP回路で高精度な音質のチューニングを施して、
そこから転送されたデジタル信号をソニーのお家芸の
デジタルアンプ[S-master]を使って音声信号をフルデジタル処理、
非常に解像感の高いクリアな音質を
スピーカーから再現させるまでにいたった。
さすがにここまで出来るのは、
あくまでも一体型となった新VAIO typeRだからこそと主張する。
-------------------
そしてもう1つ、
VAIO typeR masterには搭載されていなかった
地上デジタルチューナーと「Giga Pocket Digital」を搭載。
ソニーのBDレコーダーと同様に
番組表から録画するだけでなく、
キーワードから録画できる「おまかせ・まる録」が出来たり、
録画されたものを見た、消した、ダビングしたという
ユーザーの好みを理解して学習して自動的に録画できる
といった機能まで持っている。
これは非常にうらやましい。
けど、ひとつ突っ込むとすれば、
すっかりBS/CSデジタルチューナーが排除されてしまってて、
いくらなんでも地デジばっかりでそんなに好きな番組やってないぞ?
とか思ったり。
BS/CSデジタルチューナーを含んだチップも作るべきかと・・・
VAIO typeRには、
さらに「VAIO AVCトランスコーダー」と言うチップのの搭載の有無を選択できる。
もしも、VAIO typeRを買うのなら、
この「VAIO AVCトランスコーダー」を搭載するしかないと言えるもので、
今までのように容量バカ食いの
DRモード(MPEG2-TS)でしか録画できなかったものから、
SONYのBDレコーダーのように、
容量を節約するAVC形式で録画する事ができるようになる。
モードは、DR以外に
HD高画質(10Mbps)、HD長時間(5Mbps)、
SD標準(2.5Mbps)、SD長時間(1.5Mbps)、
の合計4つ。
番組を録画する際にリアルタイムでMPEG2をAVCに変換する事も、
いったんDRで録画した番組を、後からAVCに変換する事もできる
柔軟性を持つ。
確かに、何でもかんでもDRモードで録画してたら
HDDがいくらあっても足りなくて、
ある意味VAIOでデジタル放送を録画するネックとも思えていた部分が
これでイッキに解消する。
(残すはカット編集が出来るようになる事なんだけど。)
それに、
この「VAIO AVCトランスコーダー」は、
VAIO Movie StoryやClick to Diskといったソフトでも
動画変換の速度が劇的に高速化!
VAIO Movie Storyで、HDVからAVCへ出力する作業でも
ないものだと17分かかっていたのが、8分となって約2倍に高速化。
VAIO Content ExporterでHDVからAVCへ変換した場合だと
ないもので5時間52分が、1時間1分へ約6倍高速化する。
(一部生きてこない機能もあるらしいけど。)
「VAIO AVCトランスコーダー」の魅力は
他にも、未対応アプリで速度的な効果はなかったとしても、
CPUにかかる負荷を劇的に下げる事ができて、
AVC変換中に、他の作業をしても楽々動いてくれるというメリットもある。
残念ながら9月の発売時点では、
「VAIO AVCトランスコーダー」を搭載したモデルを購入する事ができず、
11月くらいまで待つ必要がある。
-------------------
VAIOオーナーメードでは、
こんな大きくて優秀なディスプレイが一体型となっていながらも
エントリーで229,800円(税込)~
という予想に反してかなり安い値段から買える。
そして、「Video edition」も「Photo edition」も
VAIOオーねーメードではそんな区別は一切なく、
もう本当に自由にカスタマイズする事が出来る。
Windows Vista Ulimateを選択したら
アプリケーションに
Adobe Premiere Pro もAdobe Photoshop Lightroomも入って
動画も静止画もどっちも利用できるという何でもありモデルも作れる。
ちなみに、Windows Vista Ulimateにしたいけど、
編集系のアプリケーションがいらない!という場合には、
VAIO法人モデルにその選択ができるモデルが用意されているので、
そっちを選ぶ事もできる。
まだ何かが心の中でくすぶってるけど、
冷静にかつ客観的に見れば、
一体型だとしても、ディスプレイと音の出来は非常に良い。
(Rって名前じゃなかったらよかったのに。)
極端にヘビーな3Dゲームだとか、
後から改造しまくりたいユーザーでなければ、
おそらくほとんどの作業は、VAIO typeRでこなせてしまうだろうし。
ピンポイントに
自分のやりたい事が明確化されていれば
このモデルでやりたい事もおのずと見えてくるはず。
後は、
フラッグシップVAIOとして
ものすごくモチベーションが上がってしまったVAIO typeAと
どっちがいいかで悩むくらいかな?
<おまけの雑感>
素でディスプレイの出来は良い。
もうちょっとエントリーの値段が安かったら
ディスプレイのためだけに買ってもいいんじゃないか?
と思えるくらいで。
この新VAIO typeRを、
VAIO typeR masterのデュアルモニター用として使ったら
怒られるだろうな・・・
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スリム化した事で削られた部分もありつつ、
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-------------------
画面の大きさは今までで一番大きい25.5型。
アンチグレア表面処理を施した
1920x1200の解像度を持つ液晶ディスプレイ。
印刷の世界では標準とされているAdobe RGBを基準として
そのカバー率では96%達成。
VAIO typeAのカバー率100%には及ばないものの、
ここまでの画面の大きさで最大限100%に迫れるところまで持ってきて
NTSC比(u’v’)では、103%を実現。
液晶ディスプレイと本体が別々の場合、
お互いの色のズレがないように調整しようとすると
非常に大変な作業になるところが、
一体型になっている事で出荷の時点で
細かく調整された「カラーマネジメント」を施せる。
そして25.5型という画面の大きさは、
A3サイズを横に原寸大で表示した状態で
さらにツールボックスを表示したまま作業ができる
といった具合に、
純粋な、写真加工などの仕事のしやすさというメリットは大きい。
また、動画に対しても高画質化する
ソニー独自の高画質エンジン「Motion Reality HD」に対応。
ソニーの研究部門とNVIDIAとの共同開発で
グラフィックアクセラレーターに実装された機能で、
DVD再生をする場合のアップコンバートによる解像感の大幅なアップや
ハイビジョン放送やブルーレイディスクには
ノイズのない滑らかで明瞭感の高い画像で見られる。
さらに、x.v.Colorにも対応していて、
これは動画用の色域の規格で、
x.v.Color対応のハイビジョンハンディカムを再生すれば、
より実物に忠実な映像を表現させる事ができる。
上記のように、
静止画と動画を扱うだけでも色に対する指針が違ったりするので、
そういった利用するアプリやコンテンツに合わせて
画面の設定が自動的に切り替わる「色モード設定」も搭載。
例えば、
GigaPocketDigitalを起動してテレビを映すと
明るい鮮やかな画面になったり、
BDで映画を再生するためにメディアプレーヤーを起動すると
自然な色合いに、
写真を編集やプリントアウトする場合にアプリを立ち上げるだけで
「カラーマネジメント」から画像自体が持っている色を
忠実に表現する画質に切り替わったりと
非常に実用的に切り替わる。
ちなみに、メディアプレーヤーで、
画面を最大化にすると、ディスプレイのベゼルにある
SONYロゴが自動的に消灯するというギミックもある。
(設定上で最初から消す事も可能。)
オプションとして、
VAIO typeAと同じく用意されたのがディスプレイフード。
室内で蛍光灯の映り込みが入ると
外光の成分が混ざってしまって作業の邪魔になるので
それを防ぐためには有効な手段。
ないよりはあったほうが画面の色が正確に見える。
一応、気休め程度に折りたためるようになっているけれど
デスクトップなので基本的に付けっぱなしが普通。
また、VAIO typeRには
HDMIの出力と入力がそれぞれ備わっている。
HDMI出力は、
ここからさらに大きいテレビ画面に出すという使い方をするか?
というと疑問はあるけど、
もう1つPCモニターを用意して、
大画面のデュアルディスプレイといった利用が実用的。
せっかく優れた液晶ディスプレイなので
例えばPS3をHDMI入力につないで、ゲーム用のモニター化する事も可能。
PC自体はオフの状態で使う事ができてこれはとても有用。
切り替えは、
本体右側面にあるボタン一発でPCにもHDMIにも切り替えられる。
他にもモニターとしての能力は非常に高くて、
一般的なPCディスプレイが持つような
フレキシブルさも当然持っている。
左右には、中心からそれぞれ45度スイーベルする。
右側面や左側面にある端子類やドライブを使いたい時には
画面をすこし向きを変えてやる事で簡単にアクセスできる。
ちなみに、左側面には高速なCFカードスロットが付いていて
デジタル一眼レフで利用したコンパクトフラッシュを
直接差し込めるようになった。
300倍速のコンパクトフラッシュを使った場合、
読み込みで45MB/s、書き込みで28MB/sという速度を保持できる。
仮に8GBのデータであれば3~4分で転送が可能。
上下方向には、+15度から-5度の角度調整が可能。
チルトの締まり具合は適度で、
傾けて作業をしてても、
途中でダラーンと首をもたげてしまう事はなさそうだ。
高さも0mmから+60mmまでの調整までも出来るようになってる。
一応、
やろうと思えば壁掛けまでにも対応するそうだ。
-------------------
VAIO typeRのこだわりは、画だけでなく、音に対してのこだわりが
今までのPCではできなかった領域をやりたいという
音質への追求になる。
それはまず出口となる重要なパーツとなるスピーカーに、
リニアラインドライブのスピーカーと
ダイナミクスウーファーを採用する事から。
サイドのスピーカーは、
BRAVIAでも使われている新しいスピーカーと同様のタイプのもので
2cmという幅の長細い形をした“リニアラインドライブ”。
素材は発泡マイカを採用、磁石の配置を工夫し
単独で5.5Wの横方向へ強い音を再現できるとしている。
そして11Wにも及ぶダイナミクスウーファー。
こんな強力なウーファーを一体型のPCに内蔵してしまうと
それこそ振動でHDDが壊れちゃうんじゃないか?と思われるけれど、
独自の解析シミュレーションをした結果として
最も影響の少ない部分へ配置、
それから、さらに一番影響の少ない場所へHDDの場所を決める事で
レイアウトを決定。
HDDにはゴムダンパーで浮かせて固定する事で
その影響を取り払った。
そもそも画面を左右上下に動かしまくるたびに
HDD類も振り回されてるわけで
そういった影響から守らなきゃいけない事までを考慮にいれて作られている。
音に対するこだわりは出口以外にもあって、
サラウンド効果を持つ「Dolby Home Theater」と
VAIO専用に開発された高音質サウンドチップ「Sound Reality」、
さらには、
DSP回路とデジタルアンプ[S-master]までを搭載。
一体型の本体となった事で
スピーカーやウーファー、液晶のある場所と、
使う人の位置が特定できることもあって
DSP回路で高精度な音質のチューニングを施して、
そこから転送されたデジタル信号をソニーのお家芸の
デジタルアンプ[S-master]を使って音声信号をフルデジタル処理、
非常に解像感の高いクリアな音質を
スピーカーから再現させるまでにいたった。
さすがにここまで出来るのは、
あくまでも一体型となった新VAIO typeRだからこそと主張する。
-------------------
そしてもう1つ、
VAIO typeR masterには搭載されていなかった
地上デジタルチューナーと「Giga Pocket Digital」を搭載。
ソニーのBDレコーダーと同様に
番組表から録画するだけでなく、
キーワードから録画できる「おまかせ・まる録」が出来たり、
録画されたものを見た、消した、ダビングしたという
ユーザーの好みを理解して学習して自動的に録画できる
といった機能まで持っている。
これは非常にうらやましい。
けど、ひとつ突っ込むとすれば、
すっかりBS/CSデジタルチューナーが排除されてしまってて、
いくらなんでも地デジばっかりでそんなに好きな番組やってないぞ?
とか思ったり。
BS/CSデジタルチューナーを含んだチップも作るべきかと・・・
VAIO typeRには、
さらに「VAIO AVCトランスコーダー」と言うチップのの搭載の有無を選択できる。
もしも、VAIO typeRを買うのなら、
この「VAIO AVCトランスコーダー」を搭載するしかないと言えるもので、
今までのように容量バカ食いの
DRモード(MPEG2-TS)でしか録画できなかったものから、
SONYのBDレコーダーのように、
容量を節約するAVC形式で録画する事ができるようになる。
モードは、DR以外に
HD高画質(10Mbps)、HD長時間(5Mbps)、
SD標準(2.5Mbps)、SD長時間(1.5Mbps)、
の合計4つ。
番組を録画する際にリアルタイムでMPEG2をAVCに変換する事も、
いったんDRで録画した番組を、後からAVCに変換する事もできる
柔軟性を持つ。
確かに、何でもかんでもDRモードで録画してたら
HDDがいくらあっても足りなくて、
ある意味VAIOでデジタル放送を録画するネックとも思えていた部分が
これでイッキに解消する。
(残すはカット編集が出来るようになる事なんだけど。)
それに、
この「VAIO AVCトランスコーダー」は、
VAIO Movie StoryやClick to Diskといったソフトでも
動画変換の速度が劇的に高速化!
VAIO Movie Storyで、HDVからAVCへ出力する作業でも
ないものだと17分かかっていたのが、8分となって約2倍に高速化。
VAIO Content ExporterでHDVからAVCへ変換した場合だと
ないもので5時間52分が、1時間1分へ約6倍高速化する。
(一部生きてこない機能もあるらしいけど。)
「VAIO AVCトランスコーダー」の魅力は
他にも、未対応アプリで速度的な効果はなかったとしても、
CPUにかかる負荷を劇的に下げる事ができて、
AVC変換中に、他の作業をしても楽々動いてくれるというメリットもある。
残念ながら9月の発売時点では、
「VAIO AVCトランスコーダー」を搭載したモデルを購入する事ができず、
11月くらいまで待つ必要がある。
-------------------
VAIOオーナーメードでは、
こんな大きくて優秀なディスプレイが一体型となっていながらも
エントリーで229,800円(税込)~
という予想に反してかなり安い値段から買える。
そして、「Video edition」も「Photo edition」も
VAIOオーねーメードではそんな区別は一切なく、
もう本当に自由にカスタマイズする事が出来る。
Windows Vista Ulimateを選択したら
アプリケーションに
Adobe Premiere Pro もAdobe Photoshop Lightroomも入って
動画も静止画もどっちも利用できるという何でもありモデルも作れる。
ちなみに、Windows Vista Ulimateにしたいけど、
編集系のアプリケーションがいらない!という場合には、
VAIO法人モデルにその選択ができるモデルが用意されているので、
そっちを選ぶ事もできる。
まだ何かが心の中でくすぶってるけど、
冷静にかつ客観的に見れば、
一体型だとしても、ディスプレイと音の出来は非常に良い。
(Rって名前じゃなかったらよかったのに。)
極端にヘビーな3Dゲームだとか、
後から改造しまくりたいユーザーでなければ、
おそらくほとんどの作業は、VAIO typeRでこなせてしまうだろうし。
ピンポイントに
自分のやりたい事が明確化されていれば
このモデルでやりたい事もおのずと見えてくるはず。
後は、
フラッグシップVAIOとして
ものすごくモチベーションが上がってしまったVAIO typeAと
どっちがいいかで悩むくらいかな?
<おまけの雑感>
素でディスプレイの出来は良い。
もうちょっとエントリーの値段が安かったら
ディスプレイのためだけに買ってもいいんじゃないか?
と思えるくらいで。
この新VAIO typeRを、
VAIO typeR masterのデュアルモニター用として使ったら
怒られるだろうな・・・