6.1型の大画面になったポータブルカーナビ“nav-u”「NV-U3DV」
ソニーのポータブルカーナビ“nav-u”に
大画面6.1V型タイプが登場!
・「ピタッと吸盤」で取り付けが簡単なポータブル・カンタンナビ
“nav-u”(ナブ・ユー)シリーズに、6.1V型液晶搭載の大画面モデル登場
パーソナルナビゲーションシステム「NV-U3DV」
ソニースタイル販売価格:64,800円(税込)
(ソニーポイント:2,500円相当プレゼント)
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ソニーのポータブルナビ“nav-u”(ナブ・ユー)の
特徴的なものとして
ナビゲーションを固定するクレードルが
どんなダッシュボードでも簡単に
かつしっかり装着できてしまう「ピタッと吸盤」。
従来のナビゲーションは、
その1台の車に装着する工程が大変で
一度付けてしまうとそう簡単にはずせるものではなかったのだけど
この“nav-u”なら
付け替えというオペレーションが非常に楽なので
自宅で使うだとか、別の車に載せ換えるなんて事が
とても簡単に出来る。
その“nav-u”のシリーズとしては
画面サイズが6.1V型大きくなったモデルが
今回の「NV-U3DV」。
従来のNV-U3Vの4.8V型ワイドよりも大型化。
解像度(480×272)は同じなので
相対的にアイコンや文字が大きくなって
車の運転席からは視認性は上がるし、
タッチ操作もしやすくなるというメリットがある。
ガイドポイントまでの残りの距離表示やスピードメーター
といったインフォメーションが増えたので
ナビゲーションの機能的なものも向上している。
それに加えて、
建物の形や道の大きさといった細かい情報までを表示する
「市街詳細地図」には、
2008年12月締め時の最新データを
NV-U3と比較すると2.5倍に広げて収録、
グラフィカルなガイド画面はよりその現場とイメージがリンクしやすくなる。
基本、
ナビゲーションする際の自車位置の表示は、
GPSから情報を得ているけれど、
それだけだとトンネルや地下道のような場所に入ってしまうと
捕捉しきれなくなるのが常。
そこで、
車の上下方向の変化を検出する「気圧センサー」、
進む方向の加速度を検出する「加速度センサー」、
左右に曲がる際の方位変化を検出する「ジャイロセンサー」
という3つのセンサーを組み合わせた
「POSITION plus G」という機能を兼ね備えていて
そういったGPSの受信できない場所でも
自車位置を止めてしまうことなく表示し続けてくれる。
また、
車に限らず「徒歩モード・プラス」という歩きモードにも対応。
NV-U3に搭載していた「徒歩モード」よりもさらに進化して
歩きながらでも自転車ででも、
車用の一方通行といった交通規制を除外して、
右左折の音声案内までしてくれて
目的地まで案内してくれる。
検索データも充実していて
内蔵メモリー内に
住所で約3400万件、施設で1000万件、電話番号で1000万件
というデータを持っているので、
名称やジャンル、最寄などから検索して
いきたい場所が見つけられるのに加えて
「グルメぴあ」「ゴルフダイジェスト・オンライン」
「全国立ち寄り温泉」「全国レジャースポット100」
といった便利なガイドブック情報もオマケ的に収録しているので
ナビとしてだけでなくてガイドブック的な使い方もできる。
さらに自分の気に入った情報を入れたい場合は
地図情報サイトの「PetaMap」を利用して
新たな情報を追加する事もできるのは“nav-u”の便利な機能でもある。
ナビゲーション以外に利用できる機能としては、
このモデルには
ワンセグチューナーが標準搭載されているので、
大きな画面でワンセグを視聴するといった使い方もできる。
(ただし録画は不可。)
メモリースティック デュオに
JPEGの静止画、MP3の音楽ファイル、MPEG-4の動画ファイル
を入れておくと
それぞれをナビ側で再生する事も可能。
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良くも悪くも
“nav-u”の大画面化したモデルで、
価格的にも、4.8V型&ワンセグ搭載のNV-U3Vが
去年出てきた当初の価格と同じと考えれば
ナビゲーションとしての機能は優秀だし
そつなくそれ以外の機能を備えて
大画面になったという点では扱いやすいナビゲーションとも言える。
が、
それ以上の革新的な機能が搭載されたわけではなくて、
リアルタイムにネットワークで通信して
最新の情報が得られるといったようなものはないし、
AV関連もフォーマットが非常に限られていて
手持ちの動画や音楽ファイルをたっぷり移して
本格的に車載用として楽しむといった
旧HDDナビの「XYZシリーズ」を超える利便性は期待できない。
「XYZシリーズ」はとってもお気に入りのナビゲーションではあるけど
いつまでたっても
過去の性能を越えるナビが出てこないのも結構虚しいものがある。。
“nav-u”が、簡単便利を追求して
広く普及したモデルだという事も理解できなくはないけど、
誰もがそういったおしなべて普通なモデルを望んでいるわけではなくて、
そろそろ他社と競合できるくらいのハイエンドなモデルを
ラインナップ的に投入してくれても良い頃なんじゃないか?
という思いが個人的に強い。。