「VAIO Wシリーズ」のWindows7化とSSDとの関係。
それを前に、製品版と同等の
Windows7 RTM(Release To Manufacturing)日本語版(有料)を
入手したので、
手持ちのVAIOにインストールしていろいろと試してみる。
まず最初に、
ドライバーやアプリケーションの解決が最も簡単だと思われる
「VAIO Wシリーズ」。
やり方は、以前に一度Windows7 RC(Release Candidate)を
インストールしたのと全く同じ。
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【Windows7RTMの新規インストール】
「VAIO Wシリーズ」を軽く分解してSSD&メモリー2GB化してみる(その1)
「VAIO Wシリーズ」を軽く分解してSSD&メモリー2GB化してみる(その2)
「VAIO Wシリーズ」をWindows7化する。
まずは外付けのDVDドライブから
Windows7RTM(32bit)をインストール。
母体がWindowsXPなので
「新規インストール」となる。
Windws7をインストールするのも約20分程度と
非常にあっさりと終わるので、
その後、初期セットアップウィザードを進めれば
再起動してWindwos7が立ち上がる。
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Windows7RTMを起動すると、
まずは更新プログラムをインストールして
現状最新の状態にしておいて、
それから
デバイスマネージャーを確認する。
すると、
不明なデバイスとなっていたのはたったの一つ。
この不明なデバイスを解消するには、
Windows XPからWindows7へ「新規インストール」
をしたのなら
「Windows.old」からドライバーを適用するか、
もしくは、リカバリーディスクにあるドライバーから適用すれば良い。
外付けDVDドライブから「リカバリーディスク」を読み込んで
マイコンピューターから
リカバリーディスクの中のファイルを開く。
さらに[VAIO]フォルダを開くと
[Applivations]フォルダと[Drivers]フォルダが見つかる。
[Drivers]フォルダには、
その名のとおりドライバー類が入っているので、
ここからドライバーを適用。
今回、
ドライバーの更新で解決されるのは、
「Sony Notebook Conrtol Device」。
これさえ解決してしまえば
不明なデバイスは全てなくなる。
一応、これで必要最低限のWindows7ノートにはなるけれど
これだと
あまりにも寂しすぎるので、
「VAIO Wシリーズ」のアプリ関連も少しだけ入れてみる。
[Applivations]フォルダから
欲しいと思うアプリケーションをインストールする。
(例)
・Setting Urility Series
・Sony Shared Library
・Sony Utility Series
・VAIO Control Center
・Setting Utility Series
・VAIO Event Service
・VAIO Flavored Wallpaper
・Wireless Switch Setting Utility
このあたりのアプリをインストールすれば
ショートカットの輝度調整機能や
「バイオの設定」といったものが利用可能になる。
ただし、
ショートカットの音量調整がきかなかったり
「バッテリいたわり充電モード」が動作しないといった
細かなトラブルは残っているので、
このあたりは、
VAIOサポートサイトに10月下旬以降に出てくるであろう
ドライバーやソフトウェア類を待ってみよう。
一応ここまでできれば、
ひとまずは使える状態になる。
後は、自分好みのアプリをインストールすれば、
「VAIO Wシリーズ」のWindows7RTM化はひとまず出来上がり。
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Windows7RTMになって、RCとの一番の違いは初期の壁紙。
β版やRC版では同じブルーの背景に、
中央に魚がのっかっていた壁紙だったものが
Windowsロゴのとてもシンプルなものへと変更。
もちろん壁紙の右下にあった
「Windows7 評価コピー。ビルド7100」といったような
表記はなくなっている。
(ちなみに、RTMはビルド7600)
Windowsエクスペリエンスインデックスを計測してみると
Windows7RC版の時と全く同様の成績だった。
ハードディスク評価が高いのは、
Intel製SSD32nmプロセス「X25-M」へと換装しているからで、
メモリーも1GBから2GBへと変更した評価で、
購入当初のものではない点には注意。
また、この数値だけ見ると
グラフィックのパフォーマンスがあまりよくないように見えるのだけど
実際に使ってみると
WindowsのAeroの設定を一切変更する事なくそのままでも
全く持って快適に動いているし、すこぶる順調に使えている。
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【Windows7のSSDに対する振る舞い】
で、
Windows7になったら、
自動的にストレージを認識してくれて
SSDが搭載されていたら、そのSSDに最適化された設定に変更される
という機能が実装されているというから
そこの部分も期待してみたものの、
あいかわらず「自動デフラグ」はスケジュールが普通に入ってたりするし
RTMになってもそのあたりの変化は見てとれなかった。
<参考>
元麻布春男の週刊PCホットライン
・もう1つのSSD
・SSDに関するWindows 7の3つの特徴
確認のために、Windows7RTM上で
IntelのSSD「SSDSA2M080G2GC」がどのように見えているかを
チェックするために「CrystalDiskInfo」でチェックしてみる。
ここの認識がATA-8になっていれば、
「自動デフラグ」は行わないというような
SSDにより最適な設定にしてくれるのだけれど、
IntelのSSDは、ATA/ATAPI-7となっていたために
そういった設定の変更は行われなかった。
もしも仮にATA-8準拠ではなくても
SSDの特徴であるランダム性能の高速性を検知すると
SSDと認識すると言われているものも、働いていないようだった。
もちろん、コントロールパネルから
自力でSSDに最適な設定していく事も可能ではあるけれど、
やはり自動的に最適化されたほうが楽で、
これはどっちかというと
Windows7の今後のアップデートで変わってくるのかもしれない。
また、
データの書き換えを効率化すると言われる「Trimコマンド」についても
現時点では働いていなくて、
これに関しては、
Intelはファームアップで対応させる予定があると表明しているので
そのファームウェア待ちという感じでもある。
その後の変化があれば、
続報を書く予定。
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「VAIO Wシリーズ」をWindows7化は、
まだ100%完璧とはいかないまでも特に大きな欠陥があるわけでもなく、
ウィンドウの操作は今までになく実用的なので、
とても快適なネットブックになる。
10月下旬からは、VAIOサポートからの
Windows7に対応したドライバーやアプリケーションが出てくるし
ひとまず、他にもある手持ちのVista搭載VAIOを
Windows7化して行こう。
・「VAIO x Windows7 優待アップグレードキャンペーン」の申し込みスタート!
・VAIO typePにWindows7RCをクリーンインストールして快適化。(前編)
・VAIO typePにWindows7RCをクリーンインストールして快適化。(後編)
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2件のコメント
メモリの換装手順参考になりました。ありがとうございます。
Windows7 RTMを私もインストールしていますが、ショートカットの音量調整は効いています。
手元にメモがないので、細かい所は分らないですが、私の手順は、インストール後、アップデート前に、リカバリディスクのドライバーを適用しています。
不明なデバイスが2個解決すると思います、その後、同様に、Bluetooth,SDホストアダプター、オーディオ、マウス(ポインティングデバイス)が適用できると思います。もう1つあったような気もするのですが、
その後、アプリケーションから、
—
Sony Shared Library
Sony Utilities DLL
Setting Urility Series
VAIO Event Service
—
をインストール後、アップデートを行いました。
この手順で輝度調整、音量調整は出来ています。
>ignorantさん
貴重な情報ありがとうございますm(__)m
自分の場合は、Windows7RCが入ってる状態で、Windows7RTMを入れたんですが、それがちょっぴり状況が変わっちゃた原因でしょうか(汗
不明なデバイスも、RCの時は2つで、なぜかRTMの時は1つに減ってたり、音量調整ができてなかったり。
もう一度、お知らせいただいた手順で最初からやってみたほうが良いかもしれませんので、再度チャレンジしてみたいと思いますw