ビデオカメラ性能がさらに向上した新ハンディカム「HDR-CX550V、XR550V」
サイバーショットに引き続いて
ハンディカムにも新型が北米で多数発表。
裏面照射型構造CMOSセンサー“Exmor R”を採用した
フラッシュメモリーハンディカムとHDDハンディカムの
どちらも新モデルが登場。
・SONY UNVEILS NEW FLASH MEMORY CAMCORDERS WITH ADVANCED OPTICS, NEW TECHNOLOGY
・SONY UNVIELS HANDYCAM® CAMCORDER LINEUP LOADED WITH INNOVATIVE TECHNOLOGIES, FEATURES
現行モデルでは、
フラッシュメモリータイプの「HDR-CX520V」<と
HDDタイプの「HDR-XR520V」は、
発売されたタイミングの違いから性能が若干異なっていたものの
今回は全くの同性能となっているので、
純粋にストレージのみの違いとなったので非常にわかりやすいし
それぞれに機能的に進化した部分が顕著になっている。
まずは、
フラッシュメモリーモデルの「HDR-CX550V」。
容量は64GB。
従来モデルで好評の
1/2.88型CMOSセンサー“Exmor R”はそのまま、
総画素数は約663万画素で、
静止画モードの場合は最大1,200万画素、
動画撮影中なら、830万画素の静止画の同時撮影が可能。
もちろん
光学式手振れ補機能「アクティブモード」も健在で
手振れ補正できる範囲が縦横斜めの3軸方向に的面に効果があり、
さらに広角側だけでなく
新たにズームした場合でもこの効果が得られるようになった。
レンズは、デジタル一眼レフカメラ“αシリーズ”の高級レンズとされる
Gレンズを採用していて
焦点距離は、動画撮影時で29.8mm~298mm、
静止画撮影時で28.8mm~288mmの
光学10倍ズーム(F値はF1.8-3.4)と
広角側がワイコンなしにものすごくワイドになっていて
狭い部屋での撮影や広大な景色を広々と撮影できる。
むしろ、望遠が足りない場合に
テレコンをオプションで購入というパターンになる。
撮影モードには
24Mbpsという高ビットレートの「FXモード」が加わって
動きの細かい動画でもより破綻しにくい高画質な映像を残せるようになった。
(その下になる「FHモード」も16Mbpsから17Mbpsへとレートがアップ。)
液晶モニターにしても
大型の3.5型(約92.1万ドット)の
エクストラファイン液晶パネル(TruBlack)で
高精細かつ高コントラストなハイビジョン動画を手元で確認できる。
ビューファインダーも
フラッシュメモリータイプでも搭載するようになった。
コントロールダイヤルは
アイリス優先、シャッタースピード優先といった
マニュアルでの優先撮影も可能になった。
また、サイバーショットト同様に
外部メモリーとして
メモリースティックDuo以外にSDカードのスロットも新たに設けられた。
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次にフラッシュメモリー32GBの容量を持つ
「HDR-CX350V」と「HDR-CX300」。
(この2つの差はGPSのあるなし。)
今回は上位モデルとある程度のスペックの差がある。
CMOSセンサー“Exmor R”は1/4型で総画素数は約420万画素、
Gレンズを採用して
焦点距離は、動画撮影時で29.8mm~357.6mmの
光学12倍ズーム(F値はF1.8-3.4)、
手ブレ補正の「アクティブモード」はズーム側にも対応。
画質モードには24Mbpsの「FXモード」を搭載、
液晶モニターに2.7型クリアフォト液晶、
ビューファインダーやコントロールダイヤルはなし。
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HDDタイプも
上記にならっても全くの同性能で
「HDR-XR550V」がハイエンドモデルでHDD容量が240GB、
「HDR-XR350V」がその下のモデルでHDD容量が160GBとなる。
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フラッシュメモリー16GBの「HDR-CX150」と
HDD120GBの「HDR-XR150」は
ハイビジョンハンディカムのエントリー機となる。
さらに「HDR-CX110」というモデルは
これは内蔵するストレージを持たず
直接メモリースティックDuoもしくはSDカードに
記録する安価なモデルとなる。
スタンダードモデルも数種類出ているけれど
ここでの解説はパス。
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「HDR-TG5」の後継の発表はひとまずなさそうで
その代わり?にスナップタイプのムービーが登場。
・UPLOAD YOUR LIFE ONLINE WITH SONY “BLOGGIE” CAMERAS
ひとつは、“bloggie”というネーミングで
縦型スタイルのハイビジョン対応MP4ビデオカメラ。
コンパクトながらも
フルHD(1920×1080)での動画撮影が可能で、
気軽に高画質で撮って、簡単にYouTubeにアップロードできる。
焦点距離41~205mmの光学5倍ズームや
顔認識、手ブレ補正も付いている。
静止画でも500万画素級の撮影もできて
まさにその名前のとおりブログネタに便利なグッズと言える。
そしてもう一つは
ICレコーダーみたいな形をした「HMS-PM5」。
こっちは本体に液晶がついていて、
カメラ部が縦にグルっと270℃回転するのが特徴。
さらに、360℃レンズを装着すれば
今度は横方向に360℃1周した動画がとれたりもする。
どっちもイージーに動画を活用できるのが
ガチガチのハンディカムとは違う路線を歩む。
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最後は
プロ機に迫るマニュアル設定と性能を持つハンディカム「HDR-AX2000」。
・SONY UNVEILS NEW SOLID STATE CAMCORDERS
1/3CMOSセンサー“Exmor”x3の撮像素子に
Gレンズを採用、
焦点距離は、29.8mm~590mmの光学20倍ズームを搭載。
本体内にはストレージは持たず、
メモリースティックDuoもしくはSDカードを利用する。
・コンパクトでも性能を妥協しないメモリーハンディカム「HDR-CX520V/500V」(その1)
・コンパクトでも性能を妥協しないメモリーハンディカム「HDR-CX520V/500V」(その2)