USB3.0対応USBメモリー“ポケットビット”「USB-Q」シリーズを使ってみる。
その、ソニー製のUSBメモリー“ポケットビット”にも
USB3.0に対応した「USM-Qシリーズ」が登場。
なんだUSBメモリーくらい持ってるわ…
と思うけれど、長らく使ってるのならそろそろ新調してみてもよさそうな
進化をしてきている。
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「USM-Qシリーズ」は、USB3.0に対応していて、
2チャンネルアクセスによりデータ転送を効率よくしつつ
高性能なフラッシュメモリーを採用することで高速な読み出しが出来る。
これが大きなウリの一つで、それともうひとつ、USBメモリーの容量も
最大で、64GBにもなるので大容量データを手軽に持ち運べるという利便性もある。
容量と転送速度は
64GB、32GBモデル、16GBが最大読み出し速度120MB/s、
8GBモデルが最大読み出し速度60MB/sと、
違っている事も気にかけておいたほうがいい。
もちろんUSB2.0端子に接続しても、USB2.0として使える。
USBメモリー本体は、
アルミのヘアライン加工を施したメタルボディを採用しているのが特徴で
見た目の質感がちょっと良さげ。
かといって手に持ってズッシリと重い金属物質ではなくて、
実際には表面だけなので、質量は14g程度。
それでも、チャチさがないというのは最近のUSBメモリーとの向きとは逆。
使い方は、後ろをカチっと押せば、USB端子が出てきて
もう一度おせばUSB端子が隠れるノックスライド機構になっていて
USB端子用のキャップが不要でイージーに使える。
データ転送中にはスキマがオレンジ色にピカピカと点滅して
何をやってるかがわかるので、誤って抜いてしまう事故も防げる。
PCに接続すると、ボリュームラベルは「Sony_8GQ」と表示される。
一応、8GBモデルの使用領域は、7.32GBとなっている。
入ってるオマケアプリは、
強力な暗号化方式AES(256ビット)に対応した
ファイル暗号化ソフト『LBファイルロック2』で
これはUSBメモリー内にあるので即実行して使える。
それと、データ復旧ソフト「Memory Card File Rescue」と
ビデオクリップ自動作成ソフト「x-Pict Story」の2つは、
サイトからダウンロードすることで利用できるようになっている。
も付いているので
PCに差し込んだ時にそのボリュームから判断できるのも便利。
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64GBと32GB、16GBモデルなら最大読み出し速度も120MB/sで
容量の大きさと転送速度の速さならこっちがオススメ。
だけど、実際にそこまで大きい容量を入れるわけじゃなくて、
データの移動をする時に使うくらいなら
一番安い8GBモデルの最大読み出し速度60MB/sでも十分に利用価値がある。
ちなみに、USB2.0に対応しているメモリーと、
転送スピードがどれくらい違ってくるかを
CrystalDiskMarkでベンチマークをとって計測してみる。
<VAIO Z21の本体に直接「USM4GL」を接続して計測>
まず、参考までに
ソニー製のUSBメモリーポケットビット Lシリーズ「USM4GL」で
試しに計測してみると、
読み込み速度で約19MB/s、書き込み速度で約7MB/s
ただ、同じUSB2.0対応モデルでも
高速タイプの「USM-LXシリーズ」になれば
読み込み速度は30MB/sくらいにはなる。
<VAIO Z21の本体に直接「USM8GQ」を接続して計測>
[USB2.0端子と接続] [USB3.0端子と接続]
<VAIO Z21とPowerMediaDockをつないで、Dockに「USM8GQ」を接続して計測>
[USB2.0端子と接続] [USB3.0端子と接続]
そして、「USM-Qシリーズ」の中では一番容量の少ない「USM8GQ」 【8GB】で計測してみると
USB3.0端子に接続すると公称値通りに
というかちょっと上回って約65MB/sも出ていて、
USB2.0端子に接続しても32MB/sという読み込み速度が出ているのがわかる。
書き込み速度は、USB2.0端子、USB3.0端子どちらでも約12MB/sと
ほどんど変わらないけれども上記のUSBメモリーよりは2倍に迫る速さになっている。
参考数値として、VAIO Z2シリーズのPowerMediaDock経由での
LitePeekのボトルネックがあるかもチェックしてみたけれど
こちらもほとんど影響はなかった。
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もうすっかりUSB3.0を搭載するVAIOが増えたので
それだけでも「USM-Qシリーズ」のようなUSB3.0に対応したUSBメモリーを使うメリットはあるし、
さらには、既存のUSB2.0端子のPCで使っても
意外とその速さの恩恵に預かれるので
ちょっとしたデータの移動だとかそういった時の待ち時間のイライラを
少しでも解消したいという欲求があるならば、これはかなりオススメかもしれない。
それに、USBメモリーというと安いのも巷にたくさんあるけれど
どれもプラスチッキーでどうにも気分が萎え気味なものが多い中で
結構このアルミヘアラインのボディはなかなか持っているとお気に入りの一つになる。
USBメモリー“ポケットビット” USM-Qシリーズ
「USM64GQ」 【64GB】
ソニーストア販売価格:21,800円(税込)
「USM32GQ」 【32GB】
ソニーストア販売価格:11,800円(税込)
「USM16GQ」 【16GB】
ソニーストア販売価格:6,380円(税込)
「USM8GQ」 【8GB】
ソニーストア販売価格:3,880円(税込)
・選択肢はたくさんある中であえてSonyブランドの外付けHDDを導入してみよう。
・SONYブランドのポータブルタイプHDD「HD-EG5」をVAIOを合わせて使ってみる。
最新ネタは、Twitterでつぶやき中!ID:kunkoku
4件のコメント
今回の32GB,64GBモデルに関してですが、
FAT32フォーマットを行えばPS3でも使用できますでしょうか?
PS3自体はUSB3.0に対応していませんが、PCと合わせて使用出
来るのであれば、久し振りにUSBメモリを購入したいと考えて
おります(出来れば64GB)。
このモデルでは分かりませんが、PS3にIO-DATAのUSB3.0の外付けHDDをFAT32にフォーマットして繋いでみました。結果、認識せず。
間違えてNTFSのまま接続したらPS3がフリーズしてしまいました。
PS3にUSB3.0は鬼門かも
なるほど。肝心のUSBメモリも気になりますが
よくわかりました。
ご丁寧にありがとうございました。
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。