海外で発表された「BRAVIA XR 2022年モデル」のスペックを一覧の表にして比較。各モデルの注目ポイントをチェックしてみる。
海外で、CES2022開催にあわせて、ソニーはBRAVIA 2022年モデルを発表。
新たに発表されたBRAVIA 2022年モデルをみても、どこがどう違うか見つけるのがなかなかわかりにくい。
ということで、注目の「BRAVIA XR」2022年モデルに絞って、大まかなスペックを表にして簡単に比較してみた。
ちなみに、これらのモデルは海外で発表されたものであり、日本に投入されるモデルと同一ではない点には注意。
以下、細かくチェックしてみる。
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目次
●各モデルの注目ポイントをチェック!
今回、海外で発表された「BRAVIA XR 2022年モデル」は、液晶タイプのブラビアが3モデル、有機ELタイプのブラビアが3モデルの計6モデル。
上画像のうち、個人的に注目となるポイントを赤枠で囲っている。
液晶ブラビアフラッグシップとなる8Kモデル「Z9K」は、85型と75型をラインナップ。
4Kモデル「X95K」は、85型、75型、65型をラインナップ。
「Z9K」と「X95K」は、Mini LEDを初搭載。
認知特性プロセッサー「XR」が「XR Backlight Master Drive」としてMini LED を制御し、「XR Contrast Booster 20(X95Kは15)」の採用により、大幅に画質を向上。
今回の新モデルの中で最も注目されるモデルとなる。
液晶ブラビア「X90K」は、85型、75型、65型、55型をラインナップ。
去年の2021年モデルではXR Contrast Boosterが「5」だったものからワンランク上のモデルX95Jと同じ「10」にアップグレード。
ただし斜めから見てもキレイに見ることができる「X-Wide Angle」や、低反射で映り込みが低減する「X-Anti Reflection」には対応しておらず、おそらくX95Jの廉価モデルというポジションになると思われる。
有機ELブラビアのフラッグシップモデル、MASTERシリーズとなる「A95K」は65型と55型をラインナップ。
「A95K」にはQD-OLEDを初採用、色の明るさが従来モデルから最大200%向上している。
また、広いカラーパレットを活用するという「XR Triluminos Max」を採用して、細部まで自然な色合いを再現する。
「A95K」は、スタンド形状が特殊。
モノリシックデザインで好評だったHX850シリーズのようなデザインとなっている。
同じくMASTERシリーズとなる有機ELブラビアの「A90K」は、48型と42型をラインナップ。
有機ELブラビアとして待望の小型モデルとなり、設置スペースなどの制限で有機ELブラビアを置きたくても置けなくて断念していたという人にとっては最適解となる。
スタンド形状も正面は目立たないA9Sのようなデザイン。
しかも、サウンドバーも設置できるように高さを調節できるようになっている。
有機ELブラビアのエントリーモデルとなる「A80K」は、77型、65型、55型をラインナップ。
A80Jから進化点として、コントラストに寄与するXR OLED Contrastから「XR OLED Contrast Pro」へと変更されている。
BRAVIA 2022年モデルはすべて、別売の「BRAVIA CAM」に対応。
「BRAVIA CAM」は、部屋のどこにいてもテレビからどれだけ離れているかを認識し、音と画像の設定を調整して、最適化。
視聴環境に合わせて調整された画像の明るさで表示され、オーディオがよりクリアになる。
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海外で発表されたサイトから主要スペックの違いについて、海外モデルと国内に投入されるモデルは大きく異る場合もあるため現時点ではあくまでも参考までにとどまる。
昨年のモデルでは、BRAVIA XRがはじめて投入され、HDMI2.1に対応するなどこれ以上の伸びしろはないのではないかと思われたけれど、フラッグシップモデルにはMini LEDやQD-OLEDが採用されさらなる画質向上の期待が高まる。
また、BRAVIA XRの有機ELモデルに48型や42型といったより小型のラインナップが加わったことで、今まで以上に選択肢が大きく広がるのは嬉しい。
とはいえ、BRAVIA XR 2021年モデルがそれ以前のモデルから大きく飛躍したモデルということは変わらず、今後テレビ購入を検討するさいには、BRAVIA XR 2021年モデルから価格との折り合いを見つけるというのが最善かもしれない。
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●2021年モデル新たに搭載されるブラビアとPS5の独自連携機能
<ソフトウェアアップデートの対象機種>
・4K有機ELテレビ「A90Jシリーズ」
・4K有機ELテレビ「A80Jシリーズ」
・4K液晶テレビ「X95Jシリーズ」
・4K液晶テレビ「X90Jシリーズ」
・4K液晶テレビ「X85Jシリーズ」
ネットワークダウンロードは、2020年11月30日(月)から順次開始で、放送ダウンロードは、BS : 2021年1月18日(月)~2021年1月24日(日)、地デジ : 2021年1月25日(月)~2021年2月7日(日)。
待っていれば自然とアップデートされるけれども、いち早くという場合には、USBメモリ―にダウンロードして直接アップデートするという方法もある。
また、ブラビアに加えてPS5の両方でソフトウェアのアップデートが必要。
とはいえ、PS5は最新バージョンで対応済みとなっている。
アップデートが完了すると、「オートHDRトーンマッピング」と「コンテンツ連動画質モード」の2つの機能が実装される。
1. 「オートHDRトーンマッピング」
PS5が、接続されているブラビアの機種を認識して、そのテレビに最適なHDRの設定値を自動的に入力。
これで、白飛びしてしまいがちな明るい部分や潰れてしまいがちな暗部の階調も、豊かな色彩のまま描き出すという機能。
この機能は、PS5の初期設定時もしくはPS5に新たに対象機種を接続した場合に有効になる。
2. 「コンテンツ連動画質モード」
PS5でゲームや映画などさまざまなコンテンツを楽しむ際に、そのコンテンツに応じて、操作の応答速度が優先される。
ゲームプレイ時には「ゲームモード」に、映画などの視聴時には「スタンダードモード」に、画質モードが自動で切り替わる。
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●BRAVIA XR に備わるPS5との連携機能
3. 「4K/120fps対応」
「BRAVIA XRシリーズ」は、HDMI2.1に規定される4K/120fps に対応。
シューティングやスポーツゲームなど、動きの速いゲームの動きをなめらかに描き出すので快適なゲームプレイを楽しめる。
PlayStation®5を、48Gbps HDMIケーブルで「BRAVIA XRシリーズ」に接続。
「映像出力情報」から、4K出力時の周波数に120Hzと表示されているのを確認。
PlayStation®5の設定「セーブデータとゲーム/アプリ設定」→「ゲームプリセット」へと進み、「パフォーマンス優先と画質優先」から、「パフォーマンス優先」を選択。
これで、4K 120fps のゲームタイトルをプレイできる。
4. 「ゲームモード搭載」
「BRAVIA XRシリーズ」は、HDMIケーブルを接続するだけで自動的にゲームモードに切り替わる。
ゲームに最適な高画質処理を行いながら、4K/120fps入力時に、最短8.5msまで入力遅延を短縮する。
一瞬のボタンのタイミングで勝敗が決まるゲームでも、快適に思うがままにプレイすることが可能。
5. 「BRAVIA XRの高画質・高音質機能」
「BRAVIA XRシリーズ」では、ゲームの映像を、色鮮やか かつ 高コントラストに描くことができる。
明るいシーンから暗いシーンまで、高コントラストに描いて、まるで自分がその世界に入り込んだかのようなゲーム体験が可能。
ソニー独自のアコースティック技術と、認知特性プロセッサー「XR」の音の処理で、まるで映像から音が出ているかのような、クリアで定位感のある音響を実現する。
ゲームのシーンやアクションと音が一体となり、臨場感のあるゲームプレイが可能になる。
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●ホームシアターシステムとの連動機能
迫力の立体音響が楽しめるホームシアターシステム「HT-A9」や、密度の濃いサラウンド音場を実現するサウンドバー「HT-A7000」を経由してPS5とブラビアを接続した場合でも、「オートHDRトーンマッピング」と「コンテンツ連動画質モード」をパススルーに対応。
ゲームに最適な映像で楽しめる。
こちらについては、2022年春公開予定のサウンドバーのソフトウェアアップデートにて対応予定となっている。
・「ブラビア×ゲーム」より快適に、より美しくプレイしたいあなたに ゲームをするならブラビア
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4K有機EL・液晶テレビ BRAVIA 2021年新モデル、特に「BRAVIA XRシリーズ」の進化っぷりが凄い。
「BRAVIA XRシリーズ」の持つ高画質&高音質機能と4K120fpsや、ALLM、VBRの対応に加えて、今回のアップデートでPlayStation®5との組み合わせが一層魅力的になった。
今までのBRAVIAと完全に一線を画す存在となってしまった。
<BRAVIA XR レビュー>
・HDMI.2.1 に対応した「BRAVIA XR」。4K液晶テレビ X90Jシリーズ を PlayStation5 / Xbox series X とつないで4K 120fps のゲームをプレイしてみた。
・映像と音の一体感が最高の没入感を味わえる 4K有機ELテレビ「XRJ-65A90J」。 Windows PCとつないで巨大デスクトップPC化、4K 120fps の表示方法とそのなめらかさを検証してみる。
・「BRAVIA XRシリーズ」の新しいOS「GoogleTV」の使い勝手。ソニーピクチャーズの最新映画から名作までを、ハイクオリティで楽しめるBRAVIA XR専用のコンテンツサービス「BRAVIACORE」。
・「BRAVIA XRシリーズ」 4K液晶テレビのフラッグシップモデル「XRJ-75X95J」。 映り込みを劇的に抑えたエックスアンチリフレクションと音に包まれる臨場感を、コンテンツありきで楽しんでみた。
<ホームシアターシステムレビュー>
音に包まれる没入感に感動!ホームシアターシステム「HT-A9」
・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その1)。適当に設置した4つのスピーカーで、まさかの音に包まれる没入感が凄かった。
・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その2)。「BRAVIA XRシリーズ」にS-センタースピーカーを接続、サブウーファーも追加して本気モードで視聴。これは自宅でできる最高の体験。
サラウンドとクオリティ異常に高い満足感サウンドバー「HT-A7000」
・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その1)インターフェースを確認、設置と接続・設定。バースピーカーの概念がひっくりかえる迫力と臨場感。
・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その2)バースピーカー1本で部屋を満たす立体音響体験と、スピーカーとしてのクオリティの高さ両方に満足。
・そろそろBRAVIAが欲しい、ソニーストアでブラビアを購入したらどんなメリットがあるのか?をチェックしてみる。
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。
営業時間:11:00~19:00