圧倒的な没入感を味わえる新ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」
昨年登場したヘッドマウントディスプレイは、
需要と供給のバランスが崩れ長きにわたって入手困難が続くという事態を招いたけれど、
今回1年を経て、その後継となる「HMZ-T2」が登場!
・映画館クラスの迫力ある仮想大画面での視聴に加え、
好みのヘッドホンでも5.1chサラウンドを楽しめる
“ヘッドマウントディスプレイ”新モデルを発売
それも、従来モデルのココがこうだったらいいのにという弱点を克服して、
画質も音質も没入感もさらに向上させての登場となる。
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●有機ELの圧倒的な映像美
ヘッドマウントディスプレイの目の前に広がる映像の美しさは、
ソニー独自の有機ELディスプレイの技術と半導体シリコンの駆動技術により
高コントラスト、色再現性、高速応答性能をもつ
0.7型(対角18.0mm)の「HD有機ELパネル(1280×720)」で実現。
自らが発光するため、圧倒的な高コントラスト比を持つ事ができ
深い黒も、輝くイルミネーションの夜景や大輪の花火の強いきらめきも、
くっきりと美しく表示できる。
そして、有機ELの明るくて純度の高い発色となめらかな階調表現をフルに引き出すために
信号処理回路を新開発して、地デジやブルーレイディスクといった8ビット映像を
14ビット相当の階調表現で再現できる「Super Bit Mapping for Video技術」を採用する事で
わずかな色の違いも忠実に再現。
高速応答性能(応答速度:0.01ms 以下)を持つおかげで
スポーツやゲームのような動きの速い映像も、極限まで残像が少ない
なめらかで自然な映像を表現することができる。
そして今回、
光学レンズの特性を考慮した「新エンハンスフィルター」と
有機ELの性能を引き出す「14bitリニアRGB3×3色変換マトリクスエンジン」を基に
各画質モードのチューニングを全面的に刷新。
従来モデルよりもさらに解像感のある
きめ細やかな画作りを楽しめるようになった。
HD有機ELパネルの動画応答性を活かして
パネルの発光時間の制御を行うパネルドライブモード「クリア」によって
動きの速いゲームもスポーツもアクション映画もくっきりと再現する事ができる。
さらに、「24p True Cinema」に対応する事で
毎秒24コマで撮影されているフィルム映画本来の映像を忠実に再現して
より映画館でしか味わえないフィルム映画独自の質感も楽しめるようになっている。
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●チラツキの皆無な心地良い3D立体映像
このへッドマウントディスプレイは、ただ単にHD映像が見えるというだけでなく、
そこには3Dの立体映像が広がる。
一般的には、3Dの表示を1枚の画面で行う方式には、
左右用の画面を高速で切り替えて表示するフレームシーケンシャル(FS)方式や
左右用の映像を走査線ごとに一つおきに表示するライン・バイ・ライン(LBL)方式などがあるけれど、
これらの場合、
FS方式では左右用の映像が完全に切り替わらず混ざるクロストークが発生してしまうし
LBLでは画素数が半分になるという弱点がある。
けれど、ヘッドマウントディスプレイは、
左目用と右目用、それぞれのパネルに独立した左右用の3D映像を
常に表示する「デュアルパネル3D方式」というやり方で
そもそもクロストークというもの事態が存在せず、
さらに左右用のそれぞれにHD映像を表示するため
高画質で、かつ明るい3D立体映像を純粋に楽しむことができるというのが
非常に大きなアドバンテージになっている。
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●映像の世界に入り込める没入感
そしてもう一つ重要なのが、世界に入り込めるいわゆる「没入感」。
まず、映画館で見る時のその空間を創りだすために
独自の光学レンズを採用して、45度という広い視野角が広がる。
ちょうど20m先に、750インチに相当するスクリーンが現れているように見えて、
まさに映画館で見ているような映像空間が、3Dの映像を体感しながらも
きっちりと小さな字幕も読めるほどの大画面を堪能できる。
そして、そのままヘッドマウントディスプレイを装着している状態で
人の目が無意識に取り込むとされる周囲約200度を含めた視野角を
覆うようなデザインになっていてその映像に集中できる。
よりその映像世界に没入したい場合にも
上下に付属のライトシールド(遮光板)をハメこむとで
さらに光を遮って、ほぼ外界からの情報をカットして浸る事もできる。
そして、かけ心地も一新。
そもそものヘッドマウントディスプレイの重さを
約420gから90gも軽量化して、本体重量は約330gと24%もダイエット!
額にあたるヘッドパッドを大きくワイドにして
かつメガネをかける人でもかけやすくなるように4段階で調整できるようになったり
レンズ間隔は、左右独立で調整が可能になり
ヘッドバンドも装着した状態で長さの調整ができるようになったりと
細かく改善されていて、付け心地をよくしている。
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●臨場感を味わえるバーチャルサラウンド
音質部分には、大きく手が加えられて
最大の不満点であった部分を大改善。
従来モデルでは、強制的に付属のヘッドホンだったのに対して、
脱着が可能な、インナーイヤーヘッドホンへと変更。
直径13.5mmドライバーの密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式ヘッドホンを付属。
ヘッドホン端子にしたことで、
お気に入りのヘッドホンを差し替える事ができるようになった。
再生周波数帯域も5Hz~24kHzと向上していたり
音源の圧縮によって失われがちな消え際の微小な音を再現する
新開発「ハーモニクスイコライザー」を搭載する。
音場に関しては、
5.1chバーチャルサラウンド技術(Virtual Phones Technology)を採用。
付属のイヤフォンはもちろん、装着したヘッドホンで
まるで前方や後方に置いたスピーカーからサウンド音声が再生されているような
立体感のある音場を再現してくれるのでよりリアルな臨場感を楽しむことができる。
また、リニアPCM音声以外にも
新しくドルビーデジタルとDTSにも対応。
モードとしては、
スタンダード・シネマ・ミュージック、ゲームといった
4種類のサラウンドモードを用意する。
ヘッドマウントディスプレイにあるコントロールキーも
使いやすさを考慮して配置や形状を変更、
音量調整だけでなく、HDMIで接続した機器の再生や送り戻しといっった基本操作や
メニュー画面を出して画質モードや音質モードの変更も全て手元でできる。
こまかい点だけれど、
HDMIのスルー出力が一つ増えている。
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ヘッドマウントディスプレイを使ってみるとわかるけれど、
その楽しさは、装着することで
映像が自分の目の前にある巨大なスクリーンに映しだされるという感動を
これひとつで味わえるという事。
今ある家庭のリビングのテレビ環境を一切いじらずに、
本気で楽しみたい時にだけヘッドマウントディスプレイを装着すれば
この恐ろしいまで没入感に惹きこまれる。
特に、パネルは従来と同じだけれど
映像はより精細感も増しているし
一番のネックだと思っていたヘッドホン部分が自由に変更できるのは非常い大きい。
それこそ贅沢に、
デジタルサラウンドヘッドホンシステム「MDR-DS7500」を装着して
音声は、3D対応の7.1chサラウンドを味わうという手もある。
本体が軽くなってたり
地味に装着しやすくなってたり、メガネ装着に配慮されていたり
このあたりでも随分と掛け心地がよくなっているし
これは、視覚、聴覚ともに最大限の没入感をもって
本気で外界との接触を断ってコンテンツをドップリと楽しめる
最高の超絶ストレス解消アイテムと言える。
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3D対応ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」
ソニーストア販売予定価格:70,000円(税込)前後
2012年10月13日発売予定
ソニーストアでは現在、メール登録を受付中。
今回は、去年の二の舞はないと信じたいけれど
初回出荷は激戦が予想されるので、
発売日に確実に手に入れたいと思った場合は、まずはメール登録をして、
先行予約の案内を真っ先にもらえるようにしておいてほうが絶対にオススメ!
また、
ソニーストア銀座、名古屋、大阪では
2012年9月12日(水)から、3D対応ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」を先行して体験できる。
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