αアクセサリー、バッテリーチャージャー「BC-ZD1」、DCカプラー「DC-C1」実機レビュー。デジタル一眼カメラαをより便利に使えるアイテム。
ソニーのデジタル一眼カメラα用のアクセサリーバッテリーチャージャー「BC-ZD1」と、DCカプラー「DC-C1」が発売。
どちらも今までソニーが発売してこなかったUSB PD(Power Delivery)に対応したアクセサリー。
バッテリーチャージャー「BC-ZD1」は同時に2つのを高速充電でき、DCカプラー「DC-C1」はUSB PD対応ACアダプター(65W以上)などの外部電源からNP-FZ100やNP-FW50に対応したカメラ本体に直接電源を供給できる。
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・バッテリーチャージャー「BC-ZD1」
・DCカプラー「DC-C1」
・<<新商品>>需要が高まる長時間撮影に対応するカメラ用バッテリーチャージャーとDCカプラーを発売 | 最新情報 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
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目次
●デジタル一眼カメラα アクセサリー新製品
USBでZバッテリーを2個同時充電可能なバッテリーチャージャー「BC-ZD1」
バッテリーチャージャー「BC-ZD1」は同時に2つのを高速充電することができる。
これまで純正品ではコンセントから直接電源を取るバッテリーチャージャーしか販売してこなかったけれど、「BC-ZD1」はUSB PD(Power Delivery)を使って充電する方式となっている。
「BC-ZD1」のサイズは、約84.5 × 29.2 × 70.0 mm(幅×高さ×奥行)、質量約149g、コンパクトで持ち運びもしやすい。
本体左側にはUSB Type-Cポートが搭載されていて、この端子から給電。
本体には、左右それぞれのバッテリー充電状況がわかるランプを搭載している。
底面には、シリアルナンバーと製品情報が記載されたシールが貼られている。
入出力の仕様は、15V 2A(30W)入力、8.4V 1.6A ×2(13.44W ×2)出力。
最大30W入力、26.88W出力となっている。
早速USB PDに対応したACアダプターと接続して、Zバッテリー2個を同時充電してみた。
バッテリーを消費した状態で充電を開始した場合、しっかりと仕様通りの約27W出力(1個あたり約13.5W)で充電することができた。
それぞれのバッテリー充電状況がランプでわかるのは便利。
90%まで充電が完了すると充電ランプがオフになるけれど、そこから約30分充電を続けるとお知らせランプもオフになり満充電。
2個充電のときは、約27W出力(1個あたり約13.5W)で充電することができるけれど、これは1個だけ接続した場合には出力は半減する。
1個だけ接続した場合、2個充電時の半分、約14W出力を確認できた。
USB PDの性能が十分であれば、1個でも2個でも充電時間に差が出ないということになる。
2個同時充電するときに出力が30W未満の場合は、充電時間が長くなることが記載されている。
充電の可否については、USB PD対応が非常に重要でUSB Type A – Cケーブルを接続したところ、エラーとなって充電することができなかった。
必ずUSB PD対応のACアダプター・ケーブルを用意しておこう。
USB PD対応であれば、ポータブルバッテリーでも充電することができる。
カメラ、スマートフォン、PC、そして今回のバッテリーチャージャーすべてをUSB Type-Cで充電できるというのは、持ち運びするときの荷物を大幅に軽量化でき思った以上に便利。
バッテリーチャージャー「BC-ZD1」は、(Zバッテリー)を使っているユーザーにおすすめ。
USB PDでカメラに給電して使用できるDCカプラー「DC-C1」
DCカプラー「DC-C1」はUSB PD対応ACアダプター(65W以上)などの外部電源からNP-FZ100やNP-FW50に対応したカメラ本体に直接電源を供給できる。
これまで純正品では4個のバッテリーを搭載できるマルチバッテリーアダプターキットを販売していたけれど、大きく重量もあり取り回しがしづらかった。
「DC-C1」は、USB PD(Power Delivery)を使ってカメラに直接給電できる方式で、軽量コンパクトになっている。
本体は、カメラ本体に差し込むバッテリー形状のプレートと、電源部分がケーブルで接続された形になっている。
「DC-C1」の電源部分のサイズは、約52.0 × 70.6 × 32.0 mm(幅×高さ×奥行)、質量約184、今までの製品よりもコンパクトで持ち運びもしやすい。
カメラと接続するプレート部分は、Zバッテリー用の形状をしている。
接続プレートは、Zバッテリー用のカバーを外すとWバッテリー用のプレートが搭載されている。
こちらの製品も、USB Type-Cを接続して電源を供給する。
ケーブルが抜けないように、引っ張っても抜けないようにする機構や、ネジ止めできるネジ穴も搭載している。
カメラとの接続方法は簡単で、バッテリーを入れていた部分にそのまま「DC-C1」を挿し込むだけ。
正しく接続できれば、そのままカメラを使用することができるようになる。
接続時の問題としては、カメラの電源カバーにカプラー用の穴が存在しないモデルもあり、カバーを開けたままにする必要がある。
スチルメインのモデルでは、防水性能などを考慮して穴がなくなっていることが多い。
基本的には電源カバーが開いていてもカプラーが外れることはないけれど、不安であれば外れないようにテープなどでとめておこう。
DCカプラー「DC-C1」で一番ネックとなるのが、USB PDの仕様部分。
入力には20V 3.25A(65W)以上のUSB PDに対応したACアダプターなどが必要。
定格入力 20V 3.25A(65W)、定格出力 7.2V 4.5A(32.4W)となっていて、入力と出力の差が大きく、65W以上のUSB PD出力がはたして必要なのかよくわからない。
ともあれ、65W以上のUSB PD出力に接続しなければ、DCカプラー「DC-C1」はエラーとなり使用することができない。
ZV-E1に「DC-C1」を接続したところ、消費電力は約7Wとなり概ねカメラの消費電力と同等の出力が確認できる。
もしかしたらある程度電力を貯めていて電源が切れない仕様なのかもと、USBケーブルを電力供給中に抜いてみたが、直ぐに電源が切れてしまった。
定格入力 20V 3.25A(65W)、定格出力 7.2V 4.5A(32.4W)という高さは、今後もしかすると高消費電力のカメラに対応するための仕様かもしれない。
USB PD対応製品のため、もちろんポータブルバッテリーを使ってDCカプラー「DC-C1」を利用することができる。(65W出力必須)
65WUSB PD出力という敷居の高さはあるものの、カメラ起動時でも7W程度しか消費しないため、ポータブルバッテリーでも長時間の撮影が可能。
多くのポータブルバッテリーでは複数端子から入出力が可能なので、カメラを動かしながら給電・充電もできる。
DCカプラー「DC-C1」を使えば、カメラ本体側のUSB端子をデータ転送用に利用することができるので、カメラの使い道が広がる。
さらにまだ詳細には検証していないけれど、カメラ側の発熱も抑制できる可能性が高い。
通常カメラの端子からUSBケーブルで給電して利用すると、カメラセンサー・プロセッサーの発熱、バッテリーの発熱、USBの回路からの給電部分の発熱が出てくる。
DCカプラー「DC-C1」を使うと、バッテリーの発熱、USBの回路からの給電部分の発熱がそのまま無くなる(カメラ外部で処理される)ので、長時間撮影時などにカメラの熱停止までの時間を長くできると思われる。
熱の検証については、後日詳しく調べてみる予定だけれど、長時間の撮影時には便利なアイテムであることは間違いない。
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バッテリーチャージャー「BC-ZD1」
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DCカプラー「DC-C1」
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