海外発表されたBRAVIA 2024年モデルで最も注目すべきは、BRAVIA Z9Dを超える部分駆動ゾーン数を持つフラグシップブラビア「BRAVIA 9(XR90)」。
フラグシップモデルとして登場したのがMiniLEDを搭載したBRAVIA 9(XR90)。
MiniLED を採用して、歴代液晶モデルブラビアの中で最も進化していると言っても良い。
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目次
●全てのLEDを完全独立駆動させるBRAVIA Z9Dを超えるゾーン数のBRAVIA 9(XR90)
2024年モデルとして海外発表されたブラビアの中で、最も注目すべきはMiniLEDを搭載したBRAVIA 9(XR90)。
ビームツイーター搭載を新たに搭載して頭上からの音を増強されていたり、Dolby Vision Gamingに対応するなどBRAVIAとしてハイエンドスペックとなっている。
また、「CINEMA IS COMING HOME」として、ネットフリックス、プライムビデオ、ソニーピクチャーズコアの映像配信サービスに対して最適なキャリブレーションが適用されるモードも搭載している。
そして特に凄いのが、LEDバックライトの部分駆動数の大幅増加。
部分駆動のゾーン数が2023年モデルのX95Lシリーズ比でも最大325%増加している。
最大としているのは画面サイズによって面積が大きく違うため、搭載されているLEDの数も変わりゾーン数も変化するため。
(85型>75型>65型 と画面面積が大きくなるため、インチあたりのゾーン数が多い)
Mini LEDと直下型LEDの部分駆動の様子を比較した動画を見てみよう。
この動画では、2022年のMini LED搭載モデルX95Kと2021年の直下型LED X95Jを比較したもの。
Mini LEDを採用しているだけで、バックライトの分割数が大きく改善している。
同じMini LEDでも、数倍のゾーン数を持つ最新モデルのBRAVIA 9(XR90)ではもっと微細化される。
ソニー公式にはゾーン数をはっきりと発表していないものの、およそ以下だと思われる。
ゾーン数(部分駆動)
BRAVIA 9(XR90) 85型:約2,800 75型:約2,000 65型:約1,500 |
X95L 85型:約900 75型:約700 65型:約500 |
X95K 85型:約800 75型:約600 65型:約400 |
Z9D 100型:約1,500 75型:約900 65型:約650 |
X95L(2023)は、X95K(2022)から約20%のゾーン数増加。
BRAVIA 9(XR90)2024は、X95L(2023)から最大約325%ゾーン数増加。
その数を見るとBRAVIA 9(XR90)の進化具合が相当強烈なものになっている。
参考になるのが、全てのLEDを完全独立駆動させるBRAVIA Z9Dの存在。
Z9Dは通常のLEDでありながらゾーン分割数が、MiniLEDモデル(X95L(2023)は、X95K(2022))を上回っていた。
そのため、インパクトはそこまで大きいものではなかった。
けれど、BRAVIA 9(XR90)ではゾーン数が非常に多くなって、Z9D比でも全サイズで約2倍のゾーン数となっている。
BRAVIA Z9Dでは、すべてのLEDを単独でコントロールしていた。
BRAVIA 9(XR90)では、複数のLEDをブロック単位で駆動させているものの、敷き詰められているLEDの数が圧倒的に多いため複数をまとめて駆動させても結果的には全体のゾーン数が増加している。
微細化しても一つのゾーンに複数のLEDを利用しているということはそれだけ発光量も増す。
そのため、BRAVIA 9(XR90)は約50%明るさが向上しソニー史上最も明るい4Kテレビとアピールしている意味が理解できる。
「暗部の電流を明部に集中させ明るさを高める機能」の効果の高さと、その精度を表すソニー独自算出による数値である「XR Contrast Booster」が20(X95L)⇒30に大幅増加。
BRAVIA 9(XR90)の明るさと部分駆動の細かさでこの性能を実現しているということになる。
今回、海外発表されたブラビア2024年モデルの中で、間違いなく最も注目のモデルであることは間違いなく、ぜひ日本でも早く発表してほしい。
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●BRAVIA 9(XR90)の気になる価格は?
性能アップが期待できるBRAVIA 9(XR90)の気になる販売価格は、日本では正式発表されていないので不明。
しかし、海外では価格も発表されていて、北米では以下の通り。
BRAVIA 9(XR90) 85型:5,500ドル(約85万円) 75型:4,000ドル(約62万円) 65型:3,300ドル(約51万円) |
X95Lシリーズ(発売当初) |
現在の物価高・円安の状況でも、海外価格は大幅な性能アップしているにも関わらずほぼ据え置きと言って良い価格。
日本における割引後の価格とそれほど違いがないため、日本における販売価格も「X95Lシリーズ」とそれほど変わらない可能性が高いのではないだろうか。
85型はサイズ的にも価格的にも購入が難しいけれど、75型、65型でも性能アップは明らかなので、日本で発表されたあかつきには購入を検討してみてほしい。
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●海外発表BRAVIA 2024年モデル
・【BRAVIA編】BRAVIA・ホームオーディオ製品2024年モデル海外発表!MiniLED調光ゾーン数が大幅増、テレビスタンドにサウンドバーを設置可能に。
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●BRAVIA ラインナップ
2023年モデル
4K液晶テレビ「XRJ-75X95L」【75型】 4K液晶テレビ「XRJ-65X95L」【65型】 |
4K有機ELテレビ「XRJ-65A80L」【65型】 4K有機ELテレビ「XRJ-55A80L」【55型】 |
4K液晶テレビ「XRJ-75X90L」【75型】 4K液晶テレビ「XRJ-65X90L」【65型】 4K液晶テレビ「XRJ-55X90L」【55型】 |
4K液晶テレビ「KJ-55X85L」【55型】 |
4K液晶テレビ「KJ-75X80L」【75型】 4K液晶テレビ「KJ-65X80L」【65型】 4K液晶テレビ「KJ-55X80L」【55型】 4K液晶テレビ「KJ-50X80L」【50型】 4K液晶テレビ「KJ-43X80L」【43型】 |
4K液晶テレビ「KJ-65X75WL」【65型】 4K液晶テレビ「KJ-55X75WL」【55型】 4K液晶テレビ「KJ-50X75WL」【50型】 4K液晶テレビ「KJ-43X75WL」【43型】 |
2022年モデル
4K有機ELテレビ「XRJ-55A95K」【55型】 |
4K有機ELテレビ「XRJ-42A90K」【42型】 |
|
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4K液晶テレビ「XRJ-55X90K」【55型】 4K液晶テレビ「XRJ-50X90K」【50型】 |
4K液晶テレビ「KJ-50X85K」【50型】 4K液晶テレビ「KJ-43X85K」【43型】 |
4K液晶テレビ「KJ-65X80K」【65型】 |
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2件のコメント
先程のYouTube拝見しました。Z9超えの性能は凄いですね。お値段も凄いことになりそうですが。
youtubeとこちらの記事もご覧いただいてありがとうございますm(_ _)m
まだ海外発表どまりですが、BRAVIA 9 にはかなり期待しちゃいますね!
本当にあとはお値段抑えて出てくれればと思いますけど、国内発表ドキドキです(;゚∀゚)=3ハァハァ