ソニーのCES2025プレスカンファレンス。EV「AFEELA 1」公開、SONY製品が勢揃いした空間コンテンツ制作支援「XYN™」（ジン）、ゲームIPの映像化発表など。

毎年恒例、年始のイベントといえば、アメリカ・ラスベガスで開催されるコンシューマーエレクトロニクス展示会「CES」。

ソニーは、プレスカンファレンスを予定しており、日本時間ではプレスカンファレンスを2025年1月7日（火）午前10時から開催された。

コンテンツIPや最新のソリューションの発表が多いなか、AFEELAについては正式モデル「AFEELA 1」の発表と価格を公開し予約を開始している。

・ソニーグループポータル | CESⓇ 2025 出展について
・ソニースクエア | Sony@CES 2025

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●ソニー CES2025プレスカンファレンス

①ソニーホンダモビリティAFEELA 1

CES2025のプレスカンファレンス内で、ソニーホンダモビリティのAFEELAの正式販売モデル「AFEELA 1」が発表。

北米での販売価格も判明して、通常モデルが89,900ドル（約1400万円）、シグネチャーモデルが102,900ドル（約1600万円）。

なかなか推しポイントや売れる要素を考えるのが難しい車業界だけれど頑張ってほしいのと、日本での販売価格ももう少し（もっと）抑えた価格で提供してもらえるとありがたい。

②SONY × NFL

ソニーはNFLと、コーチ用ヘッドセットの開発に向けて緊密に連携中、獲得距離の測定など、試合における重要な項目の精度をさらに高めるために、ホークアイの最先端のデータやトラッキングサービスを活用している。

試合データから、アニメーションを作製する技術も公開。

また以前発表していたチーム内で使用するコミュニケーションツールとして、NFLと共同開発中のヘッドセットを公開。

ノイズキャンセリング機能と圧倒的な音質、さらにVerizonの5Gネットワークを使用して通信を行なう。

2025年のシーズンで導入を予定している。

③バーチャルプロダクションを活用した、新たな移動体撮影システム「PXO AKIRA」

車両やその他の乗り物など移動体の撮影において、従来の手法を一新させ、安全かつ低コストで自由度の高いクリエイションを実現する最先端の映像制作システム「PXO AKIRA」（ピクソ アキラ）を初公開。

PXO AKIRA は、高度なロボットカメラクレーン、独自設計したモーションプラットフォームやLEDウォールを統合するデジタルツイン・ツールを組み合わせ、移動体が登場するあらゆるシーンでバーチャルプロダクションを活用した撮影を可能とするオールインワン・ソリューションとなっている。

様々な乗り物を載せて撮影することができる。

様々な機器を組み合わせて、撮影におけるコストを削減することが可能。

④空間コンテンツ制作支援を行うソフト・ハードが統合されたソリューション「XYN™」

空間コンテンツ制作支援を行うソフトウェアとハードウェアが統合されたソリューションとして「XYN」（ジン）を展開。

「XYN」は、ソニーがこれまで培ってきたイメージング、センシング、ディスプレイなどの独自のテクノロジーを活かし、現実空間のオブジェクトや人の動き、背景を正確に捉えて、バーチャル空間などの3DCG制作環境に再現し、業界標準の様々な制作ツールに対応することで、柔軟なワークフローの構築を可能にする。

すごいのが様々なソニー製品（ソフト・ハード）を活用して、製作が行なえる点。

映像内には、デジタル一眼カメラα、スマートフォンのような謎端末、mocopi、空間再現ディスプレイ‎ELF-SR2、INZONE M10S、さらにVAIO㈱のPCを使っていたりとオールスター感が強い。

ちなみにスマートフォンと思われる端末の詳細は不明。

動画の説明にはスマートフォンを上部に設置したデジタル一眼カメラとしていることから、スマートフォン端末であることは間違いなく、もしかしたらiPhoneかもしれない。

⑤映像関連

映像関係では、アニプレックスとクランチロールから鬼滅の刃無限城編や、俺だけレベルアップな件などの紹介。

さらにゴーストオブツシマのアニメ化などが発表された。

さらに、PlayStationStudio作品であるヘルダイバーズ2、アンティルドーン、ホライゾンゼロドーンなどの映像化も発表され、ゲームIPの展開が加速している。

好評なラストオブアスのドラマも今年4月よりシーズン2が配信される。

関連記事

ソニー・ホンダモビリティのEV「AFEELA 1」正式発表。北米でついに予約開始！価格は89,900ドル(約1400万円)から。 ソニーグループ「CES 2025」プレスカンファレンス日本時間2025年1月7日(火)10時開始。ソニー・ホンダモビリティも登壇、電気自動車AFEELAの正式モデルの発表の可能性。 1月13日（土）21時頃からライブ配信。CES2024ソニープレスカンファレンス、2024年版「AFEELA」どうなった、α9IIIのグローバルシャッターシンクロ、Xperia 1 IV のAndroid14アップデート内容をチェック etc. ソニーホンダモビリティのEV「AFEELA」、北米だけでなく日本向けにもテスラ社を除き国内初の北米充電規格（NACS）を採用。