紙のように読んだり書いたりできるデジタルペーパー「DPT-RP1」を使ってみよう。(書き心地とか使い勝手)
・紙のように読んだり書いたりできるデジタルペーパー「DPT-RP1」を使ってみよう。(外観チェックと初期セットアップ)
の続き。
さて、実際にどんなものか使ってみよう。
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●とりあえずデジタルペーパーが何かを理解しておこう。
そもそもデジタルペーパー「DPT-RP1」って何なの?タブレット端末といったいどう違うの?と。
最大の特徴は、ディスプレイにE Ink社の電子ペーパーを採用して、紙に印刷したかのような白地に黒い文字や絵を表示させるというもの。
微粒子で文字や画像を表現するので細かいニュアンスをなめらかに表示するのが特徴で、単なる白黒ではなく16階調のグレースケールなので見え方も自然。
一般的な液晶ディスプレイのように、バックライトを光らせるという事をしていないので、長く画面を見ていても目が疲れにくいというのが大きな特徴。
視野角も約180度と広く、かりに太陽光線が降り注ぐような眩しい屋外でもハッキリと文字が読める。逆に真っ暗闇だと文字が見えなくなるというのも紙媒体と一緒。
電子ペーパーの特性として、画面を切り替える時のタイミングで白い部分と黒い部分を置き換えるという作業を行う時に多少の切り替え時間があるため、一般の液晶と違って挙動に一呼吸の間が生じるのが萎えてしまうポイントになりかねない。
その代わり、電子ペーパーならではの文字の読みやすさと、画面を切り替える時以外は電力をほとんど消費しないおかげでバッテリーは3週間も持つし、ものすごく薄くて軽いといった、より”紙媒体”に近い存在になる。
あのタブレットがいかにレスポンス良くてしかもカラーで、ペンを使えたとしても、紙に描くのとは圧倒的に違う違和感。
それは、文字を表示する素子とのあいだにガラスやタッチパネルの厚みがあることで、ペン先と実際に描画されている位置のズレがあることと、やっぱりツルツルのガラス板の上でペンを走らせているということ。
デジタルペーパー「DPT-RP1」は、フチのベゼルとの段差もなければ、表示するの上には極薄のタッチセンサーと特殊加工シートを施したパネルが、まさに紙っぽさ全開!
指ざわりもスタイラスペンで描いても紙の感覚に限りなく近い。
フェルト芯を使えば鉛筆感覚だし、POM芯を使えばボールペン感覚。
だからそもそもタブレットとは根本が異なるし、自分の使いたいデバイスでチョイスすれば良い。単純に優劣の話ではない。
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●前モデル「DRP-S1」から新モデル「DPT-PR1」はどこが進化したのか?
前モデルのデジタルペーパー「DPT-S1」は、基本的な電子ペーパーというところは変わっていないので、無理にデジタルペーパー「DPT-RP1」にしなきゃいけないという事もない。
ただ、さすがに発売された2013年からすると3年半以上の年月が経って、そこで進化したり改良された部分も多々ある。
動画を見てもわかるとおり、処理性能が変わったことでレスポンスは大きく改善。
ページ送り、画面の回転、左右見開き、サムネイル表示、画面の拡大といった、みたい状態に変化できることもだし、その動作についてもこれくらいで反応してくれるとストレスはかなり減ってくる。
それから、ディスプレイの13.3型というサイズは同じままで、「DPT-RP1」は解像度が1650×2200ドットへと、「DPT-S1」の解像度1200×1600ドットから高解像度化した恩恵もあって、特に細かい文字や画像のドット感がおもいっきり減っている。
上記のサンプルは大学ノートの1行(をちょっとはみ出して書いたくらい)に書いた小さい文字ではあるけれど、これほどまでに違いがハッキリとわかる。
書いた文字に限らず、PDFデータのキレイな文字や画像を見ても滑らかさやくっきり具合の差がわかる。
それから、蛍光灯のような光が画面にかかった場合、「DPT-S1」ではディスプレイ面がツルツルで少し光沢を持っていることもあって白く反射することもあったけれど、「DPT-RP1」ではそれもかなり抑えめになっているということ。
「DPT-S1」をフォローするわけではないけれど、これがガラスの液晶パネルであれば、盛大に蛍光灯がクッキリハッキリ見えるほど反射している状態なので、「DPT-S1」が反射するというわけで決してない。
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●紙に極限まで近づいていくデジタルペーパー「DPT-PR1」
何度もいうけど、カラー表示もできなければ、PDFしか扱えないし、レスポンスもタブレット端末には当然かなわない。
けれど、デジタルペーパー「DPT-RP1」を触るとわかる。
あぁ、これは”紙”だ。
”紙”の使い勝手の進化先は、タブレット端末じゃなくてデジタルペーパーなんだなと。
見た目にA4サイズで厚みが5.9mmの重さが349gのもはやノートのようなものというか、紙だって結局たくさん束ねておこうと思ったらバインダーに挟んだりするわけで、そうこうしてるとあっというまに350gくらい超えてしまう。
しかも、ベゼルと画面の境界のないオモテ面もウラ面も手触りが、そこはかとなく”紙”っぽい。
画面にはPDFの文字や絵が表示されっぱなしで、すぐ画面が消えるんじゃ?とか、点けっぱなししてたらバッテリーがもったいないいうスマホやタブレットで当たり前になってしまったマイナスな常識にとらわれなくていい。
未だに捕らわれて離れられない紙媒体をデータ化したらこんなに楽ちんになるのかって感覚が超ツボにハマる。
使い勝手も随分とよくなってるので、それもやってみよう。
続く。
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●デジタルペーパー「DPT-RP1」とアクセサリー
デジタルペーパー「DPT-RP1」
ソニーストア販売価格:79,800円(税別)
DPT-RP1専用スタイラスペンセット「DPTA-P1」
ソニーストア販売価格:8,800円(税別)
DPT-RP1専用スタイラスペンフェルト替え芯「DPTA-RTF1」
ソニーストア販売価格:2,100円(税別)
DPT-RP1専用スタイラスペンPOM替え芯「DPTA-RTP1」
ソニーストア販売価格:2,100円(税別)
DPT-RP1専用フリップケースタイプケース「DPTA-RC1」
ソニーストア販売価格:8,800円(税別)
デジタルペーパー用ACアダプター「AC-UUD12」
ソニーストア販売価格:2,100円(税別)
・週刊アスキーが電子書籍化されたから、いろんなガジェットで読んでみようw
・自分の手持ちの本をPDF化してSonyTabletを電子本として楽しむ。
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