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ソニー レンズ一体型カメラ RX10シリーズの第5世代モデル「RX10 V」実機レビュー。(外観編)デザインも操作系も現行のEマウントαシリーズと同じスタイルに一新!

ソニーから9年ぶりに登場した、レンズ一体型デジタルカメラRX10 V「DSC-RX10M5」

前モデルRX10 IVの登場は2017年。

事前に出てきたティザー動画の段階で”RX10”とモロにかかれていたので、誰もが予想できてしまった感もあるけれど2026年7月9日(木)についに正式発表となった。

RX10シリーズはこれまで、新機種が出るたびに強烈なαシリーズに話題をさらわれて不遇な事も多かった。

今回も実は触るまでは「見た目が少し変わったけど、1インチセンサーの一体型コンデジというところは変わってないしな」とそこまで期待していなかったというのが正直な感想。

ところがどっこい、先行展示が始まったソニーストア福岡天神で実機を触っみたらテンション爆上がりしてしまった。

使う前と使ってみてのギャップがここまで大きいカメラも珍しい。

・RX10V(DSC-RX10M5) | デジタルスチルカメラ Cyber-shot サイバーショット | ソニー
・デジタルスチルカメラ Cyber-shot サイバーショット | ソニー

●デザインも操作系も現行のEマウントαシリーズと同じスタイルに一新!

まずは、外観・操作性。左がRX10 V、右がRX10 IV

RX10 IVのデザインは、どちらかというと当時まだ現役だったソニーのAマウント機に寄せた形状だった。

ところが今回のRX10 Vは外観が完全に刷新されて、現行のEマウントαシリーズと共通のデザインと操作系になっている。

大きさについては、わずかにRX10 Vが大きく・重いけれど、ほぼ変わらず。

外形寸法(幅 x 高さ x 奥行)
約136.4 x 94.5 x 151.3 mm(レンズ先端からファインダーまで)
約136.4 x 94.5 x 131.9 mm(レンズ先端からモニターまで)

質量:約1111 g
バッテリーとメモリカードを含む

外形寸法(幅 x 高さ x 奥行)
132.5 x 94.0 x 145.0mm(レンズ先端からファインダーまで)
132.5 x 94.0 x 127.4mm(レンズ先端からモニターまで)

質量:約1095g
バッテリーとメモリカードを含む

αシリーズのデザインがそのまま活かされたグリップとボタン配置。

グリップが明らかに大きく、深くなっていて、がっちりと確実に指がかりして握れる形状になっている。

よくみるとEマウントのというか、α7系ではなくてフラッグシップのα1 IIのグリップ形状に近い。

RX10 VとRX10 IVのグリップを見比べると、露骨に違う。

レンズ一体型のグリップなんてオマケみたいなものだと思っていただけに結構驚き。

本体重量もバッテリーとメモリーカード込でも約1.1kgくらいなのでガッチリつかんだまま余裕で振り回せる。

デジタル一眼カメラを使っている身からすると、片手持ちをして焦点距離600mmの映像を撮れるってどういうこと?と混乱してしまいそうになる。

バッテリーはαシリーズと同じZバッテリー。高性能でもロングスタミナ。

グリップが大きくなった事と連動して、バッテリーが、現行のαシリーズに採用されているZバッテリー「NP-FZ100」に変更。

RX10シリーズはそもそもレンズが電動ズームだったり、さらに言えばBIONZ XRやAIプロセッシングユニットを搭載したことで消費電力が間違いなく増えている。

容量の小さいWバッテリーを採用していたRX10 IVのスタミナ性能にも不満があっただけに、性能が上がったうえにバッテリーの持ちが良くなっているのは素直に嬉しい。

<静止画撮影可能枚数> 
          RX10 V RX10 IV
ファインダー使用時:約570枚 約370枚
液晶モニター使用時:約630枚 約400枚

<連続動画撮影> 
          RX10 V RX10 IV
ファインダー使用時:約205分 約135分
液晶モニター使用時:約210分 約135分

RX10 VとRX10 IVのバッテリーを収めるグリップ部を見てみる。

そもそも小さいグリップだったRX10 IVだと、Wバッテリーを収めるのが精一杯メモリーカードスロットは本体横に配置されていた。

ところが、RX10 Vは、Zバッテリーが入ったうえにメモリーカードスロットも同居している。

三脚穴に取り付けるものによっては干渉してフタの開け締めができなるなるんじゃ?という心配もあるけれど、一般的な三脚ならまず問題はなさそう。

また、フタ部分に四角く小さな通り道があって、これはバッテリー型のDCカプラーを挿入して外部電源から給電しながら撮影することができる。

余談ではあるけれど、RX10 IVのメモリーカードスロットは、対応する記録メディアとして、SDカードとメモリースティック デュオのハイブリッドタイプになっていた。

今とはってな見かける事もなくなってしまったメモリースティックだけど、SONYのレガシー資産を引き継ぐギリギリの世代だったと思うと懐かしさすら感じる。

※現行では、VLOGCAM ZV-1 II も両対応。

カメラ上部の左側にあったダイヤル等の位置も変更されて、現在のαと同様のスタイルに。

静止画/動画/S&Q(スロー&クイック)の切り替えスイッチが下部に独立して配置されていて、その上にモードダイヤルが重なる、最新αシリーズと全く同じ構成になっている。

一体型カメラの特性として、シャッターボタンの周りにズームレバー(W/T)が配置されている。

そのため電源スイッチは、別の場所に持っていかざるをえないのだけどRX10Vは、独立たスイッチになっている。

若干チープに見えなくもないけれど、使い勝手としては超シンプルで扱いやすい。

背面から見たボタン配置や操作系の構成も、現行のEマウントαシリーズと同等。

普段使っているαシリーズのサブ機として持ったとしても使い勝手がほぼ同じなので、迷うことなく切り替えられるのも良い。

感動に値するEVF、RX10 IVとは別次元。正面にタリーランプも新設。

ちょうどRX10 Vのロゴのある向かって正面右上にタリーランプがあって、動画の録画を開始すると赤く光る。

正面側から自撮りや収録をしているときにもちゃんと録画されているねというのがわかりやすい。

液晶モニターは4軸マルチアングルでもバリアングルでもなく、上下のみに動くスタンダードなチルト式。

バリアングルは縦位置で撮影するには良いけれど、スチル撮影するときに光軸がズレてしまう。どっちかというと動画主体。

もちろん理想は4軸マルチアングルではあるのだけれど、そうすると液晶モニターのユニットが巨大化してしまうこともあるし、おそらくコスト上昇にもなるので見送られたのだと思われる。

好みがわかれるところではあるかもしれないけれど、個人的にはチルト式でよかったんじゃないかと思う。

RX10IVとRX10 Vを使い比べて、真っ先にその違いを感じるのがファインダー。

ファインダー倍率が、RX10 IVの0.7倍からRX10 Vでは0.78倍に大型化したうえに、235万ドットから368万ドットへと増えていてEVFは強烈に進化している。

上下に撮影情報が綺麗に表示されて実に扱いやすい。

マクロレンズをファインダーの接眼部に押し当てて、中の画面を撮影したのがコレ。

広々と見えて、しかもきめ細やかで、色の濃さや正確さがRX10 IVとは別次元。

RX10 Vのファインダーを覗いた後にRX10 IVを見ると、何だこれは!?と愕然としてしまって、同じ被写体を見ても見え方がまるで違う。

この時点でRX10IVの中古のほうが安いからこっちでいいやという考え方は全くなくなる。

インターフェースにUSB Type-C端子を搭載、従来の有線リモコンが使えるマルチ端子も継続。

インターフェースは上から、ステレオマイク端子、ヘッドホン端子、HDMIマイクロ端子(タイプD)、USB Type-C端子、マルチ/microUSB。

HDMI端子はさすがにカメラの大きさ的にスタンダードサイズではなくMicro HDMI(タイプD)。

ケーブルを接続したときの堅牢性を考えるとスタンダードが良いのだけれど、さすがにそこまで要求するにのは難しいか。

USB端子は今や当たり前になったType-C、

USB PD (Power Delivery)に対応して急速充電ができるし、USB 3.2 Gen2と転送も高速で、最新αと同様にPCやスマホと繋いで直接ライブストリーミングやリモート撮影もできる。

オマケに、マルチ端子(Micro USB Type-B)も残されていて、既存のソニー製リモートコマンダー(有線シャッターレリーズ)も使えちゃう。

そういえば、RX10 IVの天面に載っていたポップアップ式の内蔵フラッシュは、RX10Vではスパッと無くなった。

たしかにあってくれると嬉しいけれど、光量的に貧弱だったり、それこそ望遠時には光が届かないので正直使うタイミングが難しい。

その代わりといったらおかしいけれど、マルチインターフェース(MI)シューを備えて、別売の外部フラッシュなどのアクセサリーが使える。

デジタルオーディオインターフェースもが組み込まれているので対応マイクを装着すれば、よりクリアな高音質の音声録音もできる。

ちょっと残念だったのは、ストラップを装着する左右の三角環。

最近のαシリーズで採用されている固定されて音が鳴らないタイプではなく、動かすとカチャカチャと音が鳴るRX10 IV同様の仕様のままだった。

まぁサービスパーツで取り寄せればαシリーズと同じにできるけれど、面倒なので最初から変えておいて欲しかった。

1インチセンサーとレンズはRX10 IVと同じものの、中身は丸ごと刷新。BIONZ XRとAIプロセッシングユニットを搭載

搭載されている 1.0型 Exmor RS CMOSセンサーと、ZEISS Vario-Sonnar T* 24-600mm F2.4-4レンズ(フィルター径72mm)の仕様は、前モデルRX10 IVと同じ。

レンズの繰り出し機構や中身の構成、駆動モーター、ズームスピードに至るまで完全に一緒。

そうやって聞くと、なんだよ変わってないのかよと思ってしまうけれど、改めて使ってみると光学性能をはじめとした解像感や画質は思いの外良くてびっくりする。

逆に思いっきり変わったのが、カメラの心臓部・脳みそと言える、画像処理エンジンが「BIONZ XR」と「AIプロセッシングユニット」

RX10IVは、BIONZ X+フロントLSIという、2017年のα9に備わっているものと同等。

RX10Vのそれは、2024年のα1IIと同等にまでジャンプアップして、各方面の性能に影響を及ぼして、カメラ内の処理能力や絵作り、被写体認識能力が最新αと同等にまで引き上げられている。

当然ながらメニューUIも、最新のαシリーズのものに刷新されて、タッチ操作もできるので快適そのもの。

RX10 IVの古い横並びUIの操作系統とは雲泥の差がある。

フォーカス・ズーム・絞りの3連リングで直感的な操作は、RX10 IVを踏襲。

ただし、AFモードダイヤルだったものからAF/MFスイッチに変更、位置も移動されている。

フォーカスホールドボタンは、好みの機能を割り当てられるので、めちゃくちゃ重宝する。

電源を入れると、24mm(ワイド端)の状態でレンズがグーンと少し飛び出す。

600mm(テレ端)までズームを繰り出すと、レンズ筒が最も長く伸びた状態になる。

レンズ筒の上部には焦点距離の目盛りが刻印されている。

ちなみに、レンズフードとレンズキャップはRX10 IVと全く同じものだった。

●パッと見ただけでわからないけれど、驚くほどに使いたくなるカメラ

1インチセンサーと24-600mmレンズがそのまま据え置きだと聞くと、正直な話、変わってないのかよと思っても仕方がない。自分自身もそうだった。

ところが、実際に使ってみるともうこれはヤバいくらいにハマっていってしまった。

操作系は最新のαシリーズと同じになって、グリップはガッチリ握れて24mmから600mmの超望遠までを小さく持ち運んで片手で撮れるというデジタル一眼カメラではありえない超絶機動力。

ファインダーもめちゃくちゃキレイになって撮りたい映像とシンクロできて、性能も9年分まとめて現代のαシリーズの水準に引き上げられたうえに、Zバッテリーを採用したおかげでスタミナ性能まで上がってる。

実際に撮ってみた様子。24-600mmズーム全域の実写、AI被写体認識、飛行機や鳥の動体撮影、ズームアシストの使い勝手については次回に続く。

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●RX10 V「DSC-RX10M5」


デジタルスチルカメラ RX10 V「DSC-RX10M5」
市場推定価格:360,000円(税込)前後
ソニーストア販売価格:未定
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

発売日:2026年7月31日(金)
予約開始:2026年7月16日(木) 10時~

・RX10V(DSC-RX10M5) | デジタルスチルカメラ Cyber-shot サイバーショット | ソニー

 

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