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サウンドバー「HT-A9000」(BRAVIA Theatre Bar 9)、「HT-A8000」(BRAVIA Theatre Bar 8)をソニーストアで体験してきたレビュー。前モデルとのサイズ比較と、サウンドバースピーカーの音質をチェックしてみた。


ソニーの新しいサウンドバーが登場。

「HT-A9000」BRAVIA Theater Bar 9)「HT-A8000」BRAVIA Theater Bar 8の2モデルで、今までにはなかったペットネームを携えて。

どちらも発売日は6月1日(土)ではあるけれど、先行展示されているソニーストア 直営店(福岡天神)で実機を体験してきた。

・映画館のような臨場感あふれるサウンドを楽しむためのホームシアター商品 4機種発売 | ニュースリリース | ソニー
・HT-A9000 | サウンドバー/ホームシアターシステム | ソニー
・HT-A8000 | サウンドバー/ホームシアターシステム | ソニー

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●サウンドバーBRAVIA Theater Bar 9「HT-A9000」、BRAVIA Theater Bar 8「HT-A8000」

「HT-A9000」BRAVIA Theater Bar 9)は、2021年に発売されたフラグシップサウンドバー「HT-A7000」の後継モデル。

「HT-A8000」BRAVIA Theater Bar 8)は、2022年に発売されたサウンドバー「HT-A5000」の後継モデル。

従来のモデルからスピーカーを一新して、小型軽量化されているのが大きな特徴。

特に、前モデルの「HT-A7000」はフラッグシップにふさわしい性能と佇まいは持ち合わせていたけれど、なにしろ大きすぎて設置できないというパターンが多かった。

どれくらい変わったのか?実機を実際に並べて比べてみた。

サウンドバー新旧モデルのサイズを比較

「HT-A9000」「HT-A7000」重ねてみた。(許可を得て行っています。)

横幅は1300mmで全く変わらないけれど、高さで16mm、奥行きで29mm小さくなっていて体積比にして36%もコンパクト化。幅

かなり圧迫感が減ってみえる。

「HT-A9000」:(幅 x 高さ x 奥行)1300 x 64 x 113mm、5.5kg
「HT-A7000」:(幅 x 高さ x 奥行)1300 x 80 x 142mm、8.7kg


特に「HT-A7000」困っていたのは、高さ方向。

テレビの下あたりに被ってしまってテレビ画面が見えないという弊害が発生する場合があった。

そうなると完全に選択の候補から外さざるを得なかったため、64mmに抑えられたことでフラッグシップモデルを導入しやすくなった。

 

それからもうひとつは奥行き方向のサイズ。

ヨコに1300mmあるためにテレビの足との干渉を考慮する場合も踏まえて、テレビ台の前方の設置スペースを確保しないといけない。

約3cmも短くなるとそのぶん設置もしやすくなる。

それに加えてそもそも重量が8.7kgから5.5kgまで軽くなっているので、サウンドバーを壁掛けするとしても壁面の負荷も全然違ってくる。

壁面からの飛び出す量も減るということは、見た目の美しさも不意に手をひっかけてしまうという事故もより起きにくくなる。

そしてこちらは、「HT-A8000」「HT-A9000」を重ねてみた状態。

「HT-A9000」:(幅 x 高さ x 奥行)1300 x 64 x 113mm、5.5kg
「HT-A8000」:(幅 x 高さ x 奥行)1100 x 64 x 113mm、4.7kg
「HT-A5000」:(幅 x 高さ x 奥行)1210 x 67 x 140mm、6.1kg

「HT-A8000」「HT-A9000」は、高さと奥行きは変わらず、シンプルに横幅が違うだけ。

1300mmの余裕がなければ、1100mmの「HT-A8000」を選ぼうという事ができる。

ちなみに、「HT-A5000」と比べると幅110mm、高さ3mm、奥行き16mmと全方位で小型化、体積比で30%もコンパクトになっている。

「HT-A8000」は比較的小さいテレビでも導入できる。

スピーカーの構成と原理を理解する。

「HT-A9000」スピーカー13ユニット585W

高さ方向:イネーブルドスピーカー x2
水性方向:サイドスピーカー x2、ビームトゥイーター x2
センター:22mm径 大型トゥイーター、ウーファー x2
左右  :10mm径 大型トゥイーター、ウーファー x2
低音  :大型ウーファーx4、パッシブラジエーター x4

「HT-A8000」スピーカー11ユニット、495W

高さ方向:イネーブルドスピーカー x2
水性方向:サイドスピーカー x2
センター:22mm径 大型トゥイーター、ウーファー x2
左右  :10mm径 大型トゥイーター、ウーファー x2
低音  :大型ウーファーx4

今回の新しいサウンドバーの最大の特徴と言えるのが、サウンドバー単体で立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)に対応していること。

※従来モデルは、別売のリアスピーカー必須。

サウンドバー単体だけで前から横方向にかけて5つのファントムスピーカーを生成。

「HT-A9000」なら物理的なスピーカー13コに加えて、5コのファントムスピーカーの仮想音源が加わることで、立体音響を味わえる。

「HT-A8000」は、物理スピーカー11コ+ファントムスピーカー5コ。

大掛かりにリアスピーカーまで設置する予定はなくて、サウンドバーだけを設置したいという場合でも、より音に包みこまれる体験ができるのは大きなメリット。

もちろん、オプションのリアスピーカーを追加すれば、最大で11コのファントムスピーカーを生成することができる。

例えば、「HT-A9000」リアスピーカー「SA-RS5」サブウーファー「SA-SW5」の合計物理スピーカーは20コ。

そこに11コのファントムスピーカーの仮想音源が加って、前後左右を取り囲むような立体音響を味わえる。

リアスピーカー「SA-RS3S」の場合はファントムスピーカーは9コ。

サウンドバーを視聴してみた。


「HT-A9000」「HT-A8000」に備わるHDMI 2.1 端子は、8K HDR、4K120pに対応。

ひとつ注意点というか、HDMI入力端子は1つということ。

「HT-A7000」にはHDMI入力端子が2つあったため、入力端子が一つでも多いほうが良いという場合は、「HT-A7000」を選ぶほかない。

ちなみに、BRAVIAには入力端子が4つあって、そのうちのひとつをサウンドバーと接続すると、サウンドバーの1入力とBRAVIAに残った3入力の全部で4つの機器を接続できるという事になる。

「ドルビーアトモス」「DTS:XIMAX® Enhanced 認証も取得し最近のハイエンドな配信で主流のフォーマットに対応している。

リモコンは小さくてシンプルなものになっていた。

これだけでコントロールできるのか?と思ったけれど、だいたいこれで事足りる。

そもそもBRAVIAのリモコンでも使えるし、今回はスマートフォンアプリ「BRAVIA Connect」でも使えるし、まぁ困ることもないかと。

スピーカーを設置したあとに最初にやる最適化の儀式(キャリブレーション)も、スマートフォンアプリ「BRAVIA Connect」から。

なんでわざわざ?と思ったら、今まではスピーカー間の距離、側壁までの距離、天井までの距離を測るだけじゃなくて、スマホのマイクを使って視聴位置にも合わせて最適化してくれるらしい。

「HT-A7000」よりもコンパクトになったのは良いとして体験に影響があるんじゃ?というのは杞憂だった。

「HT-A9000」映画を視聴してみると見た目のスリムさとは裏腹に、室内で甲高く響き渡る音からズンと重く低音の鳴り響き、セリフの明瞭さなどテレビスピーカーとは別次元。

サウンドバー単体で使った場合。「HT-A8000」「HT-A9000」とでは、低音の立ち上がりや迫力、音の包まれ方が違ってくる。

2モデルを比較すると「HT-A8000」はどっちかというとサウンドバーの周辺の前方よりに感じられるものが、「HT-A9000」では自分の視聴一からより左右への回り込みを感じられる。

それを踏まえて「HT-A9000」に、リアスピーカー「SA-RS5」サブウーファー「SA-SW3」を足した状態で視聴。
(センター出力は、BRAVIAに接続。)

当然後ろに物理スピーカーがある事もあって、後方に加えて上方向に音のめぐりが明確に感じられるようになって全方位に包まれている感がさらに増す。

これ味わうと、理想としては全部揃えたくなる気持ちが芽生えてくる。

別記事でも書くけれど、映画の世界に入り込んだような立体音響は、ホームシアターシステム「HT-A9M2」(BRAVIA Theater Quad)のほうが、圧倒的に上。

それはそれは凄いの一言に尽きる。

ただ、それは直接的に比較するとという事であって、全体に音に包まれている中にあってセリフの前方定位や聞き取りやすさは「HT-A9000」がイイねと感じられる。

ミュージックビデオや音楽を視聴するという場合も、物理ステレオの明瞭さとか楽曲を聞き入るという意味での心地よさは「HT-A9000」が頭一つ抜き出ている。

 

ホームシアターシステム「HT-A9M2」は、4つのスピーカーを配置することが大前提で、立体音響を全身で浴びれる快感は他には代えがたい。

ただなかなか難しいのは、現実として自分の部屋に置くという状況を考えないといけないということ。

後ろにスピーカーを電源を確保して設置することができるか?をクリアしないといけない。

これは自分だけの問題ではなくて、家族の心情も考慮しないといけなかったりとなかなか悩ましい。

テレビに、サウンドバーなら増設するだけであれば、はるかに導入しやすい。

今回スリムになったことと、2つのサイズをチョイスできることで設置のハードルは前モデルよりもかなり下がった。

おそらく設置して視聴すると、絶対にテレビ単体では味わえない臨場感を味わえるし、単独で立体音響も体験できる。

テレビと連動する必要もなくて、スマホの音楽を再生してもいいし、Spotify Connect™ や Apple AirPlayで音楽を聴くために使っても、そこいらのワイヤレススピーカーとは比べ物にならないほどのいい音で楽しめる。

もしも後からスピーカーが欲しくなれば買い足せば良い。

バッテリー内蔵型のワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」を導入。使いたいときだけ設置、サウンドバー「HT-A7000」が全方位からの音に包みこまれるような臨場感にグレードアップする!

低域をマシマシにしたいと思えば、サブウーファーは無指向性かつワイヤレスなので部屋の置ける場所に置けば良い。

リアスピーカー「SA-RS5」なら、バッテリー駆動できるので映画を観たいとかゲームをしたいという時だけ後ろにポンと置くだけだし、使わないときは片付けることもできる。

自身の環境(部屋の間取りや家族の意見)に合わせて導入しやすくて、後からでもサブウーファーやリアスピーカーを足してさらなる高みにバージョンアップできる。

ひとまずサウンドバー単体で映画もゲームも音楽もあらゆるコンテンツを楽しんでみるのはアリじゃないだろうか。

ホームシアターシステム「HT-A9M2」(BRAVIA Theater Quad)をソニーストアで体験してきたレビュー。前モデルとの比較と、立体音響をチェックしてみた。

 

<参考:サウンドバー「HT-A7000」実機レビュー>

 

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●ホームシアターシステムBRAVIA Theater Quad「HT-A9M2」関連製品


サウンドバーBRAVIA Theater Bar 9「HT-A9000」
ソニーストア販売価格:209,000円 (税込)
発売日:2024年6月1日(土)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


サウンドバーBRAVIA Theater Bar 8「HT-A8000」
ソニーストア販売価格:143,000円 (税込)
発売日:2024年6月1日(土)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


リアスピーカー「SA-RS5」
ソニーストア販売価格:88,000 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

バッテリー搭載のリアスピーカー(90w×2)


リアスピーカー「SA-RS3S」
ソニーストア販売価格:60,500 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

リアルサラウンドを楽しめるリアスピーカー(50w×2)

 


サブウーファー「SA-SW5」
ソニーストア販売価格:93,500 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

深みのある圧倒的な重低音を楽しめるサブウーファー(300w)


サブウーファー「SA-SW3」
ソニーストア販売価格:52,800 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

より深みのある豊かな低音を楽しめるサブウーファー(200w)

 

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●ホームシアター サウンドバー AVレシーバー ラインナップ


ホームシアターシステムBRAVIA Theater Quad「HT-A9M2」
ソニーストア販売価格:330,000円 (税込)
発売日:2024年6月1日(土)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


ホームシアターシステム「HT-A9」
ソニーストア販売価格:297,000円(税込)⇒286,000円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

サウンドバー「HT-A7000」
ソニーストア販売価格:198,000円(税込)⇒187,000円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

サウンドバー「HT-A5000」
ソニーストア販売価格:132,000円 (税込)⇒121,000円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

サウンドバー「HT-A3000」
ソニーストア販売価格:88,000円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

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