α7V「ILCE-7M5」新機能② 静止画と動画の画面表示をそれぞれカスタマイズ、”ヒストグラム+水準器”同時表示、ファインダー画面下の「フッターカスタマイズ」が可能に。

ブラックアウトフリーの最大30コマ/秒高速静止画撮影と、7Kオーパーサンプリング4K60p動画記録に対応するというベーシック機と思えない進化に注目が集まるα7 V「ILCE-7M5」。

それ以外にも今までのαシリーズから進化した機能が多数ある。

今回は、α7 V新機能の一つ、ファインダー「フッターカスタム」機能について解説。

・α7 V | デジタル一眼カメラα（アルファ） | ソニー

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●α7 V「ILCE-7M5」画面表示のカスタム機能の進化

α7 V「ILCE-7M5」は、368万ドットの高精細OLEDビューファインダーを搭載。

0.78倍のファインダー倍率、撮影画像の対角視野角約37.3度、23mmのハイアイポイントを備えている。

ファインダー自体は、α7IVから更新されておらず同性能ではあるものの、機能が大幅に向上している。

静止画と動画で別々にカスタマイズ可能。

まず、α7 Vの画面表示の設定は、「静止画」と「動画」それぞれにカスタマイズ、さらに「背面モニター」と「ファインダー」に個別にカスタマイズできるようになった。

画面表示の設定場所は、MENU→（セットアップ）→［操作カスタマイズ］→［DISP(画面表示)］→［背面モニター］または［ファインダー］から。

水準器とヒストグラムの同時表示が可能。

メニュー項目は以下。

全情報表示 ：撮影情報を表示する。
情報表示 なし ：撮影情報を表示しない。
ヒストグラム ：画像の明暗をグラフ（ヒストグラム）で表示する。
水準器 ：カメラの前後方向（A）、水平方向（B）の傾きを指標で示す。水平、平衡状態のときは、表示が緑色になる。
（レンズが真上や真下を向いている状態では、水準器は機能しません。）
ヒストグラム+水準器：ヒストグラムと水準器を表示する。

※「背面モニター」にのみ以下の項目がある。

ファインダー撮影用：モニターには被写体を表示せず、撮影情報のみを表示する。
モニター消灯 ：撮影時は常にモニターが消灯するが、再生時やMENU操作時はモニターを使用できる。

この画像は、α7 Vのファインダーを直撮りしたもの。

従来のαでは、「ヒストグラム」・「水準器」のうちどちらか一つだけしか表示することができなかったけれど、α7 Vでは「ヒストグラム+水準器」表示が可能に。

画面の中央に露出値の「ヒストグラム」と、右下に「水準器」を同時表示できるようになっている。

静止画時に「ファインダー」のフッター表示のカスタマイズが可能。

さらに静止画撮影のファインダーに、「フッター（ファインダー右下部分）」の表示を自分の好みに設定できる。

カスタムした設定は3つまで記憶できる。

「フッター」とは、映像の外枠の下部にある右側部分の事。

α7 Vのファインダーを覗いたときに、自分の好みの設定を表示できるというもの。

カスタム画面（フッターカスタム）」は画像のように、上の段から項目（撮影情報）を選び、下の段の最大5つ枠にカスタマイズできる。

項目（撮影情報）は、1ブロックと2ブロック占有するものがある。

設定可能な項目は、以下の通り。

＜1ブロック＞
・ドライブモード
・シャッター方式
・フリッカーレス撮影
・測光モード
・フラッシュモード
・露出補正
・プリセットホワイトバランス
・Dレンジオプティマイザー
・クリエイティブルック
・PP（ピクチャープロファイル）
・フォーカスモード
・フォーカスエリア
・NotSet（非表示）

＜2ブロック＞
・水準器（水平のみ）：水平の傾きを表示
・ホワイトバランス
・AF時の被写体認識/認識対象
・時刻

項目（撮影情報）を選んで自分の好みに配置するだけ。

2ブロック消費する場合重なったブロックは上書きされる。

ちなみに、「hh:mm:ss」を配置すると、フッターに現在時刻を常時表示できる。

撮影中でも時間が把握できるため、ポートレート撮影や運動会など撮影スケジュールが決まっているイベントなどではかなり重宝する。

カスタム設定では、「露出値表示」を常時もしくは一定時間でタイムアウトにするかを選択可能。

ヒストグラムと、水準器それぞれにチェックを入れてオンオフが選べる。

フッターとともにカスタム設定を最大３つまで記憶できるので、シーンごとに使い分けもできる。

実際の操作している動作はこのようになる。

最新のα7 Vに搭載された「ヒストグラム+水準器」と「フッターカスタム」表示は、かなり便利な機能。

ぜひα7 Vだけでなく既存のαシリーズにもアップデートで搭載してほしい。

α7V「ILCE-7M5」の静止画性能をチェック！フラグシップα1 IIと同等の機能や、さらに新しい機能を備えるベーシックモデル。

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2025年12月9日（火）10時予約開始
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