ソニー 4K3板式CMOSセンサーExmor R搭載XDCAMハンディカムコーダーフラッグシップモデル『PXW-Z300』発表。2025年9月下旬以降発売、希望小売価格1,197,900円（税込）。

ソニーは法人向け製品として、1/2型 4K 3板式 CMOSイメージセンサーExmor R（エクスモアアール）と、最新の画像処理エンジンBIONZ XR（ビオンズ エックスアール）、AI処理専用のプロセッシングユニットを搭載し、3連リングのフルマニュアルレンズを備えたXDCAM^™ハンディカムコーダーのフラッグシップモデル『PXW-Z300』を発表。

4K 60pの高画質記録に加え、AIによる被写体認識で高精度なオートフォーカスに対応するほか、柔軟な撮影スタイルを実現する「フレキシブルLCDアーム」や、スマートフォンやデータトランスミッターを本体に直接装着可能な「サイドVマウント」を新たに備える。

ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」のような通信デバイスを活用したネットワーク機能も強化し、撮影現場からのライブストリーミング配信や、収録したファイルのネットワーク伝送など、5Gやクラウド技術を活用した映像制作ワークフローの実現をサポートする。

また、カムコーダーとして世界で初めて、動画への真正性情報の記録にも対応する。

発売日は、2025年9月下旬以降。

メーカー希望小売価格は、1,197,900円（税込）となっている。

ソニーは昨年、4K 60p/120p記録対応のXDCAM™メモリーカムコーダー『PXW-Z200』とNXCAM™カムコーダー『HXR-NX800』の2機種を発表済み。

今回は、それらの製品の上位モデルを発表した形となる。

・報道取材や制作現場での運用性を高め、動画への真正性情報の記録にも対応 4K 3板式 CMOSセンサー搭載　XDCAMハンディカムコーダーのフラッグシップモデル『PXW-Z300』発売
・プロの現場に、妥協なき機動力を | 映像制作機器 XDCAM／NXCAM | ソニー

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●4K 3板式 CMOSセンサー搭載　XDCAMハンディカムコーダーのフラッグシップモデル「PXW-Z300」

XDCAMメモリーカムコーダー『PXW-Z300』は、1/2型4K ExmorR 3CMOSセンサーを搭載する4K60Pハンディカムコーダー。

個人向けではなく、法人向けとして販売される。

真正性情報を記録するC2PA規格に対応し、カムコーダーとして世界で初めて動画に電子署名を付与して記録することが可能。

映像の真正性対応は将来的に提供予定としている。

有効3840×2160画素 4K ExmorR CMOSイメージセンサーを3板式で搭載することにより、感度F12の高感度を実現。

1/2型サイズによる番組や取材、イベント収録用途に適した適度な被写界深度、3板式ならではの高い色分解性能を引き出すことができる。

また画像処理エンジンには、リアルタイム処理に対応した最新世代の BIONZ XR 画像処理エンジンを搭載。

1/2型 4K ExmorR CMOSイメージセンサー 3板式の性能を最大限に引き出すことができる。

全画素読み出しにより、極めて高品質な4K60p映像を実現し、高い階調表現や忠実な色再現性能などを実現。

AIプロセッシングユニットを搭載し、写体の骨格情報や姿勢などの情報に基づき、高精度な被写体認識を実現。

従来は認識が難しかった小さな被写体や、顔の向きが斜め、影の中、逆光といった難しい環境でも安定した認識を維持することができる。

自動で構図を調整し、画面中央に人物を配置することもできる。

進化したオートトレーシングホワイトバランス機能により、自然なホワイトバランスを保つことも可能。

レンズには、ズーム比17倍、焦点距離30.3-515mm（35mm換算）の「フルマニュアルレンズ」を採用。

ショルダーカムコーダー用レンズと同じように、リング操作に対して実際の動作の遅れが無く、各リングが回転範囲の終わりで止まるため回転角による直観的な操作が可能。

フォーカスリングは、前後にスライドし、オートフォーカスと、フルマニュアルフォーカスを切り換えることもできる。

搭載されるフレキシブル LCD アームにより、撮影時の視認角度を自在に調整可能。

カメラを肩に担いだ状態でも快適に画面を確認できるよう、レンズを前方へ配置することができる。

レンズの光軸に沿ってフレキシブルアーム位置を調整することで、多様な撮影スタイルに適応する。

LCDモニターには、3.5型、約276万ドットの大型タッチパネルを採用している。

タッチトラッキングやタッチフォーカスに加え、メニューやファンクションメニューのタッチ操作が可能。

屋外などの明るい環境でも、フォーカスや撮影映像を自信を持って確認できる高輝度モニター。

付属の液晶フードは、液晶モニターの上下の溝にスライドさせるだけで簡単に取り付けられ、フードを取り付けたままでもモニターを折りたたんで収納することもできる。

電子式可変NDフィルターを搭載。

電子式可変NDフィルターを使用することで、カメラの露出設定を変更することなく、映像の明るさを自在に制御が可能。

NDモードを「VARIABLE」に設定すれば、シンプルなダイヤル操作で1/4から1/128 NDまで滑らかに調整することができる。

オートND機能を活用すれば、最適な露出を自動維持できるため、屋内外を素早く移動する撮影シーンで活用できる。

カメラ本体に内蔵された光学式手ブレ補正により、手持ち撮影時のブレを最小限に抑える。

LCD モニターをレンズ前方に配置し、カメラを胸や肩に固定することで、歩きながらの撮影でも高い安定性と機動性を確保可能。

Wi-Fiまたは有線接続を介して、多彩なネットワーク機能をサポート。

一度、送信先設定を登録すれば、カメラをWi-Fiやその他のネットワークに接続するだけで、自動的にファイル転送が開始される。

さらに、対応するライブストリーミングサービスや人気の動画共有サイトに直接配信可能。

RTMP / RTMPSおよびSRTプロトコルに対応し、単独オペレーターでも録画から配信までを効率的に管理することができる。

ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」（別売）をカメラに接続すると、より高品位なCreators’ App for Enterprise から「C3 Portal（シースリーポータル）」（有償）への QoS を活用し安定したライブストリーミングが実現することもできる。

デュアルメモリーカードスロットを搭載。

それぞれ、CFexpress Type Aおよび SDXC UHS-II / UHS-I メモリーカードに対応していて、2枚のメモリーカードにフル解像度の映像と低解像度のプロキシを同時録画可能。

リレー録画機能を活用すれば、途切れることなく撮影を続けることもできる。

PXW-Z280、PXW-Z200、HXR-NX800、FX9、FX6など、ソニーの他の業務用カムコーダーとのバッテリー交換にも対応する汎用性の高いリチウムイオンバッテリー「BP-U35」、「BP-U70」、「BP-U100」を利用することができる。

さらに、USB Power Delivery（PD）対応のACアダプターを使用して、カメラに電源供給が可能。

規格化されているスクリューロック機構により、USB ケーブルの不意な抜けを防ぎ、安定した電源供給を実現する。

内蔵の冷却ファンと戦略的に配置された通気口は、電気系統と分離されており、効果的な放熱を実現し、最適な動作温度を維持。

防塵・防湿設計により、安定したパフォーマンスを確保している。

・PXW-Z300 | 映像制作機器 XDCAM／NXCAM | ソニー

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●新発売カムコーダー

XDCAMメモリーカムコーダー「PXW-Z300」
メーカー希望小売価格：1,197,900円（税込）

XDCAMメモリーカムコーダー「PXW-Z200」
メーカー希望小売価格：649,000円（税込）

SDI端子・TC端子 搭載、XAVC（MXF）記録 対応　

NXCAMカムコーダー「HXR-NX800」
メーカー希望小売価格：506,000円（税込）

SDI端子・TC端子 非搭載、XAVC（MXF）記録 非対応

1.0型積層型CMOSイメージセンサーExmor RS、BIONZ XR、AIプロセッシングユニットを搭載する4K 60p/120p対応ハンディカムコーダー「PXW-Z200」「HXR-NX800」が、2024年9月13日発売。

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