ヨーロッパでフルサイズ対応の広角ズームレンズ 「SEL1635Z」を発表。
ソニーは、9月16日(火)からケルンで始まる写真・イメージングの世界最大の見本市photokina フォトキナ ワールド・オブ・イメージングのソニープレスカンファレンスで、フルサイズ対応のFEレンズ、Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS 「SEL1635Z」を発表!
・Erweitert den Horizont: Sony stellt neues Vollformat-Weitwinkelzoom vor
・Vario-Tessar T* FE 16-35 mm F4 ZA OSS「SEL1635Z」:SONY UK
<追記:「Photokina2014」出展情報を国内でも発表。>
・世界最大規模の写真・映像関連の展示会「Photokina2014」出展のご案内:SONY
「SEL1635Z」は、35mmフルサイズ対応のFEレンズとして、2014年中に発売されるとされているF4ズームレンズのうちの1本で、今年発売となった
Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS 「SEL2470Z」
FE 70-200mm F4 G OSS 「SEL70200G」
とならぶ、通しでF4の広角ズームレンズ。Carl Zeiss T*コーティングと大口径の非球面レンズを採用。光学式手ブレ補正機構を内蔵、防塵防滴設計。
焦点距離:16-35mm(APS-C 35mm換算:24-52.5mm)
F値 : F4
レンズ構成 : 10群12枚
絞り羽根 : 7枚 円形絞り
最短撮影距離 : 28cm
フィルター径 : 72mm
サイズ : 78×98.5mm
質量 : 518g
価格は、ソニーストアUKで€1.289
全域でF4のメリットは、望遠側でF5.6やF6.3となるズームレンズに比べると明るくて広角側でも同じF4と変わらないという事は、撮る時の露出をどの焦点距離でも条件が変わらなければ露出を一定にして撮ることができる。
さらに高級なレンズとして通しF2.8というレンズもあるけれど、レンズ自体がかなり大きいという事と、金額が非常に高価という事もあって(というかそもそもまだFEレンズでF2.8は発売されてない。)軽量コンパクトがウリなEマウントのαシリーズとの組み合わせとすると通しF4レンズは、クオリティと使い勝手と機動性とのバランス がとても良い。
他、ガイドナンバー32、LEDライトを採用した230gと軽量なフラッシュ「HVL-F32M」や、マルチ端子に接続して受光部をシューに取り付け可能なワイヤレスリモコン「RMT-VP1K」も発表されている。
・Mehr Licht & besserer Ton: Sony stellt neues Zubehör für Kameras und Camcorder vor
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●気になるFEレンズ開発ロードマップのゆくえ
また、photokina(フォトキナ)のソニープレスカンファレンスでは、さらにこてから予定されているレンズを発表。 ePHOTOzineではわかりやすいロードマップも掲載されている。
・Sony Lens Roadmap 2015 Plus New FE Full-frame Lenses
既に発表済みの、Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS 「SEL1635Z」、FE PZ 28-135mm F4 G OSS 「SELP28135G」につづいて、FE24-240mm F3.5-6.3 OSS、28mm F2.0、Distagon Tツァイス 35mm F1.4、 90mm F2.8 Macro G OSS、と並んでいる。
あくまでも予定は未定で国内も含めどうなるかはわからないので参考程度に。
現時点(9月16日午前11時)での国内のFEレンズ開発ロードマップには、上記ラインナップから見えなくなってしまっているカールツァイスレンズの大口径単焦点レンズが掲載されていて、他のレンズについては不明。
タイミングはズレるとしても、国内で発表されるだろうから、今はひたすら情報を待とう。