ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「ULT WEAR」レビュー。高いノイキャン性能と音質、通話品質を持ちながら、ワンボタンで非日常を味わえる超重低音「ULT POWER SOUND」。
重低音に特化したソニーの新しいブランド「ULT POWER SOUNDシリーズ」を2024年4月26日(金)より順次発売。
その中で、唯一のヘッドホンとなるワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「ULT WEAR」は、ライブ会場にいるかのようなサウンドに重低音をブーストするULTボタンを備えている他、他高性能な統合プロセッサーV1を搭載、LDACに対応。
主な特徴は、以下の通り。
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「ULT WEAR」
ソニーストア販売価格:33,000円(税込)
10%OFFクーポン適用:29,7,00円 (税込)
発売日:2024年4月26日(金)
特徴:重低音を付加するULTボタン搭載、LDAC対応、NC時約30時間(NCオフ時50時間)、約255g。
・アリーナの最前列にいるような重低音を体感できる新商品群「ULT POWER SOUND™」シリーズ スピーカー2機種とヘッドホン1機種を発売
・ULT FIELD 1 | アクティブスピーカー/ネックスピーカー | ソニー
・ULT FIELD 7 | アクティブスピーカー/ネックスピーカー | ソニー
・ULT WEAR | ヘッドホン | ソニー
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目次
●ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「ULT WEAR」
「ULT WEAR」は、ソニーが新しく展開する「ULT POWER SOUNDシリーズ」のワイヤレスヘッドセット第一弾。
ソニーは、今まで低音域重視の音作りを迫力の重低音で再現する「EXTRABASSシリーズ」を展開していたけれど、今回新たに新ブランドを立ち上げたということになる。
現行モデルで言えば、ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetooth対応ワイヤレスヘッドセット「WH-XB910N」とコンセプトが近く、おそらくこの後継モデルに相当する。
専用のドライバーユニットと「ULTボタン」でかんたんに重低音をブースト
最大の特徴は、「ULT POWER SOUNDシリーズ」は全てのモデルに備わる「ULTボタン」。
ULTボタンを押すことで、かんたんに重低音マシマシの音源に変えてしまう。
とてもわかりやすいボタン。
ULT POWER SOUNDの効果は3段階に分かれていて、「OFF」・「ULT1」・「ULT2」から切り替えることができる。
「ULT1」は、量感のある重低音とクリアなボーカルをバランスよく楽しめるモード。
「ULT2」は、さらに重低音を強調して、強烈なグルーヴ感を体感できる。
「ULT WEAR」には、今回のモデルのために専用設計された40mm ドライバーユニットを採用。
ハイコンプライアンス化による迫力のある重低音再生と、クリアな中高域再生を得意として、音楽を圧倒的な臨場感で楽しむことができる。
ポータブル向けとして高いS/N比と歪みの少ない特性を持つD/A変換回路・ヘッドホンアンプを採用した統合プロセッサーV1を搭載。
これは、フラッグシップモデルの「HW-1000XM5」に搭載されているものと同じ。
圧縮された音源で失われがちな高音域をCD音質相当へアップスケーリングする「DSEE」も備える。(DSEE HXは非搭載。)
Bluetoothコーデックは、LDAC、AAC、SBCに対応。
ヘッドホンのパッドは、柔らかく滑らかなイヤーパッドと耳まわりのスペースを広くしたことで長時間使用しても疲れにくい装着感。
高い装着性と気密性を両立した立体縫製イヤーパッドにより耳当たりよく快適な着け心地になっている。
頭頂部もゆったりした形状のヘッドバンドと厚みのあるヘッドクッションが柔らかくフィットして長時間リスニングも苦痛にならない。
全体重量も255gととても軽い。
ノイキャン性能と、外音取込や通話中の風ノイズ抑えて、通話品質もアップ
「ULT WEAR」は、左右それぞれに外側と内側に2つ、合計で4つの「フィードフォワード・フィードバックマイク」を搭載。(たデュアルノイズセンサーテクノロジー)
フィードフォワードマイクは、ノイズキャンセリングや外音取り込み中の風ノイズを最小限に抑える低減構造を採用している。
ここでも、統合プロセッサーV1のおかげも手伝って、ノイキャン性能はフラッグシップモデルに匹敵する。
ノイキャン中に急に会話したい、外の音を聞きたい!といった場合でも、右のハウジングを覆うようにタッチすることで、一時的に音楽の音量を絞って周囲の音を取り込んで聞きやすくすることもできる。(クイックアテンションモード)
静電容量センサーにより、ヘッドセットをはずすと音楽を一時停止、装着すると音楽再生といったこともできる。
通話についても、高精度ボイスピックアップテクノロジーを採用しているので、騒音のあるようなシチュエーションでもちゃんと声を届けられる。
各部の機能
「ULT WEAR」は、左側ハウジング部分に、ULTボタン、NC/AMBモードボタン、電源・ペアリングボタンの物理ボタンを搭載。
NC/AMBモードボタンを押すことで、ノイズキャンセリング、外音取り込み、機能オフを切り替えることが出来る。
電源ボタンを長押しするとペアリングモードになる。(Google Fast Pairや、Windows 11/10とのクイックペアリングに対応。)
Siriや Googleアプリの音声アシスタント機能の起動や、Google アシスタント とAmazon Alexaにも対応する。
右側ハウジング部をタッチすると、再生や一時停止、音量の調整、曲送りや前曲の頭出し、電話の着信を受けたり終話させたりといった基本的な動作をプレイヤーを触らなくても直感的に操作できる。
「ULT WEAR」の充電端子はUSB type-Cで、バッテリー切れから満充電にまでかかる時間は約3.5時間。
3分充電で1.5時間再生、10分充電で5時間再生といった急速充電にも対応していて、すぐに使いたい時にも困らない。
バッテリー持続時間についても、30時間(NCオン時)/50時間(NCオフ時)とかなりのスタミナ性能。
充電切れの時でも1.2mのヘッドフォンケーブルが付属して有線での接続としても利用できる。
ハウジング部とヘッドバンド部には、スイーベル&折りたたみ機構も採用。
持ち運ぶ際に折りたたんだり、ケースにしまう際にとても便利。
「ULT WEAR」は、付属品として、キャリングケースもある。
メッチュタイプで軽い素材で、ダークグレー調のカラーで中央にSONYのロゴが入っている。
ヘッドセットを折りたたんで収納するので、コンパクトに持ち運ぶことが出来る。
3.5mm有線オーディオケーブルや、充電用のUSBケーブルも収納できるので便利。
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●便利なスマホアプリ「Headphones Connect」との連携。
「ULT WEAR」は、便利なスマホ専用のアプリ「Headphones Connect」との連携もできる。
接続しているコーデックの種類やバッテリー残量がひと目で確認できて、「ステータス」、「サウンド」、「システム」「サービス」の4つのカテゴリーに分類された機能を調整できる。
「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」の、外音取り込みのレベル(20段階)を変えることで、周囲の音の取り込み具合を全てアプリで細かく調整できる。
とても便利な機能が、 シチュエーションが変わとノイズキャンセリング効果を自動的に調整してくれる「アダプティックサウンドコントロール」。
あらかじめ止まっている時/歩いている時/走っている時/乗り物に乗っている時の4パターンから、それぞれ外音取り込みのレベルを好みで設定しておくことで、スマホの加速度センサーを利用して、自分の行動ごとに自動的に切り替えてくれる。
周囲のガヤガヤはうっとおしい、けれど必要な情報を聞き逃すのは困る、という贅沢な欲求を調整の手間いらずでやってくれる。
加えて、自身のいる場所に応じてヘッドホンの設定を自動的に切り替える機能を追加。
接続しているスマホのGPSから、自宅や職場といったよく訪れる場所に合わせて、ノイズキャンセリング/外音取り込み設定やイコライザー設定を登録しておくと、その場所付近に到着すると自動で好みの設定に切り替わる。
360 Reality Audio ヘッドトラッキング、360 Reality Audio ヘッドトラッキングなどで、頭の向きに応じて音の方向が変わり新しい音楽体験を楽しむことができる。
2台のスマホと同時接続できる「マルチポイント」機能
「ULT WEAR」は、2台の機器と同時接続して、それぞれで通話と音楽が受信できる「マルチポイント」機能を装備。
「マルチポイント」機能では、例えばメインのスマホで音楽を聴いた後、停止して、もう一方の機器(スマホやPC)で音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられる。
メインのスマホが電話を着信した際には自動で通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることもできる。
2台の機器でヘッドホンを使う場面で接続の切り替えがいらなくて、どちらもシームレスにつかえてかなり快適。
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非日常の重低音をいつでも味わえる、クオリティ高いワイヤレスノイズキャンセリングヘッドセット
「ULT WEAR」の見た目は、ソニーのヘッドセットのスタイリッシュなボディを踏襲。
基本的には、すでに発売されている「WH-XB910N」の持つノイズキャンセリングや外音取り込み機能を持ちつつ、強烈な重低音をブーストできること。
普段はいつもどおりにリスニングできるとして、「ULTボタン」をポンと押すだけでライブで味わったあの重低音を味わえる。
「ULT1」は、ごく自然に低音を強調する感覚で常用しても楽しめるし、「ULT2」はアリーナの最前列で重低音を浴びているような想像以上のグルーヴが押し寄せる。
ここまでやるかというくらいの重低音っぷりで、元の音源を破綻させかねないところもあるけれど眠気も吹き飛ぶほどにパワフル。
重低音のレベルをかんたんに切り替えて楽しめるというのは実にシンプル。
そうすると音質は大したことないんじゃないか?と思ってしまうけれど、40mmのドライバーユニットとソニーのヘッドセットのフラッグシップモデルに備わる統合プロセッサーV1を備えているだけあって、1000Xシリーズにより低音に存在感を持たせて立体感・弾力感があるというイメージ。
しかも、ボーカルの声が埋もれることなく中高域とのバランスも良い。
ちゃんと高音質を味わえる。
「から、ノイキャン性能も上がっていて、マイク性能がよくなったことで外音の取り込みも、通話品質も良くなっている。 」
装着検出もしてくれる便利さと、ノイキャンをONにしても30時間も持つスタミナっぷりといいワイヤレスノイズキャンセリングヘッドセットとしてのクオリティはかなり高い。
ソニーのフラッグシップモデルといえば、
で揺らぐことはないとしても、最大のハードルはその価格。5万円以上はさすがに手が届かないと諦めていたところに、3万円で手の届く納得の「ULT WEAR」を手に入れることができる。
”重低音”はあくまでも日常を非日常に変えてくれるスパイスとして、スタンダードに選べるワイヤレスノイズキャンセリングヘッドセットが登場したといえる。
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●「ULT POWER SOUND」シリーズラインナップ
ワイヤレスポータブルスピーカーULT FIELD 1(SRS-ULT10)
ソニーストア販売価格:19,800円(税込)
●長期保証サービス(3年ベーシック)付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
ワイヤレスポータブルスピーカーULT FIELD 7(SRS-ULT70)
ソニーストア販売価格:66,000円(税込)
●長期保証サービス(3年ベーシック)付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
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