オールインワンノートPCのVAIO S15がソニーストアで販売終了。VAIO現行機で唯一のディスクドライブ内蔵全部入りモデルが終わってしまった。
第12世代インテル Core プロセッサーを搭載、最大14コア20スレッドを搭載可能なA4フルノートPC「VAIO S15」について、ソニーストアでの販売が終了した。
ディスクドライブ搭載や、。第4世代ハイスピードSSD、DDR5メモリーを搭載するほか、USB Type-CはThunderbolt4、USB Power Delivery に対応。
「やりたいこと、全部入り(オールインワン)。」としていたモデルで、汎用性の高さが定評のモデル。
ソニーストアでは販売終了しているが、VAIO公式オンラインストアでは販売継続している。
・「VAIO S15」, 「VAIO S15 | ALL BLACK EDITION」 | VAIO(パーソナルコンピューター) | ソニー
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目次
●パフォーマンスと拡張性を備えた大画面モデル「VAIO S15」。
「VAIO S15」は、一般向けのA4ノートPCと比べると高額となるものの、カスタマイズ次第でパフォーマンスの高いHプロセッサーの搭載。
メモリー最大64GBやストレージにSSDとHDDをハイブリッドで搭載できるなど、超ハイパフォーマンスなPCへとカスタマイズできるのが特徴。
「VAIO S15」のポイントをピックアップすると以下のようなものがある。
・プロセッサーには、Intel製第12世代 Core Hプロセッサー(PBP 45W)(14コア[P:6コア、E:8コア]、20スレッド)を選択可能。
・メインメモリーに最大で大容量かつ高速対応のDDR5 最大64GBを選択可能。
・ストレージに第四世代ハイスピードSSDと、追加のHDDを選択可能。「SSD+ HDD」のデュアルドライブへのカスタマイズも可能。
・大画面高精細な4K HDR ディスプレイを選択可能。
・BDドライブを搭載可能。(Ultra HD ブルーレイは非対応)
・Thunderbolt™ 4対応 USB Type-C™ 搭載。
・USB Type-CによるPD充電に対応。
・トリプルディスプレイ出力に対応。
・HDMI 2.0bに対応して4K60Hzの出力が可能に。
・Wi-Fi 6Eに、対応可能。
・アルミパームレスト、打鍵感を改善したフルキーピッチ/フルサイズキーボード、テンキー搭載。
・2ボタン付き、面積を拡大したタッチパッド。
・利用頻度の高い新旧インターフェイスをフル装備。
・VAIO User Sensing、AIノイズキャンセリング機能、ビデオ会議機能の強化。
「VAIO S15」は、「ALL BLACK EDITION」をチョイスした場合、プロセッサーにデスクトップクラスのパフォーマンスの高さをもつIntel製第12世代Core HプロセッサーのCore i9-12900HKを搭載。
通常モデルの場合は、Hプロセッサーの他、i3のUプロセッサーを選択可能。
PBP(Processor Base Power) 45Wという発熱量の高さに加えて、最上位のCore i9-12900HK(Pコア最大5.0GHz/Eコア最大3.8GHz)は物理的にPコアが6コア、Eコアが8コアの計14つのコアをもち、実処理では20スレッドで動作する。
前モデルのIntel製第9世代Core HプロセッサーCore i9-9980HKの8コア16スレッドから大幅に増加しているため、CPU性能については第12世代となったことで大幅に向上している。
第12世代でも十分性能向上しているので、第13世代モデルがなくても問題なかった。
一方でGPU性能は控えめ。
CPUに見合うGPU性能がほしければ専用のGPUを内蔵しなければならないが、VAIOにはその選択肢がなかった。
ただしYOUTUBEの動画再生などの高画質配信で使われているAV1コーデックにハードウェアが対応しているため、快適に再生できる。
GPU性能を上げたいのであれば、「VAIO S15」は、Thunderbolt4、USB Power Delivery対応のUSB Type-C端子を搭載しているので、外付けGPUを別途用意する選択肢もあり弱点をなくすこともできる。
「VAIO S15」は、光学ドライブも搭載している。
「ブルーレイ対応の光学ドライブ」または「DVDスーパーマルチドライブ」の搭載が可能だが、前モデルでは「Ultra HD BD対応の光学ドライブ」を選択可能だったが、新モデルではカスタマイズから外れている。
というのも、プロセッサがUltra HD BDコンテンツの再生に対応しなくなってしまったため、搭載されなくなったものだと思われる。
ディスクドライブ不採用は、時代の流れとも言えるため、VAIO S15が後継モデルの発表もなくソニーストアで販売終了した理由の一つとも言えそう。
画像はVAIO S15(2020年11月発売モデル) |
「VAIO S15」は、15.6インチディスプレイを搭載。
ディスプレイ上部のベゼルには大型のWi-Fiアンテナを載せていながらも、強度もしっかりと確保したうえで狭ベゼルを維持。
「VAIO S15」のディスプレイカスタマイズは、フルHD(1920x1080)と4K HDR(3840×2160ドット)からの選択できた。
4K解像度ディスプレイ(3840×2160ドット)に、明るさの表現力を拡張する「HDR(ハイダイナミックレンジ)」と、Adobe RGBカバー率100%。
HDRは従来のSDRに比べてより広い明るさの幅を表現できて、明るい部分と暗い部分のどちらの階調も犠牲にすることなく、より自然でリアルな描写が可能。
前モデルでは、4K HDRディスプレイを選択した場合のみ、最新立体音響技術「Dolby Atmos」に対応していたが、新モデルでは全てのモデルで対応となる。
「Dolby Atmos」に対応した映像や音楽コンテンツを視聴するさいには、まるで音に包み込まれるようなリアルなサウンドが楽しめる。
キーボードは、19mmフルキーピッチ/フルサイズキーボード。
テンキーについては、本体のフットプリントがスリム化したこともあって16mmと若干小さくなっている。
また、「VAIOの設定」から、左右Ctrlキー/Fnキー/Caps Lockキーの入力をカスタマイズしたり、ファンクションキーによく使うアプリケーションの一発起動を登録といったこともできる。
タッチパッドは比較的大型の高精度タッチパッドなので思わない挙動に悩まされることもない。
Windows 11ジェスチャーに対応する。
左右に2分割された物理に押せるボタンもあるので、確実にクリックできる。
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●ユーザーがやりたいことの減少、全部入りの要件が緩和されてきた時代
VAIO S15は、ソニーストアでは販売が終了したがVAIO公式ショップなどでは現時点で販売が継続されている。
全部入りで普通に使う分には困らない性能を有しているけれど、専用GPUを装備していないためGPU性能が他の部分の足を引っ張ることも多い。
ディスクドライブ内蔵モデルを欲しているユーザーが減少しているものの、搭載モデルが全く無くなるのは残念なので何かしらVAIO F16あたりの性能で継続して欲しい。
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●VAIOラインナップ
「VAIO S13」ラインナップ
「VAIO S13」<13.3 型ワイド 個人向けモデル>(2023年9月発売モデル)
VJS1351
[13.3型ワイド液晶]
カラー:ブロンズ、ブラック
ソニーストア販売価格:159,800円(税込)~
※Core i3-1315U (1.20GHz) + メモリー 8GB +スタンダードSSD(暗号化機能付) 256GB
・16:10 ディスプレイを搭載した13.3型モバイルPC「VAIO S13」2023年モデルレビュー。性能の確認や、ソニーストア、VAIOストア、法人向けモデルの違いも解説。
「VAIO F14」ラインナップ
厳選機能の「定番」PC。スタンダードな大画面モバイルを求める人へ。「VAIO F14」
VAIO F14(2023年6月発売モデル)
VJF1411
ソニーストア販売価格:131,800円(税込)~
Windows 11,Core i3-1315U(6コア/8スレッド),メモリー8GB(オンボード)、スタンダードSSD(暗号化機能付) 256GB,Officeなし構成
カスタマイズ可能
「VAIO F16」ラインナップ
厳選機能の「定番」PC。スタンダードな大画面PCを求める方へ。「VAIO F16」
VAIO F16(2023年6月発売モデル)
VJF1611
ソニーストア販売価格:136,800円(税込)~
Windows 11,Core i3-1315U(6コア/8スレッド),メモリー8GB(オンボード)、スタンダードSSD(暗号化機能付) 256GB,Officeなし構成
カスタマイズ可能
「VAIO SX14」ラインナップ
大画面モバイル「VAIO SX14」<14.0 型ワイド 個人向けモデル>(2023年モデル)
VJS1461
[14.0型ワイド液晶]
カラー:アーバンブロンズ、ブライトシルバー、ファインホワイト、ファインブラック
ソニーストア販売価格:199,800円(税込)~
Core i3-1315U(1.20GHz)、 メモリー8GB、スタンダードSSD256GB
大画面モバイル「VAIO SX14」<14.0 型ワイド 個人向けモデル>|ALL BLACK EDITION(2023年モデル)
VJS1461
[14.0型ワイド液晶]
カラー:ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:264,801円(税込)〜
※i7-1360P(12コア16スレッド)、メモリ16GB、ストレージ256GB
大画面モバイル「VAIO SX14」<14.0 型ワイド 個人向けモデル>| 勝色特別仕様(2023年モデル)
VJS1461
[14.0型ワイド液晶]
カラー:勝色特別仕様
ソニーストア販売価格:269,801円(税込)〜
※i7-1360P(12コア16スレッド)、メモリ16GB、ストレージ256GB
「VAIO SX12」ラインナップ
新スタンダードモバイル「VAIO SX12」<12.5 型ワイド 個人向けモデル>
VJS1261(2023年モデル)
[12.5型ワイド液晶]
カラー:アーバンブロンズ、ブライトシルバー、ファインホワイト、ローズゴールド、ファインブラック
ソニーストア販売価格:199,800円(税込)~
Core i3-1315U(1.20GHz)、 メモリー8GB、スタンダードSSD256GB
「VAIO SX12」<12.5 型ワイド 個人向けモデル>|ALL BLACK EDITION(2023年モデル)
VJS1261
[12.5型ワイド液晶]
カラー:ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:264,801円(税込) 〜
※i7-1280P(14コア20スレッド)、メモリ16GB、ストレージ256GB
「VAIO SX12」<12.5 型ワイド 個人向けモデル>| 勝色特別仕様(2023年モデル)
VJS1261
[14.0型ワイド液晶]
カラー:勝色特別仕様
ソニーストア販売価格:269,801円(税込)〜
※i7-1360P(12コア16スレッド)、メモリ16GB、ストレージ256GB
VAIO製ワイヤレスマウス「VJ8MS1A」
カラーと型番:VJ8MS1AL(ネイビーブルー)・VJ8MS1AW(ウォームホワイト)・VJ8MS1AB(ブラック)
質量:約60g(乾電池含まず)
サイズ:約 62.2 x 32.3 x 100.0 mm (幅 x 高さ x 奥行き) (突起部含まず)
ソニーストア販売価格:3,850円(税込)
※VAIO本体と同時購入で3,000円(税込)に!
・待望のVAIOマウスをゲットだぜ!BluetoothとUSBレシーバーに両対応、予想外に質感もよくてVAIOノートと一緒に使いたくなるワイヤレスマウス。
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●のぞき見防止フィルター(VAIO SX12/14、VAIO S13用)
VJ9LFG12(12.5型ワイドVAIO SX12向け)
VAIOストア販売価格:5,500円(税込)
対応機種:VAIO SX12(VJS124シリーズ、VJS125シリーズ、VJS126シリーズ)、VAIO Pro PJ(VJPJ21シリーズ、VJPJ22シリーズ、VJPJ23シリーズ)
VJ9LFG13(13.3型ワイドVAIO S13向け)
VAIOストア販売価格:6,600円(税込)
対応機種:VAIO S13(VJS134シリーズ)、VAIO Pro PG(VJPG21シリーズ)
VJ9LFG14(14.0型ワイドVAIO SX14向け)
VAIOストア販売価格:7,700円(税込)
対応機種:VAIO SX14(VJS144シリーズ、VJS145シリーズ、VJS146シリーズ)、VAIO Pro PK(VJPK21シリーズ、VJPK22シリーズ、VJPK23シリーズ)
画面サイズが大きくなるにつれ、+1,100円ずつ価格が高くなっている。
付属の爪型ガイドシールを四隅に貼り、フィルターを間に差し込むタイプ。
ソニーストアでご購入
ソニーストア (web)でご購入のさいに、以下バナーを経由してお買い上げいただくことで、当店の実績となります。
ソニーストア 直営店舗でご購入の場合
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入のさいに、
スタイリストさんにショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。