VAIO(株)10周年という節目に登場した「VAIO SX14-R」レビュー。スペックだけじゃない使い勝手の良さと愛用したいと思えるボディを宿したモバイルPC。
その記念すべき10周年に、モバイルPCの最上位モデルとしてCore Ultraプロセッサーを搭載した「VAIO SX14-R」が登場。
最初は、VAIO SX14の後ろに”R”が付いて、プロセッサーを入れ替えたマイナーチェンジじゃないのか?と思っていた。
けれど、調べていくうちにこれは完全に新しいモデルだ!と言えるくらいに各所に改良されていて、即買いしてしまった。
ちなみに、”R”は、”Revolution”を意味するらしく、「VAIO SX14-R」はSXシリーズの上位モデルという位置づけになる。
しかも12インチのモデルは存在せず、14インチモデルのみ。
・VAIO(パーソナルコンピューター)|ソニーストア
・最新世代プロセッサーを搭載するVAIO SX12・SX14の新モデル発表 美肌効果機能、インテル Unison等の快適なコミュニケーションを実現する機能を新搭載
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目次
●立体成型カーボン採用のボディデザイン。
届いた輸送箱をみると、安曇野FINISH の印刷が入っていたり、VAIOロゴのテープでとめてあってすぐにソレだとわかる。
最近はパッケージも簡略化されているけれど、ALL BLACK EDITIONと勝色特別仕様だけは、専用のパッケージに入っている。
中身はシンプルで、本体以外に入っているのは、ACアダプターと、VAIOロゴ入りのクロス、安曇野FINISHのスタンプが押されたカードのみ。
新色の「ディープエメラルド」がとても新鮮で、たまには違うカラーにしてみようとポチる寸前まで悩んでしまったけど、最終的には”10周年特別仕様モデル”と”数量限定”という名目に心がひっぱられて事もあって「勝色特別仕様」を選んた。
<購入した本体仕様>
VJS4R18
・カラー:勝色
・OS – Windows 11 Home 64ビット
・プロセッサー:Core Ultra 7-155H(16コア/22スレッド)
・メモリー :メモリー32GB
・ストレージ:第四世代 ハイスピードSSD 512GB(PCIe NVMe 暗号化機能付き)
・ディスプレイ:14.0型ワイド 16:10 タッチディスプレイ(WQXGA 2560×1600)アンチグレア
・キーボード:日本語配列(隠し刻印、かな文字なし)
・バッテリー:標準バッテリー
・カメラ:AIビジョンセンサー搭載9.2MP カメラ Windows Hello 顔認証対応
・指紋認証機能:あり
・TPMセキュリティチップ:搭載
・ワイヤレスWAN:あり(5G)
「VAIO SX14-R」 とVAIO SX14(2023) の勝色特別仕様モデルを並べてみた。
VAIO SX14(2023)の勝色はダークな紺色に対して、「VAIO SX14-R」 は紫よりになったことと少し明るくなったことで以前よりも色味を感じられる。
でさらにマットでサラサラした質感になった事もあって天板への指紋は目立ちにくくなっている。
VAIO SX14 を歴代使ってきて代わり映えしないボディに退屈さを感じていたけれど、今回は今までとはまるで違う、これはカッコイイじゃないか!と心が叫んでいる。
そのかっこよさの象徴の一つが閉じたときの姿。
VAIO SX14(2023)のまっすぐにのびたオーナメントは少し丸みを帯びていて、天板はカーボン天板と樹脂パーツとで2分割されていた。
これはこれで悪くはないのだけど、ノートPCの定番というか昔からあるVAIOノートをずっと引き続いているような感覚がつきまう。
けれど、「VAIO SX14-R」は、まず天板の板が完全に一枚板になってノイズがないこと。
そして、VAIO Z を彷彿させるクサビ形になってそこに一本のラインでつながったオーナメントもあわせて超スタイリッシュ。
しかもパッと見た感じでわかりにくいけれど、「VAIO SX14-R」の天板と底面の外装はともに、新しく開発された熱可塑性カーボンプレートに。
VAIO Zは全身フルカーボンだけれど、VAIO SXシリーズ は天板のみカーボンで底面は樹脂製というのがお決まりだった。
ところがどっこい閉じたときに、上下合わさった状態で両面ともに熱可塑性カーボンプレートでがっちり守られたボディになった。
熱可塑性カーボンプレートは、同じ重量であればマグネシウム合金の約2.9倍の剛性を持っていて、MIL規格の耐久性を備えつつも軽量化している。
ひとつ誤算だったのは重量。
「VAIO SX14-R」は、最軽量で約999gと謳われているので物凄い軽いイメージが先行していた。
けれど、実際に自分のカスタマイズした本体の重さは約1,104gだった。
前モデルよりも軽くなるぜ!と勝手に思い込んでしたら、なんと4g増えていた(汗
ここはカスタマイズによって重量が変わるという事を理解しておいたほうが良い。
結構な変化となっているのが、ディスプレイのアスペクト比。
VAIO SXシリーズ は16:9だったものから「VAIO SX14-R」 は16:10になった。
それにともなってボディサイズの高さ方向に少し大きくなっている。
だがしかし、ベゼルが細くなってるじゃないですか!
確かベゼルの上部の太さには理由があって、ココにはアンテナやカメラモジュールがひしめき合っているせいで仕方ないよねと思っていたのに、「VAIO SX14-R」 のベゼルは細くなっていて見た目の野暮ったさがなくなっている。
再用意しているディスプレイパネルも変更に。
ベースモデルは、VAIO SXシリーズ がフルHD(1920x1080)、「VAIO SX14-R」はWUXGA(1920×1200)。
そしてオプション選択として、VAIO SX14の最大の特徴でもあった4K(3840x2160)がなくなって、「VAIO SX14-R」ではタッチ対応のWQXGA(2560×1600)になった。
それこそ 超高解像度の4Kディスプレイこそ至高!と思っていたけれど、14インチサイズで100%表示にして視認できるわけもなく、結局は150%~200%表示に拡大して使っていたという事実。
それもあって、WQXGAでも全く問題ないよと納得。(フルHDだとさすがに作業領域は狭すぎる。)
いや実際使ってみると2560×1600の100%表示でもかなり細かいのね!と慌てて、125%表示で使っている自分がいる。
タッチパネルについても昔の自分ならそんなもの邪道だ!と拒否していたけれど、さすがに世の中指で触れてしまえるディスプレイがありふれてそれにすっかり慣れてしまった今となっては自然とタッチして動いてくれるとこれはこれで良かったりもする。
触ると指紋がうっすらつくという弊害はあるけれど。
ディスプレイは180°まで開けるので接地させた状態で使うこともできるけれど、天板に傷をつけなくないのであまりやりたくない。
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●Thunderbolt 4を左右に2基搭載。電源供給含めてスマートな運用が可能。
「VAIO SX14-R」の端子位置も改良されていて、嬉しいのは左右にそれぞれUSB Type-A端子とUSB Type-C端子が配置されていること。
しかも、USB Type-C端子の仕様はどっちも、Thunderbolt™ 4、USB Power Delivery 、USB4®、USB 3.2、DisplayPort™ 2.1。
VAIO Z は両サイドにUSB Type-C はあるけれど他の端子をなくしすぎて実用として不便な時が多々あったし、 VAIO SX14は右側にしかUSB Type-Cケーブルがつなげられなくて充電しようとしたときにかなりイライラすることがあった。
その両モデルの不満がやっと解消された。
搭載端子は、以下の通り。
右側搭載端子
・USB Type-C x1(Thunderbolt™ 4、USB Power Delivery 、USB4®、USB 3.2、DisplayPort™ 2.1)
・有線LAN x1(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)
・HDMI端子 x1(4096×2160/60Hzまたは3840×2160/60Hz)
・USB Type-A x1(5Gbps (USB 3.0) 給電機能付き)
・ステレオミニ端子(ヘッドセット対応)×1
左側搭載端子
・USB Type-C x1(Thunderbolt™ 4、USB Power Delivery 、USB4®、USB 3.2、DisplayPort™ 2.1)
・USB Type-A x1(5Gbps (USB 3.0) )
・セキュリティーロックスロット
パームレストは従来と変わらずアルミの位置枚板はそのまま。
ここはあいかわらず皮脂のあとがつきやすくて、拭き取る作業が発生する。
タッチパッドとボタンについては、VAIO SX14(2023)ではブラックだったものから、「VAIO SX14-R」ではブルー系に塗装されている。
アルミ素材と樹脂素材では同じ色にはなっていないけれど、同系色になって統一感が上がっている。
なんとキーボードについても「VAIO SX14-R」から刷新されている。
内部構造を見直して打鍵音の静音化が増していて、ガタつきをより抑えたことでより耳障りな音が減っている恩恵にプラスして、グラつきもさらになくなってより安定してタイピングしやすくなった。
キートップにはフッ素含有UV硬化塗料を施しているので、指紋のテカりも目立たなくなってる。
付属するType C ACアダプター「VJ8PD65W4」。
パワー半導体素材GaN(窒化ガリウム)を採用した小型大容量ACアダプターで、最大電力は65W。
2022年モデルに付属していた同じ形状のType C ACアダプター「VJ8PD65W」はプラグが飛び出したまま固定されていてちょっと使う気になれなかった。
今回新しくなった「VJ8PD65W4」は、プラグが収納式になってくれたので持ち運びしてもカバンの中で他のものを傷づけたりする心配もなくなった。
もちろん、USB type-C端子からPower Delivery に対応したモバイルバッテリーや他社製のACアダプタからの電源供給も可能。
急速充電にも対応しているため、1時間で約65%まで充電できる。
さらに今回、バッテリーの容量が2パターンから選べる。
外見上の見かけはかわらないままで、よりスタミナ性能を優先して「大容量バッテリー」か、本体質量の軽さを優先して「標準バッテリー」のいずれかから選べる。
<WUXGAモデル>
大容量バッテリー:最大約16時間/38時間(動画再生時/アイドル時)
標準バッテリー :最大約11時間/27時間(動画再生時/アイドル時)
<WQXGAモデル>
大容量バッテリー:最大約13時間/28時間(動画再生時/アイドル時)
標準バッテリー :最大約9.5時間/20時間(動画再生時/アイドル時)
また本体のソフトウェアから、パフォーマンスに影響するCPUとファンの動作モードの他、省電力設定や、CPUパフォーマンスを一括で変更できる「バッテリー節約設定」を利用して、バッテリー駆動時に、長時間快適に利用できるように、PC全体を制御することもできる。
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●最上位モデルは5G搭載可能、Wi-Fi 7に対応。
Wi-Fiは、最新のWi-Fi 7に対応。ちゃんと最新規格に対応しているのは素直に嬉しい。
モバイルデータ通信機能は、カスタマイズ時に[5G]もしくは[4G LTE]の2タイプから選べる。
国内主要3キャリアのモジュールの認証も確認済み。
ディスプレイ上端にアンテナを配置することでLTE/Wi-Fi の電波を感度良く受信することが出来る。
SIMスロットは底面にあって、物理的にSIMカードをさす方式。
対応SIMカードはnanoSIMで、スマホとの共用もできる。
そして、今回のモバイルデータ通信機能の最大ウリは、物理SIMだけじゃなくeSIMにも対応したこと!
複数のSIMを利用するデュアルSIMシングルスタンバイもできる。
例えば、基本料金が無料なpovo のようにトッピングできるデータ通信を導入すれば、出張のときだけ課金すればいいとか使い道も広がる。
対応しているバンドは、以下の通り。
3G対応(バンド:1,2,4,5,8)
4G LTE対応(バンド:1,2,3,4,5,7,8,12,13,14,17,18,19,20,25,26,28,29,30,32,38,40,41,42,43,46,48,66,71)
5G対応(バンド:n1,n2,n3,n5,n7,n8,n20,n25,n28,n30,n38,n41,n48,n66,n71,n77,n78,n79)
主要なバンドを網羅しているため、基本的にどのキャリアのSIMを利用しても快適に利用できるところは、SIMフリーモデルのXperiaと通じるものがある。
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●Intel Core Ultraプロセッサー「Raptor Lake」を採用。
「VAIO SX14-R」の進化点として待ち望んでいた、インテル® Core™ Ultra プロセッサーをVAIOとして初めて搭載。
CPU性能として、VAIO SX14(2023年)比で131%アップ、VAIO SX14(2020年)から335%アップとされている。
GPU性能も従来モデルからは151%の性能向上が見込まれる。
選択出来るプロセッサーの性能はそれぞれ以下のとおり。
・インテル® Core™ Ultra 7 155H プロセッサー
合計16コア(Pコア:6コア、Eコア:8コア、 LP Eコア:2コア)、22スレッド
Intel® Arc™ graphics(Xeコア:8コア)
・インテル® Core™ Ultra 5 125H プロセッサー
合計14コア(Pコア:4コア、Eコア:8コア、 LP Eコア:2コア)、18スレッド
Intel® Arc™ graphics(Xeコア:7コア)
Core Ultra 7 155H |
2023年モデル Core i7-1370P |
2022年モデル Core i7-1260P |
2022年モデル Core i5-1240P |
2021年モデル Core i7-1195G7 |
タスクマネージャーを比べてみると、Core™ Ultra プロセッサーは、コアとスレッドの数は今までで最多。
加えて、L1、L2、L3キャッシュも増大したことによるパフォーマンスも期待できる。
CPUパフォーマンスをベンチマーク比較
さて、どれほどのパフォーマンスを発揮するのか、プロセッサーのベンチマークアプリ「CINEBENCH R23」で計測。
「CINEBENCH R23」は繰り返し動作を行うため、一過性の瞬発力のみならずプロセッサーの持続性能も結果として現れる。
「VAIO SX14-R」は「Intel Core™ Ultra 7 155H 」を搭載して、どれほどのスコアがでるのか?
比較対象として他4機種も掲載。
・VAIO SX14(2023年モデル)「Intel Core i7-1370P」
・VAIO SX14(2022年モデル)「Intel Core i7-1260P」
・VAIO SX14(2021年モデル)「Intel Core i7-1195G7」
・VAIO Z (2021年モデル)「Intel Core i7-11375H」
VAIO SX14-R(Intel Core™ Ultra 7 155H ) |
VAIO SX14(2023年モデル)(Intel Core i7-1370P) | VAIO SX14(2022年モデル)(Intel Core i7-1260P) |
VAIO SX14(2021年モデル)(Intel Core i7-1195G7) | VAIO Z (2021年モデル)(Intel Core i7-11375H) |
●VAIO SX14-R
Intel Core™ Ultra プロセッサー「Meteor Lake」TDP 28W
Core Ultra 7 155H(P:6コア、E:8コア、LP Eコア:2/22スレッド)(P:1.4GHz、E:900MHz、LPE:700MHz) / 最大P:4.8GHz、E:3.8GHz、LPE:2.5GHz)
・マルチコア ・・スコア:13713 pts
・シングルコア・・・スコア:1778 pts
●VAIO SX14(2023年モデル)
第13世代 Intel Coreプロセッサー「Raptor Lake P」TDP 28W
Core i7-1370P(P:6コア、E:8コア/20スレッド)(P:1.9GHz、E:1.4GHz) / 最大P:5.2GHz、E:3.9GHz)
・マルチコア ・・スコア:9599 pts
・シングルコア・・・スコア:1804 pts
●VAIO SX14(2022年モデル)
第12世代 Intel Coreプロセッサー「Alder Lake P」PBP 28W
Core i7-1260P(P:4コア、E:8コア/16スレッド)(P:2.1GHz、E:1.5GHz) / 最大P:4.7GHz、E:3.4GHz)
・マルチコア ・・スコア:8067 pts
・シングルコア・・・スコア:1661 pts
●VAIO SX14(2021年モデル)(VJS144)
第11世代 Intel Coreプロセッサー「Tiger Lake U」TDP 28W
Core i7-1195G7(4コア/8スレッド)(2.9GHz / 最大5.0GHz)
・マルチコア ・・スコア:5855 pts
・シングルコア・・・スコア:1625 pts
●VAIO Z(2021年)
第11世代 Intel Coreプロセッサー「Tiger Lake H」TDP 35W
Core i7-11375H(4コア/8スレッド)(3.0GHz / 最大5.0GHz)
・マルチコア ・・スコア:6702 pts
・シングルコア・・・スコア:1586 pts
ベンチマーク結果のシングルコアテストだけでみるとPコアの動作周波数の高いCore i7-1370Pのスコアが最も高い。
とはいえCore Ultra 7 155Hとのスコアはほぼ誤差。
そしてマルチコアテストとなると飛び抜けてCore Ultra 7 155Hのスコアが高く、その差は144%にもなる。
恐ろしいことに、2011年に登場したVAIO Z の第11世代とはいえTDP35WのHコアプロセッサーと比べると2倍超えのスコアというのは衝撃的である。
内蔵GPUの性能をベンチマークでテスト
インテル® Core™ Ultra プロセッサーは、CPU内蔵のGPUに「Intel® Arc™ graphics」を搭載。
Xeコア8基、レイトレーシングユニット8基、ベクトルエンジン128基というスペックを持っていて、今まで弱いとされていたCPU内蔵GPUのグラフィック性能が爆上がりしている。
グラフィック系ベンチマークテストで以前のモデル含めて比較してみる。
VAIO SX14-R(Core Ultra 7 155H) | VAIO SX14(2023年モデル)(Intel Core i7-1370P) |
ベンチマークテストとして、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」で、「1920×1080 高品質(デスクトップPC)ウィンドウモード」を走らせてみた。
●VAIO SX14-R(Core Ultra 7 155H)
スコア:5788(普通)
●VAIO SX14(2023年モデル)(Core i7-1370P)
スコア:4846(普通)
VAIO SX14-R(Core Ultra 7 155H) | VAIO SX14(2023年モデル)(Intel Core i7-1370P) |
次に「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」では、「標準品質 1920×1080 ウィンドウ」を実行。
●VAIO SX14-R(Core Ultra 7 155H)
スコア:3041(普通)
●VAIO SX14(2022年モデル)(Intel Core i7-1370P)
スコア:2359(重い)
●VAIO SX14(2022年モデル)(Intel Core i7-1260P)
スコア:2097(重い)
グラフィック性能を必要とするゲームベンチではさらにCore™ Ultra プロセッサーの真価を発揮。
かつては重いと言われていたFF14がフルHD(デスクトップ高品質)でも問題なくプレイできるレベルにきて、スコアも高く安定して動作。
プロセッサー内蔵GPUでプレイするにはかなり負荷が高いFF15ですらまともにプレイできるところまで来ている。
VAIO SX14-R(Core Ultra 7 155H) | VAIO SX14(2023年モデル)(Intel Core i7-1360P) |
格闘ゲームの「STREET FIGHTER 6 ベンチマーク」も試してみた。
・VAIO SX14-R(Core Ultra 7 155H)
NORMAL 1920×1080
スコア:50/100(設定変更が必要です)
平均フレームレート:30.16FPS、41.42FPS、38.73FPS
LOW 1920×1080
スコア:100/100(快適にプレイできます)
平均フレームレート:59.17FPS、30.00FPS、29.99FPS
VAIO SX14(2023年モデル)(Intel Core i7-1370P)
NORMAL 1920×1080
スコア:20/100(動作困難です)
平均フレームレート:20.48FPS、22.00FPS、23.31FPS
LOW 1920×1080
スコア:76/100(問題なくプレイできます)
平均フレームレート:30.08FPS、29.40FPS、27.96FPS
ストリートファイター6を、[フルHD:NORMAL]でのプレイはCore Ultra 7 155Hでも正直難しいけれど、以前のプロセッサーのように全くお話にならないという状態から一変。
[フルHD LOW]とすれば快適にプレイできるまでのグラフィック性能を発揮している。
CPU内蔵GPUでそもそもゲームプレイするのはありえないと言われていた事からすると劇的な改善といえる。
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●第4世代ハイスピードSSD NVMe PCIe Gen.4 ストレージ、最大64GBまで搭載可能になったメモリー。
第四世代ハイスピードSSD 512GB | スタンダードSSD 256GB |
ストレージは、256GB、512GB、1TB、2TBから選べる。
リーズナブルなスタンダードSSD 256GB よりも上位は、第4世代ハイスピードSSD NVMe PCIe Gen.4 となる。
<選択できるSSD>
・第四世代ハイスピードSSD 2TB(PCIe NVMe 暗号化機能付き)
・第四世代ハイスピードSSD 1TB(PCIe NVMe 暗号化機能付き)
・第四世代ハイスピードSSD 512GB(PCIe NVMe 暗号化機能付き)
・スタンダードSSD 256GB(PCIe NVMe 暗号化機能付き)
第四世代ハイスピードSSD 512GB | スタンダードSSD 256GB |
ストレージ性能を「CrystalDiskMark 8.0.4」で計測してみた。
第四世代 ハイスピードSSD(NVMe)は強烈な速さで、シーケンシャルリード(読み込み)で6GB/s、シーケンシャルライト(書き込み)で4GB/sを余裕で超えるスピード。
256GBを選択した場合、スタンダードSSDとなって、読み書きともに下がってしまうため、容量ともに速度にこだわるのであれば512GB以上をチョイスしたほうが良い。
メモリーについては、広帯域メモリーLPDDR5Xを採用して、最大64GBまで搭載できるようになった。
やたらとメモリーを食う動画や画像編集やたくさんのアプリも多く、同時使用した結果としてメモリー上限に近づくと動作があきらかに緩慢になるのがPCのお約束。
ノートPCでデュアルチャンネルの高速かつ大容量なメモリーが搭載できるため、プロセッサーと同様に重視したい。
メモリーは基板に直付けで、後からの交換は不可能なため、購入時に大容量を搭載しておくのが常套手段。
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●スペックだけじゃないその使い勝手の良さと、愛用したいと思えるボディを宿したモバイルPC
VAIOとしてみれば待望のCore Ultaraプロセッサーを採用した「VAIO SX14-R」。
今までのVAIO SX14シリーズとは明らかなプロセッサーのパフォーマンスの違い、特にグラフィック性能が上がってくれたことで、ノートPCでのボトルネックが底上げされた。
ストレージの速さはもとよりあったものの、メモリーも最大64GBまで載せられるようになった。
とはいえ基本的なスペックだけ見れば、これを上回る他のメーカーのノートPCはたくさんある。
あえてVAIOを選ぶうえで、まず性能が世の中に存在するPCと肩を並べるところの位置に来て欲しいというのが本音。
けれど自分の相棒として愛用するからこそ性能だけじゃなくてあらゆる要素でなるべく理想に近づいて欲しい。
WQHDは実用性として使える解像度で、アスペクト比も16:10になって縦方向の作業領域がふえていて使い勝手は実質上がっている。
4Kディスプレイに比べて裏でバッテリーの持ちとしても少なからず抑えられているし。
タッチパネルはぶっちゃけ使うようになったし、アンチグレアなディスプレイもとても見やすい。
左右にUSB Type-C端子が配置されたおかげで、どっちからも充電できるというのも地味どころかかなり嬉しい。
それにeSIMに対応してくれたことで、普段はWi-Fiのある仕事場や自宅で使っていても急な日帰り出張でもトッピングでどうにかなるというのもめちゃくちゃ便利。
そしてその佇まい。
web画像で見ていたよりも、実物のほうが数百倍カッコいいじゃないか!と思える。
ただのクラムシェル型のノートPCにときめいたのは久しぶりで、今回はかなりいい買い物をしたなと満足度が相当高い。
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●VAIO 14型ラインナップ
「VAIO SX14-R」ラインナップ
強く、速く、私らしく。大画面モバイルPC「VAIO SX14-R」(2024年11月発売モデル)
VJS4R1
[14.0型ワイド液晶]
カラー:アーバンブロンズ、ブライトシルバー、ディープエメラルド、ファインブラック
ソニーストア販売価格:259,800円(税込)~
Core Ultra 5 125H、 メモリー16GB、スタンダードSSD(暗号化機能付き)256GB
強く、速く、私らしく。大画面モバイルPC「VAIO SX14-R」(2024年11月発売モデル)|ALL BLACK EDITION
VJS4R1
[14.0型ワイド液晶]
カラー:ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:294,800円(税込)~
Core Ultra 7 155H、 メモリー16GB、スタンダードSSD(暗号化機能付き)256GB
強く、速く、私らしく。大画面モバイルPC「VAIO SX14-R」(2024年11月発売モデル)|勝色特別仕様(数量限定)
VJS4R1
[14.0型ワイド液晶]
カラー:ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:299,800円(税込)~
Core Ultra 7 155H、 メモリー16GB、スタンダードSSD(暗号化機能付き)256GB
「VAIO SX14」ラインナップ
大画面モバイル「VAIO SX14」<14.0 型ワイド 個人向けモデル>(2023年モデル)
VJS1461
[14.0型ワイド液晶]
カラー:アーバンブロンズ、ブライトシルバー、ファインホワイト、ファインブラック
ソニーストア販売価格:199,800円(税込)~
Core i3-1315U(1.20GHz)、 メモリー8GB、スタンダードSSD256GB
大画面モバイル「VAIO SX14」<14.0 型ワイド 個人向けモデル>|ALL BLACK EDITION(2023年モデル)
VJS1461
[14.0型ワイド液晶]
カラー:ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:264,801円(税込)〜
※i7-1360P(12コア16スレッド)、メモリ16GB、ストレージ256GB
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※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入のさいに、
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